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豊島将之竜王の略歴

 
生年月日:1990年4月30日(31歳)
2007年4月1日(16歳)プロ入り
出身地:愛知県一宮市
師 匠:桐山清澄九段
竜王戦:第33期竜王(1組以上:8期)
順位戦:A級(A級以上:5期)
得意戦法:オールラウンドプレーヤー
※プロ入りした当初は矢倉戦を得意としていたようです

タイトル歴
棋聖:第89期-2018年度
王位:第59期-2018年度
名人:第77期-2019年度
竜王:第32期-2019年度
叡王:第5期-2019年度
棋戦優勝歴
将棋日本シリーズ(第37回-2016年度)
銀河戦(第27期-2019年度)

1999年9月(8歳)6級

2004年4月中学2年で三段へ

※三段リーグは通算5期、14勝4敗で1位昇段

2007年4月1日(16歳)四段プロへ

2009年5月8日(19歳)五段
※竜王ランキング戦連続2回昇級

2009年度、第68期順位戦でC級1組へ昇級決定

2010年11月29日(20歳)六段
※王将戦挑戦

2011年度、第70期順位戦でB級2組へ昇級決定

2012年4月19日(21歳)七段
※竜王ランキング戦連続2回昇級

2012年度、第71期順位戦でB級1組へ昇級決定

2016年度、第75期順位戦でA級昇級決定

2017年3月10日(26歳)八段
※順位戦A級昇級

2019年5月17日(29歳)九段
※名人位獲得

2019年度、第78期、名人戦七番勝負(4-2)で渡辺三冠に奪取され、A級へ

豊島将之竜王、三段リーグでの過去話

前期成績3位 勝率 15勝3敗 戸辺誠
前期成績2位 勝率 14勝4敗 佐藤天彦
前期成績4位 勝率 14勝4敗 豊島将之

ということで39期プロ入りが確定した上位成績2名は、15勝3敗の戸辺誠三段(当時)と14勝4敗、前期順位2位の佐藤天彦三段(当時)。

頭ハネでプロ入りできない年がありました。

三段リーグで次点を2回取れば、フリークラス転身(プロ入り)可能。
※次点は3位の成績のこと

厳しい三段リーグで上位2名でなくとも、次点2回でプロ転身。

佐藤天彦三段(当時)はその権利を放棄し、第39期三段リーグ戦で再び戦うことを決意。

こんな感じになります
    ●次点でプロ入りすると、C級1組~ではなくフリークラスからのスタート
    ●フリークラスでプロ入りしたとしても10年間で規定の成績を満たさないと引退
    ●奨励会は年齢制限が26歳まで

 
当時16歳だった佐藤天彦三段は、どちらにしても10年かかるので、三段リーグ戦で上を目指す決断をされたそうです。

39期見事プロ入りを果たされますが、その中の1戦(17局目)は豊島三段(当時)VS佐藤天三段(当時)の対局で、結果は佐藤天三段の勝利。

その後、惜しくも39期頭ハネでプロ入り果たせなかった豊島将之三段(当時)は、次の三段リーグで14勝4敗の成績で文句なしの昇段(プロ入り)を果たされています(*'ω'*)

藤井聡太二冠と豊島将之竜王のレーティング・成績比較

’21年8月3日現在

豊島将之竜王(3位)1932
藤井聡太二冠(1位)2039

※※レーティングについて※※

簡単に説明すると・・・

  • 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
  • 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う

 
※所属クラス(A級~C級)で大体の強さは想像できますが、それを数値化したもの

平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。

レーティング参考サイトはこちら

最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。

戦績と勝率※通算・本年度分

’21年8月3日現在

豊島将之竜王

対局数 勝率
通算 757 519 238 0.6856
本年 11 6 5 0.5454

※2020年度勝率は0.6346
 
藤井聡太二冠

対局数 勝率
通算 274 230 44 0.8394
本年 21 17 4 0.8095

※2020年度勝率は0.8461
※2020年度【最優秀棋士賞】【最多勝利賞】【勝率1位賞】【升田幸三賞特別賞】【名局賞】【名局賞特別賞】受賞
出典:将棋連盟
 

藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率

クラス別戦績
棋戦別戦績
王位戦通算19勝3敗(0.8636)
時間別戦績
8時間棋戦通算6勝1敗(0.8571)
棋戦別戦績
叡王戦通算15勝4敗(0.7894)
時間別戦績
4時間棋戦通算43勝13敗(0.7678)

豊島将之竜王との過去対戦結果【5勝9敗】非公式戦含

※※横にスクロールできます※※

日付 勝敗 対局時クラス 手番 戦型 手数 棋戦名
2021/8/3 A 角換わりその他 161手 第6期叡王戦五番勝負第2局
2021/7/25 A 角換わりその他 95手 第6期叡王戦五番勝負第1局
2021/7/21.22 A 角換わり腰掛け銀 117手 第62期王位戦七番勝負第3局
2021/7/13.14 A 角換わりその他 102手 第62期王位戦七番勝負第2局
2021/6/29.30 A 相掛かり 104手 第62期王位戦七番勝負第1局
2021/1/17 A 角換わりその他 94手 第14回朝日杯本戦
2020/10/05 A 相掛かり 171手 第70期王将戦挑決L
2020/9/12 A 横歩取り 108手 第41回JT杯
2019/10/7 A 相掛かり 171手 第69期王将戦挑決L
2019/7/23 A 角換わり腰掛け銀 146手 第32期竜王戦本戦
2019/5/23 A 相掛かり 105手 第27期銀河戦本戦
2019/12/07 A 角換わり腰掛け銀 89手 新人王記念対局
2017/8/24 A 後手(千) 角換わり腰掛け銀 87手 第43期棋王戦挑T
2017/05/04 A 角換わり腰掛け銀 92手 第24回将棋まつり

 
↓どんな対局だったかざっくりまとめてます^^

第6期叡王戦五番勝負第2局

藤井二冠ペースで進み、そのまま優勢を拡大と思いきや・・91.▲54銀打~97.▲62銀成の流れで形勢差が縮まる展開、ペースは藤井二冠ペースでしたが、この辺り~怪しげな展開・・・

116.▽78と(AI推奨は89と)で、形勢は逆転。。難解。。そのまま161手まで、藤井二冠投了。

第6期叡王戦五番勝負第1局

難解な将棋。

藤井二冠は早い段階で飛車角交換になり判断が難しく、打った角が働く前に危険な展開になってしまったので、その辺りは自信なし、48.▽55銀直辺り、すぐに動いてこられる辺り軽視してしまっていて、陣形が整う前に戦いになり難しかったとのこと。

豊島竜王は、序盤、2歩損で自信がない展開。53.▲34角のところで対応がわからず、指せる順がありそうな気はしたものの、分からないまま本譜は指してしまい、71.▲85金打たれてダメにしてしまった気がするので、もうちょっとゆっくり指す順で行くしかなかったのかもしれないとのことでした。

95手まで、豊島竜王投了。

第62期王位戦七番勝負第3局

藤井二冠は、56.▽33角~58.▽46歩と動かれてどう対応するのか難しいと思っていたとのこと。封じ手(66.▽54銀打)の辺りは自信がないと思っていたそうで、82.▽41飛あたり、25馬と引くようでは馬の働きが弱く自信がないような気がしたので、細い攻めでも勝負にしようと思われたとのこと。95.▲83銀打のところは、攻めとしては繋がる展開になり、88玉が活きる展開にはなったと思われたそうです。

107.▲55金と打って角を取るのが早い攻めになるので、その辺りで良くなったと感じたとのこと。

豊島竜王は、56.▽33角辺りは、角を打つ手をやってみようという感じだったそうで、封じ手(66.▽54銀打)の辺りは、難しいと思って指されていたようです。69.▲45歩と打たれて長考して思わしい手が浮かばなかったとのこと・・・AI推奨の58銀の流れ、▲48飛⇒▽45銀、はあまり考えていなかったとのこと。

95.▲83銀打の辺りはどうやっても悪い、もうちょっと粘れる手があったかもしれない、一番粘れない手(94.▽21飛)を選んでしまったかもしれないとのこと。変化するところが難しく、69.▲45歩の局面は結構考えたものの、良い手が思い浮かばなかったとのことでした。

117手まで、豊島竜王投了。

第62期王位戦七番勝負第2局

藤井二冠は、早繰り銀は想定外で手探り。序盤手の組み合わせがまずかったかもしれない、33.▲58金に対して75歩と合わせるのもあるかな?(AI推奨手)と思ったものの、本譜は結果的には34.▽42玉がマイナスになったので、違う手を指すべきだったかもと。

41.▲65歩と突かれて、展開が難しくなったので失敗してしまったかと思っていたそうで、封じ手は、55角と打たれるラインを消して、息長く指せればと思っていたそうですが、その後銀交換されて難しくしてしまったとのこと、81.▲69銀(AI推奨は48玉)で形勢は逆転、藤井二冠有利へ、その後形勢差を拡大。

102手まで、豊島竜王投了。

豊島竜王は、62.▽76歩⇒63.▲66銀の辺り、色々選択肢が多い中、全部明解ではなく、分からなかったとのこと。

第62期王位戦七番勝負第1局

39.▲34飛(AI推奨が87歩打)で、本局初めて形勢が動き、若干豊島竜王ペースになり、47.▲87歩打で形勢差が大きく(AI推奨は98歩打)なりましたが・・・

藤井二冠の43.▲15歩手抜いてからの、豊島竜王の44.▽95歩が思ったより厳しく、思わしくない形勢かと思っていたとのことで、58.▽97歩とされて、61.▲77桂と跳ねるところは、正確に攻められてしまってかなり苦しくなったのかという印象、玉が薄く、粘り方も難しかったとのこと(><)

104手まで、藤井二冠投了、本局完敗。

第14回朝日杯本戦

序盤~藤井二冠がペースを掴み、そのまま優勢を拡大していきますが・・

終盤、84.▽37角打~豊島竜王ペース。

そのまま押し切るか・・・と思いましたが、89.▲同金。

玉の早逃げをして68玉としていれば先手勝。

94手まで、藤井二冠勝利となりました。

第70期王将戦挑決L

序盤藤井二冠の34.▽86歩~藤井二冠がペースを掴み、そのまま優勢で勝ち切るか??と思われましたが・・

終盤はジグザグ形勢の激戦へ。

藤井二冠の102.▽38金打(王手飛車取)~豊島竜王は105.▲14桂で歩を入手、上部脱出の逃げ道が開かれ、難を逃れる展開へ。

更に、108.▽19金の悪手あり、豊島竜王も1分将棋とあって最善手を継続はできませんでしたが、必死に受けた結果、豊島陣、堅城の完成。

藤井の攻め手を切らせてからの逆襲となり、171手まで藤井二冠投了となりました。

第41期回JT杯

両者読み抜けがあり、形勢が二転三転する心臓に悪い将棋。

詰みそうで詰まない展開から、豊島竜王(当時)の96手目▽77桂の対応手を逃し、108手まで藤井二冠投了。

第69期王将戦リーグ戦

藤井七段(当時)は序中盤時間を使う展開へ。

やや苦しい展開ながらも終盤、藤井七段(当時)がやや優勢の局面になりますが、時間切迫もあり寄せ切れず・・・豊島名人が手番を得て攻めへ。

冷静かつ正確な指し回しで見事抜け出し、寄せ切りました。

惜しかったですが、名人強し。。171手まで、藤井七段(当時)投了となっています。

↓王将戦リーグ戦前のインタビュー

-藤井七段(当時)について-
やっぱりあの年齢であれだけの内容の将棋が指せるというところですよね。すごく変わった手を指すというわけではないんですけど、状況に合わせて最適化する能力がすごく高いと思います。羽生(善治九段)先生もそういうタイプだと思いますが、いろんな環境に適応していく能力がすごく高いんだろうと思います。

どこかひとつというより、全体的に少しずつ強くなっている感じがあります。ご存知の通り、終盤力は元からあるので伸びているかわからないんですけど、序中盤、とくに中盤のところの複雑な局面の部分ですかね。

以前から得意な戦型に関しては、かなり序中盤強かったと思うんですけど、そうでない戦型でも上手く指せるようになってきているという感じです。でも自分も今年は2局しか対局していないので、いろんなことがわかるわけではないです(笑)。
出典:ライブドアニュース(王将リーグ『才能と努力』#4)

第32期竜王戦本戦

豊島竜王(当時)相手に終盤戦までほぼ互角。

終盤まで際どい1手違いの争いに、終盤秒読みの中、豊島竜王(当時)が抜け出し146手まで、藤井七段(当時)投了となっています。

(藤井七段(当時))
いちばん、良いところまでいった竜王戦も豊島(将之)名人(当時)との将棋は、総合的に見て力の差があるなと感じました。

中盤から終盤の入り口のあたりにかけて、豊島名人のほうが比較的、短い考慮時間の中で指されていたところがありました。その中で最善を指されて、それに対して自分が時間を使ったうえに、間違えてしまったというのがあったので、まだまだ足りないところかなと思いました。
出典:ライブドアインタビュー「王将リーグ『才能と努力』」

(藤井七段(当時))
昨年、印象に残った将棋は?

「竜王戦決勝トーナメントでの豊島将之名人との対局です。序盤は比較的うまく指せたと思うんですが、中盤以降、豊島名人との差を感じました。」
出典:毎日新聞'20/1/19

(豊島二冠(当時))
今期は藤井七段(当時)との対局に競り勝つことができて、視界が開けた気がしました
出典:読売新聞’19/10/9

第27期銀河戦本戦

中盤まで藤井七段(当時)優勢な局面が続きますが、105手まで、藤井七段(当時)投了となっています。

感想戦を聞く限りでは、豊島二冠(当時)の完勝かと思います。

新人王記念対局※非公式戦

手数は短いですが、中・終盤の入り口までジリジリとした互角戦、最後まで際どい将棋でどちらが勝つか全く不明!!

という対局でしたが89手まで、藤井七段(当時)の快勝となっています。

第43期棋王戦挑決T

豊島八段(当時)の作戦だと思われますが、千日手で先後入れ替わりへ。

先手番は豊島八段(当時)となり、戦型は同じく角換わり腰掛け銀。

千日手前に持ち時間をかなり消費していた(させられた?)藤井四段(当時)は、39手目以降はノーチャンスだったようです。

飛車が捕獲される寸前に潔く87手で藤井聡太四段(当時)投了。

豊島八段(当時)は序盤戦で作戦勝ちし、指しやすいと思われていたようです。

豊島八段(当時)の勝負術により、藤井聡太四段(当時)完敗となりました。

その後のインタビューでは、ハッキリと実力差を痛感させられたとも言われていた対局です。

第24回将棋まつり※非公式戦

92手まで、豊島八段(当時)の勝利となっています。

非公式戦とはいえ、かなり悔しかったそうです。。

叡王戦の概要、賞金額

タイトル保持者 豊島将之叡王
賞金 2,000万
現在状況 五番勝負
トーナメント表 こちら
番勝負 7月下旬~9月
次期開催 10月頃

※賞金額はスポンサー交代により、変更になっている可能性あり

  1. 段位別予選
  2. 本戦

※本戦を勝ち抜いた決勝進出者2名が1番勝負を行い叡王への挑戦者へ※今期挑戦者

段位別予選(10月末~4月)
    シード者を除く出場者(全棋士)にて実施
    ※第6期の段位基準日は10月6日付
    ・持時間はチェスクロック使用各1時間
    ・使い切ると一手60秒未満
    ・先手、後手は振り駒によって決定

 

本戦(4月~7月上旬)

    ・持時間はチェスクロック使用各3時間・使い切ると一手60秒未満
    ・先手・後手は振り駒によって決定
    ・本戦決勝(挑戦者決定戦)は一番勝負にて実施

    ※九段3名、八段3名、七段2名、六段2名、五段1名、四段1名の内訳

 

五番勝負持時間はチェスクロック使用各4時間・使い切ると一手60秒未満

叡王戦現状&過去結果

※色無=勝:青=敗戦緑=次戦ピンク=開始前

棋戦 1局 2局 3局 4局 5局 6局 7局
第6期叡王戦
挑決T
行方九段 永瀬王座 丸山九段 斎藤八段
第6期叡王戦
段位別予選
長沼洋八段 杉本八段 広瀬八段
第5期叡王戦
段位別予選
村山慈明七段
第4期叡王戦本戦 斎藤七段
第4期叡王戦
段位別予選
木下七段 小林七段 千葉七段
第3期叡王戦本戦 深浦九段
第3期叡王戦
段位別予選
梶浦四段 都成四段 佐々木四段 杉本四段

 

王位戦の概要、賞金額

タイトル保持者 藤井聡太王位
賞金 1,200万
リーグ表 こちら
番勝負 7月~9月

※賞金額は今までの概算です

  1. 予選
  2. 挑戦者決定(紅白)リーグ
  3. 挑戦者決定戦

によって挑戦者を決定。

他棋戦の予選は、タイトルホルダーなど上位者が本戦から出場することが多いですが、王位戦はすべての棋士(王位在位者・シード棋士を除く)が予選から登場します。
そのため、番狂わせが起こりやすい棋戦とも言われているそうです。
シード棋士:「前期七番勝負の敗者(木村九段)」および「前期リーグ戦で2位以上(豊島竜王、永瀬王座、羽生九段)」
※優勝者が例年7月から9月にかけて七番勝負
↓王位戦、紅白リーグ詳細記事はこちら

王位戦現状&過去結果

※色無=勝:青=敗戦緑=次戦ピンク=開始前

棋戦 1局 2局 3局 4局 5局 6局 7局
第61期王位戦
番勝負勝敗
7/1.2
7/13.14
8/4.5
8/19.20
8/31.9/1 9/14.15 9/28.29
第61期王位戦
紅白リーグ
(白組)
羽生九段 上村五段 稲葉八段 菅井八段 阿部健七段 永瀬二冠(挑決)
第61期王位戦
予選
竹内五段 西川六段 出口四段 斎藤七段
第60期王位戦
予選
山崎八段
第59期王位戦
予選
小林健九段 小林裕七段 北浜八段 大橋四段

 

藤井聡太二冠VS豊島将之竜王の中継情報

携帯アプリは9時~
叡王戦中継blogは9時~
AbemaTVは8時半~