第14回朝日杯が開幕。

2021年1月17日(日)AMに「藤井二冠vs大石七段」「豊島竜王vs飯島七段」の対局がありますが、勝者は午後~第2局です。

結果はまだ未定ですが、豊島竜王についてまとめておきます。

公式戦で唯一、藤井二冠の勝利がない棋士です。
 
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目次

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豊島将之竜王の略歴

 
豊島将之竜王
出典:https://pbs.twimg.com/
生年月日:1990年4月30日(30歳)
2007年4月1日(16歳)プロ入り
出身地:愛知県一宮市
師 匠:桐山清澄九段
竜王戦:第32期竜王(1組以上:7期)
順位戦:第77期名人(A級以上:4期)
得意戦法:オールラウンドプレーヤー
※プロ入りした当初は矢倉戦を得意としていたようです

タイトル歴
棋聖:第89期-2018年度
王位:第59期-2018年度
名人:第77期-2019年度
竜王:第32期-2019年度
叡王:第5期-2019年度
棋戦優勝歴
将棋日本シリーズ(第37回-2016年度)
銀河戦(第27期-2019年度)

1999年9月(8歳)6級

2004年4月中学2年で三段へ

※三段リーグは通算5期、14勝4敗で1位昇段

2007年4月1日(16歳)四段プロへ

2009年5月8日(19歳)五段
※竜王ランキング戦連続2回昇級

2010年11月29日(20歳)六段
※王将戦挑戦

2012年4月19日(21歳)七段
※竜王ランキング戦連続2回昇級

2017年3月10日(26歳)八段
※順位戦A級昇級

2019年5月17日(29歳)九段
※名人位獲得

豊島将之竜王、三段リーグでの過去話

前期成績3位 勝率 15勝3敗 戸辺誠
前期成績2位 勝率 14勝4敗 佐藤天彦
前期成績4位 勝率 14勝4敗 豊島将之

ということで39期プロ入りが確定した上位成績2名は、15勝3敗の戸辺誠三段(当時)と14勝4敗、前期順位2位の佐藤天彦三段(当時)。

頭ハネでプロ入りできない年がありました。

三段リーグで次点を2回取れば、フリークラス転身(プロ入り)可能。
※次点は3位の成績のこと

厳しい三段リーグで上位2名でなくとも、次点2回でプロ転身。

佐藤天彦三段(当時)はその権利を放棄し、第39期三段リーグ戦で再び戦うことを決意。

こんな感じになります
    ●次点でプロ入りすると、C級1組~ではなくフリークラスからのスタート
    ●フリークラスでプロ入りしたとしても10年間で規定の成績を満たさないと引退
    ●奨励会は年齢制限が26歳まで

 
当時16歳だった佐藤天彦三段は、三段リーグ戦で上を目指す決断をされたそうです。

※どちらにしても10年かかる

そして、39期見事プロ入りを果たされますが、その中の1戦(17局目)は豊島三段(当時)VS佐藤天三段(当時)の対局で、結果は佐藤天三段の勝利。

その後、惜しくも39期頭ハネでプロ入り果たせなかった豊島将之三段(当時)は、次の三段リーグで14勝4敗の成績で文句なしの昇段(プロ入り)を果たされています(*'ω'*)

結果、翌年無事プロ入りされていて、タラレバの話ですが三段リーグ戦での頭ハネ・・・精神的にかなりのダメージがありそうです。。18戦です。

藤井聡太二冠と豊島将之竜王のレーティング・成績比較

’21年4月16日現在

豊島将之竜王(2位)1950
藤井聡太二冠(1位)2024

※※レーティングについて※※

簡単に説明すると・・・

  • 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
  • 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う

 
※所属クラス(A級~C級)で大体の強さは想像できますが、それを数値化したもの

平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。

レーティング参考サイトはこちら

最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。

戦績と勝率※通算・本年度分

’21年4月16日現在

豊島将之竜王

対局数 勝率
通算 742 509 231 0.6878
本年 48 29/td>

17 0.6304

※2019年度勝率は0.6724
 
藤井聡太二冠

対局数 勝率
通算 255 215 40 0.8431
本年 2 2 0 1.0000

※2020年度勝率は0.8461
※2020年度【最優秀棋士賞】【最多勝利賞】【勝率1位賞】【升田幸三賞特別賞】【名局賞】【名局賞特別賞】受賞、連勝は継続中
出典:将棋連盟
 

藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率

クラス別戦績
棋戦別戦績
朝日杯通算20勝1敗(0.9523)
時間別戦績
1時間未満棋戦通算50勝11敗(0.8196)

豊島将之竜王との過去対戦結果【2勝7敗】非公式戦含

※※横にスクロールできます※※

日付 勝敗 対局時クラス 手番 戦型 手数 棋戦名 棋譜
2021/1/17 A 角換わりその他 94手 第14回朝日杯本戦 棋譜
2020/10/05 A 相掛かり 171手 第70期王将戦挑決L 棋譜
2020/9/12 A 横歩取り 108手 第41回JT杯 棋譜
2019/10/7 A 相掛かり 171手 第69期王将戦挑決L 棋譜
2019/7/23 A 角換わり腰掛け銀 146手 第32期竜王戦本戦 棋譜
2019/5/23 A 相掛かり 105手 第27期銀河戦本戦 棋譜
2019/12/07 A 角換わり腰掛け銀 89手 新人王記念対局 棋譜
2017/8/24 A 後手(千) 角換わり腰掛け銀 87手 第43期棋王戦挑T 棋譜
2017/05/04 A 角換わり腰掛け銀 92手 第24回将棋まつり 棋譜

 
↓どんな対局だったかざっくりまとめてます^^

第14回朝日杯本戦

序盤~藤井二冠がペースを掴み、そのまま優勢を拡大していきますが・・

終盤、84.▽37角打~豊島竜王ペース。

そのまま押し切るか・・・と思いましたが、89.▲同金。

玉の早逃げをして68玉としていれば先手勝。

94手まで、藤井二冠勝利となりました。

第70期王将戦挑決L

序盤藤井二冠の34.▽86歩~藤井二冠がペースを掴み、そのまま優勢で勝ち切るか??と思われましたが・・

終盤はジグザグ形勢の激戦へ。

藤井二冠の102.▽38金打(王手飛車取)~豊島竜王は105.▲14桂で歩を入手、上部脱出の逃げ道が開かれ、難を逃れる展開へ。

更に、108.▽19金の悪手あり、豊島竜王も1分将棋とあって最善手を継続はできませんでしたが、必死に受けた結果、豊島陣、堅城の完成。

藤井の攻め手を切らせてからの逆襲となり、171手まで藤井二冠投了となりました。

第41期回JT杯

両者読み抜けがあり、形勢が二転三転する心臓に悪い将棋。

詰みそうで詰まない展開から、豊島竜王(当時)の96手目▽77桂の対応手を逃し、108手まで藤井二冠投了。

第69期王将戦リーグ戦

藤井七段(当時)は序中盤時間を使う展開へ。

やや苦しい展開ながらも終盤、藤井七段(当時)がやや優勢の局面になりますが、時間切迫もあり寄せ切れず・・・豊島名人が手番を得て攻めへ。

冷静かつ正確な指し回しで見事抜け出し、寄せ切りました。

惜しかったですが、名人強し。。171手まで、藤井七段(当時)投了となっています。

↓王将戦リーグ戦前のインタビュー

-藤井七段(当時)について-
やっぱりあの年齢であれだけの内容の将棋が指せるというところですよね。すごく変わった手を指すというわけではないんですけど、状況に合わせて最適化する能力がすごく高いと思います。羽生(善治九段)先生もそういうタイプだと思いますが、いろんな環境に適応していく能力がすごく高いんだろうと思います。

どこかひとつというより、全体的に少しずつ強くなっている感じがあります。ご存知の通り、終盤力は元からあるので伸びているかわからないんですけど、序中盤、とくに中盤のところの複雑な局面の部分ですかね。

以前から得意な戦型に関しては、かなり序中盤強かったと思うんですけど、そうでない戦型でも上手く指せるようになってきているという感じです。でも自分も今年は2局しか対局していないので、いろんなことがわかるわけではないです(笑)。
出典:ライブドアニュース(王将リーグ『才能と努力』#4)

第32期竜王戦本戦

豊島竜王(当時)相手に終盤戦までほぼ互角。

終盤まで際どい1手違いの争いに、終盤秒読みの中、豊島竜王(当時)が抜け出し146手まで、藤井七段(当時)投了となっています。

(藤井七段(当時))
いちばん、良いところまでいった竜王戦も豊島(将之)名人(当時)との将棋は、総合的に見て力の差があるなと感じました。

中盤から終盤の入り口のあたりにかけて、豊島名人のほうが比較的、短い考慮時間の中で指されていたところがありました。その中で最善を指されて、それに対して自分が時間を使ったうえに、間違えてしまったというのがあったので、まだまだ足りないところかなと思いました。
出典:ライブドアインタビュー「王将リーグ『才能と努力』」

(藤井七段(当時))
昨年、印象に残った将棋は?

「竜王戦決勝トーナメントでの豊島将之名人との対局です。序盤は比較的うまく指せたと思うんですが、中盤以降、豊島名人との差を感じました。」
出典:毎日新聞'20/1/19

(豊島二冠(当時))
今期は藤井七段(当時)との対局に競り勝つことができて、視界が開けた気がしました
出典:読売新聞’19/10/9

第27期銀河戦本戦

中盤まで藤井七段(当時)優勢な局面が続きますが、105手まで、藤井七段(当時)投了となっています。

感想戦を聞く限りでは、豊島二冠(当時)の完勝かと思います。

新人王記念対局※非公式戦

手数は短いですが、中・終盤の入り口までジリジリとした互角戦、最後まで際どい将棋でどちらが勝つか全く不明!!

という対局でしたが89手まで、藤井七段(当時)の快勝となっています。

第43期棋王戦挑決T

豊島八段(当時)の作戦だと思われますが、千日手で先後入れ替わりへ。

先手番は豊島八段(当時)となり、戦型は同じく角換わり腰掛け銀。

千日手前に持ち時間をかなり消費していた(させられた?)藤井四段(当時)は、39手目以降はノーチャンスだったようです。

飛車が捕獲される寸前に潔く87手で藤井聡太四段(当時)投了。

豊島八段(当時)は序盤戦で作戦勝ちし、指しやすいと思われていたようです。

豊島八段(当時)の勝負術により、藤井聡太四段(当時)完敗となりました。

その後のインタビューでは、ハッキリと実力差を痛感させられたとも言われていた対局です。

第24回将棋まつり※非公式戦

92手まで、豊島八段(当時)の勝利となっています。

非公式戦とはいえ、かなり悔しかったそうです。。

朝日杯の概要及び賞金額

 

賞金 750万
トーナメント表 こちら

※東京・有楽町朝日ホールで準決勝、決勝戦が行われます。

  • 全棋士
  • アマチュア10人
  • 女流棋士3人

によるトーナメント。

  1. 一次予選
  2. 二次予選
  3. 本戦トーナメント⇒ここがもうすぐ始まる

決勝戦は一番勝負。

朝日杯将棋オープン戦は、第13回ベスト4により、第14回は本戦シード~

シード枠前期ベスト4:千田七段、永瀬王座、阿久津八段、藤井二冠
タイトルホルダー枠:豊島竜王、渡辺名人、木村九段
全棋士参加棋戦優勝枠:深浦九段

計8名

 

朝日杯現状&過去結果

※色無=勝:青=敗戦緑=次戦ピンク=開始前

棋戦 1局 2局 3局 4局 5局 6局 7局
第13回朝日杯本戦 菅井七段 斎藤七段 千田七段
第12回朝日杯本戦 稲葉八段 糸谷八段 行方八段 渡辺棋王
第11回朝日杯本戦 澤田六段 佐藤天名人 羽生二冠 広瀬八段
第11回朝日杯
二次予選
屋敷九段 松尾八段
第11回朝日杯
一次予選
藤岡アマ 大石六段 竹内四段 宮本五段

 

藤井聡太二冠VS豊島将之竜王の中継情報

朝日杯詳細はこちらのサイト
※チケット販売は12/22正午~販売終了

携帯アプリは14時~
AbemaTVにて放映があると思います、追記します