待ちに待った第32期竜王戦4組決勝戦です( *´艸`)♪

対局模様をまとめています。

1局目⇒千日手、2局目は94手まで藤井聡太七段の勝利となり、4組優勝決定、本戦トーナメント進出です。
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目次

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藤井聡太七段VS菅井竜也七段対局結果と棋譜

先手番:藤井聡太七段

後手番:菅井竜也七段

戦 型:角交換型振り飛車(三間飛車)

1手~20手目棋譜

1.▲26歩
2.▽34歩
3.▲76歩
4.▽32飛
5.▲68玉
6.▽42金
7.▲25歩
8.▽35歩
9.▲48銀
10.▽33金
11.▲96歩
12.▽94歩
13.▲78銀
14.▽62玉
15.▲79玉
16.▽72玉
17.▲46歩
18.▽82玉
19.▲47銀
20.▽72銀

 
恐る恐る振りゴマを見ていたら、なんと3度目の正直、先手番となりました♪

口を真一文字に結び、背筋を伸ばして腕を組み、黙想する菅井竜也七段と落ち着いた表情で盤上を見つめる藤井聡太七段。

パッと見、怒られている生徒という図・・・^_^;A

対局開始、菅井七段の4.▽32飛で力戦が良そうされますが、藤井七段(当時)冷静に5.▲68玉と挑発には乗りませんでした。

互いに馬を作り合う展開?から、玉を囲い合う展開へ・・・(*'ω'*)

菅井七段の三間飛車、35歩をついて石田流かと思いきや10.▽33金。。
10手目、33金
出典:連盟モバイル

21手~40手目棋譜

21.▲58金右
22.▽34金
23.▲22角成
24.▽22同銀
25.▲77桂
26.▽33桂
27.▲56銀
28.▽25桂
29.▲66歩
30.▽24歩
31.▲16歩
32.▽33銀
33.▲15歩
34.▽42銀
35.▲26飛
36.▽33金
37.▲75歩
38.▽51銀
39.▲67銀引
40.▽62銀

 
昼休へ。
20手目、16歩
出典:連盟モバイル
形勢は若干藤井七段(当時)寄りの互角ですが、菅井七段はここまで(昼休前)指したい手はすべて指せていると思われます。

恐らく計画通りに進んでいるはず・・藤井七段(当時)はどのような策があるのか・・

40手目棋譜
40手目、62銀
出典:連盟モバイル

互角。

Abema解説の遠山六段は、今のところ藤井七段(当時)持ち、但し気持ちですけど・・とのこと、形勢で言うなら200くらいかな?だそうです。

41手~60手目棋譜

41.▲88玉
42.▽84歩
43.▲86歩
44.▽83銀
45.▲87銀
46.▽72金
47.▲78金
48.▽54歩
49.▲65歩
50.▽44歩
51.▲76銀左
52.▽36歩
53.▲36同歩
54.▽38歩
55.▲17桂
56.▽17同桂成
57.▲17同香
58.▽39歩成
59.▲35歩
60.▽55桂

 
角交換から持久戦模様になっています。

只今、50.▽44歩まで、難解な中盤戦、双方時間を使う展開で残り時間もほぼ同じ、形勢は互角、後手の方が神経を使う局面。

若干藤井七段(当時)ペースで進んでいます。

本局は長くなりそうですかね・・じりじりとした展開で形勢互角が続いています。

藤井七段(当時)、35歩ではなく55.▲17桂。。⇒菅井七段、56.▽17同桂成で桂馬を入手。
55手、17桂
出典:連盟モバイル

本格的な戦いになってきました。

そして、、菅井七段が60.▽55桂。。ここで藤井七段(当時)若干有利からほぼ互角に戻りましたかね。。
60手目棋譜
60手目、55桂
出典:連盟モバイル

夕休へ。。55桂軽視されていましたかね。。

61手~80手目棋譜

61.▲21角
62.▽52飛
63.▲34歩
64.▽51飛
65.▲33歩成
66.▽21飛
67.▲42と
68.▽67桂成
69.▲67同金右
70.▽69角
71.▲87銀
72.▽37角
73.▲27飛
74.▽59角成
75.▲28飛
76.▽58銀
77.▲68金引
78.▽78角成
79.▲78同金
80.▽67金

 
夕休後、藤井七段(当時)61.▲21角、菅井七段予想はしていなかった手のようです。。ちょっと唸りました。。

68.▽67桂成まで、Abema解説の遠山六段と戸辺七段、今は若干菅井七段持ちかなというところですとのこと。
※形勢では500くらい

まだまだ難しいようですが、流れは60.▽55桂~菅井七段へ。

80手目棋譜
80手、67金
出典:連盟モバイル

81手~100手目棋譜

81.▲89金
82.▽78金
83.▲78同金
84.▽67金
85.▲89金
86.▽78金
87.▲78同金
88.▽67金
89.▲89金
90.▽78金
91.▲78同金
92.▽
93.▲
94.▽
95.▲
96.▽
97.▲
98.▽
99.▲
100.▽

 
というわけで・・・・・千日手です(-_-;)。。

※藤井七段(当時)の75.▲28飛、菅井七段の76.▽58銀~千日手コースになりましたが、局後この58銀を悔やまれていた様子

千日手
出典:連盟モバイル

形勢も互角に近づいていましたが(75.▲28飛辺り~)、双方打開も難しくリスク有(藤井七段(当時)の方からの打開は難しく不利、菅井七段の方からの打開はリスク有)、菅井七段は千日手になると持ち時間も50分程多く余していて先手番になるので互いに不満無しということだと思われます。。

互いにちょっとしたミスがあって納得の千日手でしょうとのこと⇒戸辺七段。

※良く指していて、いつの間にか千日手・・・という感じではありません

日付超えますねぇ~Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)多分・・・

次局は藤井七段(当時)の持ち時間は24分プラスされて1時間へ。

菅井七段の持ち時間は同じく24分プラスされますので、1時間51分になります。

そして先後入替ですね・・・言わずもがな不利です(-_-;)

ちなみに技巧2による形勢判断
形勢判断
※ご参考程度にどうぞ
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藤井聡太七段VS菅井竜也七段、千日手局、対局結果と棋譜

先手番:菅井竜也七段

後手番:藤井聡太七段

戦 型:ゴキゲン中飛車

1手~20手目棋譜

1.▲56歩
2.▽84歩
3.▲76歩
4.▽62銀
5.▲77角
6.▽34歩
7.▲55歩
8.▽42玉
9.▲58飛
10.▽32玉
11.▲48玉
12.▽42銀
13.▲68銀
14.▽74歩
15.▲38玉
16.▽85歩
17.▲78金
18.▽52金右
19.▲28玉
20.▽14歩

 
20手目棋譜
20手目、14歩
出典:連盟モバイル

菅井七段、予想通りゴキゲン中飛車。。そりゃそうですよね。。

21手~40手目棋譜

21.▲16歩
22.▽73銀
23.▲38銀
24.▽64銀
25.▲54歩
26.▽44歩
27.▲53歩成
28.▽53同銀上
29.▲66歩
30.▽43金
31.▲67銀
32.▽94歩
33.▲46歩
34.▽42金上
35.▲68金
36.▽73桂
37.▲57金
38.▽54銀
39.▲36歩
40.▽55歩

 
40手目棋譜
40手目、55歩
出典:連盟モバイル

41手~60手目棋譜

41.▲26歩
42.▽45歩
43.▲45同歩
44.▽45同銀
45.▲46歩
46.▽54銀
47.▲47金
48.▽84飛
49.▲37桂
50.▽75歩
51.▲75同歩
52.▽75同銀
53.▲76歩
54.▽64銀
55.▲59角
56.▽44角
57.▲27銀
58.▽24歩
59.▲68角
60.▽33桂

 
60手目棋譜
60手、33桂
出典:連盟モバイル

61手~80手目棋譜

61.▲38金
62.▽86歩
63.▲86同角
64.▽25歩
65.▲25同桂
66.▽25同桂
67.▲65歩
68.▽65同銀直
69.▲52歩
70.▽56歩
71.▲51歩成
72.▽55桂
73.▲56銀
74.▽56同銀
75.▲56同金
76.▽86飛
77.▲86同歩
78.▽49銀
79.▲25歩
80.▽26歩

 
藤井七段(当時)が菅井七段の先手中飛車を巧みに抑え込んで優勢へ。

78.▽49銀、37銀じゃないの??と思いきや、その筋に紛れの種があることを読んで安全策を取られた?

ここで評価値が若干下がりますが(勝勢⇒優勢)、依然藤井七段(当時)優勢のまま。

80手目棋譜
80手目、26歩
出典:連盟モバイル

81手~100手目棋譜

81.▲23桂
82.▽27歩成
83.▲27同金
84.▽23玉
85.▲24歩
86.▽24同玉
87.▲21飛
88.▽22銀
89.▲48飛
90.▽26歩
91.▲37金
92.▽25桂
93.▲49飛
94.▽67角
95.▲
96.▽
97.▲
98.▽
99.▲
100.▽

 
菅井七段の▲23桂がすごい勝負手。
81手、23桂
出典:連盟モバイル

菅井七段の勝負手で際どい1手違いも正確に対応し、藤井七段(当時)が寄せ切り、94手まで、菅井七段投了となりました。

指し直し局で藤井七段(当時)、完勝です。

投了図
投了図
出典:連盟モバイル

技巧2による形勢判断
指し直し局形勢
※ご参考程度にどうぞ

第32期竜王4組ランキング戦トーナメント
出典:連盟モバイル
勝者は、近藤誠也六段VS梶浦宏孝四段の勝者と対局が決まっています。

藤井聡太七段と菅井竜也七段の対局前後のコメント

 

コメント
  • 藤井聡太七段
  • 『(指し直し局)決断良く指すことができたと思います。』

    『(指し直し局)25桂と打ってこちらが厚くなったかなと思いました。』

    『今年も竜王戦本戦で戦えることを嬉しく思いますし、上を目指していければなと思います。』

    『本戦強敵ばかりなので、目の前の1局に集中したいと思います。』

  • 菅井竜也七段
  • 『そうですね。。指し直し局は序盤でうまく指されて、ちょっと勝負所がなかった気がしています。』

    『(指し直し局)誤算と言うよりは、序盤で細かく藤井さんにうまく指されてしまったかなと思います。』

    『(竜王戦について)まぁ、あの。。結果を残したいなとは思っているんですけれど、なかなか予選では勝てていないので結果を残せるように頑張りたいと思います。』

    『本局、いつも通りに指そうとは思っていましたけど、本当に今日の将棋はうまく指されて完敗かなと感じています。』

菅井七段、指し直し局、苦しい中でも詰めろをかけにいくなど、これぞ勝負師という戦いぶり。

最後の最後まで油断ならない大激戦()´д`()グッタリ。。

藤井七段(当時)は、菅井竜也七段の中飛車を完璧に抑え込んで見事に4組優勝。

3期連続の決勝進出です☆

千日手にもなり、本局ものすごく見応えある対局でした( ;∀;)感動です。

藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??

【6月3日】VS佐々木大地五段【王座戦挑決】

棋戦名
王座戦挑決
対局日
6月3日
対局相手
対局場所
東京将棋会館
持ち時間
各5時間
開始時間
10:00~

★中継情報★

  • 携帯アプリ恐らく10:00~
  • AbemaTV9:30~
  • ※解説:深浦康市九段、村田顕弘六段、藤森哲也五段
    ※聞手:加藤桃子女流三段、和田あき女流初段

  • ニコ生未定

【6月18日】VS村田顕弘六段【第78期順位戦】

棋戦名
第78期順位戦
対局日
6月18日
対局相手
対局場所
関西将棋会館
持ち時間
各6時間
開始時間
10:00~

★中継情報★

【6月25日】VS阿久津主税八段【第27期銀河戦】

棋戦名
第27期銀河戦
対局放送日
6月25日
対局相手
対局場所
スタジオ
持ち時間
各15分
放送開始時間
20:00~

★中継情報★

  • 携帯アプリなし
  • AbemaTVなし
  • ニコ生20:00~
  • ※銀河チャンネルへの契約が必要(¥1,620/月)
         

  • 囲碁将棋チャンネルにて午後8時~放送
  • ※スカパーetcの契約が必要
        

  • 将棋プレミアムで6月25日~配信予定
  • ※ゴールド(¥2,000/月)への契約が必要

対局者確定&日程が決定していない対局

三浦九段戦は8/11です
となっております.+:。(´ω`*)