第69期王将戦、藤井聡太七段VS久保利明九段の対局模様をまとめています。

結果は157手、藤井七段(当時)勝利。
 
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目次

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藤井聡太七段VS久保利明九段、対局結果と棋譜

先手番:藤井聡太七段

後手番:久保利明九段

戦 型:四間飛車

1手~20手目棋譜

1.▲26歩
2.▽34歩
3.▲76歩
4.▽44歩
5.▲48銀
6.▽94歩
7.▲96歩
8.▽42飛
9.▲68玉
10.▽72銀
11.▲56歩
12.▽32銀
13.▲78玉
14.▽64歩
15.▲58金
16.▽33角
17.▲57銀
18.▽52金
19.▲36歩
20.▽62玉

 
20手目棋譜
20手目

21手~40手目棋譜

21.▲25歩
22.▽71玉
23.▲55角
24.▽63銀
25.▲88玉
26.▽43銀
27.▲77角
28.▽32飛
29.▲78金
30.▽82玉
31.▲66歩
32.▽72銀
33.▲67金右
34.▽12香
35.▲16歩
36.▽54歩
37.▲38飛
38.▽42角
39.▲46歩
40.▽14歩

 
36.▽54歩まで、形勢は藤井七段(当時)ペースの互角。
36手

将プレ、クルクル多いな・・

40手目棋譜
40手
残:藤井七段(当時)⇒2:46 久保九段⇒3:24

41手~60手目棋譜

41.▲98香
42.▽22飛
43.▲45歩
44.▽53角
45.▲48飛
46.▽45歩
47.▲65歩
48.▽42飛
49.▲11角成
50.▽44角
51.▲同馬
52.▽同銀
53.▲31角打
54.▽32飛
55.▲64角成
56.▽53銀
57.▲28馬
58.▽42飛
59.▲75歩
60.▽63金

 
60手目棋譜
60手
残:藤井七段(当時)⇒1:41 久保九段⇒2:36

藤井七段(当時)ペースの互角。

61手~80手目棋譜

61.▲68銀上
62.▽33桂
63.▲77金
64.▽84歩
65.▲86歩
66.▽83銀
67.▲35歩
68.▽44飛
69.▲24歩
70.▽同歩
71.▲23歩打
72.▽35歩
73.▲22歩成
74.▽36歩
75.▲12と
76.▽34飛
77.▲67香
78.▽55歩
79.▲同馬
80.▽54金

 
69.▲24歩まで、駒組から一転して、久保九段の自陣整備で離れ駒ができた瞬間に藤井七段(当時)、仕掛けました。

57.▲28馬~63.▲77金の構想が良く、藤井七段(当時)、やや指しやすそうな展開へ。

※感想戦で、66.▽83銀が軽率(67.▲35歩を軽視されていたそうです)、これ以降はずっと悪いとのこと

※対する藤井七段(当時)は、61金が浮いているタイミングで仕掛けることができたので、指しやすくなったと感じていたそうです

76.▽34飛まで、久保九段3筋から攻める?藤井七段(当時)リードを拡大中、青嶋五段解説によると優勢に近いのでは?とのこと。

ただ・・・久保九段戦は終盤で紛れてくる可能性もあるので、現時点では藤井七段(当時)優勢です。

80手目棋譜
80手
残:藤井七段(当時)⇒0:58 久保九段⇒1:22

81手~100手目棋譜

81.▲28馬
82.▽63歩打
83.▲13と
84.▽72金
85.▲23と
86.▽25桂
87.▲24と
88.▽同飛
89.▲26歩打
90.▽37桂成
91.▲同桂
92.▽同歩成
93.▲同馬
94.▽34飛
95.▲36歩
96.▽44金
97.▲76桂
98.▽55歩
99.▲同歩
100.▽35歩打

 
84.▽72金まで、後手も一気に攻められるということはなくなりましたが、駒損中。

89.▲26歩打まで、青嶋五段「先手陣の厚みすごいですよ・・負ける形が想像できないですね・・」

100手目棋譜
100手
残:藤井七段(当時)⇒0:38 久保九段⇒1:02

101手~120手目棋譜

101.▲同歩
102.▽同金
103.▲54歩
104.▽同銀
105.▲64歩
106.▽36歩打
107.▲38馬
108.▽64歩
109.▲85歩
110.▽56歩打
111.▲同馬
112.▽55歩打
113.▲83馬
114.▽同金
115.▲84歩
116.▽93金
117.▲53歩
118.▽72玉
119.▲52歩成
120.▽63玉

 
107.▲38馬まで、藤井七段(当時)が優勢を広げ、久保九段は先手陣の馬の息切れを狙っている局面。

117.▲53歩まで、藤井七段(当時)勝勢と思います。

120手目棋譜
120手

121手~140手目棋譜

121.▲53歩打
122.▽65桂打
123.▲66銀
124.▽37角
125.▲65銀
126.▽同銀
127.▲43銀打
128.▽48角成
129.▲65香
130.▽75馬
131.▲34銀成
132.▽87歩打
133.▲同金上
134.▽28飛
135.▲69歩打
136.▽57銀打
137.▲67桂打
138.▽34金
139.▲75桂
140.▽54玉

 
140手目棋譜
140手

藤井七段(当時)勝勢。

141手~160手目棋譜

141.▲43銀打
142.▽同玉
143.▲41飛
144.▽33玉
145.▲13角
146.▽32銀打
147.▲42飛成
148.▽23玉
149.▲57角成
150.▽46銀
151.▲43銀
152.▽同銀
153.▲同龍
154.▽33銀打
155.▲46馬
156.▽同歩
157.▲25銀打
158.▽
159.▲
160.▽

 
157手まで、久保九段投了。

投了図
157

技巧2による形勢判断
形勢
※ご参考程度にどうぞ

王将戦次戦は、広瀬八段です(*'ω'*)

第69期王将戦対局現状

順位 棋士 1 2 3 4 5 6 7
1 久保九段 1 4
豊島 羽生 藤井 糸谷 広瀬 三浦
2 糸谷八段 1 4
広瀬 三浦 久保 豊島 藤井 羽生
3 広瀬八段 4 1
糸谷 三浦 豊島 久保 羽生 藤井
4 豊島名人 4 2
久保 藤井 羽生 広瀬 糸谷 三浦
5 羽生九段 3 2
久保 豊島 三浦 藤井 広瀬 糸谷
5 三浦九段 1 4
藤井 広瀬 糸谷 羽生 豊島 久保
5 藤井七段(当時) 4 1
三浦 豊島 久保 羽生 糸谷 広瀬

藤井聡太七段と久保利明九段の対局前後のコメント

 

コメント
  • 藤井聡太七段
  • 『トップ棋士との対局を重ねる中で新しい発見もありました。今まであと1勝というところまできたことがなかったので、こういう状況になってうれしく思います。』

    『広瀬八段は、序中盤にムダがなく、終盤が非常に鋭いという印象です。大きな一局になりますが、普段通り指せればと思います。』

  • 久保利明九段
  • 『序盤は経験がある形でしたが、途中から1手1手難しく、時間を使う展開なりました。来年のリーグ戦を目指す意味でも、陥落は決まっていても最後までがんばりたいです。』

久保九段が終局間近と思われたあたり~怪しげな粘りの手を指すたびにドキドキしました(;'∀')が、本局は、惑わされることなく勝ち切りました。

簡単には勝たせてもらえない感が(;^_^Aスゴイ

藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??

次は王将戦、最終戦ですね!!(`・ω・´)

【11月19日】VS広瀬章人竜王(現八段)【第69期王将戦】

棋戦名
第69期王将戦
対局日
11月19日
対局相手
対局場所
東京将棋会館
持ち時間
各4時間
開始時間
10:00~

★中継情報★

 
となっております.+:。(´ω`*)