第78期順位戦、第8局、藤井聡太七段の対局相手は小林裕士七段です。

叡王戦段位別予選7段戦以来の対局です^^

 
スポンサーリンク

目次

閉じる

小林裕士(こばやしひろし)七段の略歴

 
小林裕士七段
出典:http://nisin.hatenablog.com
生年月日:1976年9月29日(43歳)
1997年4月1日(20歳)プロ入り
竜王戦:2組
順位戦:C級1組
※現在2勝5敗中
得意戦法:居飛車党

1990年(14歳)6級

1993年(16歳)初段

三段リーグは5期目、14勝2敗で昇段
※同昇段者に木村一基王位

1997年4月1日(21歳)四段

2000年度、第59期順位戦でC級1組昇級決定

2001年4月1日(25歳)五段
※順位戦C級1組昇級

2006年4月5日(30歳)六段

2011年10月12日(35歳)七段
※竜王戦2期連続昇級

レーティング比較※'24年4月7日現在

小林裕士七段(88位)1543
藤井聡太二冠(1位)2039

※※レーティングについて※※

簡単に説明すると・・・

  • 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
  • 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う

 
★所属クラス(A級~C級2組)で、大体の強さは想像できますが、所属クラスは必ずしも現在の強さを反映したものではないのに対して、レーティングは現在の強さを、対局毎に変動する数値で表現したものです

平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。

レーティング参考サイトはこちら

最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。

ちなみにレーティングトップは渡辺明三冠の1997(1/14現在)。

 

藤井聡太竜王・名人【レーティング(1位:2126】
※'24年4月11日現在 対局数 勝率
通算 438 366 71 1 0.8375
2024年度 2 2 0 0 1.0000

※2023年度勝率は0.8518
※2022年度【最優秀棋士賞】【名局賞】【名局特別賞】受賞、最多勝利賞、勝率1位賞部門で1位獲得

小林裕士七段
対局数 勝率
本年 8 6 2 0.7500

※2020年度勝率は0.4324
 
未放送棋戦結果の反映などにより、勝敗数にズレが生じることがあります。
正確な勝敗数は日本将棋連盟HPの公式ページにてご確認ください。

藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率

C1棋士との戦績
順位戦戦績
通算30勝1敗(0.9677)
6時間棋戦戦績
通算30勝1敗(0.9677)

小林裕士七段との過去対戦結果【3勝0敗】

※※横にスクロールできます※※

日付 勝敗 対局時クラス 手番 戦型 手数 棋戦名
2020/1/16 C1 1手損角換わり 77手 第78期順位戦
2018/9/17 C1 その他 111手 第4期叡王戦段位別予選7段戦
2017/10/19 C1 相掛かり 110手 第59期王位戦予選
2017/4/4 C1 角換わり腰掛け銀 第67期王将戦一次予選 104手

 
↓どんな対局だったかざっくりまとめてます^^

第78期順位戦

藤井七段(当時)優勢も45.▲45桂~難解な将棋へ。

※藤井七段(当時)曰く、この45桂~難しくしてしまったとのこと

時間をかなり消費しながら慎重に指していきましたが、少しずつ差が詰まっていき、夕休後、小林七段の62.▽44香打~華麗な王手飛車が決まり77手まで、藤井七段(当時)の勝利となりました。

第4期叡王戦段位別予選7段戦

藤井七段(当時)劣勢で終盤戦へ突入。

104.▽6八成銀王手で、飛車で角も取って(106.▽7五飛)、龍に成って万全のはずだったのですが・・・

107.▲5七玉が、ただの玉の早逃げかと思いきや、詰めろ逃れの詰めろ。

108.▽7八飛成で後手玉に詰みが出てしまい、111手まで藤井七段(当時)の勝利になりました。

局後「勝てて僥倖・・・」と言われてましたが、こっちも・・・^^;

第59期王位戦予選

中盤戦~小林七段は居玉のまま、守りの金を繰り出す力戦形となりました。

終盤戦、藤井四段(当時)ペースながらのも形勢ほぼ互角、ペースを奪うならばこの局面と小林七段飛車取りの81.▲5四角。

ただ、藤井四段(当時)の受けが好手(82.▽3二銀)で、形勢は藤井四段(当時)へ。

82.▽3二銀~はしっかり藤井四段が流れを引き寄せ110手まで、藤井四段(当時)の勝利となった対局です。

第67期王将戦一次予選

序盤戦は先手の小林裕士七段優勢。

ところが小林七段の悪手もあり(83手目▲7二歩)、104手まで、後手の藤井聡太四段(当時)の逆転勝利となっています。

対局後の『実力を考えれば望外』という藤井四段の言葉が印象的な対局でした。

対局後小林七段は・・・

盛り返せるかと思ったが、構想がまずかった。藤井四段は非常に強かった。

とコメントされてました。

順位戦の概要

賞金 2,500万※
対局表 こちら

※賞金額は今までの概算です
※賞金は名人戦番勝負での賞金額、A級棋士のみ対象(C2~B1は対象外)

  • 36人参加のリーグ戦
  • 同星ながら今期順位(前期成績順位)差で昇級できないという頭ハネも起きやすく、1期で抜けるのは困難
※10戦して上位2人に入れば、B級2組に昇級が決定
※同勝数のときは今期順位(前期成績順位)の良い人が昇級
※リーグ戦成績の全勝者が3名以上いる場合は、全勝者全員が昇級
※全勝もしくはそれに近い勝率が昇級には必要
藤井七段(当時)は今期順位3位/36名

名人戦は例年4月から6月にかけて優勝者が七番勝負に挑戦。
A級棋士のみが豊島将之名人に挑戦することになります。

順位戦の仕組みはこちら

デビューから4年連続で昇級しA級に昇った棋士

これまでに2名のみ!

加藤藤一二三九段と中原誠・十六世名人。

※羽生三冠(現九段)でも7年かかっています

※藤井聡太七段は現在C級1組

順位戦現状&過去結果

※色無=勝:青=敗戦緑=次戦ピンク=開始前

棋戦 1局 2局 3局 4局 5局 6局 7局 5局 6局 7局
第78期順位戦C1 村田六段 堀口七段 金井六段 高橋九段 宮本五段 青嶋五段 船江六段 小林七段 高野六段 真田八段
第77期順位戦C1 森下九段 豊川七段 西尾六段 青野九段 千葉七段 増田六段 門倉五段 富岡八段 近藤五段 都成五段
第76期順位戦C2 瀬川五段 中田七段 高見五段 佐藤(慎)五段 星野四段 脇八段 高野四段 矢倉七段 梶浦四段 三枚堂六段

 

藤井聡太七段VS小林裕士七段の対局中継情報

携帯アプリ10:00~
AbemaTV9:30~
名人戦棋譜速報10:00~