第78期C級1組順位戦、藤井聡太七段VS村田顕弘六段戦の対局模様をまとめています。
結果は、118手まで藤井七段(当時)勝利です。
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目次
藤井聡太七段VS村田顕弘六段、対局結果と棋譜
先手番:村田顕弘六段後手番:藤井聡太七段戦 型:相掛かり
1手~20手目棋譜
1.▲26歩
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2.▽84歩
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3.▲25歩
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4.▽85歩
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5.▲78金
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6.▽32金
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7.▲38銀
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8.▽72銀
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9.▲24歩
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10.▽同歩
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11.▲同飛
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12.▽23歩
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13.▲26飛
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14.▽34歩
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15.▲36飛
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16.▽84飛
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17.▲48玉
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18.▽42玉
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19.▲39玉
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20.▽14歩
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20手目棋譜
残:村田六段⇒5:38 藤井七段(当時)⇒5:41
駒組段階、互角。
21手~40手目棋譜
21.▲16歩
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22.▽33角
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23.▲76歩
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24.▽22銀
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25.▲75歩
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26.▽24歩
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27.▲77桂
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28.▽23銀
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29.▲86歩
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30.▽86同歩
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31.▲85歩
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32.▽54飛
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33.▲68銀
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34.▽87歩成
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35.▲87同金
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36.▽25歩
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37.▲86飛
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38.▽35歩
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39.▲84歩
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40.▽82歩
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31.▲85歩まで、昼休へ、形勢互角。
消費時間:村田六段⇒59分 藤井七段(当時)⇒60分
40手目棋譜
残:村田六段⇒4:58 藤井七段(当時)⇒4:57
形勢は互角。
41手~60手目棋譜
41.▲56歩
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42.▽26歩
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43.▲57銀
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44.▽64飛
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45.▲58金
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46.▽15歩
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47.▲同歩
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48.▽同香
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49.▲17歩
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50.▽24飛
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51.▲28歩
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52.▽77角成
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53.▲同角
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54.▽27桂
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55.▲48玉
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56.▽19桂成
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57.▲46銀
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58.▽33香
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59.▲55歩
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60.▽27歩成
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藤井七段(当時)、50.▽24飛で約50分考慮、57.▲46銀まで、形勢600ほど藤井七段(当時)有利。
相掛かりから力戦勝負へ。。
52.▽77角成で角桂交換~54.▽27桂、56.▽19桂成で香車を入手。
角切りで一見、駒損に見えますが、井出四段の予想的中(*'ω'*)
解説の井出四段、入手した香を33香で後手良しなのでは、自分ならあまり考えずに33香を指しますとのこと・・・藤井七段(当時)、慎重に約30分考慮で33香とされました。
60手目棋譜
残:村田六段⇒4:19 藤井七段(当時)⇒2:36
※インタビューにて(52手目~構想について)・・ゆっくり指していると、どこかで▲16歩と香取りに突かれる手が常にあるので、どう、まとめるのか分からなくて。。本譜だと、端の交換で、1一の香車をあらかじめ逃がしているという意味があるので、それでやりたくなってしまったんですけど、こちらの玉型が思ったより良くなかったので、良い指し方ではなかったかな、という気がしますだそうでした。。
形勢は藤井七段(当時)、有利。
61手~80手目棋譜
61.▲27同歩
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62.▽29成桂
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63.▲同銀
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64.▽27飛成
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65.▲38銀
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66.▽28龍
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67.▲54歩
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68.▽同歩
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69.▲22歩
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70.▽同金
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71.▲45桂
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72.▽26桂
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73.▲35銀
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74.▽38桂成
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75.▲57玉
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76.▽64銀
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77.▲66飛
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78.▽32玉
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79.▲64飛
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80.▽同歩
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62.▽29成桂で、村田六段約66分考慮で63.▲同銀。
75.▲57玉まで。。評価値は後手、藤井七段(当時)優勢判断です(800程)が、人間的には先手持ち。。。
80手目棋譜
残:村田六段⇒1:10 藤井七段(当時)⇒1:03
評価値は藤井七段(当時)優勢(1000程)。
81手~100手目棋譜
81.▲53桂成
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82.▽37成桂
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83.▲59歩
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84.▽35香
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85.▲41銀
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86.▽同玉
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87.▲22角成
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88.▽52金
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89.▲31角
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90.▽47成桂
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91.▲68玉
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92.▽58成桂
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93.▲同歩
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94.▽57銀
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95.▲77玉
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96.▽79飛
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97.▲78桂
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98.▽同飛成
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99.▲同玉
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100.▽58龍
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90.▽47成桂まで、形勢藤井七段(当時)勝勢。
※対局振り返り後・・
田村七段:また藤井さんの凄いところを見てしまったと言うかね。△35香と銀を取ったところで、最後まで全部読み切ってたんでしょうね。。
井出四段:藤井さんは詰ますとばかり思っていたんですが、こういう冷たい勝ち方もできるんだなと思いました。
94手目に57金と打てば詰みもあったようですが、無理に詰ます必要もなく、本譜の手順を選択された様子。
101手~120手目棋譜
101.▲77玉
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102.▽65桂
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103.▲86玉
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104.▽95銀
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105.▲同玉
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106.▽94歩
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107.▲86玉
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108.▽95金
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109.▲76玉
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110.▽78龍
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111.▲77飛
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112.▽同桂成
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113.▲同馬
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114.▽26飛
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115.▲66桂
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116.▽77龍
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117.▲同玉
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118.▽31玉
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119.▲
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120.▽
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118手まで、村田六段投了となりました。
藤井七段(当時)、本局快勝(*'ω'*)
スポンサーリンク藤井聡太七段と村田顕弘六段の対局前後のコメント
- 藤井聡太七段
- 村田顕弘六段
『序盤から選択肢の広い将棋で、本譜は比較的激しい順を選んだ(52.▽77角成)んですけど、こちらの玉の安全度を過大評価してしまったというか、思ったより、こちらの玉が薄い形になったので、自信の無い展開になってしまったかな、と思っていたんですけど。最後は際どい形でしたけど、なんとか、しのぐことが出来たかな、という気がします。』
『90.▽47成桂と寄って、おそらく勝ち筋に入っているかな、と思いました。』
『今期は気負いすぎても良くないかなと思うので、自分自身の対局に集中して昇級を目指して戦っていけたらなと思います。』
『やってみたい将棋ではあったんですけど、途中行けそうなところもあったと思うんですけど。。違いましたね。』
『(藤井聡太七段とは何度か対局していますが)一局一局楽しみにしているので、機会があれば挑戦したいと思っています。』
早めの段階でリードを奪うも、村田六段の勝負術で1手ミスすれば危ない??展開もありましたが、藤井七段(当時)の指し手は正確。
差は徐々に広がり、最後は相手の角を二枚抜いての快勝。
自玉を安泰にして勝つ。順位戦初戦、まずは1勝です。
藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??
【6月22日】VS千田翔太七段【王将戦】
棋戦名
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王将戦
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対局日
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6月22日
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対局相手
|
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対局場所
|
東京将棋会館
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持ち時間
|
各3時間
|
開始時間
|
10:00~
|
★中継情報★
- 携帯アプリ10:00~
- AbemaTVなし
- ニコ生なし
- 将棋プレミアム独占放送9:30~
- 将棋チャンネルで9:35~12:00、14:00~18:00
※将棋プレミアムは1DAY会員/¥500がオススメ
【前売券】6月21日(金)18:30までにご購入のお客様は500円で視聴可能。
※解説者:中村太地七段、聞手:貞升 南女流初段
【当日券】6月21日(金)18:30以降にご購入のお客様は視聴料金が800円( ;∀;)ネアゲデース
【6月25日】VS阿久津主税八段【第27期銀河戦】
棋戦名
|
第27期銀河戦
|
対局放送日
|
6月25日
|
対局相手
|
|
対局場所
|
スタジオ
|
持ち時間
|
各15分
|
放送開始時間
|
20:00~
|
★中継情報★
- 携帯アプリなし
- AbemaTVなし
- ニコ生20:00~
- 囲碁将棋チャンネルにて午後8時~放送
- 将棋プレミアムで6月25日~配信予定
※銀河チャンネルへの契約が必要(¥1,620/月)
※スカパーetcの契約が必要
※解説:大石直嗣七段、聞き手:伊藤沙恵女流二段(現女流三段)
※ゴールド(¥2,000/月)への契約が必要
※解説:大石直嗣七段、聞き手:伊藤沙恵女流二段(現女流三段)
【7月2日】VS堀口一史座七段【第78期順位戦】
棋戦名
|
第78期順位戦
|
対局日
|
7月2日
|
対局相手
|
|
対局場所
|
-
|
持ち時間
|
各6時間
|
開始時間
|
10:00~
|
★中継情報★
対局者確定&日程が決定していない対局
- NHK杯VS阪口悟六段戦
※三浦九段戦は8/11です
となっております.+:。(´ω`*)