第32期竜王戦本戦、藤井聡太七段VS近藤誠也六段の対局模様をまとめています。

結果は96手まで、藤井七段(当時)勝利です。
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目次

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藤井聡太七段VS近藤誠也六段、対局結果と棋譜

先手番:近藤誠也六段後手番:藤井聡太七段戦 型:角換わり腰掛け銀

1手~20手目棋譜

1.▲26歩
2.▽84歩
3.▲76歩
4.▽85歩
5.▲77角
6.▽34歩
7.▲68銀
8.▽32金
9.▲78金
10.▽77角成
11.▲同銀
12.▽22銀
13.▲38銀
14.▽33銀
15.▲46歩
16.▽72銀
17.▲47銀
18.▽14歩
19.▲16歩
20.▽42玉

 
20手目棋譜
20手目、42玉
残:近藤六段⇒4:57 藤井七段(当時)⇒4:59

藤井七段(当時)、安定の後手番(;^_^A

対局は予想通り、角換わりとなりました・・このお二人の対局、全6局中、5局が角換わりです。。内4局が角換わり腰掛け銀。。

駒組、互角。

21手~40手目棋譜

21.▲36歩
22.▽74歩
23.▲48金
24.▽73桂
25.▲66歩
26.▽64歩
27.▲56銀
28.▽63銀
29.▲37桂
30.▽81飛
31.▲29飛
32.▽62金
33.▲68玉
34.▽54銀
35.▲79玉
36.▽44歩
37.▲96歩
38.▽94歩
39.▲88玉
40.▽41飛

 
40手目棋譜
40手目、41飛
残:近藤六段⇒4:42 藤井七段(当時)⇒4:37

互角。

41手~60手目棋譜

41.▲18香
42.▽52玉
43.▲19飛
44.▽81飛
45.▲15歩
46.▽同歩
47.▲同香
48.▽14歩
49.▲同香
50.▽同香
51.▲15歩
52.▽86歩
53.▲同歩
54.▽15香
55.▲同飛
56.▽85歩
57.▲12飛成
58.▽22金
59.▲19龍
60.▽86歩

 
昼休へ。。互角。。
44手、81飛
残:近藤六段⇒4:34 藤井七段(当時)⇒3:59

藤井七段(当時)の52.▽86歩に約40分の考慮で、同歩か?同銀か?
52手、86歩
残:近藤六段⇒4:24 藤井六段⇒3:22

近藤六段、53.▲同歩とされました。

※ここは、同銀が勝ったようです。。

解説の佐々木五段によると、藤井七段(当時)の48.▽14歩~の構想が鋭く、56.▽85歩に近藤六段の良い応手がないと、藤井七段(当時)が既に1本取っている可能性はあります・・長考になるかも・・とのこと⇒形勢は只今互角。

近藤六段、約20分の考慮で57.▲12飛成とされました。

60手目棋譜
60手目、86歩
残:近藤六段⇒3:23 藤井七段(当時)⇒2:37

近藤六段、玉頭の86歩にどう対応するか?という局面。

解説の大平六段は、近藤六段の51.▲15歩~の仕掛けを逆用されているような・・・流れは藤井七段(当時)ペースなのでは?とのこと。

人によっては、良い勝負と観ている方もいると思いますが、自分のざっくりした感覚だと藤井七段(当時)ペースかなと思いますだそうです。。

形勢は互角です。

61手~80手目棋譜

61.▲85歩
62.▽87香
63.▲79玉
64.▽89香成
65.▲同玉
66.▽18歩
67.▲29龍
68.▽87歩成
69.▲同金
70.▽85桂
71.▲86銀
72.▽77角
73.▲59角
74.▽59同角成
75.▲59同龍
76.▽77角
77.▲68角
78.▽86角成
79.▲同金
80.▽77銀

 
近藤六段、約40分の考慮で67.▲29龍⇒藤井七段(当時)、約30分の考慮で68.▽87歩成。

夕休へ。。互角。。藤井七段(当時)ペース。
72手、77角
残:近藤六段⇒2:01 藤井七段(当時)⇒1:29

近藤六段、71.▲86銀。。。88銀と指したいところですが、藤井七段(当時)から86歩と打たれて形が乱されるのが分かっているから指し辛い。。
71手、86銀
残:近藤六段⇒2:01 藤井七段(当時)⇒1:30

その後、藤井七段(当時)72.▽77角⇒局後感想戦で、この1手が思ったよりも厳しかったとのこと。。

この辺り、本局の岐路。

夕休合わせて約80分の長考で近藤六段、73.▲59角。。持ち時間、ここで逆転(残:近藤六段⇒1:19 藤井七段(当時)⇒1:29)。。

80手目棋譜
80手、77銀
残:近藤六段⇒1:09 藤井七段(当時)⇒1:24

形勢は、藤井七段(当時)有利。

81手~100手目棋譜

81.▲87歩
82.▽97桂成
83.▲77角
84.▽87成桂
85.▲85香
86.▽77成桂
87.▲88銀
88.▽78角
89.▲98玉
90.▽84歩
91.▲84同香
92.▽85歩
93.▲同金
94.▽84飛
95.▲同金
96.▽86香
97.▲
98.▽
99.▲
100.▽

 
86.▽77成桂まで、藤井七段(当時)優勢。

96手まで、近藤六段投了となりました。

藤井七段(当時)完勝です。

投了図
投了図

技巧2による形勢
形勢
※ご参考程度にどうぞ

勝者は久保利明九段との対局が決定しています。

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藤井聡太七段と近藤誠也六段の対局前後のコメント

 

コメント

  • 藤井聡太七段
  • 『1筋から先攻されてこちらが8筋から反撃に出る展開で、こちらは攻めが途切れると相手の竜が手厚く苦しくなってしまう。一局を通じて際どい将棋でした。』

    『82.▽97桂成で良くなったと思いました。』

    『上を目指して頑張っていきたいと思います。こちらとしてはぶつかっていくだけです。タイトル獲得までは遠い道のりですが、目の前の一局に全力を尽くせればと思います。』

  • 近藤誠也六段
  • 『途中で差があり、誤算もあり、夕食休憩前後は勝負どころだったと思いますが、72.▽77角が思ったより厳しく、そこで正しく指せなかったです。受けきれなくなりました。』

    『また力をつけてこの舞台に戻ってきたいです。』

本局、 後手陣にまったく傷がない完勝で、終盤は逆転のあやもありませんでした。

藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??

【7月2日】VS堀口一史座七段【第78期順位戦】

棋戦名
第78期順位戦
対局日
7月2日
対局相手
対局場所
関西将棋会館
持ち時間
各6時間
開始時間
10:00~

★中継情報★

  • 携帯アプリ10:00~
  • 名人戦棋譜速報10:00~
  • AbemaTV9:30~
  • ※解説者:中座真七段、戸辺誠七段、黒沢怜生五段
    ※聞き手:飯野愛女流初段、塚田恵梨花女流初段

  • ニコ生未定

対局者確定&日程が決定していない対局

三浦九段戦は8/11です
となっております.+:。(´ω`*)