谷川九段との対局は非公式戦と公式戦で1局ずつ、非公式戦では勝敗がつきませんでしたが、公式戦では藤井七段(当時)の勝利となってます。

 
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谷川浩司九段の略歴

谷川浩二九段出典:王位戦中継ブログ

生年月日:1962年4月6日(58歳)
1976年12月20日(14歳)プロ入り
永世称号:十七世名人
※襲位は原則引退後
竜王戦:4組(1組以上:22期)
順位戦:B級1組(A級以上:32期)
得意戦法:振り飛車も指しますが、基本的には居飛車党
※相手の思いつかない手順であっという間に相手玉を寄せることから谷川九段と言えば『光速の寄せ』『光速流』が有名でした

タイトル歴

竜王計4期
1990・1991・1996・1997
名人計5期
1983・1984・1988・1989・1997
王位計6期
1987・1989-1991・2002-2003
王座計1期
1990
棋王計3期
1985・1987・2003
王将計4期
1991-1994
棋聖計4期
1991後・1992前・1992後・1999

※十七世名人(襲位は引退後)
 
一般棋戦優勝歴※現役棋戦のみ

JT杯
1989・1990・1992・1996・1997・2009
NHK杯
1985
銀河戦
2002

 


1973年 4月(11歳) 5級奨励会入会

1975年 9月(13歳) 初段

1976年2月(13歳) 二段

1976年7月(14歳) 三段

※三段リーグ戦は当時ありません

1976年12月20日(14歳) 四段
※史上初の中学2年棋士、史上2人目の中学生棋士

1978年度、第37期順位戦でC級1組昇級決定

1979年4月1日(16歳) 五段

1979年度、第38期順位戦でB級2組昇級決定

1980年4月1日(17歳) 六段

1980年度、第39期順位戦でB級1組昇級決定

1981年4月1日(18歳) 七段

1981年度、第40期順位戦でA級昇級決定

1982年4月1日(19歳) 八段

1984年4月1日(21歳) 九段(前年度名人位獲得)

2013年度、第72期順位戦でB級1組へ降級決定

2019年度、第78期順位戦でB級2組へ降級決定

レーティング比較※'24年8月29日現在

藤井聡太二冠(1位)2039谷川浩司九段(53位)1632

※※レーティングについて※※

簡単に説明すると・・・

  • 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
  • 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う

 
★所属クラス(A級~C級2組)で、大体の強さは想像できますが、所属クラスは必ずしも現在の強さを反映したものではないのに対して、レーティングは現在の強さを、対局毎に変動する数値で表現したものです

平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。

レーティング参考サイトはこちら

最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。

 

藤井聡太竜王・名人【レーティング(1位:2076】
※'24年11月16日現在 対局数 勝率
通算 466 386 79 1 0.8301
2024年度 30 22 8 0 0.7333

※2023年度勝率は0.8518
※2022年度【最優秀棋士賞】【名局賞】【名局特別賞】受賞、最多勝利賞、勝率1位賞部門で1位獲得

谷川浩司九段

対局数 勝率
本年 9 3 6 0.3333

※前期勝率:0.4482
未放送棋戦結果の反映などにより、勝敗数にズレが生じることがあります。
正確な勝敗数は日本将棋連盟HPの公式ページにてご確認ください。

藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率

クラス別戦績
棋戦別戦績
順位戦通算57勝5敗(0.9193)
時間別戦績
6時間棋戦通算57勝5敗(0.9193)

谷川浩司九段との過去対戦結果【2勝0敗】

※※横にスクロールできます※※

日付 勝敗 対局時クラス 手番 戦型 手数 棋戦名
2020/9/9 B2 角換わり腰掛け銀 76手 第79期B2順位戦
2019/9/1 B1 雁木 57手 第69期王将戦二次予選

 
↓どんな対局だったかざっくりまとめてます^^

第79期B2順位戦

長い序盤戦、千日手説もちらほらありながら、藤井七段の54.▽75歩~徐々に藤井二冠ペース。

57.▲45歩~開戦となりましたが、63.▲35歩~後手優勢。

終盤、一瞬の受け筋、アヤができますが、足掻くような粘りはせず、負けを遅らせるだけと判断したか谷川九段は形作りへ、75.▲45歩で後手勝勢。

76手で谷川九段投了となりました。

第69期王将戦二次予選

本局は短手数で藤井七段(当時)の完勝。

局後、谷川九段は『今日は藤井さんのことよりも、わたくしの内容が悪すぎましたので、楽しみにしていたファンの方には申し訳ない内容になってしまいました』とコメントされるほど。

藤井七段(当時)との対局については、『藤井七段(当時)と対戦なく現役を終えると、悔いが残ると思う』と最近のメディアによる取材の場で話されていたそうです。

竜王アカデミーin神戸

’18年4月14日に開催された、『竜王アカデミーin神戸』で非公式戦、公開対局が行われています。

子ども達へ『次の一手クイズ』を出題するための『模範対局』として行われました。
※持ち時間などはなく『次の一手』で正解した子どもが盤の真横でじっと見守る中での対局
対局結果は68手まで、ほぼ互角の状態で時間切れとなりドロー(引き分け)。

戦型は角換わり腰掛け銀、対局後、谷川九段は先手なので積極的に攻める展開が望ましかったですが、受ける展開となってしまったとコメントされてました。

最初の次の1手の質問で、半分ほどのこども達が不正解になってしまったため、それを『自分の気分で、7三桂としてしまい、すみませんでした』と謝る藤井六段(当時)(*'ω'*)

68手の場面で中断となっています。

順位戦の概要

 

賞金 2,500万
現在状況 1勝/10戦
対局表 こちら

※賞金額は今までの概算です※賞金は名人戦番勝負での賞金額、A級棋士のみ対象(C2~B1は対象外)今期からB級2組の昇級2名→3名、降級点5人につき1名→4人につき1名に変更になっています。

  • 25人参加のリーグ戦
  • 同星ながら今期順位(前期成績順位)差で昇級できないという頭ハネも起きやすく、1期で抜けるのは困難
※10戦して上位3人に入れば、B級1組に昇級が決定
※同勝数のときは今期順位(前期成績順位)の良い人が昇級
※全勝もしくはそれに近い勝率が昇級には必要
※降級点は4人に1人付き、2回付くとC級1へ降級
※全勝者は頭ハネ関係なく全員昇級です
藤井二冠は21位/25名
降級点について
降級点を持っている棋士が勝ち越すか、2回連続で5勝5敗を挙げるかした場合は、降級点は消えます。降級点の消える場合と降級点の付く場合の両方が同時に起こった場合は、過去に持っていた降級点が1つ消え、新たに降級点が1つ付き、クラスは現状維持となります。

名人戦は例年4月から6月にかけて優勝者が七番勝負に挑戦。
A級棋士のみが豊島将之名人に挑戦することになります。

順位戦の仕組みはこちら

デビューから4年連続で昇級しA級に昇った棋士

これまでに2名のみ!

加藤藤一二三九段と中原誠・十六世名人。

※羽生三冠(現九段)でも7年かかっています

※藤井聡太二冠は現在B級2組

↓B2を1期で通過した棋士の勝率などをまとめています

順位戦現状&過去結果

※色無=勝:青=敗戦緑=次戦ピンク=開始前

棋戦 1局 2局 3局 4局 5局 6局 7局 5局 6局 7局
第79期順位戦B2 佐々木勇気七段 橋本崇載八段 鈴木大介九段 ココ 村山慈明七段 北浜健介八段 野月浩貴八段 中村修九段 窪田義行七段 中村太地七段
第78期順位戦C1 村田六段 堀口七段 金井六段 高橋九段 宮本五段 青嶋五段 船江六段 小林七段 高野六段 真田八段
第77期順位戦C1 森下九段 豊川七段 西尾六段 青野九段 千葉七段 増田六段 門倉五段 富岡八段 近藤五段 都成五段
第76期順位戦C2 瀬川五段 中田七段 高見五段 佐藤(慎)五段 星野四段 脇八段 高野四段 矢倉七段 梶浦四段 三枚堂六段

 

藤井聡太二冠VS谷川浩司九段の中継情報

携帯アプリで10時~
AbemaTVで9時30分~