スポンサーリンク

目次

閉じる

広瀬章人九段の略歴※'24年8月29日現在

生年月日:1987年1月18日(35歳)
2005年4月1日(18歳)プロ入り
竜王戦:2組(1組以上3期)
順位戦:A級(9期)
得意戦法:オールラウンダー
※元は振り飛車党(四間飛車穴熊を得意)⇒オールラウンダーへ
※『穴熊王子』とも呼ばれてました

タイトル歴
王位(2010年度:第51期)
竜王(2018年度:第31期)
棋戦優勝歴
新人王戦(2009年度:第40期)

1998年9月(11歳) 6級 奨励会入会

2000年5月(13歳) 初段

2002年7月(15歳) 三段

※三段リーグは5期、15勝3敗で1位昇段、プロ入り&早稲田大学教育学部入学

2005年4月 1日(18歳) 四段 プロ入り

2006年度、第65期順位戦でC級1組へ昇級決定

2007年4月 1日(20歳) 五段

2010年6月11日(23歳) 六段

2010年9月 2日(23歳) 七段 ※第51期、王位奪取(在学中)

2010年度、第69期順位戦でB級2組へ昇級決定

2011年度、第70期順位戦でB級1組へ昇級決定

2013年度、第72期順位戦でA級昇級決定

2014年2月13日(27歳) 八段

2023年11月16日(36歳) 九段

おすすめ書籍

レーティング比較※'24年8月29日現在

藤井聡太竜王・名人【レーティング(1位:2095】
※'24年10月26日現在 対局数 勝率
通算 462 384 77 1 0.8329
2024年度 26 20 6 0 0.7692

※2023年度勝率は0.8518
※2022年度【最優秀棋士賞】【名局賞】【名局特別賞】受賞、最多勝利賞、勝率1位賞部門で1位獲得

広瀬章人九段【レーティング(5位)1860】
対局数 勝率
通算 778 486 292 0.6246
2022年度 45 30 15 0.6666

※2021年度勝率は0.4871
未放送棋戦結果の反映などにより、勝敗数にズレが生じることがあります。
正確な勝敗数は日本将棋連盟HPの公式ページにてご確認ください。

※※レーティングについて※※簡単に説明すると・・・

  • 強い人に勝てばたくさん点数がもらえて、弱い人に勝ってももらえる点数は少ない
  • 強い人に負けても失う点数は少なく、弱い人に負ければたくさん点数を失う

★所属クラス(A級~C級2組)で、大体の強さは想像できますが、所属クラスは必ずしも現在の強さを反映したものではないのに対して、レーティングは現在の強さを、対局毎に変動する数値で表現したものです

平均的な棋士のレーティングを1500として計算されています。

レーティング参考サイトはこちら

最近の勝敗も反映されている数値なので、所属クラスと合わせて目安にされると良いと思います。

藤井聡太※クラス・棋戦・時間別戦績と勝率

クラス別戦績
時間別棋戦戦績
6時間棋戦通算57勝5敗(0.9193)
棋戦別棋戦戦績
順位戦通算57勝5敗(0.9193)

 

広瀬章人九段との過去対戦結果【11勝5敗】非公式戦含む

※※横にスクロールできます※※

日付 勝敗 対局時クラス 手番 戦型 手数 棋戦名
2023/3/8 A 角換わり腰掛け銀 125手 第81期A級順位戦PO
2022/12/3 A 角換わり腰掛け銀 113手 第35期竜王戦七番勝負第6局
2022/11/25.26 A 相掛かり 133手 第35期竜王戦七番勝負第5局
2022/11/14 A 雁木 93手 第81期A級順位戦
2022/11/8.9 A 角換わり腰掛け銀 95手 第35期竜王戦七番勝負第4局
2022/10/28.29 A 相掛かり 112手 第35期竜王戦七番勝負第3局
2022/10/21.22 A 角換わり腰掛け銀 105手 第35期竜王戦七番勝負第2局
2022/10/7.8 A 角換わり腰掛け銀 107手 第35期竜王戦七番勝負第1局
2021/10/4 A 相掛かり 67手 第71期王将戦挑決L
2021/8/28 A 雁木 116手 第4回AbemaT第3局
2021/4/9 A 相掛かり 75手 第6期叡王戦八段戦
2021/2/18 A 相掛かり 103手 第34期竜王戦2組R戦
2020/11/2 A 角換わり腰掛け銀 122手 第70期王将戦挑決L
2020/6/14 A 角換わり腰掛け銀 140手 第3回AbemaT(2局目)
2020/6/14 A 矢倉 119手 第3回AbemaT(1局目)
2019/11/19 A 矢倉 126手 第69期王将戦挑決L
2018/2/17 A 角換わり腰掛け銀 117手 第11回朝日杯決勝

 

2023/3/8※第81期A級順位戦PO

中盤戦以降、67.▲34歩~評価値は竜王ペースでしたが、ひとつ間違えると逆転がありそうな、緊迫した状態が続き、解説陣も苦労するかなり難解な将棋。

竜王も気が付いていなかった、広瀬八段92.▽.25角で、一時は応手を間違えると詰めろが掛かる厳しい局面にもなりましたが、最後までバランスを崩さず、自玉に詰みがないことを確認しての115.▲37桂。

125手まで、広瀬八段投了。

2022/12/2.3※第35期竜王戦七番勝負第6局

序盤から拮抗した状態が続きましたが、中盤竜王の71.▲46飛と飛車を浮いた手が妙手?で、広瀬八段は少考で飛車を取りに行ったものの、そこからは竜王ペース。

その後の75.▲26角~が厳しくそのまま113手まで、広瀬八段投了。

竜王防衛。

感想戦では、71.46飛のところで、44香とし千日手を目指す他無かったかもしれない、、、と。

広瀬八段の序盤研究が光ったシリーズで、星数以上に熱戦のイメージが強かった番勝負となりました。

2022/11/25.26※第35期竜王戦七番勝負第5局

封じ手から藤井竜王ペースで、形勢は優勢。局面は複雑でかなり難解だった様子。

※竜王自信も優勢という体感は無かった様子

90.▽35角とするものの、誤算があったとのこと。93.▲59桂打がかなり痛かったと。。終盤は広瀬八段の正確な読みと寄せがさえわたり、そのまま133手まで、藤井竜王投了。

2022/11/14※第81期A級順位戦

藤井竜王の完勝。

序盤38.▽33同桂~竜王ペース。

形勢は竜王優勢ながらも、実践的には難解な将棋へ。

広瀬八段も怪しく粘りますが93手まで、広瀬八段投了。

2022/11/8.9※第35期竜王戦七番勝負第4局

藤井竜王の完勝譜。

封じ手前の60.▽36桂~難しくしてしまったとのこと。95手まで、広瀬八段投了。

2022/10/28.29※第35期竜王戦七番勝負第3局

序盤から、広瀬八段の功名な作戦に押され苦しい展開へ。

2日目のお昼ごろまで広瀬八段ペース。形勢は7割ー2割で藤井竜王劣勢でしたが、ここから竜王が先手を巧みに誘い出し、竜王の飛車を咎めに行った91.▲82角打で形勢が逆転。

対する広瀬八段は局後、昼休後の手(85.▲75同歩)を悔やまれていた様子。ここでは、6筋の桂馬を取るべきだったと。。昼食後、気が変わったそうです(2択で迷ってた)。

92.▽75飛が見えてはいたものの、指されてみると、思ったよりも苦しい展開になって行ったとのこと。

その後は竜王がペースを掴み112手まで、広瀬八段投了。

2022/10/21.22※第35期竜王戦七番勝負第2局

木村九段、解説にて「広瀬八段に目立った悪手は無かったはず・・」とのこと。

藤井竜王の方から攻める展開になりましたが、広瀬八段の指し回しで苦しい展開へ。

封じ手明け局面(研究外しか・・?)、苦し紛れの55銀引き~の構想が功を奏し、先手ペースへ、そのまま105手まで広瀬八段投了。

2022/10/7.8※第35期竜王戦七番勝負第1局

攻めか受けかの選択で間違えたとのこと(53.▲25桂の局面)。

ただ、攻める手でもその後の展開に自信がなかったとのことで、107手まで、広瀬八段の完勝。

2021/10/4※第71期王将戦挑決L

形勢は互角を推移していましたが、序盤の段階で局面の厳しさを感じていたとのこと。

その後、44.▽54銀(AI推奨が54歩)で藤井三冠ペースとなり、そのまま67手まで、広瀬八段投了。

2021/8/28※第4回AbemaT第3局

藤井二冠の完勝。

2021/4/9※第6期叡王戦八段戦

先手番相掛かりとなりましたが、序盤は広瀬八段の研究手~展開。

広瀬八段の34.▽65歩~激しい展開になりましたが、この手を境に終盤戦まで藤井二冠ペース。

感想戦ではこの辺り、もっと工夫が必要だったとのこと。

バランスを取るのが非常に難しかったとのこと。。解説を聞いていても・・確かに・・

75手まで、広瀬八段投了。

2021/2/18※第34期竜王戦2組R戦

先手番相掛かりの珍しい戦型での対局になりました。

感想戦インタビューで、広瀬八段は序盤の駒組がまずかったとのこと。

妥協を続けたことが形勢を損ねることに繋がったのか、序盤31.▲86歩~の構想~は終盤まで藤井二冠ペース。

完勝となりました。

2020/11/2※第70期王将戦挑決L

局面は互角を保ちながら終盤戦、藤井二冠優勢の局面から100.▽同銀(AI推奨手は68角打)で評価値は逆転。

そのまま広瀬八段勝ちきりか?という局面で、後手は先手を詰ませるしか手段はないと思われましたが、藤井二冠は自陣に歩を放ち受けに回ります。

終盤の時間のない分将棋で、読んでいないと混乱するような手(104.▽71歩打)。

玉を逃げる手が最善手(これも難解)でしたが、広瀬八段は手持ちの銀を89に打ち、評価値は再び逆転(ちなみに銀を打つなら67でした)。

122手まで、広瀬八段投了。

2020/6/14※第3回Abemaトーナメント

1局目⇒中盤の駒がぶつかったあたりで、長考した結果、悪手を指してしまったとのこと(66.▽36歩辺り、74.▽75歩⇒85歩の方が有力)

2局目⇒途中うっかりがあったので、少し残念な内容になってしまったとのこと(103.▲24歩打⇒45歩、26角打の方がよかったかも)

2019/11/19※第69期王将戦挑決L

112手目△76金打から即詰め筋に入り、劣勢→優勢→勝勢と来て、まさかの一手バッタリで126手まで、藤井七段(当時)投了。

2019年度名局賞特別賞を受賞した対局です^^

2018/2/17※第11回朝日杯決勝

『色々な棋士が、いつ藤井五段と当たるかと思う中、まさか、こんな舞台で藤井五段と当たるとは思わなかったです。わたしには荷が重かったかなと・・・(笑いながら)』

『藤井さんを応援している皆さんと、ひとりぼっちの私・・・』

『ほぼ、ノーチャンスの将棋でした。』

会場は笑いの渦、その後の谷川九段の↓お言葉。

局後に、羽生二冠(現九段)のインタビューもありましたが、藤井五段は局面の形に対する認識度が高いということでした。
※局面を見て、どこが急所なのか察する力

谷川九段・・・

「それが一番高いのは羽生二冠(現九段)であって、その羽生二冠(現九段)からそのようなことを言われるのは本人の自信に繋がったのではないでしょうか・・」

「本日は(広瀬八段)脇役になってしまい、一番つらい立場だったかもしれません」

「ただ、羽生二冠(現九段)も脇役になり、主役になり・・を繰り返して現在に至るので、是非これを糧にして更なる飛躍を・・勝ち進まないと脇役になることすらできませんから」

「君たち悔しくないのか。藤井六段包囲網を作る訳ではありませんが、20代・30代の棋士に藤井六段の壁になるつもりで活躍してもらいたい。」

谷川九段のお人柄を感じられる締めのお言葉でした。

※4四桂は見落とされていて、まずい・・・と思われたようです、117手まで、広瀬八段投了。

第35期竜王戦の経過

※色無=勝:青=敗戦緑=次戦ピンク=開始前

棋戦 1局 2局 3局 4局 5局 6局 7局 8局 9局 10局 11局 12局
第82期名人戦
七番勝負勝敗(VS豊島九段)
4/10.11
4/23.24
5/8.9
5/18.19
5/26.27
6/11.12
6/25.26
第81期順位戦A 佐藤康光九段 菅井竜也八段 糸谷哲郎八段 斎藤慎太郎八段 広瀬章人八段 佐藤天彦九段 豊島将之九段 永瀬拓也王座 稲葉陽八段 広瀬章人八段(PO)
第80期順位戦B1 三浦弘行九段 稲葉陽八段 屋敷伸之九段 久保利明九段 木村一基九段 横山泰明七段 郷田真隆九段 松尾歩八段 近藤誠也七段 千田翔太七段 阿久津主税八段 佐々木勇気七段
第79期順位戦B2 佐々木勇気七段 橋本崇載八段 鈴木大介九段 谷川浩司九段 村山慈明七段 北浜健介八段 野月浩貴八段 中村修九段 窪田義行七段 中村太地七段
第78期順位戦C1 村田六段 堀口七段 金井六段 高橋九段 宮本五段 青嶋五段 船江六段 小林七段 高野六段 真田八段
第77期順位戦C1 森下九段 豊川七段 西尾六段 青野九段 千葉七段 増田六段 門倉五段 富岡八段 近藤五段 都成五段
第76期順位戦C2 瀬川五段 中田七段 高見五段 佐藤(慎)五段 星野四段 脇八段 高野四段 矢倉七段 梶浦四段 三枚堂六段

 

藤井聡太竜王vs広瀬章人八段の対局中継情報

携帯アプリは10:00~
AbemaTVは9:30~