第81期順位戦が開幕します。

初戦は佐藤康光九段。
 
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目次

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佐藤康光九段の略歴※'24年3月17日現在

生年月日:1969年10月1日(52歳)
1987年3月25日(17歳)プロ入り
順位戦:A級(A級以上:25期)
竜王戦:1組(1組以上:28期)
得意戦法:オールラウンダー
※深い読みには定評があり『1秒間に1億と3手読む』と形容され『緻密流』と評されていましたが、20代後半~は羽生対策のために棋風を転換されたそうです(このままでは歯が立たないと感じたため)

タイトル歴

竜王計1期
1993
名人計2期
1998・1999
棋王計2期
2006.2007
王将計2期
2001.2011
棋聖計6期※
2002-2007

※永世棋聖(就位は原則引退後)
 

連続する3つのタイトル戦、棋聖戦五番勝負、王位戦七番勝負、王座戦五番勝負に羽生善治三冠(当時)と佐藤康光棋聖(当時)が登場し、当時は『十七番勝負』と言われた次期もあります。
いわゆる羽生世代の一人です。

 

一般棋戦優勝歴
銀河戦(2003.2008.2010)
NHK杯テレビ将棋トーナメント(2006.2007.2016)
JT将棋日本シリーズ (2004.2006)etc

1982年12月(13歳) 6級 奨励会入会

1984年 7月(16歳)初段

1986年12月(17歳)三段

※三段リーグ戦はないので割愛

1987年 3月25日(17歳) 四段 プロ入り

1988年度、第47期順位戦でC級1組昇級決定

1989年 4月 1日(19歳) 五段
※順位戦C級1組昇級

1992年 3月25日(22歳) 六段

1992年度、第51期順位戦でB級2組へ昇級決定

1993年10月 1日(24歳) 七段
※竜王挑戦

1994年度、第53期順位戦でB級1組へ昇級決定

1995年度、第54期順位戦でA級へ昇級決定

1996年 4月 1日(26歳) 八段
※順位戦A級昇級

1998年 6月18日(28歳) 九段
※名人位獲得
※56期、57期名人位

1999年度、第58期名人戦で丸山忠久九段に名人位を奪取されA級へ

2009年度、第68期順位戦でB級1組へ降級決定

2010年度、第69期順位戦でA級へ復帰、以降継続

おすすめ書籍

レーティング比較※'24年3月17日現在

藤井聡太竜王・名人【レーティング(1位:2120】
※'24年3月17日現在 対局数 勝率
通算 436 364 71 1 0.8367
2023年度 55 46 8 1 0.8518

※2022年度勝率は0.8281
※2022年度【最優秀棋士賞】【名局賞】【名局特別賞】受賞、最多勝利賞、勝率1位賞部門で1位獲得

佐藤康光九段【レーティング(30位)1718】
対局数 勝率
通算 1755 1079 676 0.6148
2022年度 2 0 2 0.0000

※2021年度勝率は0.5526
未放送棋戦結果の反映などにより、勝敗数にズレが生じることがあります。
正確な勝敗数は日本将棋連盟HPの公式ページにてご確認ください。

※※レーティングについて※※簡単に説明すると・・・
  • 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
  • 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う

★所属クラス(A級~C級2組)で、大体の強さは想像できますが、所属クラスは必ずしも現在の強さを反映したものではないのに対して、レーティングは現在の強さを、対局毎に変動する数値で表現したものです

平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。

レーティング参考サイトはこちら

最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。

藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率

クラス別戦績
時間別棋戦戦績
6時間棋戦通算57勝5敗(0.9193)
棋戦別棋戦戦績
順位戦通算57勝5敗(0.9193)

佐藤康光九段との過去対戦結果【4勝0敗】非公式含

※※横にスクロールできます※※

日付 勝敗 対局時クラス 手番 戦型 手数 棋戦名
2022/6/22 A 向い飛車 101手 第81期A級順位戦
2020/8/8 A 角交換向い飛車 143手 第3回AbemaT第1局
2019/7/18 A 横歩取り 141手 第69期王将戦二次予選
2017/4/16 A 角換わり 95手 炎の七番勝負

 

第81期A級順位戦

54.▽66角で先手優勢、57.▲62と、59.71と、で後手陣穴熊の「金」を剥がし、陣形に差が出てきたところ、61.▲95歩に62.▽96香と勝負形へ。

竜王は「62.▽96香」を見落とされていたとのこと。

これで藤井竜王が再び長考になりましたが、慎重に受け切り101手まで、藤井竜王勝利。

第3回AbemaT第1局

終盤、互いに詰みを逃し合い、混戦?となり143手まで、康光九段投了。

第69期王将戦二次予選

終盤まで形勢不明の難解な将棋、佐藤九段の独特な指し回しに苦労していた印象。

双方秒読みで形勢二転三転する中、藤井七段(当時)が佐藤康光九段の寄せを凌ぎ切り最後は一気に寄せ切り勝利。

炎の七番勝負

戦型は角換わり~佐藤九段のダイレクト向かい飛車へ。

まだ、藤井四段(当時)がどういう棋風かも不明なまま、棋譜もない状態での対局です。

藤井四段(当時)地下鉄飛車から8筋へ、45手▲9六銀と銀を端に繰り出すと、47手▲8九飛と飛車を大転換させ、相手玉頭に攻撃開始。

終盤は、後手の飛車と左辺の金が、全く働かくことなく95手まで、藤井四段(当時)快勝となりました。

対局前は『先輩の意地といいますか、そういうのを見せたいですし、彼も勝ち進んでいますけど、いずれは壁にぶち当たるわけですから。気合を入れて頑張りたい』と話していた佐藤九段も、想定外の完敗に脱帽だったようです。

『藤井四段とは練習将棋も1回も指したことがなかったので、初めて対局した。一方的にやられてしまった。非常に攻守バランスが取れていて、終盤力はさすが。期待の新人ですので、これからも活躍を見守っていきたい』と、コメントされてました。
出典:AbemaTVより

順位戦経過

棋戦 1局 2局 3局 4局 5局 6局 7局 8局 9局 P0
第81期順位戦A
佐藤康光九段

菅井竜也八段

糸谷哲郎八段

斎藤慎太郎八段

広瀬章人八段

佐藤天彦九段

豊島将之九段

永瀬拓矢王座

稲葉陽八段

広瀬章人八段

 

※色無=勝:青=敗戦緑=次戦ピンク=開始前

棋戦 1局 2局 3局 4局 5局 6局 7局 8局 9局 10局 11局 12局
第82期名人戦
七番勝負勝敗(VS豊島九段)
4/10.11
4/23.24
5/8.9
5/18.19
5/26.27
6/11.12
6/25.26
第81期順位戦A 佐藤康光九段 菅井竜也八段 糸谷哲郎八段 斎藤慎太郎八段 広瀬章人八段 佐藤天彦九段 豊島将之九段 永瀬拓也王座 稲葉陽八段 広瀬章人八段(PO)
第80期順位戦B1 三浦弘行九段 稲葉陽八段 屋敷伸之九段 久保利明九段 木村一基九段 横山泰明七段 郷田真隆九段 松尾歩八段 近藤誠也七段 千田翔太七段 阿久津主税八段 佐々木勇気七段
第79期順位戦B2 佐々木勇気七段 橋本崇載八段 鈴木大介九段 谷川浩司九段 村山慈明七段 北浜健介八段 野月浩貴八段 中村修九段 窪田義行七段 中村太地七段
第78期順位戦C1 村田六段 堀口七段 金井六段 高橋九段 宮本五段 青嶋五段 船江六段 小林七段 高野六段 真田八段
第77期順位戦C1 森下九段 豊川七段 西尾六段 青野九段 千葉七段 増田六段 門倉五段 富岡八段 近藤五段 都成五段
第76期順位戦C2 瀬川五段 中田七段 高見五段 佐藤(慎)五段 星野四段 脇八段 高野四段 矢倉七段 梶浦四段 三枚堂六段

 

中継情報

携帯アプリは10:00~
AbemaTVで9:30~