第6期叡王戦挑決T、藤井聡太二冠vs永瀬拓矢王座の対局模様をまとめています。

勝者は、丸山忠久九段との対局が決定しています。
※対局日はまだ未定
 
スポンサーリンク ▼本局形勢▼138手まで※永瀬二冠投了
藤井 永瀬 叡王戦 形勢
※AIによる評価値は、とても人間には見えない着手も含む数字であることをご理解の上、ご参考程度にどうぞ

目次

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藤井聡太二冠VS永瀬拓矢王座、対局結果と棋譜

先手番:永瀬拓矢王座

後手番:藤井聡太二冠

戦 型:その他力戦形
その他力戦形:後(4勝1敗-勝率:0.8000)

藤井聡太二冠の戦型データを見てみる

~20手目

 
20手目
残:永瀬王座⇒2:59 藤井二冠⇒2:27

~40手目

21.▲67銀
22.▽65歩
23.▲68飛
24.▽44歩
25.▲37桂
26.▽43銀上
27.▲78金
28.▽52金
29.▲69玉
30.▽42玉
31.▲58金
32.▽62飛
33.▲56歩
34.▽31玉
35.▲79玉
36.▽14歩
37.▲16歩
38.▽22玉
39.▲55歩
40.▽66歩

 
22.▽65歩まで。

村山七段「単純に取ってしまうと、▽77角成、▲同桂、▽86歩、▲同歩、▽同飛までで、▲88歩打として受かることは受かるんですけど、先手陣バラバラで怖い。なので、78金かなと思って見てんたんですけど、プロの第1感で自然な手、本譜は迷うことなく23.▲68飛(解説ザワザワ)。後手は6筋が戦場なので玉を41、31と遠ざかって行くという指し方もあったと思うんですけど、24.▽44歩」

24.▽44歩が永瀬王座の本線ではなかったようで、永瀬王座ようやく考慮へ※それまではノータイム指し

村山七段「6筋の歩は両者取ってもらいたいはず、先手も取ってしまうと、▽同銀、▲56銀とぶつけると▽76銀と出られてしまう。後手も取ると、▲同銀と先手の銀が前に進んで行きやすくなる。▲55銀とかぶつけられるとか、後は先手から▲64歩と垂らす手もある。▲55銀、▽同銀、▲55銀、▽63歩成を狙う先手の駒も軽くなる、取って貰えると。だから互いに取ってもらいたい、ということで、互いに自陣整備に入ってます。」

お昼前※32手目棋譜
32手目
残:永瀬王座⇒2:24 藤井二冠⇒1:46

村山七段「藤井二冠が感想戦で『祈る思いでした』って言ってたことがあるんですよね。強い上にお祈りまでされたら適わないなって思ってたんですけど、どっかで聞いたことあるなって思ったら永瀬さんがよく言ってるんですよね。笑 言葉って影響受けてるのかな~?って思ったりしましたね 笑」

村山七段「(棋風も影響するのか)最初のころは、永瀬さんと言えば、受け将棋で相手の駒を全部取ってという感じでしたし、藤井二冠と言えば終盤力で1手勝を良しとするというんですかね。最近では藤井二冠も手堅い差し回しが多いんですよね、負けない将棋って感じなんですよ。永瀬王座は受けの棋風から最近鋭角風になってきたかな?と思っているので、互いの長所を吸収して、自分の良いところを伸ばして行ってという感じがしますね。」

※藤井二冠は感想戦で、38.▽22玉がどうだったかと・・これで纏め辛くなった気がするとのこと。AI推奨は94歩(その他66歩)でしたが、悪手ではなく、解説の阿久津八段もこの後の進行を見ると、永瀬王座がペースを掴んでいるので、ここの対応で違った対応もあったのかもしれないとのこと。

40手目棋譜
40手目
残:永瀬王座⇒1:41 藤井二冠⇒1:08

~60手目

41.▲同銀
42.▽63銀
43.▲65銀
44.▽64歩
45.▲56銀
46.▽74歩
47.▲67金右
48.▽72飛
49.▲28飛
50.▽75歩
51.▲同歩
52.▽同飛
53.▲76歩
54.▽71飛
55.▲35歩
56.▽73桂
57.▲34歩
58.▽同銀
59.▲26飛
60.▽51角

 
48.▽72飛から(AIは飛車なら82を推奨、最善は73桂、94歩etc)、若干永瀬王座よりの形勢。

60.▽51角から、永瀬王座ペース※AI推奨は43銀。

60手目棋譜
60手目
残:永瀬王座⇒1:09 藤井二冠⇒0:29

~80手目

61.▲54歩
62.▽同銀
63.▲44角
64.▽33金
65.▲77角
66.▽44歩
67.▲24歩
68.▽同歩
69.▲25歩打
70.▽32玉
71.▲24歩
72.▽22歩
73.▲15歩
74.▽65桂
75.▲同銀
76.▽同歩
77.▲35歩打
78.▽43銀左
79.▲25桂
80.▽24金

 
75.▲同銀で形勢が若干縮まります※AI推奨は68角

79.▲25桂で形勢がさらに縮まる展開※AI推奨は14歩、55歩etc

80手目棋譜
80手目
残:永瀬王座⇒0:32 藤井二冠⇒0:01

~100手目

81.▲36桂打
82.▽86歩
83.▲同角
84.▽66歩
85.▲77金寄
86.▽75歩打
87.▲同角
88.▽同飛
89.▲同歩
90.▽76歩打
91.▲同金
92.▽67銀打
93.▲66金
94.▽48角打
95.▲67金引
96.▽26角成
97.▲33銀打
98.▽同桂
99.▲24桂
100.▽23玉

 
91.▲同金※AI推奨は66金、ちょっと局面が紛れてきて、AbemaAIは55-45、残時間永瀬王座5分、藤井二冠0分。

※阿久津八段「感想戦では、同金か66金どっちが良かったのか、永瀬さんも時間があれば・・使っても良く分からないというか、難解な終盤になってしまったんで、この手前くらいで方針を間違ってしまったかもしれないということでしたね。」

この辺りは局面が紛れて、どっちが勝つかわからない終盤戦へ突入。

98.▽同桂⇒AI推奨は同角で、永瀬王座ペース。

100手目棋譜
100手目
残:永瀬王座⇒0:00 藤井二冠⇒0:00

~120手目

101.▲33桂成
102.▽同角
103.▲31飛打
104.▽24玉
105.▲25歩打
106.▽同馬
107.▲37桂打
108.▽29飛
109.▲69歩打
110.▽47馬
111.▲25歩打
112.▽23玉
113.▲24金打
114.▽同角
115.▲同歩
116.▽同玉
117.▲25歩打
118.▽23玉
119.▲88玉
120.▽69飛成

 
101.▲33桂成⇒AI推奨は31飛、41飛で、また互角程度へ。

106.▽同馬(AI推奨は同玉)で、永瀬王座優勢・・だったんですが、107.▲37桂打(AI推奨は16桂打・・)で、互角程度へ。

※阿久津八段「16桂と打って、▽同馬、▲同香のように馬を消しに行く手も有力だったとは思いますね。」

113.▲24金打※AI推奨は34歩、藤井二冠優勢。

120手目棋譜
120手目

~140手目

121.▲24歩
122.▽同玉
123.▲25歩打
124.▽23玉
125.▲11飛成
126.▽78龍
127.▲同玉
128.▽69銀打
129.▲77玉
130.▽78金打
131.▲86玉
132.▽85歩打
133.▲96玉
134.▽84桂打
135.▲85玉
136.▽94金打
137.▲86玉
138.▽74桂打
139.▲
140.▽

 
125.▲11飛成まで、17手詰み。

138手まで、永瀬王座投了。

投了図
投了図
 
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藤井聡太二冠の次の対局予定※6/3vs稲葉八段(順位戦)

【2021年6月3日】vs稲葉陽八段【第80期B1順位戦】

対局相手
クラス別戦績
過去対局
持ち時間
各6時間
時間別戦績
6時間棋戦通算40勝1敗(0.9756)
対局場所
関西将棋会館
開始時間
10:00~
トーナメント表

中継情報

携帯アプリ10:00~
AbemaTV9:30~
※解説者:中村太地七段、戸辺誠七段、及川拓馬六段
※聞き手:貞升南女流二段、長谷川優貴女流二段

過去対局

※※横にスクロールできます※※

日付 勝敗 対局時クラス 手番 戦型 手数 棋戦名 棋譜
2020/7/4 A 角換わりその他 134手 第28期銀河戦本戦 棋譜
2020/3/24 A 角換わり腰掛け銀 129手 第61期王位戦紅白L 棋譜
2019/1/20 A 角換わり腰掛け銀 98手 第12回朝日杯本戦 棋譜
2017/11/13 A 相掛かり 169手 第67回NHK杯 棋譜

 
となっております.+:。(´ω`*)