4勝1敗で防衛 | 1局 | 2局 | 3局 | 4局 | 5局 | 6局 | 7局 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第74期王将戦7番勝負 | 1/12.13 ○ |
1/25.26 ○ |
2/5.6 ○ |
2/15.16 ● |
3/8.9 ○ |
3/21.22 - |
3/29.30 - |
◆第1局 静岡県掛川市/掛川城 二の丸茶室
◆第2局 京都府京都市/伏見稲荷大社
◆第3局 東京都立川市/オーベルジュ ときと
◆第4局 大阪府高槻市/摂津峡花の里温泉 山水館
◆第5局 埼玉県深谷市/旧渋沢邸『中の家(なかんち)
◆第6局 佐賀県三養基郡/大幸園
◆第7局 栃木県大田原市/ホテル花月
目次
- 永瀬拓矢九段の略歴※'25年3月16日現在
- レーティング比較※'25年3月16日現在
- 永瀬拓矢王座との過去対戦結果【24勝9敗】非公式戦含
- 第74期王将戦七番勝負第5局
- 第74期王将戦七番勝負第4局
- 第74期王将戦七番勝負第3局
- 第74期王将戦七番勝負第2局
- 第74期王将戦七番勝負第1局
- 第72期王座戦五番勝負第3局
- 第72期王座戦五番勝負第2局
- 第72期王座戦五番勝負第1局
- 第44回JT杯準決勝第1局
- 第71期王座戦五番勝負第4局
- 第71期王座戦五番勝負第3局
- 第71期王座戦五番勝負第2局
- 第71期王座戦五番勝負第1局
- 第81期A級順位戦
- 第11回上州将棋まつり2023
- 第2回サントリー将棋オールスター東西対抗戦第4局
- 第30期銀河戦決勝T2回戦第1局
- 第93期棋聖戦五番勝負第4局
- 第93期棋聖戦五番勝負第3局
- 第93期棋聖戦五番勝負第2局
- 第93期棋聖戦五番勝負第1局
- 2022/1/16※第15回朝日杯本戦
- 2021/11/24※第71期王将戦挑決L
- 2021/11/3※第42回JT杯
- 2021/8/30※第34期竜王戦挑決T三番勝負第2局
- 2021/8/12※第34期竜王戦挑決T三番勝負第1局
- 2021/5/31※第6期叡王戦挑決T
- 2020/10/26※第70期王将戦挑決L
- 2020/9/15※第28期銀河戦決勝T
- 2020/6/23※第61期王位戦挑決
- 2020/6/4※第91期棋聖戦挑決T
- 2017/3/19※炎の七番勝負
- 中継情報
永瀬拓矢九段の略歴※'25年3月16日現在
生年月日:1992年9月5日(32歳)
プロ入り:2009年10月1日(17歳)
竜王戦:1組(1組⇒7期)
順位戦:A級(3期)
得意戦法:振り飛車党⇒居飛車党へ※オールラウンダー
王座戦(第67期:2019年度、第68期:2020年度、第69期:2021年度、第70期:2022年度)
新人王戦 (第43期:2012年度)
2004年 9月(12) 6級 奨励会入会
2007年 4月(14) 初段
2007年12月(15) 三段
※三段リーグ戦は3期目、14勝4敗でプロ入り
※同時昇段は阿部健治郎三段(当時)
2009年10月 1日(17) 四段
2012年 4月24日(19) 五段
※竜王ランキング戦連続2回昇級
2013年 6月17日(20) 六段
※竜王ランキング戦通算3回優勝
2015年度、第74期順位戦でC級1組へ昇級決定
2017年11月22日(25) 七段
※竜王戦1組昇級
2017年度、第76期順位戦でB級2組へ昇級決定
2018年度、第77期順位戦でB級1組へ昇級決定
2019年10月 1日(27) 八段
※タイトル2期獲得による
※タイトル2期獲得時の昇段規定による八段昇段の第1号
2020年10月14日(28) 九段
※タイトル3期獲得
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レーティング比較※'25年3月16日現在
藤井聡太竜王・名人【レーティング(1位:2079)】 | |||||
---|---|---|---|---|---|
※'25年3月16日現在 | 対局数 | 勝 | 負 | 持 | 勝率 |
通算 | 488 | 404 | 83 | 1 | 0.8295 |
2024年度 | 51 | 40 | 12 | 0 | 0.7692 |
※2023年度勝率は0.8518
※2022年度【最優秀棋士賞】【名局賞】【名局特別賞】受賞、最多勝利賞、勝率1位賞部門で1位獲得
永瀬拓也王座【レーティング(2位)1917】 | ||||
---|---|---|---|---|
対局数 | 勝 | 負 | 勝率 | |
通算 | 765 | 527 | 236 | 0.6906 |
2024年度 | 44 | 27 | 17 | 0.6136 |
※2023年度勝率は0.6181
未放送棋戦結果の反映などにより、勝敗数にズレが生じることがあります。
正確な勝敗数は日本将棋連盟HPの公式ページにてご確認ください。
- 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
- 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う
★所属クラス(A級~C級2組)で、大体の強さは想像できますが、所属クラスは必ずしも現在の強さを反映したものではないのに対して、レーティングは現在の強さを、対局毎に変動する数値で表現したものです
平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。
レーティング参考サイトはこちら
最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。
藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率
永瀬拓矢王座との過去対戦結果【24勝9敗】非公式戦含
勝率:0.7272
対局日 | 対局時クラス 藤井聡太 | 対局時クラス 永瀬拓矢 | 勝敗(23-9) | 手番 | 戦型 | 手数 | 棋戦名 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
33 | 2025//3/8.9 | 竜王・名人 | A | ○ | 後 | 雁木 | 120手 | 第74期王将戦七番勝負第5局 |
32 | 2025/2/15.16 | 竜王・名人 | A | ● | 先 | 角換わり腰掛け銀 | 124手 | 第74期王将戦七番勝負第4局 |
31 | 2025/2/5.6 | 竜王・名人 | A | ○ | 後 | 角換わりその他 | 134手 | 第74期王将戦七番勝負第3局 |
30 | 2025/1/25.26 | 竜王・名人 | A | ○ | 先 | 横歩取り | 93手 | 第74期王将戦七番勝負第2局 |
29 | 2025/1/12.13 | 竜王・名人 | A | ○ | 後 | 相掛かり | 112手 | 第74期王将戦七番勝負第1局 |
28 | 2024/9/30 | 竜王・名人 | A | ○ | 後 | 角換わりその他 | 156手 | 第72期王座戦五番勝負第3局 |
27 | 2024/9/18 | 竜王・名人 | A | ○ | 先 | 角換わり腰掛け銀 | 123手 | 第72期王座戦五番勝負第2局 |
26 | 2024/9/4 | 竜王・名人 | A | ○ | 後 | 角換わりその他 | 124手 | 第72期王座戦五番勝負第1局 |
25 | 2024/2/4 | 竜王・名人 | A | ● | 後 | 矢倉 | 129手 | 第17回朝日杯決勝 |
24 | 2023/10/21 | 竜王・名人 | A | ○ | 後 | 角換わりその他 | 84手 | 第44回JT杯準決勝第1局 |
23 | 2023/10/11 | 竜王・名人 | A | ○ | 後 | 角換わりその他 | 138手 | 第71期王座戦五番勝負第4局 |
22 | 2023/9/27 | 竜王・名人 | A | ○ | 先 | 雁木 | 81手 | 第71期王座戦五番勝負第3局 |
21 | 2023/9/12 | 竜王・名人 | A | ○ | 後 | 角換わりその他 | 214手 | 第71期王座戦五番勝負第2局 |
20 | 2023/8/31 | 竜王・名人 | A | ● | 先 | 角換わりその他 | 150手 | 第71期王座戦五番勝負第1局 |
19 | 2023/2/1 | 竜王 | A | ● | 後 | 角換わり腰掛け銀 | 129手 | 第81期A級順位戦 |
18 | 2023/1/3 | 竜王 | A | ○ | 先 | 相掛かり | 123手 | 第11回上州将棋まつり2023 |
17 | 2022/12/25 | 竜王 | A | ○ | 後 | 矢倉 | 74手 | SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦 |
16 | 2022/9/16 | 竜王 | A | ○ | 後 | 角換わり腰掛け銀 | 118手 | 第30期銀河戦決勝T2回戦第1局 |
15 | 2022/7/17 | 竜王 | A | ○ | 後 | 相掛かり | 104手 | 第93期棋聖戦五番勝負第4局 |
14 | 2022/7/4 | 竜王 | A | ○ | 先 | 角換わり腰掛け銀 | 145手 | 第93期棋聖戦五番勝負第3局 |
13 | 2022/6/15 | 竜王 | A | ○ | 後 | 角換わり腰掛け銀 | 138手 | 第93期棋聖戦五番勝負第2局 |
12 | 2022/6/3 | 竜王 | A | ● | 先(千) | 角換わり腰掛け銀 | 114手 | 第93期棋聖戦五番勝負第1局 |
11 | 2022/1/16 | 竜王 | A | ● | 後 | 雁木 | 109手 | 第15回朝日杯本戦 |
10 | 2021/11/24 | 竜王 | A | ● | 後 | 相掛かり | 101手 | 第71期王将戦挑決L |
9 | 2021/11/3 | B1 | A | ○ | 先 | 角換わり腰掛け銀 | 99手 | 第42回JT杯 |
8 | 2021/8/30 | B1 | A | ○ | 先 | 相掛かり | 77手 | 第34期竜王戦挑決T三番勝負第2局 |
7 | 2021/8/12 | B1 | A | ○ | 後 | 三間飛車 | 184手 | 第34期竜王戦挑決T三番勝負第1局 |
6 | 2021/5/31 | B1 | B1 | ○ | 後 | その他力戦 | 138手 | 第6期叡王戦挑決T |
5 | 2020/10/26 | B2 | B1 | ● | 先 | 四間飛車 | 164手 | 第70期王将戦挑決T |
4 | 2020/9/15 | B2 | B1 | ○ | 先 | 横歩取り | 75手 | 第28期銀河戦決勝T |
3 | 2020/6/23 | B2 | B1 | ○ | 先 | 角代わりその他 | 127手 | 第61期王位戦挑決 |
2 | 2020/6/4 | B2 | B1 | ○ | 後 | 相掛かり | 100手 | 第91期棋聖戦挑決T |
1 | 2017/3/19 | - | C1 | ● | 後 | ゴキゲン中飛車 | 114手 | 炎の七番勝負※非公式戦 |
↓どんな対局だったかざっくりまとめてます^^
第74期王将戦七番勝負第5局
1日目からリードする展開で完勝。後手番の藤井王将がプロ入り後初の34歩を指したのが印象的。
局後、藤井の2手目▽34歩には虚を突かれたようで、『開幕局(1月12、13日=掛川)あたりは意識していたんですが、本局は意識が抜けていて。準備不足だったと思います』とのこと。120手まで、永瀬九段投了。
第74期王将戦七番勝負第4局
後手番ながら、角換わり相腰掛け銀の研究局面に藤井王将を誘い、難戦を制してシリーズ初白星。
飛車を切り、優勢拡大かと思われましたが、終盤で96.▽62金の軽視があった様子。
形勢は逆転、124手まで、藤井王将投了。
終局後、「分岐が多い将棋だった。終盤に精彩を欠いてしまったのは残念でした」と本局を回想。
第74期王将戦七番勝負第3局
五分五分で千日手が見えてきた62分の長考の後、藤井王将が98.▽36歩と指した瞬間に殆どのAI評価値が急落。
そこから先手ペース。
しかし運命の113手目、棋士室・解説含め44桂で先手勝ちが予想されていましたが、113.▲44桂で形勢逆転。
98.▽36歩でAI形勢が急落したのは、113手目に先手が62銀不成を指せれば、、、ということ。これが難解。
80%ほどあった先手形勢は35%ほどへ。
そこからは難解な局面が続くなか、着実にリードを広げ、134手まで、永瀬九段投了。
第74期王将戦七番勝負第2局
封じ手時点で63-37と藤井王将リードで2日目を迎える展開。
注目の封じ手は予想を覆す43.▲56角。この手は初日の解説で斎藤明日斗六段が黒沢怜生六段に『それは圏外』とバッサリ切られていた一手。
AIの候補手に上がっていなかったこの封じ手で45-55と逆転したが、次手の44.▽74角で58-42と再逆転、その後、形勢が振れる難解な将棋になりましたが、昼食後、再び藤井王将に形勢が振れてからは藤井曲線。
41手目を指した時点で100分ほどあった持ち時間の差が、永瀬九段が42.▽14歩に152分使い、持ち時間が逆転。この長考は永瀬九段史上最高とのこと。
封じ手43.▲56角も封じ手時間を30分近く過ぎて封じるという長考合戦。
いずれも封じ手で打った56角の利きを生かした攻めで、終局後、永瀬九段は『55.▲24歩は見えていなかった』とのこと、93手まで、永瀬九段投了。
第74期王将戦七番勝負第1局
永瀬九段の研究手に苦戦、『このままだとジリ貧』と感じる展開から粘りに粘って逆転勝利、永瀬九段『誤算は特になかった』とのこと。
午後5時過ぎ、永瀬九段が71手目に指した▲74馬が一転受け身の手で、藤井王将の攻めを許す展開へ。
恐らく解説陣を含め多くの観戦者が永瀬九段が勝ち切ると感じていたと思われる中、112手まで、永瀬九段投了。
第72期王座戦五番勝負第3局
後手96香をあらかじめ読んでおかないといけなかった。先手97桂は第一感だった。これで自分の玉が詰まないのをうっかりした。エアポケットに入ってしまったとのこと。
永瀬九段は147手目~97歩合いの1手のミスにより逆転、156手まで、永瀬九段投了。
第72期王座戦五番勝負第2局
序盤から70手以上進むハイペース、中盤で藤井王座が銀取りを放置して香を打った手が好手で、ペースを掴み、終盤一気に差がつく展開。
藤井聡太王座の快勝、123手まで、永瀬九段投了。
第72期王座戦五番勝負第1局
永瀬九段の研究が深く、一時は35分程差がつく展開へ。
その後時間差も縮まり、互角のまま終盤戦に突入しましたが、途中100手目で、107.▲15龍と出てくる筋が痛いことに気付いておらず軽視があったとのこと。
そこからは先手永瀬九段ペース、129手まで、藤井竜王・名人投了。
第44回JT杯準決勝第1局
藤井竜王・名人が、早々に飛車を切る積極的な攻めで快勝、84手まで、永瀬九段投了。
第71期王座戦五番勝負第4局
永瀬王座の深い研究に、序盤~藤井竜王・名人の長考が見られ一時は3時間程の時間差が開き、徐々に劣勢へ。
形勢はそこから二転三転しながら、最終盤は互いに分将棋へ。
解説陣も「永瀬王座勝ち」とする局面、122手目、金ではなく、122.▽55銀。
122.▽55銀の後、42金~後手玉は寄りだったものの、直後の52飛がエアポケットに入っており、永瀬王座は62飛~で足りないと思われた様子。
指した直後すぐ気が付かれていましたが、時すでに遅し、122.▽55銀としたことが功を奏したか、次の123.▲53馬で形勢が逆転し後手の藤井竜王・名人勝勢へ
永瀬王座は悔しそうに、頭を叩き、掻きむしり、その後138手まで、永瀬王座投了。
第71期王座戦五番勝負第3局
力戦型となり、中盤から徐々に後手の永瀬王座ペース、勝勢へ。
終盤、互いに分将棋となり永瀬王座が66.▽41飛と受けに回ったところで互角、そこから急転直下で先手、藤井竜王・名人ペースへ。
81手まで、永瀬王座投了。藤井竜王・名人の逆転勝利。
第71期王座戦五番勝負第2局
藤井竜王名人の右玉という、珍しいスタートから終盤まで長く難解な互角の将棋。
長い1分将棋の中で、相入玉模様でしたが、持将棋も考えられる状況から見事な寄せで、214手まで、永瀬王座投了。
第71期王座戦五番勝負第1局
中盤まで藤井竜王・名人ペース。
79.▲45桂の局面で互角へ、両者残り時間は25分程度。局面は難解。
解説の渡辺九段は、79.▲45桂の攻めがあまりにも渋滞気味、形勢云々とは別に先手で全く自信がない展開とのこと。
残り時間もなくなり、互いに指し手の精度も落ちてきた中、そこから二転三転しながら終盤でリードを奪ったのは永瀬王座。
最後は1分将棋の中、妙手でペースを掴んだ永瀬王座が150手で激戦を制し、藤井竜王・名人投了。
第81期A級順位戦
研究で序盤から未知の局面へ誘導、竜王の持ち時間を2時間程削り、形勢も永瀬王座ペースへ。
竜王は、指しやすい局面はなく、手応えはなかったとのこと。永瀬王座の完勝。
129手まで、藤井竜王投了。
第11回上州将棋まつり2023
先手の方が少し出遅れてしまい、一時は後手優勢でしたが、86.▽12桂打~形勢逆転。先手に桂馬を与えて反撃の手段を増やしてしまう展開へ。
終盤は秒読みの中、19手詰めを読み切り123手まで、永瀬王座投了。
第2回サントリー将棋オールスター東西対抗戦第4局
中盤戦で永瀬王座の攻防の角を追いやり竜王ペースへ。
取った角を敵陣に打ち込みリードを更に拡大。そのまま74手まで、永瀬王座投了。
竜王の完勝。
第30期銀河戦決勝T2回戦第1局
藤井竜王が一方的に攻めてる展開となり、118手まで、藤井竜王の完勝。
第93期棋聖戦五番勝負第4局
序盤早々前例から外れ(6筋の歩を突き、飛車で取らせる)、永瀬拓矢王座に何もさせない完璧な指し回し、104手まで、完勝。
第93期棋聖戦五番勝負第3局
序盤から猛スピードで手が進み、互角を保っていましたが、藤井棋聖が巧みに攻めて優勢を拡大。
73.▲22歩打の対応が難しかった様子、次手74.▽33桂~は先手ペースとなり、そのまま145手まで、藤井棋聖勝利。
第93期棋聖戦五番勝負第2局
最終盤まで評価値は二転三転、その後評価値は互角程へ、、藤井棋聖の残り時間は2分、永瀬王座15分。
114.▽13玉で一気に評価値が下がったところで、永瀬王座が飛車を取る115.▲31金が毒饅頭。
そこから、退路封鎖の116.▽97銀捨て、急転直下で後手ペース。
飛車の横利きを止めた、120.▽48歩打が決めてとなり、138手まで、藤井棋聖勝利。
第93期棋聖戦五番勝負第1局
1局目(相掛かり)、2局目(角換わり腰掛け銀)で異例の2回目の千日手が成立。
3局目は、藤井棋聖ペースで進んでいましたが、89.▲86角打(AI推奨が67桂打)~永瀬王座有利へ、そのまま114手まで、藤井棋聖投了。
2022/1/16※第15回朝日杯本戦
59.49龍(AI推奨が29龍)~永瀬王座ペースになり、80.▽95桂(AI推奨が69金打)で更に形勢差が開き、永瀬王座有利。そのまま109手まで、藤井竜王投了。
2021/11/24※第71期王将戦挑決L
58.▽36歩打(AI推奨が81飛)~誤算があったか??永瀬王座ぺースへ、そのまま101手まで、藤井竜王投了。
2021/11/3※第42回JT杯
藤井三冠の完勝。
2021/8/30※第34期竜王戦挑決T三番勝負第2局
34.▽74飛(AI推奨は24歩、33桂、86飛etc)で、形勢が藤井二冠ペースになっていましたが、次手83角打を継続手としてAIが推奨、藤井二冠は35.▲48玉とされて自陣整備へ、形勢は一旦互角。
36.▽88歩打(悪手ではありませんが、AI推奨は84飛だと)~38.▽14角打で形勢差が開く展開、そのまま77手まで永瀬王座投了。
局後、形勢が悪くなってから88歩打を悔やまれたとのこと、ここで違う手を指さなければならず、その後形勢が悪くなるという判断がここで出来ていなかった・・と悔やまれていました。
2021/8/12※第34期竜王戦挑決T三番勝負第1局
相穴熊~互角を保ったねじり合いが続き、終盤はお互い1分将棋で184手まで、永瀬王座投了。
2021/5/31※第6期叡王戦挑決T
永瀬王座の研究手~永瀬王座有利な展開になりましたが、中盤~局面が紛れていき互角へ。
終盤戦に入るころには、局面が複雑化し互いに分将棋。
形勢が互角辺りを保っていましたが、113.▲24金打で藤井二冠優勢。
そのまま138手まで、永瀬王座投了、激戦でした。
2020/10/26※第70期王将戦挑決L
永瀬王座の3年ぶりの四間飛車。
永瀬王座の構想が素晴らしく、藤井二冠指しやすい局面から永瀬王座指しやすい展開へ。
その後永瀬王座に誤算があったか、藤井二冠の69.▲46歩打~藤井二冠がペースを握りますが局面は難解。
107.▲62金~再び永瀬王座ペース。
千日手筋もちらほら出ますが、終盤戦、千日手を打開してからは永瀬王座勝勢。
そのまま164手、藤井二冠投了となりました。
王将戦挑決L、0勝3敗、挑戦ならず、残留できるかどうか?
2020/9/15※第28期銀河戦決勝T
永瀬二冠(当時)が32.▽66桂打~34.▽34角打の構想で優勢を築きますが、40.▽88馬の悪手~藤井二冠ペース。
※佐々木勇気七段は「らしくないですね・・」とのこと
1手バッタリでそのまま藤井二冠押し切るか?と思われましたが、57.▲43銀打~再び後手の永瀬二冠(当時)ペースへ。
58.▽67角の勝負手~、60手目、78龍ならそのまま永瀬二冠(当時)ペース。
60.▽88飛成~再び藤井二冠ペースへ。
※ソフト推奨は78龍
序盤からうまく指して、勝てそうな局面も多かったですが、75手まで永瀬二冠(当時)投了。
2020/6/23※第61期王位戦挑決
解説の天彦九段も「これぐらいのクオリティの将棋を指せれば、勝てることも多い」と言われるくらい、非常に難解な将棋。
終盤まで互いに譲らない拮抗した状態が続く中、一瞬のスキをついた95.▲57桂打で藤井七段(当時)が抜けだし優勢へ。
127手で永瀬二冠(当時)投了。
2020/6/4※第91期棋聖戦挑決T
中盤まで永瀬二冠(当時)ペース。
藤井七段(当時)の54.▽36銀の応手55.▲69玉~藤井七段(当時)ペース。
68.▽84歩打で形勢差が縮まるも、永瀬二冠(当時)の77.▲26馬~は藤井七段(当時)勝勢へ。
最後は綺麗に寄せ100手まで、永瀬二冠(当時)投了となりました。
2017/3/19※炎の七番勝負
藤井四段(当時)にとって、本局のゴキゲン中飛車は想定外だった様子。
AbemaTV企画『炎の七番勝負』で唯一、藤井四段(当時)が敗戦した対局です。
居飛車党の永瀬七段は、元々は振り飛車党。
永瀬六段(当時)の棋風を、藤井四段(当時)は居飛車党で深い読みに特徴があるという印象を持っていたようです。
近年は居飛車の採用が多くなっていて、藤井四段(当時)もゴキゲン中飛車は予想していなかったことを局後の感想でも言われていました。
対する永瀬六段(当時)は藤井四段(当時)の棋譜データがなかったので、自分の土俵で戦える戦型を選んだとのこと。
藤井四段(当時)は超速▲3七銀戦法で対抗。
予想外の戦型に藤井四段(当時)が序盤から時間を使う展開へ。
永瀬六段(当時)がまだ3分しか消費していないところで、藤井四段(当時)は1時間の持ち時間の半分を消費することになり、中盤のねじり合いの時点で秒将棋へ。
本局は、そのまま114手まで永瀬六段(当時)の完勝となりました。
中継情報
携帯アプリ中継あり
AbemaTVで8:30~
将棋chで8:45~
将棋プラス(解説付き有料)で8:40~
いつも記事をありがとうございます。永瀬は昨年王座二期目で、タイトル獲得数は計三期となり九段に昇段していますね。
ゆいの杜さま
おはようございます!
いつもお世話になっております。
そうでした!ありがとうございます。。!
早速ご対応くださって、ありがとうございました!
ゆいの杜さま
えぇぇ!こちらがありがとうございますですよ~!
ほんとに、すみませんでした(゚´Д`゚)
感謝です。