第28期銀河戦、藤井聡太二冠vs木村一基九段の対局模様をまとめています。
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目次

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藤井聡太二冠VS木村一基九段、対局結果と棋譜

先手番:木村一基九段

後手番:藤井聡太二冠

戦 型:矢倉
後手番矢倉通算:22勝2敗(0.9189)

藤井聡太二冠の戦型データを確認する

~20手目

 
20手目棋譜
20手目

~40手目

21.▲67金
22.▽37桂
23.▲37銀
24.▽63銀
25.▲46銀
26.▽44歩
27.▲79角
28.▽14歩
29.▲78金
30.▽54銀
31.▲55歩
32.▽43銀
33.▲69玉
34.▽63金
35.▲35歩
36.▽同歩
37.▲同銀
38.▽45歩
39.▲56金
40.▽85桂

 
丸山九段「藤井二冠の将棋は非常に真っすぐな将棋、心が前にグーンと伸びていくような将棋で、こういう将棋指したいなというような将棋ですよね」

「序盤木村九段が23.▲37銀と上がったのが積極的な手、後手の方は、腰掛け銀から右四間のような手を狙ってたんですね、54銀を出ずらくしている、藤井二冠の方はどこかで54銀と出たいので、その準備をしているというところですね、先手は35歩の権利があるので、王を良いタイミングで囲いたい」

35.▲35歩

このタイミングがどうだったのか・・形勢が後手ペースに(AI推奨手は16歩、96歩など)

丸山九段「藤井二冠はこの将棋、相当精通してますね、結構指すのが難しいような手が続いてたと思うんですけど、その局面に対して指し手が早いということは精通しているということですね」

「40.▽85桂は桂損しますからね、勝負勘のある手。この将棋を良く知っているということだと思いますね」

40手目棋譜
40手目

~60手目

41.▲88銀
42.▽34歩打
43.▲24歩
44.▽同歩
45.▲同銀
46.▽同銀
47.▲同飛
48.▽23歩打
49.▲28飛
50.▽54歩
51.▲同歩
52.▽同金
53.▲86歩
54.▽55金
55.▲57歩打
56.▽46歩
57.▲同歩
58.▽56金
59.▲同歩
60.▽57歩打

 
41手目、65歩をAI推奨、銀を引くなら68銀⇒88銀・・形勢がだいぶ藤井ペースへ。。

60手目棋譜
60手目

~80手目

61.▲67銀打
62.▽65歩
63.▲同歩
64.▽97桂不成
65.▲同香
66.▽66歩打
67.▲55桂打
68.▽67歩成
69.▲同金
70.▽58銀打
71.▲68玉
72.▽69金打
73.▲57玉
74.▽67銀成
75.▲同玉
76.▽79金
77.▲同銀
78.▽66銀打
79.▲同玉
80.▽39角打

 
64.▽97桂不成。

丸山九段「細かいですね 笑 自分なら何も考えず成っちゃう」

80手目棋譜
80手目

~100手目

81.▲57銀打
82.▽28角成
83.▲73金打
84.▽92飛
85.▲82金打
86.▽87飛打
87.▲78銀
88.▽55角
89.▲同歩
90.▽54桂打
91.▲同歩
92.▽55金打
93.▲同玉
94.▽57飛成
95.▲
96.▽
97.▲
98.▽
99.▲
100.▽

 
94手まで、木村九段投了。

本局は藤井二冠の完勝譜。

投了図
94手目


藤井 木村 銀河戦
※AIによる評価値は、とても人間には見えない着手も含む数字であることをご理解の上、ご参考程度にどうぞ

次戦は糸谷八段と決勝戦↓

藤井聡太二冠の対局前後のコメント

 

局後インタビュー
  • 藤井聡太二冠
  • 『序盤から1手1手難しい将棋だったんですけど、積極的にという方針を貫いて指せたことが良かったのかなと思います。』

    『決勝戦は意識していませんでした、早指しなので思い切りよく指そうと思っていました。』

    『王位戦が2日制で、今回は早指しだったので、違った展開になるのかな・・と思っていました。』

    『(抱負)決勝まで進むことができたので、次局も思い切りよく指して優勝を目指したいと思います。』