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羽生善治九段の略歴※'24年4月20日現在

生年月日:1970年9月27日(53歳)
1985年12月18日(15歳)プロ入り
竜王戦:1組(1組以上:34期)
順位戦:B級1組(A級以上:29期)
得意戦法:オールラウンダー

タイトル歴
竜王計7期
89・92・94・95・01・02・17
名人計9期
94-96・03・08-10・14・15
王位計18期
93-01・04-06・11-16
王座計24期
92-10・12-16
棋王計13期
90-01・04
王将計12期
95-00・02・04-08
棋聖計16期
93前後-94前後・95・00・08-17

 

永世称号
永世称号 十九世名人(襲位は原則引退後)
永世竜王(就位は原則引退後)
永世王位(同上)
名誉王座(就位は引退後または還暦後)
永世棋王(就位は原則引退後)
永世棋聖(同上)
永世王将(同上)

 
棋戦優勝歴(終了棋戦除く)

NHK杯計11回
88、91、95、97-98、00、08-11、18
朝日杯計5回
09、11、13-15
銀河戦計5期
00、01、04、06、12
JT杯計5回
91、98、03、10、11
新人王戦計1期
88

 

主な功績
2018年1月5日、永世7冠歴史上初という快挙を経て、国民栄誉賞受賞
名誉NHK杯選手権者
※2011年度通算10回目の優勝を達成、名誉NHK杯の称号を獲得
※名誉NHK杯の称号獲得者はこれまで、羽生九段のみ

1982年12月2日(12歳) 6級 奨励会入会

1984年 1月11日(13歳) 初段

1985年 4月25日(14歳) 三段
※当時三段リーグ戦はありません

1985年12月18日(15歳) 四段
※当時史上3人目の中学生棋士

1987年度、第46期順位戦でC級1組昇級決定

1988年 4月 1日(17歳) 五段
※順位戦昇級

1989年度、第48期順位戦でB級2組昇級決定

1989年10月 1日(19歳) 六段
※竜王挑戦

1990年10月 1日(20歳) 七段
※竜王獲得

1991年度、第50期順位戦でB級1組昇級決定

1992年度、第51期順位戦でA級昇級決定
※以降名人位 or A級

1993年度、第52期名人戦で米長邦雄名人(当時)から名人位を奪取

1993年 4月 1日(22歳) 八段
※A級昇級

1994年 4月 1日(23歳) 九段
※タイトル3期

1994年度、第52期名人戦で米長邦雄名人(故)より名人位を奪取

1997年度、第52期名人戦で谷川浩司八段と対戦、名人位を失冠しA級へ

2003年度、第61期名人戦で森内俊之名人より名人位を奪取

2004年度、第62期名人戦で森内俊之九段と対戦、名人位を失冠しA級へ

2008年度、第66期名人戦で森内俊之名人より名人位を奪取

2011年度、第69期名人戦で森内俊之九段と対戦、名人位を失冠しA級へ

2014年度、第72期名人戦で森内俊之名人より名人位を奪取

2016年度、第74期名人戦で佐藤天彦八段と対戦、名人位を失冠しA級へ

2021年度、第80期順位戦でB級1組へ降級決定

おすすめ書籍

レーティング比較※'24年4月20日現在

藤井聡太竜王・名人【レーティング(1位:2116】
※'24年4月24日現在 対局数 勝率
通算 440 367 72 1 0.8359
2024年度 4 3 1 0 0.7500

※2023年度勝率は0.8518
※2022年度【最優秀棋士賞】【名局賞】【名局特別賞】受賞、最多勝利賞、勝率1位賞部門で1位獲得

羽生善治九段【レーティング(4位)1837】
対局数 勝率
通算 2256 1560 694 0.6921
2023年度 52 32 22 0.5925

※2022年度勝率は0.6470
未放送棋戦結果の反映などにより、勝敗数にズレが生じることがあります。
正確な勝敗数は日本将棋連盟HPの公式ページにてご確認ください。

※※レーティングについて※※簡単に説明すると・・・
  • 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
  • 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う

★所属クラス(A級~C級2組)で、大体の強さは想像できますが、所属クラスは必ずしも現在の強さを反映したものではないのに対して、レーティングは現在の強さを、対局毎に変動する数値で表現したものです

平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。

レーティング参考サイトはこちら

最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。

藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率

クラス別戦績
時間別棋戦戦績
1時間未満棋戦通算87勝18敗(0.8285)
棋戦別棋戦戦績
NHK杯通算16勝6敗(0.7272)

羽生善治九段とのとの過去対戦結果【17勝4敗】非公式戦含

※内4戦は非公式戦(獅子王戦・炎の七番勝負・第3回Abemaトーナメント)
※※横にスクロールできます※※

対局日クラス
藤井聡太
クラス
羽生善治
勝敗手番戦型手数棋戦名
212024/2/2名人B1雁木92手第73回NHK杯準決勝第2局
202023/8/10名人B1角換わり腰掛け銀121手第31期銀河戦Hブロック決勝
192023/6/28名人B1角換わりその他123手第71期王座戦挑決T
182023/3/11.12AB1角換わりその他88手第72期王将戦七番勝負第6局
172023/2/25.26AB1横歩取り101手第72期王将戦七番勝負第5局
162023/2/9.10AB1角換わり腰掛け銀107手第72期王将戦七番勝負第4局
152023/1/28.29AB1雁木95手第72期王将戦七番勝負第3局
142023/1/21.22AB1相掛かり101手第72期王将戦七番勝負第2局
132023/1/8.9AB1一手損角換わり91手第72期王将戦七番勝負第1局
122022/12/8AB1角換わり腰掛け銀128手第48期棋王戦挑決T
112022/9/23AB1横歩取り67手第43回JT杯
102021/11/9B1A矢倉106手第71期王将戦挑決L
92020/9/22B2A横歩取り80手第70期王将戦挑決L
82020/7/4B2A三間飛車113手第28期銀河戦本戦
72020/6/21B2A角換わり腰掛け銀131手第3回Abemaトーナメント第2局
62020/6/21B2A角換わり腰掛け銀118手第3回Abemaトーナメント第1局
52020/2/18B2A角換わり腰掛け銀113手第61期王位戦紅白L
42019/10/21C1A相掛かり82手第69期王将戦挑決L
32018/2/17C1Aその他力戦119手第11回朝日杯準決勝
22017/4/23C2A角換わり腰掛け銀111手炎の七番勝負※非公式
12017/3/26C2A四間飛車129手獅子王戦※非公式

 
↓どんな対局だったかざっくりまとめています

2024/2/2※第73回NHK杯準決勝第2局

終盤まで時間も形勢も互角の展開、最終盤、羽生九段の勝負手、角打ちをしっかり咎めきった藤井竜王・名人の勝利。

金も飛車も見捨てる読みの精度で、92手まで、羽生九段投了。

2023/8/10※第31期銀河戦Hブロック決勝

角換り腰掛け銀の研究で、75手付近までほぼノータイム指し、途中から9筋の激しい攻防になり、AIの評価値は2転3転、早指し戦ならでは、ジェットコースターのような目まぐるしさで、藤井竜王・名人は一時期劣勢へ。

羽生九段、大優勢で一時は詰みまでありましたが、羽生九段の猛攻を凌ぎ切って先手入玉、121手まで、羽生九段潔く投了。

2023/6/28※第71期王座戦挑決T

互いに形勢を譲らず終盤直前まで、ほぼ互角、終盤戦に入り、羽生九段の怒涛の攻めを藤井竜王・名人が受けきり123手まで、羽生九段投了。

2023/3/11.12※第72期王将戦七番勝負第6局

本局は藤井竜王の完勝、88手まで、羽生九段投了。

2023/2/25.26※第72期王将戦七番勝負第5局

序盤から飛車と角を交換する激しい展開で、藤井王将ペース、短手数での終局になるかと思いきや、AIですら読み切ることができない複雑な局面が中盤以降ずっと続き互角、劣勢へ。

局後、王将が、77.▲53銀は対応を誤ったと言われていましたが、手は広い上、明確な指し手があるかというと疑問というような状態(AI推奨は52銀打※難解)。

結果、後手の45桂を許すことになり、そこから形勢が後手ペースになって行きましたが、対する羽生九段は、終盤チャンスの局面、57銀(57銀王手竜取りで互角※難解)で足りないと思われたとのこと。

ここが敗着となり、そのまま101手まで、羽生九段投了。

2023/2/9.10※第72期王将戦七番勝負第4局

対局は角換わり腰掛け銀の進行から羽生九段の「78玉+68金型」の珍しい陣形。

人間では指しにくいと言われていた62.▽61銀を着手し、封じ手に2時間以上の長考、▽同銀と応じた後の反撃手順?とも思われましたが、、封じ手は「66.▽同玉」。

分岐も多く、同銀でも難解、しかし藤井王将側にも軽視(73.▲31角打~)があり、打たれてみて、思いのほか厳しかったとのこと。

その後局面を複雑化するように粘りますが及ばず、107手まで、藤井王将投了。

羽生九段の経験値が勝ったような完勝譜。

2023/1/28.29※第72期王将戦七番勝負第3局

封じ手まで王将寄りの互角。

封じ手は、50.▽42玉だったのものの、局後これ以前のまとめ方がどうだったか、、とのこと。

その後54手目では、54.▽33玉ではなく、銀にヒモをつけた▽43玉が最善だった様子。

藤井王将の57.▲41馬〜〜61.▲45歩が決め手となり、95手まで、羽生九段投了。

わずかなスキを見逃さず、一手も緩むことなく藤井王将の完勝。

2023/1/21.22※第72期王将戦七番勝負第2局

互いに譲らない互角の攻防、中盤で指し辛いと言われていた羽生九段の59.▲82金打(詰めろ金取りを含む勝負手)。

形勢は互角でしたが、次手、AIが自陣角を推奨する中、1時間長考の玉上がりで羽生九段ペースへ。

局後、角打ちも検討したものの指し手が難しかったとのこと。

67.▲56銀打でAI上は一旦互角程度に戻るものの、この後、守勢にまわる41飛が後手側から指し辛く、それ以外の攻め筋だと差がつく、実は寄らないという誘い込み模様。

感想戦で41飛について、稲葉八段が触れていましたが「常識的には自信ない」と笑いの渦・・やはり指し辛かった様子。

終盤王手ラッシュも冷静に対処、そのまま101手まで、羽生九段完勝。

2023/1/8.9※第72期王将戦七番勝負第1局

中盤まで「見通しが立たないことが多かった」という藤井王将でしたが、飛車と金桂の二枚替えから61.▲66桂~63.▲77桂の構想が実り91手まで、羽生九段投了。

2022/12/8※第48期棋王戦挑決T

難しい中盤が続きましたが、竜王がリードを徐々に広げる展開に。

終盤に入ってからは後手玉危なげなく、完勝。

2022/9/23※第43回JT杯

横歩取りからの激しい攻め合いになり、藤井竜王が的確に受け、67手で決着。羽生九段投了。

2021/11/9※第70期王将戦挑決L

互いに形勢を譲らないまま終盤戦へ、88.▽66歩~藤井三冠がペースを掴み、最後は98.▽81飛と飛車を回り即詰みへ、106手まで、羽生九段投了。

2020/9/22※第70期王将戦挑決L

難解な終盤戦、評価値が五分に見えていましたが、実は後手勝勢だった様子。

終盤戦、羽生九段が詰み筋、68.▽59龍に気づかれ敗勢へ。

67.▲34角も詰めろ逃れのはずで、評価値は次善手で詰み表示なし、指した瞬間に19手詰めとなり80手まで藤井二冠投了。

2020/7/4※第28期銀河戦本戦

藤井七段(当時)のほぼ完勝、終盤羽生九段も粘り、互角程まで追い上げますが及ばず、113手まで羽生九段投了となりました。

2020/6/21※第3回Abemaトーナメント

2局共に、羽生九段の方に悪手が見られ、ほぼ藤井七段(当時)の完勝となっています。

2020/2/18※第61期王位戦紅白リーグ

昼休前、藤井七段(当時)の35歩(新手)~互いに長考合戦へ。

対局は拮抗しますが、藤井七段(当時)の85.▲33歩打が妙手。

形勢はほぼ互角で、羽生九段に流れが来たように見えましたが、解説もAIも翻弄する中、羽生九段が45銀右を選択。

※ここでの応手は同桂かもしくは45銀直が有力だったようです

解説の木村王位と三浦九段2人がかりで以てしても後手良しとなる手順が見つけられず、当の羽生九段本人も長考に沈む難解な局面。

AIも評価不能。

そこ~は再び藤井七段(当時)が形勢を取り戻し113手まで、羽生九段投了となりました。

2019/10/21※第69期王将戦挑決L

序盤、87歩~先手の角をめぐる攻防へ。

先手は飛車を手持ちにしますが、それを活用する手立てもなく、飛車切り、15金打ち、54馬、82手まで藤井七段(当時)の完勝となりました。

感想戦で、序盤での工夫が必要でしたと羽生九段が言われていました。。

2018/2/17※第11回朝日杯準決勝

本局は序盤戦~藤井五段(当時)ペースで進んでいきましたが、途中互角になる局面もあり、羽生マジックがとうとう・・・

と手に汗握る場面もありましたが、119手までで藤井五段(当時)勝利となっています。

2017/4/23※炎の七番勝負※非公式戦

対局日は炎の七番勝負が後になっていますが、実際には獅子王戦の前に七番勝負でした。

戦型は最新系の角換わり4五桂急戦法。

持ち時間2時間・切れたら1分将棋。

現代将棋で藤井四段(当時)の桂馬はぴょんぴょん跳ねます。

藤井四段(当時)の仕掛け▽4五桂~徐々に藤井四段(当時)がペースを握ります。

局面を複雑化し、詰めろ逃れの詰めろまで羽生二冠(現九段)も最後追い上げますが及ばず、111手まで、藤井四段(当時)の勝利。

この現代将棋は羽生二冠(現九段)にとって羅針盤のない対局で、とても印象的だったようです。

2017/3/26※獅子王戦※非公式戦

戦型は藤井システム。

持ち時間10分(秒読み30秒)。

藤井猛九段が創始者となっているこの藤井システムは2002年前後の戦型

2002年生まれの藤井四段(当時)にとっては経験に乏しい戦型とも考えられます。

その辺を考慮したかどうかは不明。

記者会見を拝見して、やはり藤井四段(当時)の棋譜(データ)がない状況での対局。

前回の炎の七番勝負が現代将棋だったので試してみようと思われたかも?

しれません←想像です。

結果は129手まで。

先手・羽生二冠(現九段)の勝利となりました。

実際に指してみると、戦型によらず、藤井四段(当時)の研究深さに驚かれたようです。

よく研究しているんだな・・という印象だったようです。

中継情報

★連盟アプリはなし
★NHKで10:30~