第14回朝日杯、藤井聡太二冠vs大石直嗣七段の対局模様をまとめています。

勝者は14:00~豊島二冠vs飯島七段の勝者と対局。⇒勝者、豊島二冠。

準決勝・決勝メモ
2021年2月11日(祝・木)
準決勝・決勝:有楽町朝日ホール(東京・有楽町)
対局者は渡辺明三冠
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目次

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藤井聡太二冠VS大石直嗣七段、対局結果と棋譜

先手番:大石直嗣七段

後手番:藤井聡太二冠

戦 型:中飛車
後手番中飛車:21勝3敗(0.8750)

藤井聡太二冠の戦型データを確認する

~20手目

 
20手目棋譜
20手目
残:大石七段⇒0:39 藤井二冠⇒0:38

~40手目

21.▲38銀
22.▽74歩
23.▲78金
24.▽33角
25.▲67銀
26.▽64歩
27.▲65歩
28.▽同歩
29.▲55歩
30.▽同歩
31.▲同飛
32.▽62飛
33.▲56飛
34.▽44銀
35.▲75歩
36.▽72飛
37.▲46歩
38.▽55歩打
39.▲59飛
40.▽75歩

 
26.▽64歩まで。

鈴木九段「現代的。大石七段は突くか引くかで迷っている。飛車を引くと、藤井さんは44歩と止める。▲55歩、▽同歩、▲同飛と1歩交換するけど、これがプロ的にみるとちょっと悔しい。飛車を引かなかなければ、すぐ1歩交換できることろを1回引いてから歩を取るんで1手損しちゃう。そのときのために、先に▲46歩突きたい、すると44歩突いてくれなくなっちゃう。」⇒27.▲65歩

鈴木九段「27.▲65歩・・・同歩に55歩行こうと・・これはガリガリ行く気ですね・・」

※感想戦にて、27.▲65歩は作戦で、この形になれば仕掛けてみようと思っていたとのこと

※藤井二冠は、65歩を防ぐつもりで26.▽64歩としたつもりだったんですが、ただ、こちらの玉系も薄いので対応できるか難しいのかなと思っていたとのこと

※更に控室談によると、1年程前に杉本八段と練習将棋で指した経験がある形だったとのこと、杉本八段は初見でも急所が解かるほど強いので、果たしてその将棋が役に立ったかどうかは不明、聞いてみると案外覚えていないかも・・とのこと(;´∀`)

35.▲75歩まで。

森内九段「なるほど、先手は歩損しているのでゆっくりできない、手を作っていってリードしたい、これは参考になる手ですね。作戦としては大石さんは、藤井さんに早めに時間を使ってもらって、その中で活路を見出して行こうという風に見受けられます(先手:0:31、後手:0:12)」

40手目棋譜
40手目
残:大石七段⇒0:25 藤井二冠⇒0:11

~60手目

41.▲45歩
42.▽76歩
43.▲88角
44.▽77歩成
45.▲同桂
46.▽45銀
47.▲65桂
48.▽54銀
49.▲73歩打
50.▽同桂
51.▲同桂成
52.▽同飛
53.▲74歩打
54.▽71飛
55.▲68金
56.▽86歩
57.▲同歩
58.▽87歩
59.▲77角
60.▽74飛

 
43.▲88角まで。

森内九段「ちょっと悔しいですけど。同銀も考えるんですけど、これだと同飛車もありますし、45歩を取る手もありますし。玉から離れていくので指しにくいというところで我慢ですね」

45.▲同桂まで。

森内九段「普通は同角ですけど(笑)捻った手ですね。角で取った後、▽45銀、▲55角と角を出たりするのが自然ですけど・・▽66歩、銀が動くと今藤井さんの方は、7筋の歩を無くした効果で飛車が直通しているんですよね。66歩の歩を銀で取ると飛車で成られてしまいますし、角で取っても▽同角、▲同銀で飛車が成られてしまって破られてしまうので、7筋の成り捨てはうまいですね、藤井さんうまいですね、難しいと思ってたんですけど」

49.▲73歩打まで。

森内九段「辛いですね。。できれば桂馬が今中央にいて、65の桂を真ん中で使って仕事をしたい。73歩は借りに取られたとしても81の遊んでいる桂馬との交換になりますので、あんまりやりたくない手なんですけど、65の桂を取られてしまうんで渋々打ったという感じの手ですね」

60手目棋譜
60手目
残:大石七段⇒0:09 藤井二冠⇒0:05

~80手目

61.▲66桂打
62.▽76歩打
63.▲74桂
64.▽77歩成
65.▲同金
66.▽68角打
67.▲53歩打
68.▽同金
69.▲72飛
70.▽42銀
71.▲62桂成
72.▽59角成
73.▲同金
74.▽61歩打
75.▲同成桂
76.▽56歩
77.▲68角打
78.▽76歩打
79.▲同飛成
80.▽89飛

 
74.▽61歩打まで。

※局後インタビューにて「77.▲68角打」が見えていなかったとのこと

杉本八段「細かいですね。ほおっておくと、力強く52角とか打ち込まれたり、52に垂れ歩とか。61歩、成桂となることによって、(成桂の)働きが弱くなりましたよね。52の地点に使えないので、歩垂らしても取られちゃうし」

80手目棋譜
80手目
残:共に分将棋

~100手目

81.▲79歩打
82.▽99飛成
83.▲63歩打
84.▽57歩成
85.▲同角
86.▽65桂打
87.▲68角
88.▽77桂成
89.▲同角
90.▽同角成
91.▲同龍
92.▽88龍
93.▲同龍
94.▽同歩成
95.▲62歩成
96.▽66歩打
97.▲51成桂
98.▽同銀
99.▲51同と
100.▽51同金

 
82.▽99飛成まで。

深浦九段「74.▽61歩打が聞いてますよね」

92.▽88龍・・?

高見七段「相手に手番を渡してでも飛車を取るというのが、なかなか指せない」

深浦九段「珍しい一連の手順。ほんとですか?これは見えないなぁ・・・やりにくいと思うのは同龍、同歩成で先手の手番になりますよね。色々味付けのために63歩と垂らしたり、あと・・飛車角桂という駒を持ちますので、後手としては気持ち悪いはずなんですよね。龍交換になった後も、飛車角金香とありますけども、どこから先手陣の攻略に入っていいのか・・79歩も地味に効いてますよね」

100手目棋譜
100手目

~120手目

101.▲84角打
102.▽46桂打
103.▲47銀打
104.▽38桂成
105.▲同銀
106.▽42銀打
107.▲66角
108.▽44歩
109.▲46桂打
110.▽62香打
111.▲54桂
112.▽同金
113.▲43歩打
114.▽同銀
115.▲75角
116.▽41金打
117.▲55歩打
118.▽64金
119.▲84角
120.▽46桂打

 
102.▽46桂打まで。

森内九段「ほぉ藤井さんらしい手ですね。金を取ったら詰ましてしまおうと、読み切っていないとさせない手ですね」

高見七段「棋士なら詰みだと・・・藤井さんなら、0.01秒、わたしなら1秒くらい 笑」

※局後インタビューにて、大石七段はこの1手で心が折れてしまったとのこと・・

104.▽38桂成まで。

高見七段「本当は桂馬も結構使える駒なんですけど、この局面では銀の方がかなり役に立つ。ちょっと返して!って言いたくなる」((´∀`))

「この辺りは、着実に指していれば負けることは無いだろうという指し方ですね」

120手目棋譜
120手目

~140手目

121.▲47銀
122.▽66歩
123.▲53桂打
124.▽67歩成
125.▲41桂成
126.▽同金
127.▲61飛
128.▽83角打
129.▲62飛成
130.▽52歩打
131.▲46銀
132.▽38飛打
133.▲
134.▽
135.▲
136.▽
137.▲
138.▽
139.▲
140.▽

 
127.▲61飛・・形勢が有利~一気に藤井二冠優勢。

132手まで、大石七段投了。

次は午後~豊島二冠と対局

投了図
藤井 大石 結果 朝日杯


藤井 大石 形勢 朝日杯
※AIによる評価値は、とても人間には見えない着手も含む数字であることをご理解の上、ご参考程度にどうぞ

藤井聡太二冠と大石直嗣七段の対局前後のコメント

 
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局後インタビュー
  • 藤井聡太二冠
  • 『大石七段は結構序盤から、常に工夫される将棋で、終盤が鋭いという印象を持っています』

    『今年も大変な状況ではありますけど、こうして名古屋を開催して頂いて、地元の方の前で指せることをとても嬉しく思っていますし、それを励みにして精一杯戦いたいなという風に思っています』

    『(1/16)自宅の方で観戦していたんですけれど、渡辺名人が持ち時間の使い方含め非常に巧みな差し回しだったのかなという風に思いました』

    『朝日杯、比較的持ち時間が40分と比較的短くて、決断よく指す必要があるのかなと思うので、しっかり集中して指せるようにしたいなと思っています』

    『昨年初めてタイトル戦の舞台を経験することができたので、今年もより一層そういった機会を増やせるように実力をつけて活躍をできる1年にしていきたいなという風に思っています』

    『(パブリックビュー)地元の方の応援というのは、励みになりますので、対局の結果だけではなく、内容を見て応援して頂けるというのは嬉しいことだなという風に思っていますし、地元が自分の活躍で盛り上がって頂けるのは有難いことなのかなと思っています。』

    『師匠とは最近こういう場で会うことが多いんですけど、自分が奨励会に入ったころからお世話になっていて、自分が強くなるための環境を整えてくださったと思っているので、それはすごく感謝しています。』

    『スーツにスニーカーは慣れているので、、革靴は慣れていないので・・・』


    『中盤は駒をうまく裁くことができて少しは指せるのかなと思っていたんですけど、その後秒読みで粘り強く指されて最後まで大変な将棋だったと思います』

    『大石七段は居飛車から振り飛車かなり手広く指されるので、予想が難しいなと思っていたんですけど、中飛車というのはその中でも自分にとっては意外な戦型だったので、序盤から1手1手慎重に指していました』

    『(26.▽64歩)まだ、自玉が少し薄いので、あまり激しくならないように局面を納めるという方針で指していました』

    『飛車を取って76.▽56歩と突きだした局面が指せるのかな?と思ったんですけど、ただ、77.▲68角打というのがこちらが見えていなかった手で、それにこちらの方がうまく対応できなかったのかなと思いました。その後難しくしてしまったのかなと思ったので、こちらも粘り強く指そうと思っていました』

    『83角と打ったところは先手玉に迫る形が見えたので、その辺りはハッキリ良くなったのかなと思いました』

    『自分にとっても楽しみな対局なので、精一杯指して良い将棋をお見せできるようにと思います』

  • 大石直嗣七段
  • 『序盤は積極的にと思いまして、27.▲65歩からやって行こうという感じで思ってたんですが、少しずつ苦しい展開だったかなと思っていますね』

    『部分的にこの形(27.▲65歩)になれば仕掛けようと思っていました』

    『今回藤井二冠と決まりまして、決まってからこの戦法をやりたいという気持ちで準備してきたつもりだったんですが、本譜の展開はすごく丁寧な受け方をされまして、少しずつ苦しい将棋でした』

    『(77.▲68角打)局面はやはり苦しいんですが、粘り強く指したいという気持ちがあったので最後までそういう気持ちで指していました』

    『終盤、追い込んだつもりだったんですが、102.▽46桂打が詰めろで来られて、あの手で心が折れちゃったん部分はあったんですが、最後までやった結果なのでこれは仕方ないという風に思っています』

    『私自身、アマプロ戦以来の登場だと思うんですが、今回は藤井二冠と対戦ということで、思い切って指そうと思ってやってきた結果でして、結果は残念ですが悔いはないですし、沢山の方に観て頂いて・・・(結果を含めると)満足ではないんですが、今日は、また反省して頑張ろうと思います』

 

藤井聡太二冠の次の対局予定はひとまず※2/9vs窪田七段戦(順位戦)

※竜王戦(vs阿久津八段)、叡王戦(vs 1/18に決定)がどのタイミングで入るのかまだ不明

※阿久津八段戦が1/29に入りました

【2月9日】vs窪田義行七段【第79期B2順位戦】

対局相手
クラス別戦績
過去対局
初手合
持ち時間
各6時間
時間別戦績
6時間棋戦通算43勝2敗(0.9555)
対局場所
開始時間
10:00~
リーグ表

中継情報

携帯アプリ10:00~
AbemaTV恐らく9:30~
※解説者&聞き手:未定

となっております.+:。(´ω`*)