第79期B級2組順位戦、現状をまとめています。

21.藤井聡太二冠8-0⇒9-0※B1昇級
22.佐々木勇気七段7-1⇒8-1※B1昇級
残り1枠を6名で争い、勝敗数と次戦対局相手です。
③横山泰明七段 6-3 窪田七段
④澤田真吾七段 6-3 飯塚七段
⑥村山慈明七段 6-3 佐々木七段
⑧中田宏樹八段 6-3 杉本八段
⑪大石直嗣七段 6-3 谷川九段
⑯中村太地七段 6-3 藤井二冠
来期B級1組80期13名※2/10現在
※A級からの降級2名
2-6⑧稲葉八段、1-7⑦三浦九段
※A級へ昇級2名
9-2⑪山崎八段
8-3⑤永瀬王座 or 7-4①木村九段
※B1残留確定6名
7-4⑦郷田九段⑬近藤誠七段
5-6②久保九段⑥千田七段⑧屋敷九段⑨松尾八段
※B2へ降級3名
4-8⑫丸山九段
3-8③行方九段 or ④深浦九段⇒勝つことは必須、尚且つ他局(阿久津八段)による
4-7⑩阿久津八段は勝てば残留、負ければ他局(行方-深浦戦)による
※B2からの昇級3名
9-0㉑藤井二冠
8-1㉒佐々木七段
残り1枠
計13名による総当たり戦
3/10にB2順位戦、3/11にB1順位戦最終
※藤井聡太二冠は序列は昇級したばかりなので11位/13名
藤井聡太二冠※第79期順位戦対局相手&結果
※※表は横スクロールできます(スマホ)※※
対局相手 | 今期順位 | レーティング(2/7) | 手番 | 前期成績 | 対局日 | 結果 |
佐々木勇気七段 | 22位 | 18位:1737 | 後 | 9勝1敗※1 | 6/24→6/25 | ○ |
橋本崇載八段 | 5位 | 61位:1617 | 先 | 6勝4敗 | 7/8→7/6 | ○ |
鈴木大介九段 | 9位 | 65位:1611 | 先 | 6勝4敗 | 8/5→7/29 | ○ |
谷川浩司九段 | 1位 | 58位:1620 | 後 | 3勝9敗※2 | 9/9 | ○ |
村山慈明七段 | 6位 | 43位:1658 | 先 | 6勝4敗 | 10/21 | ○ |
北浜健介八段 | 19位 | 78位:1587 | 後 | 4勝6敗 | 11/11 | ○ |
野月浩貴八段 | 25位 | 72位:1598 | 先 | 1勝9敗 | 12/16 | ○ |
中村修九段 | 20位 | 93位:1554 | 後 | 4勝6敗 | 1/6 | ○ |
窪田義行七段 | 23位 | 111位:1507 | 後 | 3勝7敗 | 2/9 | ○ |
中村太地七段 | 15位 | 44位:1657 | 先 | 4勝6敗 | 3/10 | 未 |
※1:C1での成績
※2:B1での成績
- B級1組からの降級者は順位1位から順に編入
- 前期(B2)の成績順
- C1からの昇級者2名
- (B2で)前期降級点を取った棋士
の順番で今期順位が決定しています。
B級2組を1期抜けした棋士一覧※現役棋士のみ
※※表は横スクロールできます(スマホ)※※
開催期(年度) | 棋士名 | B2昇級時 順位戦での勝率 |
現段位(3/12) |
---|---|---|---|
38期(1979) | 青野照市 | 30勝10敗(0.7500) | 九段 |
41期(1982) | 田中寅彦 | 39勝11敗(0.7800) | 九段 |
39期(1980) | 谷川浩司 | 25勝5敗(0.8333) | 九段 |
45期(1986) | 福崎文吾 | 17勝3敗(0.8500) | 九段 |
46期(1987) | 高橋道雄 | 41勝19敗(0.6833) | 九段 |
57期(1998) | 先崎学 | 79勝21敗(0.7900) | 九段 |
58期(1999) | 三浦弘行 | 46勝14敗(0.7666) | 九段 |
59期(2000) | 久保利明 | 49勝21敗(0.7000) | 九段 |
62期(2003) | 堀口一史座 | 50勝20敗(0.7142) | 七段 |
63期(2004) | 野月浩貴 | 44勝26敗(0.6285) | 八段 |
65期(2006) | 渡辺明 | 44勝16敗(0.7333) | 三冠 |
67期(2008) | 豊川孝弘 | 110勝60敗(0.6470) | 七段 |
70期(2011) | 広瀬章人 | 46勝14敗(0.7666) | 八段 |
71期(2012) | 豊島将之 | 39勝11敗(0.7800) | 二冠 |
72期(2013) | 村山慈明 | 64勝26敗(0.6111) | 七段 |
75期(2016) | 斎藤慎太郎 | 40勝10敗(0.8000) | 七段 |
77期(2018) | 永瀬拓矢 | 59勝21敗(0.7375) | 二冠 |
77期(2018) | 千田翔太 | 50勝10敗(0.8333) | 七段 |
78期(2019) | 近藤誠也 | 26勝4敗(0.8666) | 七段 |
ちなみにですが名だたる棋士達がB級2組を何期抜けできたのか??
※()内はB級2組昇級時の順位戦での勝率
昇級時は順位が自動的に下位になるので、1期抜けは至難の業です。
羽生善治九段 2期(36勝4敗:0.9000)
森内俊之九段 2期(34勝6敗:0.8500)
佐藤康光九段 2期(47勝13敗:0.7833)
佐藤天彦九段 2期(36勝14敗:0.7200)
菅井竜也八段 2期(43勝7敗:0.8600)
藤井聡太棋聖は29勝1敗、0.9666となってます^^

B級2組は総当たり戦ではなく、人数も多いので抽選で対局者が決定
運によるところも大きいかもしれませんが、1級昇級するだけでとてもすごいことです
戦績も気になるところでありますが、1局1局、藤井二冠らしい将棋ができることを祈ります꒰◍ᐡ人ᐡ◍꒱
順位戦の概要
次期からB級2組の昇級2名→3名、降級点5人につき1名→4人につき1名に変更になっています。
- 25人参加のリーグ戦
- 同星ながら今期順位(前期成績順位)差で昇級できないという頭ハネも起きやすく、1期で抜けるのは困難

※同勝数のときは今期順位(前期成績順位)の良い人が昇級
※全勝もしくはそれに近い勝率が昇級には必要
※降級点は4人に1人付き、2回付くとC級1へ降級
※全勝者は頭ハネ関係なく全員昇級です
藤井二冠は21位/25名
降級点を持っている棋士が勝ち越すか、2回連続で5勝5敗を挙げるかした場合は、降級点は消えます。降級点の消える場合と降級点の付く場合の両方が同時に起こった場合は、過去に持っていた降級点が1つ消え、新たに降級点が1つ付き、クラスは現状維持となります。
C級からA級に上がるのは至難の業。
たとえC級2組で全勝してもいきなりA級といった飛び級はなく、C級1組に昇級となります。
C2→C1→B2→B1→A
と昇級していくのが決まり。
※ちなみに名人と対局できるのはA級棋士のみ
A級になるまでは最速でも5,6年はかかる
毎年昇級できるのは各組で2~3人。
A級棋士になるまでは最速でも5、6年かかります。
B級2組は25人が在籍、厳しい道
1年に1期行われ、順位が決定します。
※昇級・降級・降級点が決定

そのときには・・既に竜王(通算2期目)
王座(1期目)
棋王(連続3期目)の3つを保持されていました
デビューから4年連続で昇級しA級まで昇った棋士は・・・
-
- 中原誠・十六世名人
- 加藤藤一二三九段

さらりとまとめてみましたが、勝って勝ちまくる以外昇級できません