第61期王位戦予選、藤井聡太七段VS竹内雄悟五段の対局模様をまとめています。

結果は124手まで、藤井聡太七段勝利です。
 
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目次

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藤井聡太七段VS竹内雄悟五段、対局結果と棋譜

先手番:竹内雄悟五段後手番:藤井聡太七段戦 型:ゴキゲン中飛車

1手~20手目棋譜

1.▲56歩
2.▽84歩
3.▲76歩
4.▽62銀
5.▲58飛
6.▽42玉
7.▲48玉
8.▽32玉
9.▲38玉
10.▽34歩
11.▲55歩
12.▽42銀
13.▲28玉
14.▽85歩
15.▲77角
16.▽74歩
17.▲68銀
18.▽73銀
19.▲57銀
20.▽64銀

 
20手目棋譜
20手

互角。

21手~40手目棋譜

21.▲66銀
22.▽14歩
23.▲16歩
24.▽33銀
25.▲54歩
26.▽同歩
27.▲同飛
28.▽44銀
29.▲59飛
30.▽52金右
31.▲38銀
32.▽42金寄
33.▲46歩
34.▽73桂
35.▲75歩
36.▽84飛
37.▲95角
38.▽94飛
39.▲96歩
40.▽56歩

 
40手目棋譜
40手

竹内五段の先手中飛車に藤井七段(当時)は得意の2枚銀で対抗です。

早くも本格的な戦いに突入の模様。

竹内五段は研究の範囲?

41手~60手目棋譜

41.▲同飛
42.▽75歩
43.▲97桂
44.▽86歩
45.▲同歩
46.▽74飛
47.▲85桂
48.▽94歩
49.▲73角成
50.▽同銀
51.▲同桂成
52.▽同飛
53.▲26桂
54.▽55歩
55.▲59飛
56.▽13角
57.▲15歩
58.▽同歩
59.▲47銀
60.▽16桂

 
43.▲97桂、ここまで、、

橋本八段「対振り飛車対策が藤井七段(当時)はパッとしないですよね、藤井聡太だから勝てるんでしょうが、陣形に違和感がある・・・そうとうな腕力必要。(この竹内戦のような陣形見ると藤井七段(当時)を相手に)ちょっとやってみようかな(振り飛車)と思うかもね。。金とか銀2枚とか。。」

増田六段「自分、(藤井七段(当時)に)振り飛車指しました。。ボコボコにされましたけど。。自分はセンスがなかったんで。。」

・・・・(;'∀')

増田六段は居飛車党ですしね。。しかも公式戦初振り飛車でしたし。。

橋本八段「ちょっと、藤井七段(当時)が苦戦気味、竹内五段の作戦にのせられたかなという感じの序盤戦。」

43.▲97桂で昼休へ。
43手

互角。

53.▲26桂を見て、橋本八段「振り飛車なのでこれは解かるんですけど、他になかったですかね・・・形勢はまだまだ難しいですけど・・後手陣がちょっとほぐれましたね・・」

増田六段「46.▽74飛を見て、先手の手が見えづらくなりましたね。」

57.▲15歩を見て、増田六段「うわ~一番過激な手行きましたね。」

58.▽同歩まで、終盤戦突入?形勢は藤井七段(当時)持ちです。

竹内五段が藤井七段(当時)の46.▽74飛~の構想を咎められず、藤井七段(当時)が少し指しやすくなっているような局面。

60手目棋譜
60手

61手~80手目棋譜

61.▲38玉
62.▽83飛
63.▲78金
64.▽86飛
65.▲87歩
66.▽84飛
67.▲36歩
68.▽92角
69.▲48玉
70.▽46角
71.▲同銀
72.▽29角成
73.▲58金
74.▽28桂成
75.▲29飛
76.▽同成桂
77.▲73角
78.▽54桂
79.▲84角成
80.▽46桂

 
68.▽92角を見て、橋本八段「観戦記者が戻られましたが・・ということは2つ意味があって、①形勢に差がついた・・と言われている、②92角というアーチの効いた手が出たので対局者の顔が見たいといったところでしょうか・・」

※感想戦では、この92角の前後で誤算があり、あまり自信がないと思われていたようです

橋本八段「序盤はひっどいなと思っていましたが、現在すべてが復活している・・・竹内くんもなんでと思っているでしょうね・・(形勢云々は別として)最初の形を思うと、私なら、わいは何やったんやと・・戦意喪失しています。。」

形勢は藤井七段(当時)よしですが、69.▲48玉とされて、藤井七段(当時)の攻めが空振ったのでは?と増田六段の見解も出てきました。

どうなるか・・?持ち時間は竹内五段の1時間12分に対して、藤井七段(当時)27分。

76.▽同成桂まで、竹内五段にも楽しみが出てきた展開。

橋本八段「68.▽92角ではなく、35歩とかでやんわりいった方が良かったのかも・・」

80手目棋譜
80手

形勢は藤井七段(当時)有利。

81手~100手目棋譜

81.▲59玉
82.▽33銀
83.▲72飛
84.▽19成桂
85.▲75馬
86.▽28飛
87.▲48金
88.▽74歩
89.▲97馬
90.▽75香
91.▲76歩
92.▽47銀
93.▲69玉
94.▽48飛成
95.▲79玉
96.▽76香
97.▲77角
98.▽49龍
99.▲59歩
100.▽77香成

 
86.▽28飛まで、先手詰めろで厳しい展開となりましたね。。

橋本八段、藤井七段(当時)の88.▽74歩が好手とのこと。

88手目の藤井七段(当時)の88.▽74歩で、竹内五段が▲42角成~▲39金打と守っていれば微差ながら先手有利に逆転していた?ただ、時間のない展開で74歩の構想を読み切るのは苦難。

本譜では89.▲97馬と引いた手が悪手だった模様ですが、致し方ない指し手・・

橋本八段「(88.▽74歩〜90.▽75香)この2手で土台を作ったのはすごいね」

90.▽75香で持ち時間が同じへ。

藤井七段(当時)、92.▽47銀。

増田六段「打ちましたね」

橋本八段「強すぎる。知ってたけど。。これは名局ですよ」

橋本八段の見解によると93.▲69玉が終盤の最後の敗着になってしまったのでは・・・とのこと。

100手目棋譜
100手

101手~120手目棋譜

101.▲42馬
102.▽同金
103.▲77銀
104.▽59龍
105.▲88玉
106.▽95歩
107.▲79香
108.▽96歩
109.▲98歩
110.▽64角
111.▲86歩
112.▽87歩
113.▲同玉
114.▽85歩
115.▲71飛成
116.▽86歩
117.▲同銀
118.▽85歩
119.▲31金
120.▽22玉

 

120手目棋譜
120手

121手~140手目棋譜

121.▲21金
122.▽13玉
123.▲14銀
124.▽24玉
125.▲
126.▽
127.▲
128.▽
129.▲
130.▽
131.▲
132.▽
133.▲
134.▽
135.▲
136.▽
137.▲
138.▽
139.▲
140.▽

 

124手まで、竹内五段投了となりました。

投了図
124手

技巧2による形勢判断
形勢
※ご参考程度にどうぞ

勝者は、西川和宏六段VS村山慈明七段の勝者と対局となります。
王位戦トーナメント
出典:AbemaTV
 
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藤井聡太七段と竹内雄悟五段の対局前後のコメント

 

コメント

  • 藤井聡太七段
  • 『中盤の初めあたりから難しい将棋で、選択を誤ってしまったところが多かった。そこが課題。最後の方ももう少し、いい指し方があったのかなと思います。』

    『かなり苦労した気がします。王位リーグに入れるように頑張っていきたいと思います。』

  • 竹内雄悟五段
  • 『中盤で手ごたえがある局面で、悪い手を指してしまったので、終盤、どちらが良いか解からない戦いになっているかと思っていたのですが、上手く指すことができませんでした。。それも実力なので仕方がない。』

橋本八段が出番が終わる増田六段に「いいんですか?今度は俺が(藤井七段(当時)を)ぶっ倒します!くらい言わなくて」と煽るように(;^ω^)

増田六段は笑いながら「当分あたる予定ないんです・・笑」

W解説、めちゃ面白かったです(#^^#)

難解な中盤戦、やや藤井七段(当時)が指しやすい展開も双方時間が切迫し難しい終盤戦となりましたが、藤井七段(当時)が見事抜け出しました。

藤井聡太七段の次の対局予定

次は王将戦、VS三浦九段戦です^^!

【9月30日】VS三浦弘行九段【第69期王将戦】

棋戦名
第69期王将戦
対局日
9月30日
対局相手
対局場所
持ち時間
各4時間
開始時間
10:00~

★中継情報★

  • 携帯アプリ10:00~
  • AbemaTVなし
  • ニコ生なし
  • 将棋プレミアムにて9:00~独占放送
  • 実況解説⇒10時00分開始予定
    解説者:八代弥七段
    聞き手:貞升南女流初段
    ※【開場】9時 00分【開演】9時40分【対局開始】10時00分
    ※前売券⇒¥1,000 当日券⇒¥1,500・・・・(゚Д゚;)( ゚Д゚)!!

  • 将棋チャンネルで10時〜12時、13時38分〜20時(延長あり)

となっております.+:。(´ω`*)