魂の七番勝負第3局は藤井聡太四段VS行方尚史八段です!

対局時間は各2時間、チェスクロック使用。
※収録は8月29日に終了

132手まで。

藤井聡太四段の勝利です。
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目次

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藤井聡太四段V行方尚史八段対局結果と棋譜

先手番:行方尚史八段

後手番:藤井聡太四段

戦 形:矢倉戦

戦形は矢倉と互いに得意の戦型になりました(*''ω''*)

対する藤井四段は右四間飛車(急戦)で対抗。

振駒の結果、藤井四段は後手番となっています。

1.▲7六歩
2.▽8四歩
3.▲6八銀
4.▽3四歩
5.▲7七銀
6.▽6二銀
7.▲2六歩
8.▽4二銀
9.▲5六歩
10.▽3二金
11.▲5八金
12.▽4一王
13.▲6六歩
14.▽6四歩
15.▲6七金
16.▽6三銀
17.▲2五歩
18.▽7四歩
19.▲2四歩
20.▽2四歩
21.▲2四飛
22.▽2三歩打
23.▲2八飛
24.▽7三桂
25.▲7八金
26.▽6二飛
27.▲6八銀
28.▽3一王
29.▲4八銀
30.▽5四銀
31.▲7五歩
32.▽6三銀
33.▲7四歩
34.▽7四銀
35.▲7五歩打
36.▽6三銀
37.▲5七銀
38.▽5一金
39.▲6九玉
40.▽6五歩
41.▲7九玉
42.▽6六歩
43.▲6六銀
44.▽6一飛
45.▲2四歩打
46.▽2四歩
47.▲2四飛
48.▽6五歩打
49.▲5五銀
50.▽5四歩
51.▲7四歩

中盤戦難所。

藤井四段52手目▽7七歩
藤井四段52手目▽7七歩
出典:AbemaTV

行方八段の角道封じの▽7七歩。

解説の杉本七段(現八段)は実に藤井四段らしい1手と言われていました。

行方八段53手目▲7三歩成
行方八段53手目▲7三歩成
出典:AbemaTV

『金』と『桂馬』の交換になり一見行方八段の損となっていますが、形勢はほぼ互角と思われます。

ここの筋は行方八段も想定の範囲内かもしれません。

54.▽7八歩成
55.▲7八玉
56.▽3三角
57.▲2八飛
58.▽5五歩

『と金』を軸に攻めを展開されていく可能性もありましたが、これで『銀』を払います。

59.▲6三と

長い中盤戦~激戦となりました。

双方難しい局面で1分将棋に入りました。

60.▽6三飛
61.▲2二歩打
62.▽2七歩打
63.▲2七飛
64.▽2三歩打
65.▲2一歩成
66.▽2一王
67.▲4五桂打
68.▽2四角
69.▲2四飛
70.▽2四歩
71.▲2三歩打
72.▽2三金
73.▲1五桂打
74.▽3二金打
75.▲5五角→この辺り~1分将棋
76.▽4四銀打
77.▲2三桂成
78.2三金
79.▲4四角
80.▽7四飛打
81.▲7七角
82.▽6六歩
83.▲6六金
84.▽6六飛
85.▲6七銀打

1分将棋に入ってからの藤井四段の2枚の飛車切り。
※しかも順序が絶妙

藤井四段86手目▽7七飛成
藤井四段86手目▽7七飛成
出典:AbemaTV

行方八段87手目▲7七桂

藤井四段88手目▽6七飛成
藤井四段88手目▽6七飛成
出典:AbemaTV

行方八段もこれには困った様子。。

本来ならば、▽6七飛成から切るのが普通

ここの順序が絶妙だったようで、杉本七段(現八段)も行方八段も想定外だったそうです。
※この順序が違うと流れが全く違うことに

ですがここ~行方八段持ちの局面が続きました。

形勢は最後まで互角が保たれるような激戦ぶり。

行方八段がそのまま押し切るかと思いきや・・・

89.6七銀
90.6六歩打
91.6六銀

92.▽7六桂打

藤井四段92手目▽76桂打
出典:AbemaTV

これが実に気づきにくい細い攻め筋だったそうです。
※その後、128.▽6八桂成

93.▲6七玉
94.▽4九角打
95.▲5八銀打
96.▽7八銀打
97.▲5七玉
98.▽6七金打
99.▲4六玉
100.▽5八角成
101.▲7五角打
102.▽6六金
103.▲6六角
104.▽4四銀打
105.▲3六歩
106.▽6七銀成
107.▲7五角
108.▽5七成銀
109.▲3八金打
110.▽4七成銀
111.▲4七金
112.▽4五銀
113.▲4五玉
114.▽4七馬
115.▲4四歩打
116.▽5三歩打
117.▲6三銀打
118.▽5二銀打
119.▲4六金打
120.▽4四歩
121.▲5五玉
122.▽5四金打
123.▲6六玉
124.▽4六馬
125.▲5二銀不成
126.▽6四桂打
127.▲5七銀打
128.▽6八桂成

藤井四段92手目▽6八桂成
出典:AbemaTV

129.▲6四角
130.▽6四金
131.▲4六銀
132.▽7五角打

投了図
魂の七番勝負藤井四段投了図

132手まで。

終盤戦は行方八段も絶妙なねばり手で返しますが、藤井四段の▽7五角で、行方尚史八段の投了となりました。

最後は飛車2枚切から藤井四段がきっちり寄せ、勝勢へ。

飛車2枚切った辺り~徐々に藤井四段の流れになっていったような感じです。

感想戦聞く限りでは、1分将棋に入り想定外の指し手を藤井四段が指しているようなコメントでした。

難しい局面で1分将棋に入り、互いに難しかったようです。

余談ですが・・・

天彦名人の解説とても解りやすかったですね。・゚・(ノД`)・゚・

藤井聡太四段と行方尚史八段の対局前後のコメント

行方尚史八段

『想像通りしっかりとした振る舞いで、終盤はやはり強い。』

『先手番なら矢倉と決めていた。』

藤井聡太四段

『行方先生は矢倉戦でこられるかなと思っていました。』

『ずっと難しい将棋。最後、なんとか勝ちになり、A級の先生に勝てたので自信に繋がりました。』

行方八段、藤井四段お疲れ様でした。。

藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??

次戦は公式戦、王位戦予選、生放送です。

【10月19日】VS小林裕士七段【王位戦予選】

 

棋戦名 王位戦予選
対局日 10月19日
対局相手 小林裕士七段
対局場所 関西将棋会館
持ち時間 各4時間
開始時間 午前10:00~

★中継情報

  • AbemaTVにて9:30~放送
  • 携帯アプリにて10:00~放送

※ニコ生、将棋ch予定なし