王座戦一次予選ホの欄決勝、藤井聡太四段の対戦相手は村田智弘六段です。

持ち時間各5時間、初手合です。

133手まで。

藤井四段勝利となりました。
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目次

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藤井聡太四段VS村田智弘六段、対局結果と棋譜

先手番:藤井聡太四段

後手番:村田智弘六段

戦 型:角換わり

先手の藤井四段は腰掛け銀模様、後手の村田六段は早繰り銀模様です。

1手~20手目棋譜

1.▲2六歩
11.▲7七同銀
2.▽8四歩
12.▽2二銀
3.▲7六歩
13.▲4六歩
4.▽8五歩
14.▽6二銀
5.▲7七角
15.▲4七銀
6.▽3四歩
16.▽4二玉
7.▲7八銀
17.▲3六歩
8.▽3二金
18.▽7四歩
9.▲4八銀
19.▲7八金
10.▽7七角成
20.▽7三銀

 
20手目棋譜
20手目棋譜
出典:連盟モバイル

21手~40手目棋譜

21.▲6六歩
31.▲4六角
22.▽8四銀
32.▽7六歩
23.▲9六歩
33.▲7六同銀
24.▽7五歩
34.▽7二飛
25.▲5八金
35.▲7七歩
26.▽3三銀
36.▽7四飛
27.▲3七桂
37.▲6八玉
28.▽5二金
38.▽7五歩
29.▲4五歩
39.▲6七銀
30.▽6四歩
40.▽7三銀

 
25手目でお昼休憩へ。

序盤戦、形勢はもちろん互角です。

40手目棋譜
40手目棋譜
出典:連盟モバイル

26.▽3三銀で村田六段は50分程度の考慮。
※お昼休憩時間も加味すると、かなりの長考です

藤井四段27.▲3七桂で44分、村田六段28.▽5二金で33分、藤井四段29.▲4五歩で34分、村田六段30.▽6四歩で31分

互いに長考が見られ、15時20分時点、村田六段残り時間2時間20分程度、藤井四段3時間20分程度。

藤井四段、予想される手31.▲4六角(21分)。
※4六の地点にキズを残さないように

村田六段がかなり慎重に考えられている様子。
※持ち時間も気になるところです

今後の展開を考えると、大事な局面で時間をどう使うのかが気になるところでもあります。

※阿久津八段も『ここまで(時間を使う)とは・・』

本格的な戦いは始まっておりません。

18時時点、局面的には・・・中盤の入り口・・という感じと思われます(^-^;
※依然時間差は1時間ほどあります

41手~60手目棋譜

41.▲2九飛
51.▲2五歩
42.▽9四歩
52.▽1三銀
43.▲1六歩
53.▲5五角
44.▽1四歩
54.▽3三金直
45.▲5六歩
55.▲4八金
46.▽3一玉
56.▽6二銀
47.▲1八香
57.▲3五歩
48.▽4二金右
58.▽5四歩
49.▲1九飛
59.▲4六角
50.▽2四銀
60.▽3五歩

 
60手目棋譜
60手目棋譜
出典:連盟もば
先手の藤井四段の方が攻めの体制を築きやすい状況。

若干藤井四段ペースというところでしょうか。
※時間あり&攻めることができる

ただ形勢は、ほぼほぼ互角です。

第2次駒組の段階へ・・・

56.▽6二銀で村田六段は1時間を切っています。

藤井四段は1時間半ほど。

19時20分時点で、戦いはまだです・・・

61手~80手目棋譜

61.▲3五同角
71.▲3六銀
62.▽5三銀
72.▽8四飛
63.▲4六角
73.▲7六歩
64.▽7三桂
74.▽7四飛
65.▲5八玉
75.▲7五歩
66.▽2二銀
76.▽7五同銀
67.▲2九飛
77.▲7六歩
68.▽3四金
78.▽7四飛
69.▲3五歩
79.▲4七金
70.▽3三金引
80.▽8四飛

 
80手目棋譜
80手目棋譜
出典:連盟モバイル
藤井四段、歩切れとなり・・

71.▲3六銀時点、ちょっと攻める展開が難しくなってきている状況。

形勢は互角ですが、村田陣は陣形が良くなく、先手の藤井四段としてはこの局面をどう打開するか・・

81手~100手目棋譜

81.▲4八玉
91.▲5五同角
82.▽9二香
92.▽6五歩
83.▲7七桂
93.▲5六銀
84.▽7二歩
94.▽9七歩成
85.▲7五歩
95.▲9七同香
86.▽9五歩
96.▽9六歩
87.▲9五同歩
97.▲6五桂
88.▽9六歩
98.▽6五同桂
89.▲5五歩
99.▲6五同銀
90.▽5五同歩
100.▽9七歩成

 
100手目棋譜
100手目棋譜
出典:連盟モバイル
82.▽9二香、84.▽7二歩辺りでは、村田六段も厳しい状況。

89手目辺り、藤井四段としても形勢は良いはずなのに決め手のない難しい局面。

94.▽9七歩成~は形勢差が少なくなり、藤井四段としてもどう打開していくか?

という局面。

101手~120手目棋譜

101.▲4六桂
111.▲2三歩
102.▽8六歩
112.▽1三銀
103.▲5四歩
113.▲5三金
104.▽6二銀
114.▽7八と
105.▲3四桂
115.▲2二歩成
106.▽3四同金
116.▽2二同銀
107.▲3四同歩
117.▲2二同角成
108.▽8七歩成
118.▽2二同玉
109.▲2四歩
119.▲4二金
110.▽2四同歩
120.▽6八角

 
120手目棋譜
120手目棋譜
出典:連盟モバイル

藤井四段が101.▲4六桂~優勢に。

※この1手が勝着へ

※糸谷八段はこの大局観が良かったのでは?とのこと

103.▲5四歩で更に流れは藤井四段へ。

114手で村田六段は1分将棋へ。

121.▲3二銀
122.▽2三香
123.▲1五歩
124.5五角
125.▲3一銀不成
126.▽1二玉
127.▲1四歩
128.5七金
129.3八玉
130.4七金
131.4七同銀
132.4六桂
133.2七玉

投了図
投了図
出典:連盟モバイル

133手まで。

藤井四段勝勢の局面で、村田六段、最後は粘りに粘りました。

詰みはなくとも、受けが難しく、村田六段投了となりました。

王座戦次戦は二次予選進出となります。

途中までほぼほぼ互角状態。

ジリジリとした展開で形勢が揺れる局面もありましたが、解説陣も意表を突かれた101.▲4六桂の好手で打開。

そこからは優勢~勝勢となり、藤井四段勝利となりました。
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藤井聡太四段と村田智弘六段の対局前後のコメント

藤井四段

『長い序盤戦でしたが、なかなか思ったほうにはいかなかったです。最後はなんとか勝つことができました。』

村田六段

『難しい展開になり、指しているうちに苦しくなっていきました。』

本局はかなり気合の入った村田六段でした。
※前回の大橋四段戦から気合が凄かったそうです

それに影響されてか、藤井四段も気合が入り、長い長い序盤戦へ。

解説陣もやや疲れ気味で、いつ展開していくのか・・・

という雰囲気でしたが、最後は藤井四段優勢から勝勢へ。

解説を聞いていると、皆さん藤井四段と対局をしてみたいのだな・・

と感じました。

棋譜を見て強いのは解るけれども、どんな感じなのかそれを体感してみたいという思いなのだそうです。

抽選で沢山対局をしている年配棋士の方は『もう、いい』と言われているようです(^-^;

村田六段、藤井四段お疲れさまでした(o^^o)

藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??

【2月1日】VS梶浦宏孝四段【順位戦】

棋戦名
順位戦
対局日
2月1日
対局相手
対局場所
持ち時間
各6時間
開始時間
午前10:00~

 
★中継情報

となっております.+:。(´ω`*)