本局王座戦棋譜利用のガイドライン設定により、そちらに従っての観戦記となります。
ご了承ください。
主に形勢、状況のみお伝えできればと思います。
スポンサーリンク
▼本局形勢▼105手目まで※藤井二冠投了
※AIによる評価値は、とても人間には見えない着手も含む数字であることをご理解の上、ご参考程度にどうぞ
本局の勝者は「久保九段vs飯島八段」の勝者と対局⇒飯島八段の勝利
目次
藤井聡太二冠VS深浦康市九段、対局模様
先手番:深浦康市九段後手番:藤井聡太二冠戦 型:矢倉
後手番矢倉:22勝2敗(0.9166)
お昼休憩前棋譜※30手目
残:深浦九段⇒4:24 藤井二冠⇒3:55
昼食、藤井二冠「パスタセット・海老と万願寺唐辛子とオリーブのトマトソースパスタ(ワインビストロ アンフォラ)」、深浦九段「生姜焼き弁当、ご飯半分(鳩やぐら)」。
渡辺四段「先手も66歩を突いて良いかどうか。その後49の金が67金、59の玉が79玉に来れば手厚いですが、ここまでしっかり組み切ることができるのかどうか。後手は先手が▲58金、▲66歩で▲67金を見せたら、▽65歩と突いて、64に空間が空くので気持ち悪いかもしれないですけど、銀とか並んでしまえば見た目は綺麗に見えますし。他は、その空間に22の角が来るのはそんなに難しいことではないので、64に角がくると先手の37銀は動かしにくいですしね。なので、65の位を取って駒組を進めるという方針も後手はありますね。」
「▲66歩突いたら危ないと思っているのであれば、とりあえず玉を69にして、▲58金として囲って、37銀を出すか3筋を交換するか。ただ、角が上がってしまっているので、損にはなるんですよね。その辺りでどう駒組するか・・というところだと思います。」
⇒深浦九段▲31.69玉とされ、3筋を交換する展開になりました。
37.▲26飛で藤井二冠が長考中。
41手目棋譜※藤井二冠ペースへ
残:深浦九段⇒3:08 藤井二冠⇒1:39
ここ~藤井二冠ペースへ。。。AI推奨は88銀。。AbemaAI(44-56)
渡辺四段「66銀と88銀と悩ましい、88銀も結構いいことも多そう・・・」
42.▽77歩⇒43.▲77同桂⇒44.▽86歩⇒45.▲同歩⇒46.▽同飛
松尾八段「深浦九段が動いているうちに、65桂としてカウンターを狙ったように見ますね・・形勢は良い勝負だと思います。」
「▲65桂としても▽89飛成と成られちゃうのが・・▲79金、▽99龍、▲73桂成ではちょっと追い付かない。▽76香打とか厳しそうですもんね・・なので、普通は受ける。▲87歩打、▽81飛(▽83飛もあるかも)・・・先手が処理し辛い。▲65銀、▽同歩としても後で▽76歩が残る。ので、通常は▲65桂ですけど、▽同歩、▲同銀、▽45歩、銀取りと角のラインで香取になるので厳しい。結局右辺で戦って行きたいかなという気がするんですが・・」
「▲24歩打、▽同歩、▲23歩打、▽同金、▲65銀、▽同歩、▲35桂打、▽34銀、▲23桂成、▽同銀とパッと思いつきますけど、これも厳しそうな・・気がしますね。」
⇒47.▲87歩打とされました。
⇒54.▽同金は同角の方をAIは推奨、若干評価値は戻りましたが藤井二冠ペース。
夕食は藤井二冠「カレーライス(紫金飯店)」、深浦九段「ゴーヤーチャンプルー(ほそ島屋)」
74手目棋譜※深浦九段優勢へ
残:深浦九段⇒1:07 藤井二冠⇒0:05
72.▽86歩打で互角へ(AI推奨は55歩)、73.▲同歩、74.▽87歩打(AI推奨は同飛)で逆転。
※松尾八段「取り込んでも、▲53歩打と叩かれて乱されるし、そういった意味で突きづらかったのかもしれませんね(55歩)、考えられてたんでしょうけど・・」
※感想戦では55歩が有力だったのでは・・と触れられていました
※インタビューにて、深浦九段「69.▲66銀~71.▲88金が受けの勝負手、そこでチャンスがあるかもと思いました。」とのこと、藤井二冠は、この前後で息を長くする手を選ばないと行けなかった・・とのことでした
松尾八段「ひと言で言うと、珍しいなという感じがしましたね。ギリギリの中盤のせめぎ合いが続いてたかなという感じがするんですけど、藤井さんが激しく切り込んでいったんですけど、それがあまり良くなくて、ハッキリ苦しくしてしまったという感じがするので、藤井さんにしては珍しいなと思って、苦しくなっても押したり引いたりというような、それが続く感じがあるんですけど、この将棋は結構、藤井さんとしては不出来な感じに見えましたね。それくらい普段が際立って見えるんですけどね。」
「逆に、深浦九段が中盤でなかなか崩れない指し方って言うんですかね、焦らないで指してた、焦って攻めたくなるようなところを辛抱って言っていいのか分かりませんが、そんな感じが印象的でしたね。」
藤井聡太二冠と深浦康市九段の対局前後のコメント
- 藤井聡太二冠
- 深浦康市九段
『玉が薄い形で戦いになってしまって。まとめることができなかったかな、という感じです。』
『矢倉で急戦調の将棋はやってみたかったんですけど、ちょっとうまくバランスを保てなかったので。ちょっとやっぱり、理解が浅かったのかな、と思います。(66角と切っていった辺り)もう少し、まだまだ難しい局面だったので、バランスを保つ手を見つけなければいけなかったかなと思います。』
『(連勝)意識せずにやってきたんですけど、ここまでが出来すぎだったかなと思うので、今日の将棋をしっかり反省して次に繋げることができればと思います。』
『69.▲66銀~77、88と強く受けられて、良い手段があればと思ったんですけど、本譜進んでみるとはっきり負けになってしまったので、その前後で息を長くする手を選ばないといけなかったのかなと・・』
『(棋聖戦)前期と立場は違いますが、同じように思いっきりぶつかるという気持ちで臨もうかなと思っています。』
『ちょっと仕掛けの辺り、特に成算があるわけではなかったんですが、ゆっくりすると右銀が使い辛いかなと思って、思い切って仕掛けていきました。角を押さえ込んでという、夕休あたりの方針だったんですけど、上手く裁かれて、少し苦しいかなと思った局面もあったんですけど、69.▲66銀~71.▲88金が受けの勝負手、そこで手がなければチャンスがあるかもと思いました。』
『以前の藤井二冠との対戦は、こちらの内容がわるかったので、今日は序中盤からしっかり考えて、時間はメリハリよく使っていこうかなと思っていました。』
『(藤井二冠の連勝ストップについて)この一局はもう意識せずに、局面に集中しました。』
藤井聡太二冠の次の対局予定※5/13vs三浦九段戦(順位戦)
【5月13日】vs三浦弘行九段【第80期B1順位戦】
対局相手
|
|
クラス別戦績
|
|
過去対局
|
4勝0敗※非公式含
|
持ち時間
|
各6時間
|
時間別戦績
|
6時間棋戦通算50勝3敗(0.9433)
|
対局場所
|
-
|
開始時間
|
10:00~
|
トーナメント表
|
中継情報
10:00~
●AbemaTV恐らく9:30~
※解説者&聞き手:未定
過去対局
※※横にスクロールできます※※
日付 | 勝敗 | 対局時クラス | 手番 | 戦型 | 手数 | 棋戦名 | 棋譜 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2021/4/17 | ○ | B1 | 後 | 相掛かり | 58手 | 第4回AbemaT5回戦 | 棋譜 |
2021/4/17 | ○ | B1 | 先 | 横歩取り | 127手 | 第4回AbemaT2回戦 | 棋譜 |
2021/2/11 | ○ | A | 先 | 横歩取り | 101手 | 第14回朝日杯本戦 | 棋譜 |
2019/9/30 | ○ | A | 後 | 角換わり腰掛け銀 | 135手 | 第69期王将戦挑決L | 棋譜 |
2019/8/11 | ● | A | 先 | 横歩取り | 180手 | 第40回日本シリーズJTプロ公式戦 | 棋譜 |
となっております.+:。(´ω`*)