第13回朝日杯本戦、藤井聡太七段VS菅井竜也七段の対局模様をまとめています。
 
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目次

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藤井聡太七段VS菅井竜也七段、対局結果と棋譜

先手番:菅井竜也七段

後手番:藤井聡太七段

戦 型:ゴキゲン中飛車
中飛車(21勝3敗-勝率:0.8750)
先:3勝0敗⇒1.0000
後:18勝3敗⇒0.8571
※敗戦3敗のうち、2局が菅井七段、1局はNHK杯今泉四段戦

1手~20手目棋譜

1.▲76歩
2.▽84歩
3.▲56歩
4.▽62銀
5.▲58飛
6.▽42玉
7.▲48玉
8.▽32玉
9.▲38玉
10.▽34歩
11.▲55歩
12.▽42銀
13.▲75歩
14.▽14歩
15.▲28玉
16.▽15歩
17.▲18香
18.▽64歩
19.▲56飛
20.▽63銀

 
20手目棋譜
20手目
残:菅井七段⇒0:37 藤井七段(当時)⇒0:36

21手~40手目棋譜

21.▲36飛
22.▽33銀
23.▲19玉
24.▽85歩
25.▲28銀
26.▽52金右
27.▲68銀
28.▽74歩
29.▲同歩
30.▽同銀
31.▲39金
32.▽75銀
33.▲77銀
34.▽13角
35.▲56飛
36.▽86歩
37.▲同銀
38.▽同銀
39.▲同歩
40.▽65銀打

 
35.▲56飛まで、若干藤井七段(当時)ペース、互角。
佐々木七段「現時点では、菅井七段らしくないかなという感じ。菅井さんの棋風は駒がのびのびしている印象ですが、この局面だけで言うと・・なんていえばいいのかな・・駒が堅いって言うんですか?角が使えてないし、銀も良い位置にいないですし、若干押され気味なのかなという印象です。」

40.▽65銀打まで、藤井七段(当時)ペース。
佐々木七段「菅井さんの良さがでていないですね。。こういう苦しい局面でのアヤの付け方が菅井さん上手なので。。今は攻められないので、少し辛抱ですね。。先手は早く飛車交換とかになってくると指し手が解かりやすいんですけど。」

40手目棋譜
40手目
残:菅井七段⇒0:27 藤井七段(当時)⇒0:16

41手~60手目棋譜

41.▲58飛
42.▽86飛
43.▲78金
44.▽42金寄
45.▲54歩
46.▽同歩
47.▲53歩打
48.▽82飛
49.▲36歩
50.▽86歩
51.▲79角
52.▽87歩成
53.▲13角成
54.▽同香
55.▲79金
56.▽44角打
57.▲52銀打
58.▽99角成
59.▲41銀不成
60.▽同金

 
佐々木七段「43.▲78金は良い辛抱だと思います、後手も難しいし、持ち時間も気になりますね」

菅井七段、45.▲54歩。

佐々木七段「同銀の後に良い継続手があるとおもいしろいですよね。菅井さんは居飛車党が見えない手も上手く指すので。流れが先手にきている気がします。」

それを見越してか?藤井七段(当時)同歩とされましたね。。

藤井七段(当時)、50.▽86歩。

佐々木七段「打つんだ・・菅井さん相手にこの手は打てないですよね。。」

時間が・・・

佐々木七段「形勢的に藤井さん悪くないと思うんですけど、実践的には菅井さん悪くないんじゃないかと思います。」

60手目棋譜
60手
残:菅井七段⇒0:16 藤井七段(当時)⇒0:01

若干、藤井七段(当時)ペース、互角。

61手~80手目棋譜

61.▲63角打
62.▽44馬
63.▲52歩成
64.▽同金
65.▲83歩打
66.▽62飛
67.▲81角成
68.▽55香打
69.▲38飛
70.▽57香成
71.▲91馬
72.▽47成香
73.▲68飛
74.▽61飛
75.▲73馬
76.▽57成香
77.▲49香打
78.▽55馬
79.▲46金打
80.▽71飛

 
80手目棋譜
80手
残:菅井七段⇒0:13 藤井七段(当時)⇒0:00

若干、藤井七段(当時)ペースの互角。

解説聞いていると、菅井さん有利に聞こえます。。時間攻めもすごい、読み筋とばかりにサッと指されますね。

81手~100手目棋譜

81.▲84馬
82.▽46馬
83.▲同香
84.▽47成香
85.▲43香成
86.▽同金
87.▲69金
88.▽16歩
89.▲同歩
90.▽17歩打
91.▲同香
92.▽15歩打
93.▲62馬
94.▽31飛
95.▲44歩
96.▽同銀
97.▲45歩打
98.▽53銀
99.▲44桂打
100.▽33玉

 
藤井七段(当時)端攻めの中、菅井七段93.▲62馬、94.▽31飛で若干、先手ペースの互角へ、95.▲44歩~若干、藤井七段(当時)ペースへ。

100手目棋譜
100手目
残:菅井七段⇒0:09 藤井七段(当時)⇒0:00

藤井七段(当時)有利ですね。

解説は菅井七段持ち。なぜ。。よくわかりません。。

101手~120手目棋譜

101.▲11角
102.▽22香
103.▲52馬
104.▽12金打
105.▲15歩
106.▽18歩打
107.▲同玉
108.▽11金
109.▲14歩
110.▽同香
111.▲同香
112.▽13歩打
113.▲63馬
114.▽62銀打
115.▲72馬
116.▽42金
117.▲82歩成
118.▽43歩打
119.▲49香打
120.▽57成香

 
感想戦では、101.▲11角⇒103.▲52馬の組み合わせがどうだったかとのこと。

藤井七段(当時)、106.▽18歩打まで。

佐々木七段「なんとなくですけど、藤井さん受けきりましたかね。」

118.▽43歩打で少し優勢が溶けましたが、藤井七段(当時)優勢よりの有利。

局後のインタビューにて・・・

杉本八段『菅井七段、11香と打って22香のあたり・・形勢としてはいかがでしょうか?』

菅井七段『あそこでちょっともう、あの~えーっと本譜は12金打たれて角取られてしまったので、まぁあの、いけるかどうか難しいんですけど、53馬、同金で42銀、同玉の変化も・・・どちらにせよ行くしかなかったですねぇ・・・』

藤井七段(当時)『このあたりはちょっと苦しいのかなと思ってて、そうですね22香のあたりは仕方がないのかなという感じで指していました』

120手目棋譜
120手目
残:菅井七段⇒0:03 藤井七段(当時)⇒0:00

121手~140手目棋譜

121.▲38飛
122.▽14歩
123.▲58金
124.▽同成香
125.▲同飛
126.▽24歩
127.▲66歩
128.▽76角打
129.▲38飛
130.▽56銀
131.▲83馬
132.▽65歩
133.▲72と
134.▽44歩
135.▲62と
136.▽47香打
137.▲48香打
138.▽57桂打
139.▲58歩打
140.▽49桂成

 
139.▲58歩で、菅井七段も分将棋、藤井七段(当時)優勢。

140手目棋譜
140手
残:菅井七段⇒0:00 藤井七段(当時)⇒0:00

141手~160手目棋譜

141.▲同金
142.▽46香打
143.▲74馬
144.▽48香成
145.▲52と
146.▽38成香
147.▲同金
148.▽47香成
149.▲39金
150.▽37香打
151.▲42と
152.▽同銀
153.▲52馬
154.▽41金打
155.▲34馬
156.▽同玉
157.▲35香
158.▽23玉
159.▲31香成
160.▽同金

 
藤井七段(当時)優勢。

160手目棋譜
160手

161手~180手目棋譜

161.▲35桂
162.▽12玉
163.▲34銀打
164.▽15飛打
165.▲17飛打
166.▽同飛成
167.▲同桂
168.▽13飛打
169.▲
170.▽
171.▲
172.▽
173.▲
174.▽
175.▲
176.▽
177.▲
178.▽
179.▲
180.▽

 
凄い将棋・・

168手まで、菅井七段投了。

投了図
投了

技巧2による形勢判断
形勢
※ご参考程度にどうぞ

勝者は午後~斎藤慎太郎七段と対局になります。

藤井聡太七段と菅井竜也七段の対局前後のコメント

 


 

コメント
  • 藤井聡太七段
  • 『途中から難しくしてしまったかなと思ったんですが、なんとか最後まで粘り強く指すことができたかなと思います。』

  • 菅井竜也七段
  • 『終盤入り口まではうまく指せているのかなと思っていたのですが、急所で間違えてしまってそこからはダメでしたね。悔やまれます。』

    『公開対局というのは気合が入るというか、自分の力を精一杯出してやったんですけど、まぁそうですね、終盤うまく指されて力及ばずでした。』

藤井七段(当時)がやや指しやすい~先に秒将棋へ。

難解な局面、終盤正確な指し回しで差を広げ、穴熊崩せるのだろうか・・・と思って観ていましたが、菅井七段の攻めを受けきり168手まで、藤井七段(当時)の勝利。

ひとつミスれば負けの1分将棋に追い込まれ、絶妙な受けと攻め、最後は164.▽15飛打と飛車攻め、最後の飛車打ち168.▽13飛打を見て、菅井七段投了されました。

藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??

午後~斎藤慎太郎七段戦

追記します.+:。(´ω`*)