最年少プロ棋士
である藤井聡太竜王。
今までの経歴についてまとめています。
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藤井聡太※プロフィール
生年月日:2002年7月19日(21歳)
学校:名古屋大学教育学部付属高
出身地:愛知県瀬戸市
2016年10月1日(14歳)でプロ棋士へ
師匠:杉本昌隆八段
藤井聡太※おもちゃ(キュボロ)が将棋を始めるキッカケに?
3歳
のころに、藤井聡太さんのルーツであるおもちゃの『キュボロ』で遊ぶ。
大人でも難しいと言われるパズルを、3歳にして完成。5歳のころに祖父母から将棋を教えられたのがきっかけとなり将棋の世界へ。
↓プレゼントされたのはこちら。
教育的な遊びだと思っておばあちゃんが教える。
将棋にのめり込んだ理由
おじいちゃん、おばあちゃんとしていると簡単に勝てたから
それが面白くでどんどんハマる。
藤井聡太!将棋のプロの道へ
2010年3月7歳で東海研究会へ入会(アマ初段)
※東海研究会は日本将棋連盟が運営する組織です
盤を抱えて大泣き?
藤井聡太竜王が小学2年生のときに、谷川浩司九段(十七世名人)に三面指し(1対3)で敗戦したとき。
※手合は飛角(二枚)落ち
谷川九段が子供相手に気を遣い引き分けを提案したところ断固拒否。
盤を抱えるようにして大泣き、母の裕子さんが周囲に詫びながら会場の外へと連れ出したそう。
この頃から、闘争心を兼ね備えていた様子。
2011年:8歳で詰将棋解答選手権13位/24
2011年:9歳で第10回全国小学生倉敷王将戦(低学年の部)で優勝
2011年:9歳でJT将棋日本シリーズ東海大会(低学年の部)で優勝
2012年9月22日:10歳で新進棋士奨励会6級で入会
※1次試験は免除
杉本昌隆七段(現八段)に弟子入り、関西奨励会へ入会。
※入会するためには四段以上のプロ棋士の推薦が必要
-
- 藤井くんを弟子にしたくて仕方がなかった
- 弟子にしたいあまり、藤井くんへよく話しかけてアピールをしていた
※講演会にての発言ですが、実際には他の先生を選ぶだろうと思われていたようです
-
- 弟子に自分からプロへの道を示唆することはしないが、藤井くんだけには内心プロ入りを願っていた
- 藤井くんがプロ入りしないときには、自分の責任と捉え棋士を引退しようと考えていた
※藤井くんが将棋以外の道へ進むということは、将棋への魅力を失うということ。その責任は大きいと感じ、棋会への損失を考えると、引退が妥当と感じたため
※プロになるのは小三くらいで確信
2018年4月14日に行われた『竜王アカデミー』にて、杉本七段(現八段)が『藤井六段(当時)と出会えて、縁を感じている。師弟として付き合えて大変うれしい』と語ると、藤井六段(当時)は『師匠に温かく見守ってもらっているのが、自分の力になっている』と答えられたそうです。
プロ棋士を志望する場合、日本将棋連盟が主宰する東西の新進棋士奨励会に入会するというのが主流の方法。
※満23歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日までに四段に昇格できなければ退会処分
2回戦を手加減せず勝負することになりましたが、結果は師匠の勝利という逸話もあります。
※才能が十分にあったため、変な癖をつけたくなかった藤井くんの棋風が大体確立されたころには、対局をする機会も増えたとのこと。
2015年10月18日:13歳で三段へ
藤井聡太!詰将棋選手権での異才ぶりが将棋界で話題に
2015年:12歳で詰将棋解答選手権優勝
※以降連覇中
詰将棋解答選手権で、成人したプロ棋士でもすぐには解けない問題を、当時小学2年生だった藤井くんが全問解き終えて退出。
大会実行委員長の若島正氏(京都大文学部教授)も、会場の小さな少年を見て驚かれたようです。
『小学生がいる』と将棋界では噂に。。
名高い詰将棋の作品集に江戸時代の名人が作った『将棋無双』『将棋図巧』の二冊。
小四のころにはほぼ全て解き終えていたようです。
更に小三のころに作った詰将棋の作品は谷川九段から高い評価を受け、谷川賞を受賞。
2016年10月1日:14歳で日本将棋連盟奨励会三段リーグで1期、1位抜け、14歳2ヶ月でプロ棋士へ。
※62年ぶりに最年少記録を更新
※ちなみにこの最年少記録保持者は、アウトデラックスでもお馴染みだった『ひふみん』こと加藤一二三九段で、加藤九段は、14歳7ヶ月でのプロ入りで、わずか5ヶ月の差ですが記録更新
棋士 | プロ入り年齢 |
---|---|
藤井聡太四段(当時) | 14歳2ヶ月 |
加藤一二三九段 | 14歳7ヶ月 |
谷川浩司九段 | 14歳8ヶ月 |
羽生善治三冠(現九段) | 15歳2ヶ月 |
渡辺明名人 | 15歳11ヶ月 |
2016年12月24日の竜王戦で加藤一二三九段と対戦。
※藤井聡太四段(当時)の勝利となり1勝目を記録
2017年:29連勝記録を樹立(歴代1位)
2018年2月1日:C級2組を1期抜け、五段昇段
2018年2月17日:第11回朝日杯で、広瀬章人八段を破り優勝、六段昇段
2018年:2017年度『勝率』『対局数』『勝数』『連勝』部門でトップとなり、4冠達成
2018年:2017年度『第45回将棋大賞』、新人王、特別賞受賞
出典:AbemaTV
2018年5月18日:竜王ランキング戦2期連続昇級により、七段昇段
2019年2月16日:第12回朝日杯で、渡辺明棋王を破り優勝
2019年3月:2018年度『勝率』部門で1位
2019年3月:升田幸三賞の初受賞
※新戦法や妙手を編み出した棋士に与えられるもの
2018年6月5日に行われた竜王戦5組ランキング戦・石田直裕五段戦の終盤に指した「7七同飛成」が対象、AIを超えた「神の一手」として有名になったもの。
2020年:名局賞特別賞 大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグ・広瀬章人竜王vs藤井聡太七段
2020年3月:2019年度『勝率』『勝数』部門で1位
2020年2月4日:2019年度、第78期順位戦で、10勝0敗で1位、B級2組へ昇級決定
2020年7月16日:第91期棋聖戦五番勝負で渡辺三冠を3勝1敗で破り棋聖奪取
2020年8月19日:第61期王位戦七番勝負で木村王位を4勝0敗で破り王位奪取
2020年8月20日:タイトル2期獲得により八段昇段
2020年10月15日:第28期銀河戦で糸谷八段を破り、最年少銀河へ
2021年2月9日:2020年度、第79期順位戦で、10勝0敗で1位、B級1組へ昇級決定
2021年2月11日:第14回朝日杯で、三浦弘行九段を破り3度目の優勝
2021年3月:2020年度『勝率(0.846)』『勝数(44)』部門で1位(勝数は永瀬王座と同率1位)
2021年3月:2020年度、最優秀棋士賞、升田幸三賞特別賞、名局賞、名局賞特別賞受賞
升田幸三賞特別賞※新戦法や妙手を編み出した棋士に与えられるもの
2020年6月28日に行われた第91期、棋聖戦五番勝負第2局(渡辺-藤井戦)の58手目に指された「31銀」が対象、AIが6億手以上読んでようやく最善と表示された手として「AI超え」として有名になったもの。
名局賞※1年間で最も優れていると認められた対局に贈られる賞で、勝者と敗者の両方が受賞
2020年6月8日に行われた第91期、棋聖戦五番勝負第1局(渡辺-藤井戦)
2021年3月23日に行われた第34期、竜王戦2組R戦(藤井-松尾戦)、57手目に指された、タダのところに銀を捨てるという「41銀打」がツイッターのトレンドにも入りました。
2021年7月3日:第92期棋聖戦五番勝負で渡辺名人に3-0で勝利、防衛、最年少防衛記録更新、史上最年少九段昇段
2021年8月25日:第62期王位戦七番勝負で豊島竜王に4-1で勝利、防衛
2021年9月13日:第6期叡王戦五番勝負で豊島竜王を3-2で破り叡王奪取、史上最年少で三冠(王位、叡王、棋聖)羽生九段の記録 28年ぶり更新
2021年11月13日:第34期竜王戦七番勝負で豊島竜王を4-0で破り竜王奪取、史上最年少で四冠(竜王、王位、叡王、棋聖)羽生九段の記録 28年ぶり更新
2022年2月12日:第71期王将戦七番勝負で渡辺王将を4-0で破り王将奪取、史上最年少で五冠(竜王、王位、叡王、王将、棋聖)羽生九段が22歳10カ月で達成した記録を更新
2022年3月:2021年度『対局数』『勝利数』部門で1位
2022年3月:2021年度、最優秀棋士賞、名局賞受賞
最優秀棋士賞は、満場一致で決定。
名局賞※1年間で最も優れていると認められた対局に贈られる賞で、勝者と敗者の両方が受賞
2021年11月12日、13日の2日間に行われた第91期、竜王戦七番勝負第4局(豊島-藤井戦)
豊島竜王が、恐らく自玉の安全を図ったと思われる109.▲35桂が、詰みに繋がり、桂馬を打たずに同銀で進んでいたら、最後どうなっていたか?という超難解な将棋、NHKでも取り上げられた名局。
2022年3月9日:2021年度、第80期順位戦で、10勝2敗で1位、A級へ昇級決定
2022年5月24日:第7期叡王戦五番勝負で出口六段に3-0で勝利、防衛
2022年7月18日:第93期棋聖戦五番勝負で永瀬王座に3-1で勝利、防衛
2022年9月6日:第63期王位戦七番勝負で豊島九段に4-1で勝利、防衛
2022年7月18日:第35期竜王戦七番勝負で、広瀬章人八段に4-2で勝利、防衛
2022年10月31日:第30期銀河戦で高見泰地七段を破り、2年ぶり2回目の優勝
2022年11月20日:第43回JT杯で斎藤慎太郎八段を破り、初優勝
2023年2月13日:第72回NHK杯で、佐々木勇気七段に勝利し、初優勝、一般棋戦グランドスラム達成、史上初
2023年2月23日:第16回朝日杯で、渡辺明名人を破り4度目の優勝
2023年3月12日:第72期王将戦七番勝負で、羽生善治九段に4-2で勝利、防衛
2023年3月19日:第48期棋王戦五番勝負で、渡辺明棋王に3-1で勝利、棋王奪取、最年少六冠達成
2023年3月:2022年度、最優秀棋士賞、名局賞、名局特別賞受賞、最多勝利賞、勝率1位賞部門で1位獲得
名局賞※1年間で最も優れていると認められた対局に贈られる賞で、勝者と敗者の両方が受賞
2023年1月21日、22日の2日間に行われた第72期、王将戦七番勝負第2局(藤井-羽生戦)
名局特別賞※名局賞で拾いきれなかった名局を表彰
2023年1月15日に行われた第16回朝日杯本戦(藤井-増田康戦)
2023年5月28日:第8期叡王戦五番勝負で、菅井竜也八段に3-1で勝利、防衛
2023年6月1日:第81期名人戦七番勝負で、渡辺明名人に4-1で勝利、名人奪取、最年少名人誕生
2023年7月18日:第94期棋聖戦五番勝負で、佐々木大地七段に3-1で勝利、防衛
2023年10月11日:第71期王座戦五番勝負で、永瀬拓矢王座に3-1で勝利、奪取、八冠達成
2024年2月28日:第73期王将戦七番勝負で、菅井竜也八段に4-0で勝利、防衛、タイトル戦20連覇、大山康晴十五世名人の持つタイトル連続獲得の歴代最多記録を更新
2024年3月17日:第49期棋王戦五番勝負で、伊藤匠七段に2-1、持1で勝利、防衛、タイトル戦21連覇、自身の持つタイトル連続獲得の歴代最多記録を更新
2024年3月:2023年度、最優秀棋士賞、名局賞、名局特別賞受賞、勝率賞部門で1位獲得
名局賞※1年間で最も優れていると認められた対局に贈られる賞で、勝者と敗者の両方が受賞
2023年8月4日に行われた第71期王座戦挑戦者決定戦(藤井-豊島戦)
名局特別賞※名局賞で拾いきれなかった名局を表彰
2023年10月11日に行われた第71期王座戦五番勝負第4局(永瀬-藤井戦)
29連勝記録ってどう凄いの?
現在の藤井竜王の新記録は、自身の持つ公式戦デビュー後の連勝記録『29』。
連勝記録というのは、勝った日から通算して数えられるもの。
昇段、昇級するにつれて対局相手の棋力も増してくるので、当然ながら高勝率維持、連勝の難易度は高くなっていく・・・というのが通常のセオリーではあるのですが、それでも29連勝というのは、なかなか成し遂げられる業ではありません。
この連勝記録は30年間にわたって神谷八段の28連勝が空前絶後の記録と言われてきた記録。
藤井聡太四段(当時)が記録を塗り替えた後に・・・・
『さみしい気持ちはありますが、凡人がほぼ運だけで作った記録を、天才が実力で抜いたことは、将棋界にとってもいいこと思います』
と神谷八段がコメントされています。
出典:別冊宝島『藤井聡太新たなる伝説』
神谷八段も寂しい表情を浮かべながらも、藤井四段(当時)なら仕方ないというような納得の表情でもあったようです。
その他
★地理、数学は好き
★車で移動中も『メイクテン』というゲームをするほどなので、数字には強い様子
※車のナンバーを四則演算で10にするゲーム(渋滞時の時間の潰し方で有名なゲーム)
★美術や音楽が苦手※答えのでない科目にはあまり興味がない
★スピッツの『魔女旅に出る』はスピッツ屈指の名曲だと思っている※セカンドアルバム『名前をつけてやる』収録曲で、激レアな選曲。
いつも気になるのですが「プロ棋士」とは呼び名としていかがであろうか。正式には「将棋棋士」ではないでしょうか。名刺には「将棋棋士六段」とすべきです。日本語を大切にすべきと思います。「囲碁棋士」とするのも同じです。「プロ棋士」では「ぷろきし」で漢字変換できない、正式な日本語でないからだと思う。ちょっと気になったものですから、思ったままに書きました。
さらに、「メイクテン」とは呼び名として素晴らしい。「4,4,4,4」ではいかがでしょう。また、「6,7,8,9」はいかがでしょう。これもちょっと気になったものですから、思ったままに書きました。
コメントありがとうございます。
サイト運営としましては
・解りやすさを大切にしたい
・アマチュアと区別するために
という2つの理由から『プロ棋士』という呼称でまとめさせていただいております。
ご了承ください。
メイクテン(テンパズル)は、車の渋滞時の時間の潰し方で有名なゲームとして記載させていただいております。
名刺につきましては、鈴木様のおっしゃる通り将棋棋士六段と表記された方が綺麗かもしれませんね(*'ω'*)
実際どのように表記されているのかは解りかねますが・・・(;'∀')