対局日は12/18(月)、放送日が2024年1/21(日)。
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久保利明九段の略歴※'24年4月7日現在

生年月日:1975年8月27日(47歳)
1993年4月1日(17歳)プロ入り
出身地:兵庫県加古川市
竜王戦:1組(13期)
順位戦:B級2組(A級:13期)
得意戦法:振り飛車
藤井猛九段、鈴木大介九段と共に振り飛車御三家である
振り飛車の絶妙なさばきから『さばきのアーティスト』とも呼ばれる

タイトル歴
棋王3期(2008年第34期、2009年第35期、2010年第36期)
王将4期(2009年第59期、2010年第60期、2016年第66期、2017年第67期)

 

一般棋戦優勝歴
2003年NHK杯第53期
2017年第25期銀河戦

1986年10月(11歳)6級 奨励会入会

1989年5月(13歳) 初段

1991年12月(16歳) 三段

三段リーグ戦は2期、14勝4敗、2位昇段

1993年4月1日(17歳) 四段プロ入り

1994年度、第53期順位戦にてC級1組昇級決定

1995年4月1日(19歳) 五段

1998年11月25日(23歳) 六段

1999年度、第58期順位戦にてB級2組昇級決定

2000年度、第59期順位戦にてB級1組昇級決定

2001年度、4月1日(25歳) 七段

2002年度、第61期順位戦にてA級へ昇級決定

2003年度、4月1日(27歳) 八段

2007年度、第66期順位戦にてB級1組へ降級決定

2009年度、第68期順位戦にてA級へ昇級決定

2010年3月30日(34歳) 九段
※タイトル3期獲得により昇段

2011年度、第70期順位戦にてB級1組へ降級決定

2012年度、第71期順位戦にてA級へ昇級決定

2015年度、第74期順位戦にてB級1組へ降級決定

2016年度、第75期順位戦にてA級へ昇級決定

2019年度、第78期順位戦にてB級1組へ降級決定

2022年度、第81期順位戦にてB級2組へ降級決定

レーティング比較※'24年4月7日現在

藤井聡太竜王・名人【レーティング(1位:2126】
※'24年4月11日現在 対局数 勝率
通算 438 366 71 1 0.8375
2024年度 2 2 0 0 1.0000

※2023年度勝率は0.8518
※2022年度【最優秀棋士賞】【名局賞】【名局特別賞】受賞、最多勝利賞、勝率1位賞部門で1位獲得

久保利明九段【レーティング(50位)1667】
対局数 勝率
通算 1401 839 562 0.5998
2022年度 25 10 15 0.4000

※2022年度勝率は0.4750
未放送棋戦結果の反映などにより、勝敗数にズレが生じることがあります。
正確な勝敗数は日本将棋連盟HPの公式ページにてご確認ください。

※※レーティングについて※※簡単に説明すると・・・
  • 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
  • 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う

★所属クラス(A級~C級2組)で、大体の強さは想像できますが、所属クラスは必ずしも現在の強さを反映したものではないのに対して、レーティングは現在の強さを、対局毎に変動する数値で表現したものです

平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。

レーティング参考サイトはこちら

最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。

藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率

クラス別戦績
時間別棋戦戦績
1時間未満棋戦通算87勝18敗(0.8285)
棋戦別棋戦戦績
NHK杯通算16勝6敗(0.7272)

久保利明九段との対戦結果【過去対局(8勝3敗)非公式含】

日付 勝敗 対局時クラス 手番 戦型 手数 棋戦名
2023/12/18 B2 三間飛車 108手 第73回NHK杯3回戦第7局
2022/12/10 B1 三間飛車 90手 第1期新銀河戦決勝戦第2局
2022/12/10 B1 先手中飛車 90手 第1期新銀河戦決勝戦第1局
2021/9/1 B1 四間飛車 83手 第48期棋王戦挑決T
2021/7/6 B1 四間飛車 117手 第80期B1順位戦
2019/11/14 A 四間飛車 157手 第69期王将戦挑決L
2019/7/9 A 角交換四間飛車 146手 第27期銀河戦決勝T
2019/7/8 A 四間飛車 137手 第69回NHK杯
2019/7/5 A ゴキゲン中飛車 184手 第32期竜王戦本戦T
2019/3/11 A 四間飛車 184手 第90期棋聖戦二次予選
2017/12/05 A 先手中飛車 106手 将棋プレミアムフェス

 

2023/12/18※第73回NHK杯3回戦第7局

先手三間飛車からの急戦、久保九段の速攻にも乱れること無く的確に対応、中盤から徐々に有利へ、久保九段に反撃を許さず寄せ切り快勝、108手まで、久保九段投了。

2022/12/17※第1期新銀河戦決勝戦第2局

序盤から竜王ペースで進みましたが、中盤の難解な局面で互角へ。

そこから両者構想がぶつかる展開となりましたが、145手まで久保九段投了。

2022/12/10※第1期新銀河戦決勝戦第1局

90手まで、藤井竜王の快勝。

2022/9/1※第48期棋王戦挑決T

戦型は四間飛車からの対抗形へ。

序盤から徐々にリードを広げるも、中盤戦、竜王の飛車打ち(61.▲81飛)で形勢が一旦互角程度に戻りますが、最後は綺麗に17手詰。難解な局面、持ち時間差もあり83手まで、久保九段投了。

2021/7/6※第80期B1順位戦

藤井二冠は、序盤から難しく、39角~馬を作られる(32.▽84角成)のを軽視、進んで見ると、なかなか3筋を突破するには至らないので、88玉がどうだったかなと思っていたとのこと。

その後、44.31飛と寄られて、26歩か本譜の86角かを考えて、45.▲86角に対して46.▽51飛から裁きに来られるのが見えていなかったので、26歩の方が良かったかもしれませんとのことでした(悪手ではありませんでしたが、このときAI推奨は確かに26歩)。

61.▲23歩成から攻め合って少し駒得なので、若干手厚くなったかと、73.▲46銀と上がって攻めが繋がる形になったと、久保九段は、1手1手が難しく、本譜は一番受け辛い形で受けようとしてしまったとのこと。

2019/11/14※第69期王将戦挑決L

69.▲24歩まで、駒組から一転して、久保九段の自陣整備で離れ駒ができた瞬間に藤井七段(当時)、仕掛けました。

57.▲28馬~63.▲77金の構想が良く、藤井七段(当時)、やや指しやすそうな展開へ。

感想戦で、66.▽83銀が軽率(67.▲35歩を軽視されていたそうです)、これ以降はずっと悪いとのこと。

久保九段が終局間近と思われたあたり~怪しげな手で粘りますが、157手まで久保九段投了。

2019/7/9※第27期銀河戦決勝T

藤井七段(当時)が中盤までリードを保っていましたが、緩手が見られ久保九段がリードを奪います。

そのまま久保九段の正確な差し回しで、146手まで久保九段の勝利。

粘りも通用しませんでした。。

2019/7/8※第69回NHK杯

藤井七段(当時)、途中まで優勢を保っていましたが、112.▽65銀~久保九段ペースへ。

藤井七段(当時)の81桂を使わせず、久保九段優勢のまま終盤戦へ、25角で盛り返しましたが冷静に対処され押し切られ137手まで、久保九段勝利となりました。

2019/7/5※第32期竜王戦本戦T

藤井七段(当時)が序盤戦~リードを保ちながら進行していきました。

藤井七段(当時)がどう抑え込めるか?

という対局の中、久保九段の受けもすさまじく壮絶な終盤戦へ突入。

藤井七段(当時)が詰めろをかけた時点で 後手玉には長手数の詰みがあったようですが秒読みでは読み切れず185手まで、藤井七段(当時)勝利となりました。

2019/3/11※第90期棋聖戦二次予選

藤井七段(当時)が中盤で、49.▲63飛成を軽視された様子。。そこで時間を使わされてしまい、その後は少しずつミスが出てしまった対局となったようです。

127手まで、久保九段の勝利です。

局後は久保九段も『難しい将棋で、やっている方も分かっておらず、終盤も相当難しかった。ずっと熱戦だったと思います。』とコメントされてました。

2017/12/05※将棋プレミアムフェス※非公式戦

この対局は、持ち時間は20分、途中藤井四段(当時)が劣勢になる局面もありましたが、粘り勝ち。

終盤で久保王将(現九段)の読みにない好手を指し(96.▽7八飛打)、そのまま106手まで。

藤井四段(当時)の勝利となりました。

局後、久保王将(現九段)は...

『疲れました・・終盤の切れ味がすごく、やっぱり実力がある棋士だと感じた。』

『序中盤はまずまずの展開で指せたかなと思う。どんどん差が詰まったなという印象。どの手が悪かったのか・・気がついたら悪くなって、自玉が詰まされていた。』

とコメントされてました。

中継情報

NHKで10:30~