第28期銀河戦、藤井聡太二冠vs糸谷哲郎八段の対局模様をまとめています。
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目次

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藤井聡太二冠VS糸谷哲郎八段、対局結果と棋譜

先手番:藤井聡太二冠

後手番:糸谷哲郎八段

戦 型:横歩取り
先手横歩取り通算:6勝7敗(0.4615)

藤井聡太二冠の戦型データを確認する

~20手目

 
20手目棋譜
20手目

~40手目

21.▲58玉
22.▽25歩打
23.▲56角打
24.▽27角打
25.▲38銀
26.▽54角成
27.▲同飛
28.▽同歩
29.▲46歩
30.▽26歩
31.▲36歩
32.▽52玉
33.▲28歩打
34.▽86歩
35.▲同歩
36.▽同飛
37.▲88銀
38.▽74歩
39.▲35歩
40.▽75歩

 
佐藤康九段「21.▲58玉強気な指し方と言いますか・・26飛と引けば穏やかだったんですけれど、ちょっと頑張った手ですね」

「24の飛車が敵陣に近い、飛車が24に打たれると近いですから▽25歩⇒▽23銀で飛車取られちゃいますから、その対策が無いといけないんですよね、どうやるんでしょ」

23.▲56角打

「34飛と逃げると▽45角と打たれて▲35飛に▽27角成というような展開が予想される、こういう展開を一つ予想してましたが、23.▲56角打は強気な手ですね」

24.▽27角打

佐藤康九段「▽23角、▲同飛成、▽同銀、ここからどうするか、▲3筋を伸ばす手とか、▲83角と打てば馬は作れるので(▽72銀、▲65角成)こういうような展開も全くなかったような感じではなかったかと思いますが、糸谷八段も研究があるんでしょうね」

「ちょっと不思議な感じの手ではありますが、例えば▲36歩と突かれて、▽同角成と取ってしまうと、▲34歩と打たれる手が。のでちょっと指しにくいかな?という、45桂があるので大丈夫ってことなんですかね」

「あと、▲38銀を上がると、恐らく▽54角成と成るしかない、飛車切られちゃうんでね(同飛、同歩)、そうなると、果たしてこれが得なのかどうか・・前例は恐らく無いんでしょうね」

佐藤康九段「若い時というのは、失敗することも多いんですけど藤井さんはそれが少ないんですよね、元々詰将棋が強いので終盤が強いという定評はあるんですけど、そういう棋士は大体序盤が悪くなったりするケースが多い、藤井さんは序盤も良くなるんですよね 笑 困ったんもんなんですけど」

香川女流「失敗から学ぶと、よく言われていますけれど・・」

佐藤康九段「そうなんですよね 笑 まぁ、研究上でかなり試行錯誤しているので、というところはあると思うんですけど、それにしても見事」

佐藤康九段「藤井さん勝率は良いんですが、横歩取り系統は変な言い方ですが、人並みよりちょっと良いくらい・・トップ棋士よりもちょっと良いくらいの勝率かも?他の戦型と比べるとやや落ちているのではないか・・という説も聞いたことありますが、糸谷八段もそのあたりを調べてきているのかも・・しれません」

局面はちょっと落ち着きました(;’∀’)

33.▲28歩打

佐藤康九段「本来は打ちたくない歩なんですけれど、いずれ打たなければならないと判断したんでしょうね、ただ、これ打たれるとちょっとホットするでしょうね、糸谷さんとしては」

「糸谷さんは普及活動にも非常に熱心で精力的に取り組まれている、オンライン系にも適用されていて、若手棋士を束ねて関西のほうで熱心に活動されているという印象、元々頭の回転が速いんでしょうね」

37.▲88銀

佐藤康九段「横歩取り系の将棋はいかに歩を持つかというのは大事な要素、糸谷八段の方はようやく1歩手にしたんですけれど、87歩と打たずに上手く使いたいなという意識はあると思います」

39.▲35歩

佐藤康九段「(74の歩)いずれ取ると思います・・・と思ったら40.▽75歩・・・これは激しいですね。▲同歩と取れば、▽76歩と打って、▲65桂に▽77歩成、例えばですけど、▲87銀と上がられたときに、飛車の逃げ方が難しい、82飛に戻ると83歩と打たれるし、84飛も85歩と打たれたときに、▽82飛と引くと大丈夫ですけど、これで▲75歩と出られて何やってるか解からない感じがありますから・・」

40手目棋譜
40手目

~60手目

41.▲87歩打
42.▽84飛
43.▲66角打
44.▽72銀
45.▲34歩
46.▽25桂
47.▲75角
48.▽94飛
49.▲47角
50.▽35飛打
51.▲48金
52.▽55歩
53.▲37桂
54.▽同桂成
55.▲同銀
56.▽34飛寄
57.▲36歩打
58.▽25飛
59.▲38角
60.▽24飛寄

 
41.▲87歩打

佐藤康九段「銀だと飛車と切られる展開を気にされたのかもしれませんね、同飛成、同金、89飛みたいな手をちょっと心配したかもしれません」

51.▲48金

佐藤康九段「これは糸谷八段、36歩指しそうな気がしますね、好きそうだと思うんですが・・」⇒52.▽55歩(AI推奨手は36歩)

59手目AI推奨は84桂でしたが、藤井二冠59.▲38角※悪手ではありません

佐藤康九段「これなんとなく指してはみたいですよね、次に16角とでると、飛車の何ていうんでしょうか、串刺し・・飛車を串刺しすること滅多にないんですけど」

60手目棋譜
60手目

~80手目

61.▲65桂
62.▽64歩
63.▲16角
64.▽15飛
65.▲34桂打
66.▽63玉
67.▲22桂成
68.▽同飛
69.▲45歩
70.▽74歩打
71.▲86角
72.▽45飛
73.▲34銀打
74.▽44飛
75.▲45歩打
76.▽34飛
77.▲同角
78.▽52銀打
79.▲44歩
80.▽同歩

 
65手目、AI推奨は26銀、藤井二冠65.▲34桂打・・・で形勢が互角へ※悪手ではありません

72手目、AI推奨は65歩、27歩成などでしたが、糸谷八段72.▽45飛で、藤井二冠有利へ。

73.▲34銀打

佐藤康九段「気が付きにくい手なんですが、飛車取り、飛車を逃げるには縦に逃げるか横に逃げるかですけども、どちらにしても飛車を追って43銀成とね、攻めて行こうという、そうなるとやはり後手の74歩が逃げ道をふさいでいる可能性もあるので」

76.▽34飛

佐藤康九段「これで銀桂交換だったのが飛桂交換になりましたから、桂馬いずれ55歩と取られますけど、これは先手が非常に大きな成果になりましたね」

80手目棋譜
80手目

~100手目

81.▲52角成
82.▽同金
83.▲71飛打
84.▽45角打
85.▲61銀打
86.▽62玉
87.▲72銀成
88.▽同角
89.▲11飛成
90.▽65歩
91.▲64香打
92.▽63桂打
93.▲同香成
94.▽同角
95.▲64桂打
96.▽42金右
97.▲51銀打
98.▽
99.▲
100.▽

 
84.▽45角打と糸谷八段反撃に出ますが、藤井二冠、考慮時間も4歩余して、落ち着いて61銀打

藤井二冠、61.▲65桂~攻めをうまく繋げ、97手まで、糸谷八段投了となりました

投了図
投了図


藤井 糸谷 銀河戦 形勢
※AIによる評価値は、とても人間には見えない着手も含む数字であることをご理解の上、ご参考程度にどうぞ

藤井聡太二冠と糸谷哲郎八段の対局前後のコメント

 

局後インタビュー
  • 藤井聡太二冠
  • 『秒読み30秒の早指し棋戦では、初めての優勝ということで、自分にとっても大変励みになりました。今回の優勝を期により一層成長できるように、努めてまいりたいと思います。』

    『これまで、秒読み30秒の棋戦ではなかなか結果が出せていなかったので、今回優勝できたことは大変嬉しく思っています。』

    『決勝トーナメント1回戦、2回戦の増田六段戦、永瀬王座戦は途中形勢が何回か入れ替わる激戦だったので、そこを勝てたことが大きかったのかなと振り返って思います。』

    『早指し棋戦なので、普段より決断よく指そうと思っていました。』

    趣味など、賞金の使い道・・・

    『先日パソコンを新しく組んだんですけど、しばらく新しいのは組めないというか・・今回の賞金でいつかパソコンを組めたら・・・と思います。』

  • 糸谷哲郎八段
  • 感想戦にて・・・
    『65桂、玉上がって(66.▽63玉)、歩(69.▲45歩)のところでなんかあればと思ったんですけど、本譜ちょっとチャンスがない差し回しにしちゃって・・・そこでこっちが何かできないといけないですよね』

 

藤井聡太二冠の次の対局予定※12/16vs野月八段戦(順位戦)

【12月16日】vs野月浩貴八段【第79期B2順位戦】

対局相手
クラス別戦績
過去対局
初手合
持ち時間
各6時間
時間別戦績
6時間棋戦通算39勝1敗(0.9750)
対局場所
東京将棋会館
放送開始時間
10:00~
リーグ表

中継情報

携帯アプリ10:00~
AbemaTVで9:30~
※解説者:未定
※聞き手:未定
 
となっております.+:。(´ω`*)