2勝3敗で失冠 1局 2局 3局 4局 5局
第9期叡王戦五番勝負 4/7(日)
4/23(土)
5/2(木)
5/31(金)
6/20(木)

◆第1局 「か茂免」(愛知県名古屋市)
◆第2局 「アパホテル&リゾート 佳水郷」(石川県加賀市)
◆第3局 「名古屋東急ホテル」(愛知県名古屋市)
◆第4局 「柏の葉カンファレンスセンター」(千葉県柏市)
◆第5局 「常磐ホテル」(山梨県甲府市)

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目次

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伊藤匠七段の略歴※'24年7月1日現在

生年月日:2002年10月10日(21歳)
プロ入り:2020年10月1日(17歳)
竜王戦:1組(1組:1期)
順位戦:C級1組
得意戦法:居飛車党

一般棋戦優勝歴
新人王戦(2021年度)

2013年 9月15日(10) 奨励会入会

2016年 3月 5日(13) 初段

2017年12月17日(15) 三段

※三段リーグ戦は5期目、15勝3敗1位昇段

2020年10月 1日(18) 四段

2021年度、第80期順位戦で、C級1組へ昇級決定

2022年 3月10日(19) 五段

2023年 4月20日(20) 六段
※竜王ランキング戦連続昇級

2023年 8月14日(20) 七段

2024年 6月20日(21) 叡王戦五番勝負にて、藤井聡太叡王より3勝2敗で叡王位を奪取

レーティング比較※'24年7月1日現在

藤井聡太竜王・名人【レーティング(1位:2081】
※'24年7月18日現在 対局数 勝率
通算 451 374 76 1 0.8311
2024年度 15 10 5 0 0.6666

※2023年度勝率は0.8518
※2022年度【最優秀棋士賞】【名局賞】【名局特別賞】受賞、最多勝利賞、勝率1位賞部門で1位獲得

伊藤匠七段【レーティング(3位)1902】
対局数 勝率
通算 199 147 51 0.7424
2024年度 13 7 6 0.5384

※2023年度勝率は0.7500
未放送棋戦結果の反映などにより、勝敗数にズレが生じることがあります。
正確な勝敗数は日本将棋連盟HPの公式ページにてご確認ください。

※※レーティングについて※※簡単に説明すると・・・

  • 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
  • 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う

★所属クラス(A級~C級2組)で、大体の強さは想像できますが、所属クラスは必ずしも現在の強さを反映したものではないのに対して、レーティングは現在の強さを、対局毎に変動する数値で表現したものです

平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。

レーティング参考サイトはこちら

最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。

藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率

B2棋士との戦績
時間別棋戦戦績
4時間棋戦通算81勝24敗、持1(0.7714)
棋戦別棋戦戦績
叡王戦通算25勝9敗、持1(0.7352)

伊藤匠七段との対戦結果【過去対局(12勝3敗、持1)非公戦含】

対局日対局時クラス
藤井聡太
対局時クラス
伊藤匠
勝敗手番戦型手数棋戦名
152024/5/31竜王・名人B2角換わり腰掛け銀132手第9期叡王戦五番勝負第4局
142024/5/2竜王・名人B2角換わり腰掛け銀146手第9期叡王戦五番勝負第3局
132024/4/20竜王・名人B2角換わりその他87手第9期叡王戦五番勝負第2局
122024/4/7竜王・名人B2角換わり腰掛け銀107手第9期叡王戦五番勝負第1局
112024/3/3竜王・名人C1角換わり腰掛け銀105手第49期棋王戦五番勝負第3局
102024/2/24竜王・名人C1角換わり腰掛け銀94手第49期棋王戦五番勝負第2局
92024/2/4竜王・名人C1角換わり腰掛け銀129手第49期棋王戦五番勝負第1局
82024/1/5竜王・名人C1角換わりその他93手第73回NHK杯準々決勝第1局
72023/11/10.11竜王・名人C1角換わり腰掛け銀129手第36期竜王戦七番勝負第4局
62023/10/25.26竜王・名人C1相掛かり107手第36期竜王戦七番勝負第3局
52023/10/17.18竜王・名人C1角換わり腰掛け銀107手第36期竜王戦七番勝負第2局
42023/10/6.7竜王・名人C1相掛かり82手第36期竜王戦七番勝負第1局
32022/11/29竜王C1角換わり腰掛け銀135手第48期棋王戦挑決T
22022/9/11竜王C1相掛かり116手第72回NHK杯
12021/12/13竜王C2相掛かり117手第52期新人王戦記念対局

 

2024.6/20※第9期叡王戦五番勝負第5局

角換わりからの先手穴熊、藤井叡王の完勝かと思われた終盤に形勢が逆転。藤井叡王の構想に軽視があった様子。

106.▽86歩~流れが後手の伊藤七段ペースへ。その後、先手は指し手が難しく、互角~正確に指しきった伊藤七段が逆転勝ち、156手まで、藤井叡王投了、叡王位失冠。

2024.5/31※第9期叡王戦五番勝負第4局

五番勝負カド番でしたが、角換わりから右玉に組み換えて攻め切った藤井叡王の快勝、132手まで伊藤七段投了。

2024.5/2※第9期叡王戦五番勝負第3局

序盤から藤井叡王が曲線を描き、指しやすい展開かと思われましたが、難解な終盤、93.▲87銀と受けたところで伊藤七段がペースを掴み形勢逆転。

終盤も逆転を許すことなく正確に指し続け146手まで、藤井聡太叡王投了。

2024.4/20※第9期叡王戦五番勝負第2局

戦型は後手33金型の角換わり。

形勢が二転三転する激戦、中盤の難所で勝負できる順が分からなかったとのこと。60.▽66飛と金を取ったところから伊藤七段優勢へ。

終盤、両者秒読みの中、伊藤七段が冷静に指しきり87手まで、藤井叡王投了。公式戦で藤井叡王に初勝利。

2024.4/7※第9期叡王戦五番勝負第1局

終盤まで互角、伊藤七段優勢な局面が続きましたが、一手間違えると一気に傾く難解なせめぎ合いから怒涛の終局、藤井叡王の桂跳ねからの寄せが見事、容易ではない細い勝ち筋を制し107手まで、伊藤七段投了。

2024.3/3※第49期棋王戦五番勝負第4局

藤井棋王が角換わりを拒否、「豊島流村田システム」を採用。

序盤から意表を突かれ伊藤七段が時間を使う展開へ、藤井棋王が徐々にリードを広げ、美しい藤井曲線で114手まで、完勝。

2024.3/3※第49期棋王戦五番勝負第3局

序盤早々~新手で伊藤七段の時間を削り、形勢は互角推移で将棋は難解、70.▽23金~先手ペース。後手は馬を作り粘りますが、その後、金が前に出て馬と交換になってからは危なげない指し手で105手まで、伊藤七段投了。

2024.2/24※第49期棋王戦五番勝負第2局

藤井棋王は終盤入り口まで苦しい展開で伊藤七段の研究かと思いきや、対する伊藤七段は序盤から誤算があったとのこと。。

形勢は苦しいままでしたが、68.▽86歩~難解な将棋へ、その後形勢は互角程になりましたが、79.▲94龍と龍を逃して逆転を許す展開へ。

そこからは藤井棋王が一気にリードを広げ快勝、94手まで、伊藤七段投了。

2024.2/4※第49期棋王戦五番勝負第1局

持将棋の要件、AIは27点法、本局形勢は一見伊藤七段劣勢には見えたものの、実際には24点法なので、人間では五分五分、そこを突いて持将棋へ持ち込むという伊藤七段の研究・作戦。

後手の伊藤七段は「入玉は予定の方針。時間がかかるので神経を使った」とのこと。

対する藤井棋王は「工夫が足りず。伊藤七段の掌の上という感じの将棋だった」とのこと。129手まで、持将棋成立、引き分けへ。

2024.1/5※第73回NHK杯準々決勝第1局

中盤までは両者の研究対決、伊藤七段に悪手らしい悪手は見られなかったものの、徐々に藤井曲線。

持ち時間がなくなってからは一気に寄せきり完勝、93手まで、伊藤七段投了。

2023/11/10.11※第36期竜王戦七番勝負第4局

持ち時間の使い方から初日は伊藤七段の研究範囲と見られ、形勢は伊藤七段ペース、持ち時間も2時間程リードで封じ手となり、局面はほぼ終盤戦。

苦戦かとも思われましたが、研究を外しの飛車切りから、一旦劣勢にはなるものの難解な将棋で、徐々に藤井竜王ペースへ。

持ち時間も逆転。最後は持ち駒余りなしの37手詰めで、綺麗に快勝。

ただし、局後のインタビューにて、最後は解説者をも置き去りにする詰将棋を展開したものの、途中でもっと早い手順に気づき反省しながらの勝利だった様子。

2023/10/25.26※第36期竜王戦七番勝負第3局

2日目中盤戦60手目で、藤井竜王が先手の金取りを逃げずに、先手の金取りに57歩打と勝負手を放ちます。この踏み込みが功を奏して、難解な局面が続きはしたものの、形勢は終始後手ペース。

そのまま96手まで、伊藤七段投了となり、藤井竜王の完勝譜。

2023/10/17.18※第36期竜王戦七番勝負第2局

伊藤七段は最終盤、形勢不利な状況(70-30)で、持ち時間2分になるまで1時間25分投入し飛車打ち、極限まで考えられるという諦めない姿も観られましたが及ばず、107手まで、伊藤匠七段投了。

1日目から藤井竜王が徐々にリードを奪い優位を築いた快勝譜。

2023/10/6.7※第36期竜王戦七番勝負第1局

封じ手前後でペースを掴んだ藤井竜王の快勝譜。

82手まで、伊藤匠七段投了。

2022/11/29※第48期棋王戦挑決T

前例のある角換わり戦から午前中で80手以上進む、互いに研究範囲と言わんばかりのハイペースな将棋。

伊藤五段は82.▽84歩打(先手玉の上部脱出牽制)を手抜いた、83.▲44歩の応手が分からなかったとのこと。

そこから藤井竜王が入玉を果たし、形勢は竜王ペースになるものの、先手は生きた心地すらしないような玉形で、1手間違えば奈落の綱渡りのような将棋。

終盤戦、伊藤五段も粘りますが、竜王が凌ぎ135手まで、伊藤五段投了。

2022/9/11※第72回NHK杯

伊藤五段、63.▲53角成からの攻めがやや強引だったか、そこから形勢が後手ペースへ。

そのまま116手まで、伊藤五段投了。

2021/12/13※第52期新人王戦記念対局

本局は、98手まで、竜王の快勝。

中継情報

携帯アプリは9:00~
AbemaTVにて恐らく8:30~配信開始
だと思いますが、追記します。