第80期B1順位戦の日程も決定し、5/13と発表されました。
三浦弘行九段についてまとめています^^
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目次
三浦弘行九段の略歴
生年月日 :1974年2月13日(47歳)
プロ入り:1992年10月1日(18歳)
竜王戦:1組(13期)
順位戦:A級(19期)
※今期~B級1組
棋 風:居飛車党
NHK杯(第52回:2002年度)
将棋日本シリーズ(第36回:2015年度)
1987年6月(13) 6級 奨励会入会
1989年4月(15) 初段
1990年12月(16) 三段
※三段リーグ戦は3期目、13勝5敗で1位昇段
1992年10月1日(18) 四段
1994年度、第53期順位戦でC級1組へ昇級決定
1995年4月1日(21) 五段
※順位戦C級1組昇級
1996年10月1日(22) 六段
※特別昇段(棋聖獲得など抜群の成績による昇段)
1998年度、第57期順位戦でB級2組へ昇級決定
1999年度、第58期順位戦でB級1組へ昇級決定
2000年4月1日(26) 七段
※順位戦B級1組昇級
2000年度、第59期順位戦でA級へ昇級決定
2001年4月1日(27) 八段
※順位戦A級昇級
2013年8月16日(39) 九段
2014年度、第73期順位戦でB級1組へ降級決定
2015年度、第74期順位戦でA級へ昇級決定
2020年度、第79期順位戦でB級1組へ降級決定
レーティング比較※'24年8月29日現在
藤井聡太二冠(1位)2039三浦弘行九段(22位)1730
簡単に説明すると・・・
- 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
- 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う
★所属クラス(A級~C級2組)で、大体の強さは想像できますが、所属クラスは必ずしも現在の強さを反映したものではないのに対して、レーティングは現在の強さを、対局毎に変動する数値で表現したものです
平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。
レーティング参考サイトはこちら
最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。
藤井聡太竜王・名人【レーティング(1位:2076】 | |||||
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※'24年11月16日現在 | 対局数 | 勝 | 負 | 持 | 勝率 |
通算 | 466 | 386 | 79 | 1 | 0.8301 |
2024年度 | 30 | 22 | 8 | 0 | 0.7333 |
※2023年度勝率は0.8518
※2022年度【最優秀棋士賞】【名局賞】【名局特別賞】受賞、最多勝利賞、勝率1位賞部門で1位獲得
対局数 | 勝 | 負 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|
本年 | 8 | 4 | 4 | 0.5000 |
※2020年度勝率は0.4473
未放送棋戦結果の反映などにより、勝敗数にズレが生じることがあります。
正確な勝敗数は日本将棋連盟HPの公式ページにてご確認ください。
藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率
B1級棋士との戦績
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棋戦別戦績
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順位戦通算57勝5敗(0.9193)
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6時間棋戦戦績
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6時間棋戦通算57勝5敗(0.9193)
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三浦弘行九段との過去対局結果【5勝1敗】非公式含
※※横にスクロールできます※※
日付 | 勝敗 | 対局時クラス | 手番 | 戦型 | 手数 | 棋戦名 | 棋譜 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2021/5/13 | ○ | B1 | 先 | 横歩取り | 109手 | 第80期B1順位戦戦 | 棋譜 |
2021/4/17 | ○ | B1 | 後 | 相掛かり | 58手 | 第4回AbemaT5回戦 | 棋譜 |
2021/4/17 | ○ | B1 | 先 | 横歩取り | 127手 | 第4回AbemaT2回戦 | 棋譜 |
2021/2/11 | ○ | A | 先 | 横歩取り | 101手 | 第14回朝日杯本戦 | 棋譜 |
2019/9/30 | ○ | A | 後 | 角換わり腰掛け銀 | 135手 | 第69期王将戦挑決L | 棋譜 |
2019/8/11 | ● | A | 先 | 横歩取り | 180手 | 第40回日本シリーズJTプロ公式戦 | 棋譜 |
第80期B1順位戦戦
三浦九段の研究で、対局は横歩取りへ。
藤井二冠ペースで進みますが、途中千日手打開。
打開して~は徐々に三浦九段ペース。
そのまま優勢、AbemaAIも一時は70-30ほどの形勢差になりましたが、三浦九段の方に緩手が見られ形勢が互角へ。
終盤(86手目付近~)、三浦九段の方に誤算があり、形勢が逆転。
そのまま優勢を拡大し109手まで、三浦九段投了となりました。
第4回AbemaT2回戦、5回戦
2回戦は、互いに形勢を譲りながら拮抗状態が続き、終盤攻めのターンが来てからは徐々に藤井二冠ペース、127手まで三浦九段投了。
5回戦は、序盤は三浦九段の趣向でひと昔前の奇襲戦法で挑まれますが、上手に対応され時間を使う展開へ。
45.▲68金の悪手からは藤井二冠優勢、58手まで三浦九段投了。
第14回朝日杯本戦
藤井二冠ペースで進みますが、途中玉の逃げ場所を間違えてしまい、形勢が一旦三浦九段優勢へ。
74.▽33金が見えておらず、対応が難しかったとのこと。
その後三浦九段、55の地点に金を打ちますが、AI推奨は歩打、これで藤井二冠優勢へ。
更に数手進み、91.▲44銀打。
解説の広瀬八段もAIも52銀打を読まれていて、三浦九段も同じように52銀打を読まれていた様子。
ただ、この読んでいない91.▲44銀打とされたことで迷いが生じてしまい、次手32銀打とされましたが、これがハッキリ悪手。
ここからは再び藤井二冠優勢となり、101手まで三浦九段投了となりました。
第69期王将戦挑決L
前例を外れてからは双方時間を使う難しい展開へ。
三浦九段、飛車取りを手抜いての90.▽77銀。
次手84銀成で先手勝の詰み筋があり、三浦九段は指した後に気づかれたようです(他の手順では自信がなかったため、この手を仕方なく選ばれた様子、結果これが悪手へ)、藤井七段(当時)は詰み筋ではなく、他の余せる順で先手良しと読まれていた様子⇒感想戦で苦笑「なるほど・・」
自分が誘導しようとした進行手順だったので、指された後に気付かれたのだと思われます。
八代七段が解説で詰み筋に気付かれたものの、形勢ソフトでは詰みになっておらずこちらもパニック・・コメ欄も結構荒れていました。。
そのまま優勢を拡大し、135手まで、三浦九段投了となりました。
※この詰み筋を見送った後は、優勢ながら安全に相手の手を潰していく巧妙な差回しで勝利
第80期順位戦概要
棋戦 | 1局 | 2局 | 3局 | 4局 | 5局 | 6局 | 7局 | 8局 | 9局 | 10局 | 11局 | 12局 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第80期順位戦B1 | 三浦弘行九段 5/13 |
稲葉陽八段 6/3 |
屋敷伸之九段 6/17 |
久保利明九段 7/15※変更あるかも |
木村一基九段 9/16 |
横山泰明七段 9/30 |
郷田真隆九段 10/21 |
松尾歩八段 11/11 |
近藤誠也七段 12/2 |
千田翔太七段 1/13 |
阿久津主税八段 2/3 |
佐々木勇気七段 3/9 |
賞金 | 2,250万 |
対局表 | こちら |
※賞金額は今までの概算です※賞金は名人戦番勝負での賞金額(別途名人手当1,200万)、A級棋士のみ対象(C2~B1は対象外)
※同勝数のときは今期順位(前期成績順位)の良い人が昇級
※全勝もしくはそれに近い勝率が昇級には必要
※成績下位の3名が降級
※B級2組からの昇級者が3名以上となった期は、次期のリーグ戦で降級人数の調整が行われます
藤井二冠は11位/13名
名人戦は例年4月から6月にかけて優勝者が七番勝負に挑戦。
※A級棋士のみが渡辺名人に挑戦することになります。
順位戦の仕組みはこちら
デビューから4年連続で昇級しA級に昇った棋士
これまでに2名のみ!
加藤藤一二三九段と中原誠・十六世名人。
※羽生三冠(現九段)でも7年かかっています
中継情報
携帯アプリは10時~
AbemaTVは恐らく9:30~