10月19日に王位戦予選が行われました。

藤井聡太四段の対局相手は小林裕士七段。

各4時間の対局です。

110手まで。

藤井聡太四段の勝利です。
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目次

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藤井聡太四段VS小林裕士七段対局結果と棋譜

先手番:小林裕士七段

後手番:藤井聡太四段

戦 型:相掛かり

振り駒の結果藤井聡太四段は後手番です・・・

1手~20手目棋譜

1.▲2六歩
11.▲2四同飛
2.▽8四歩
12.▽2三歩
3.▲2五歩
13.▲2八飛
4.▽8五歩
14.▽3四歩
5.▲7八金
15.▲2七銀
6.▽3二金
16.▽8六歩
7.▲3八銀
17.▲8六同歩
8.▽7二銀
18.▽8六同飛
9.▲2四歩
19.▲8七歩
10.▽2四同歩
20.▽8四飛

 
21手~40手目棋譜

21.▲3六銀 
31.▲6七金右
22.▽3三角
32.▽6四歩
23.▲7六歩
33.▲7七銀
24.▽2二銀
34.▽7四歩
25.▲5八金
35.▲5六歩
26.▽4二玉
36.▽6三銀
27.▲6六歩
37.▲7九角
28.▽2四歩
38.▽7三桂
29.▲6八銀
39.▲4六角
30.▽2三銀
40.▽6二金

 
41手~60手目棋譜

41.▲5五歩 
51.▲5六金
52.▽5五歩
43.▲5四同歩
53.▲4五金
44.▽5四同金
54.▽4五同銀
45.▲5八飛
55.▲4五同銀
46.▽5五歩
56.▽6三金打
47.▲5六歩
57.▲8六角
48.▽5六同歩
58.▽4四歩
49.▲6四角
59.▲3六銀
50.▽4一玉
60.▽8一飛

 

藤井聡太四段が5筋に狙いを定めたところでお昼休憩となりました。
20171019-42手目棋譜▽5四歩
出典:連盟モバイル

午後~力戦の予感で、やはり小林七段が守りの金を繰り出す力戦模様となりました。
※そうせざるを得ないという判断?

61手~80手目棋譜

61.▲6八銀
71.▲7四歩
62.▽4二角
72.▽7四同金
63.▲4二同角成
73.▲7六歩
64.▽4二同玉
74.▽6五歩
65.▲6七銀
75.▲7七桂
66.▽4三金
76.▽6六歩
67.▲2二歩
77.▲6六同銀
68.▽3三桂
78.▽7五歩
69.▲7五歩
79.▲5五銀
70.▽9四角
80.▽7六歩

 
中盤戦、小林七段の居玉も気になり、時間差も気になります。

消費時間は1時間ほど藤井四段が多く消費。

形勢はほぼ互角

81手~100手目棋譜

91.▲7一馬
82.▽3二銀
92.▽5六金
83.▲8一角成
93.▲6二馬
84.▽7七歩成
94.▽5八角成
85.▲7六歩
95.▲3九玉
86.▽7六同角
96.▽6九飛
87.▲5六飛
97.▲5九歩
88.▽5七歩
98.▽6二飛成
89.▲4八玉
99.▲6三歩
90.▽6五金
100.▽6三同龍

101.▲6四銀打
102.4八角
103.3八玉
104.4七金
105.4七同銀
106.2六桂
107.2七玉
108.4七馬
109.6三銀成
110.3八馬

小林七段飛車取りの81.▲5四角

解説がざわつき、形勢が傾き藤井四段受けなしでどうするか??

・・・という局面で12分考慮後▽3二銀

この局面で形勢は藤井聡太四段持ち?

※藤井四段想定の範囲内だった可能性もあります

※藤井四段は▲5四角を軽視、小林七段は勝てるとしたらこの局面だと思われていたようです

この辺り、解説と形勢判断に差があり、コメ欄もかなり荒れてました。

結果、▽3二銀で飛車は取られますが、藤井四段にとっては特に問題もない様子。

2017-10-19-82手目▽3二銀
出典:連盟モバイル

90.▽6五金で何か秘策がない限りは藤井四段が勝ち筋に入っていると思います。

82.▽3二銀~はしっかり藤井四段が流れを引き寄せ110手まで。

小林裕士七段投了となりました。

投了図
2017-10-19投了図
出典:連盟モバイル

消費時間は小林七段3時間26分、藤井四段3時間48分。

終盤に入り小林七段も3,40分の長考に入られたりして、消費時間の差は縮まりました。

王位戦について
出典:AbemaTV
※現在は予選
王位戦次戦対局者は北浜健介八段です。
王位戦トーナメント表
出典:AbemaTV

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藤井聡太四段と小林裕士七段の対局前後のコメント

藤井聡太四段
『中盤戦(42.▽5四歩~)ずっと難しく最後まで分からなかったです。なんとか勝つことができました。』

小林裕士七段
『先手番なら相掛りときめていました。』

『中盤戦(81.▲5四角)はそう指すしかなかったと思いますが、▽3二銀がしっかりしていた。』

『最後何かあったかもしれないけれど、わたしの力では分からなかったです。』


中盤戦での▲5四角。

解説「角を打った時点で私には受けが見当たらない。これは藤井四段に受けがなければ、小林七段の会心の手で勝勢」

すっかり翻弄されましたが・・・(´・ω・`)・・ただの飛車取りという・・・何だったの?

感想戦は終始穏やか。

藤井四段もかなりリラックスしている様子と同時に小林七段の人柄の良さも伝わりました。+゜*。

小林七段、藤井四段お疲れ様でした(o^^o)。+゜*。

藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??

この銀河戦の収録は9月22に終了しています。

【10月26日】VS藤谷勇樹五段【銀河戦】

 

棋戦名 銀河戦
対局放送日 10月26日
対局相手 藤谷勇樹五段
対局場所
持ち時間 各15分
放送開始時間 午後8:00~

※切れたら30秒・他に10分の考慮時間あり
 
★中継情報

  • ニコ生にて19:00~
  • ※冒頭30分無料、あと有料

  • 700 囲碁将棋チャンネルにて午後8:00~

 
藤井聡太四段の対局放送日は10月26日(木)です。
※収録はこれ以前に行われます

※尚、24日(火)は『めざせプロ棋士』の15分拡大版が放送されます
囲碁・将棋チャンネルで18:45~20:00
藤井聡太四段がテレビ初解説を務めます(*''ω''*)
※解説するのは自身の過去対局
三段リーグ:藤井聡太三段VS西山朋佳三段
※超速▲4六銀戦法VSゴキゲン中飛車