藤井聡太七段VS千田翔太七段の対局模様をまとめています。

2017年4月17日のNHK本戦1回戦以来の対局です。
※角換わり腰掛け銀で、藤井四段(当時)の勝利

結果は91手まで、藤井七段(当時)勝利となりました。
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目次

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藤井聡太七段VS千田翔太七段、対局結果と棋譜

先手番:藤井聡太七段

後手番:千田翔太七段

戦 型:矢倉

1手~20手目棋譜

1.▲76歩
2.▽84歩
3.▲68銀
4.▽34歩
5.▲77銀
6.▽62銀
7.▲26歩
8.▽42銀
9.▲25歩
10.▽33銀
11.▲48銀
12.▽32金
13.▲78金
14.▽52金
15.▲56歩
16.▽85歩
17.▲36歩
18.▽74歩
19.▲58金
20.▽41玉

 
久しぶりの先手番でしたが、初手でしばらく考えられて珍しく1.▲76歩とされました。

千田七段が到着したのが55分程、それから振り駒だったので対局もすぐに開始。

いつもは初手お茶~サッと指されるのですが、本局しばらく考えてからの着手、そしてまさの矢倉。

角換わりは避けました・・・?

矢倉の出だしです。。ただ・・開始後10分くらいまでモバイル棋譜中継が先後逆表示・・先手が千田七段になってます(;'∀')

18手目辺りで中断・・ザワザワしています。。そして修正されたようです。。

ですよね・・課金チャンネルですしね(;^_^A見ている人は困惑します・・

20手目棋譜
20手目、41玉
残:藤井七段(当時)⇒2:55 千田七段⇒3:00

駒組互角。

21手~40手目棋譜

21.▲69玉
22.▽31角
23.▲79角
24.▽54歩
25.▲66歩
26.▽44歩
27.▲37銀
28.▽64角
29.▲46角
30.▽73銀
31.▲79玉
32.▽43金右
33.▲67金右
34.▽14歩
35.▲16歩
36.▽42金寄
37.▲96歩
38.▽32玉
39.▲88玉
40.▽94歩

 
意表の相矢倉脇システム、千田七段ほぼノータイム指し、32.▽43金右でようやく1分消費。。そして36.▽42金寄。。脇システムにはこれが良いという千田七段の研究手??
36手、42金寄
残:藤井七段(当時)⇒2:47 千田七段⇒2:58

40手目棋譜
40手目、94歩
残:藤井七段(当時)⇒2:15 千田七段⇒2:51

形勢互角。

41手~60手目棋譜

41.▲26銀
42.▽46角
43.▲同歩
44.▽47角
45.▲15歩
46.▽同歩
47.▲同銀
48.▽同香
49.▲同香
50.▽36角成
51.▲11香成
52.▽16歩
53.▲12角
54.▽17歩成
55.▲38飛
56.▽47馬
57.▲37飛
58.▽同馬
59.▲21角成
60.▽41玉

 
昼休へ。。互角。
45手、15歩

後手、千田七段の矢倉を片矢倉に組み直す新研究。

藤井七段(当時)は後手の△36角成を受けずに45.▲15歩と端攻めへ。

44.▽47角までの局面が千田七段の研究???

千田七段、48.▽同香に約30分考慮、本日初の長考。

52.▽16歩。。17歩の方が有力??
52手、16歩

藤井七段(当時)、53.▲12角。

56.▽47馬⇒本当は46と寄りたかったとのこと・・ここからは形作りで、指しているだけ・・になってしまったそうです

60手目棋譜
60手目、41玉
残:藤井七段(当時)⇒1:21 千田七段⇒1:21

形勢、藤井七段(当時)有利(600程度)

61手~80手目棋譜

61.▲37桂
62.▽51玉
63.▲55歩
64.▽95歩
65.▲54歩
66.▽96歩
67.▲98歩
68.▽86歩
69.▲同銀
70.▽69銀
71.▲68金寄
72.▽86飛
73.▲同歩
74.▽87歩
75.▲同玉
76.▽79飛
77.▲31飛
78.▽62玉
79.▲69金
80.▽89飛成

 
千田七段、厳しい飛車切り.▽86飛、勝負手、形勢は藤井七段(当時)優勢へ(1200程)。
72手、86飛
残:藤井七段(当時)⇒0:25 千田七段⇒0:48

そして、藤井七段(当時)73.▲同歩と飛車を取りました・・どうなるか・・一瞬先手玉が危うくなりますが・・読み切り・・??

80手目棋譜
80手、89飛成
残:藤井七段(当時)⇒0:14 千田七段⇒0:46

81手~100手目棋譜

81.▲77玉
82.▽69龍
83.▲53歩成
84.▽同金寄/div>
85.▲51角
86.▽72玉
87.▲73角成
88.▽同玉
89.▲71飛成
90.▽72金
91.▲62銀
92.▽
93.▲
94.▽
95.▲
96.▽
97.▲
98.▽
99.▲
100.▽

 
91手まで、千田七段投了となりました。。読み切りだったようです。。ハァ~すごい(;・∀・)・・

藤井七段(当時)、快勝です。

投了図
投了図

技巧2による形勢判断
形勢
※ご参考程度にどうぞ

二次予選シード(11名)
前期挑戦者決定リーグ陥落(2回戦シード):郷田真隆九段、佐藤天彦九段、中村太地七段
タイトル保持者(一次予選決定時):斎藤慎太郎七段、高見泰地七段
順位戦A級(一次予選決定時):羽生善治九段、佐藤康光九段、深浦康市九段、三浦弘行九段、稲葉陽八段、阿久津主税八段
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藤井聡太七段と千田翔太七段の対局前後のコメント

 

コメント
  • 藤井聡太七段
  • 『距離感がつかみにくい将棋で、こちらの玉も堅いとは言えなかったので最後まで難しい将棋かと思っていました。』

    『31飛と打ったところで勝てるかなと思いました。』

    『(矢倉について)まぁそうですね。。公式戦では先手番で矢倉を指すのは初めてかもしれませんが、ひとつの戦法として有力かなと思い採用しました。』

  • 千田翔太七段
  • 『通ると思っていた手が通らなかったので、それが誤算でした。』

    『相矢倉にありがちなパターンで敗戦となりました。』

    『47馬と寄ったんですが、本当は46馬と寄るつもりで、下段に香車を打たれて反撃の筋があるのを見落としていて、そこでダメにしたなと思いました。その後は形作りです。。』

藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??

【6月25日】VS阿久津主税八段【第27期銀河戦】

棋戦名
第27期銀河戦
対局放送日
6月25日
対局相手
対局場所
スタジオ
持ち時間
各15分
放送開始時間
20:00~

★中継情報★

  • 携帯アプリなし
  • AbemaTVなし
  • ニコ生20:00~
  • ※銀河チャンネルへの契約が必要(¥1,620/月)
         

  • 囲碁将棋チャンネルにて午後8時~放送
  • ※スカパーetcの契約が必要
    ※解説:大石直嗣七段、聞き手:伊藤沙恵女流二段(現女流三段)
        

  • 将棋プレミアムで6月25日~配信予定
  • ※ゴールド(¥2,000/月)への契約が必要
    ※解説:大石直嗣七段、聞き手:伊藤沙恵女流二段(現女流三段)

【6月28日】VS近藤六段or梶浦四段【竜王戦本戦】

棋戦名
竜王戦本戦
対局日
6月28日
対局相手
24日に決定
対局場所
持ち時間
各5時間
開始時間
10:00~

★中継情報★

【7月2日】VS堀口一史座七段【第78期順位戦】

棋戦名
第78期順位戦
対局日
7月2日
対局相手
対局場所
持ち時間
各6時間
開始時間
10:00~

★中継情報★

対局者確定&日程が決定していない対局

三浦九段戦は8/11です
という状況となっております!