本日2月14日、第49期新人王戦、藤井五段の対戦相手は古森悠太四段です。
持ち時間は各3時間、初手合となります。
85手まで。
藤井五段勝利となりました。
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目次
藤井聡太五段VS古森悠太四段、対局結果と棋譜
先手番:藤井聡太五段後手番:古森悠太四段戦 型:角交換型振り飛車
1手~20手目棋譜
1.▲2六歩
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11.▲2五歩
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2.▽3四歩
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12.▽3三角
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3.▲7六歩
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13.▲3三同角成
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4.▽4二飛
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14.▽3三同桂
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5.▲6八玉
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15.▲9六歩
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6.▽6二玉
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16.▽9四歩
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7.▲4八銀
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17.▲8八銀
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8.▽7二玉
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18.▽7二銀
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9.▲7八玉
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19.▲3六歩
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10.▽8二玉
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20.▽3二金
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20手目棋譜
出典:連盟モバイル
藤井五段の居飛車、対する古森四段は角交換型四間飛車の対抗形。
古森四段は、お師匠さんが小林九段、やはり角交換型四間飛車となりました。
解説都成四段は、20.▽2二飛が有力ではなかったんですね・・
21手~40手目棋譜
21.▲2四歩
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31.▲3四歩
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22.▽2四同歩
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32.▽3七歩成
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23.▲2四同飛
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33.▲3三歩成
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24.▽2二銀
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34.▽3三同銀
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25.▲2八飛
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35.▲3七銀
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26.▽4一飛
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36.▽2七歩
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27.▲3七桂
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37.▲3八飛
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28.▽3五歩
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38.▽2九角
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29.▲3五同歩
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39.▲4八飛
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30.▽3六歩
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40.▽2八歩成
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藤井五段、20.▽3二金を見て約20分の考慮で決断の21.▲2四歩。
古森四段、27.▲3七桂(急戦)と桂跳ねを見て長考です。
※解説の都成四段は、なかなか厄介な攻めになりそうです
古森四段にとって非常に悩ましい局面で、間違えると今後の展開として形勢に一気に差が出てしまいます。
27手目棋譜
出典:連盟モバイル
お昼休憩後、▽4四歩や▽5四角が検討される中、約70分の長考で古森四段積極的に28.▽3五歩とされました。
※ここはこの対局のひとつの分岐点だったようです
※好んで指したというよりも、先に3五歩とされてしまうと、今後の展開が苦しくなりそう
そして、藤井五段にとって悩ましい局面。
歩を取るのか?逃げるのか?
36手目棋譜
出典:連盟モバイル
この歩が毒饅頭でなければ良いですが・・・でも、取りたい局面でもあるでしょうか。
約30分長考で、結局取りませんでした(37.▲3八飛)。
※この辺り~の藤井五段の構想が素晴らしかったと思います
その後は、▽2一飛が予想されましたが、38.▽2九角。
※39.▲4八飛が指し手が早かったところを見ると、これは藤井五段、読み筋だったと思われます
※感想戦では、ここでは▽2一飛であれば後手が指せていたかも
40手目棋譜
出典:連盟モバイル
41手~60手目棋譜
41.▲2八同銀
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51.▲4七同金
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42.▽3六桂
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52.▽2六歩
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43.▲5八金左
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53.▲2六同歩
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44.▽2一飛
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54.▽2六同飛
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45.▲2七歩
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55.▲4八金引
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46.▽4四銀
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56.▽7六飛
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47.▲3九金
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57.▲7七桂
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48.▽4八桂成
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58.▽5五銀
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49.▲4八同金寄
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59.▲9五歩
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50.▽4七角成
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60.▽9五同歩
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43.▲5八金左・・・(;゚Д゚)!左?
※解説でも普通は考えにくい手・・・と(玉~離れるので)
※2九の角取りが狙いの1手
玉形は後手陣が良いですが、形勢は若干、藤井五段持ちという局面と思われます。
※ここ~藤井五段ペースで進んでいきました
48.▽4八桂成で飛車は取られますが、49.▲4八同金寄で桂馬を入手し、51.▲4七同金で更に角を入手。
現局面(58.▽5五銀)、古森四段が差を広げないように粘っているところです。
通常7七銀が考えられるところですが、藤井五段は57.▲7七桂。
※今後の展開を想像して7七桂としたかどうかは不明(ーー;)
59.▲9五歩と藤井五段は攻めに。
60手目棋譜
出典:連盟モバイル
61手~80手目棋譜
61.▲9二歩
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71.▲3七銀
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62.▽9二同香
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72.▽7一玉
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63.▲9三歩
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73.▲9三歩成
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64.▽9三同桂
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74.▽9三同香
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65.▲6八桂
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75.▲7五角
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66.▽7四飛
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76.▽6二玉
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67.▲8六桂
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77.▲9三角成
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68.▽3四飛
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78.▽4二金
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69.▲9四歩
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79.▲5六歩
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70.▽2七歩
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80.▽3六歩
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藤井五段、手持ちの桂を65.▲6八桂と受けに利用。
65手目棋譜
出典:連盟モバイル
※▽8五桂を防ぐ要因、更に67.▲8六桂で7筋の飛車を追い払います
後手陣は攻め駒不足で受けも厳しい状況です。
80手目棋譜
出典:連盟モバイル
藤井五段優勢な局面。
81.▲2六銀
82.▽4六銀
83.▲2五銀
84.▽3五飛
85.▲2四角
85手まで。
形勢を覆すことは不可能と判断してか、古森四段投了となりました。
投了図
出典:連盟モバイル
新人王戦、次戦は西山朋佳三段VS八代弥六段の勝者との対局となります。
優勢になってからの攻めは今日もさすがの切れ味でした。
藤井聡太五段と古森悠太四段の対局前後のコメント
藤井五段
『序盤で3七桂に対して、3五歩と指されて、1手1手難しい将棋になりました。』
『持ち駒の角と桂を使って端攻めできたあたり~は指せるかと思いました。』
古森四段
『奨励会では対局経験があったが、最後の方は勝てなくなっていたので、本局はそれ以来の対局で楽しみでした。』
ゆっくりした展開を想像していたようですが、本局は少し想像と違う展開だったようです。
本局力は出し切れなかったようでした(><)
感想戦はお二人とも笑顔で良い雰囲気でした(*'ω'*)
本局は、藤井五段の構想が素晴らしく、完勝という形となりました。
記者の方から、バレンタインデーについて質問されていましたが・・・
※将棋会館へ?たくさんのVDチョコが届いたようです
『全く縁のないものだったが、応援していただけるのはありがたい』
とはにかんで応えられている藤井五段でした。
藤井五段、古森四段、お疲れ様でした。。
藤井聡太五段の次の対局予定はいつ??
ついに!!やってきます!
【2月17日】VS羽生善治二冠(現九段)【朝日杯本戦】
棋戦名
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朝日杯本戦
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対局日
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2月17日
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対局相手
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対局場所
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有楽町朝日ホール |
持ち時間
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各40分
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開始時間
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午前10:30~
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★中継情報
- 携帯アプリ恐らく10:30~
- ニコ生10:20~
- AbemaTV8:30~
- CSテレ朝チャンネルにて10:15~放送決定
- 朝日新聞デジタルで10:30~棋譜中継
※解説:塚田泰明九段
※解説:中村太地王座、谷川浩司九段、高見泰地六段(現七段)、藤森哲也五段
※解説:佐藤天彦名人
※ご視聴方法はこちら
※決勝戦は14:15~
会場は有楽町朝日ホール
https://www.asahi-hall.jp/yurakucho/
アクセス
※チケット完売
※将棋連盟サイトイベント、朝日杯公式サイトにでご確認ください。
となっております.+:。(´ω`*)