第32期竜王戦ランキング戦、藤井聡太七段の第1局、対戦相手は王座戦一次予選の一次予選決勝で対局した村田智弘六段になります。

対局模様をまとめています。

126手まで、藤井七段(当時)勝利となりました。
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目次

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藤井聡太七段VS村田智弘六段、対局結果と棋譜

先手番:村田智弘六段

後手番:藤井聡太七段

戦 型:相掛かり

1手~20手目棋譜

1.▲26歩
11.▲96歩
2.▽84歩
12.▽94歩
3.▲25歩
13.▲24歩
4.▽85歩
14.▽24同歩
5.▲78金
15.▲24同飛
6.▽32金
16.▽23歩
7.▲38銀
17.▲26飛
8.▽72銀
18.▽34歩
9.▲16歩
19.▲36飛
10.▽14歩
20.▽84飛

 
20手目棋譜
20手目、84飛
出典:連盟モバイル
村田六段の縦歩取りを20.▽84飛と浮いて受ける見慣れない局面で、解説の佐藤慎一五段の話によると、現局面の前例は無いようです。

さらにAbemaTVスタッフさんがデータベースで検索してみた結果、前例は全て△33金、△84飛は藤井七段(当時)の新手とのこと。

対局は村田六段のひねり飛車模様へ。。

21手~40手目棋譜

21.▲48玉
31.▲75歩
22.▽42玉
32.▽63銀
23.▲39玉
33.▲86歩
24.▽33角
34.▽86同歩
25.▲76歩
35.▲85歩
26.▽22銀
36.▽82飛
27.▲77桂
37.▲86飛
28.▽44角
38.▽83歩
29.▲56飛
39.▲76飛
30.▽64歩
40.▽24歩

 
24.▽33角で昼休へ。
24手、33角
出典:連盟モバイル
解説の阿部六段と佐藤五段によると、後手の藤井さんの方は解りやすいですが、先手は開拓していかないといけないので苦労が多そうな印象とのこと。

ただ、形勢は互角です。

手数は少ないですが、中盤の手前、水面下で駆け引きが続いています。

佐藤五段によると、28.▽44角(53の地点を守る)と言い、藤井七段(当時)の読みの方が前を行っているという雰囲気がしますとのこと。
28手、44角
出典:連盟モバイル

村田六段、約55分の長考で31.▲75歩。

40手目棋譜
40手目、24歩
出典:連盟モバイル

41手~60手目棋譜

41.▲68銀
51.▲45歩
42.▽23銀
52.▽53角
43.▲66歩
53.▲65歩
44.▽31玉
54.▽52金
45.▲67銀
55.▲56銀
46.▽33桂
56.▽65歩
47.▲46歩
57.▲97角
48.▽54歩
58.▽72飛
49.▲68金
59.▲84歩
50.▽22玉
60.▽84同歩

 
45.▲67銀まで、時間は15時50分・・駒がまだぶつかっておりません・・・長い戦いになりそうです。。

55.▲56銀で夕休へ。
55手、56銀
出典:連盟モバイル

夕休明け~本格的な戦いと思われます。

60手目棋譜
60手、84同歩
出典:連盟モバイル

61手~80手目棋譜

61.▲65桂
71.▲66飛
62.▽64角
72.▽74銀
63.▲82歩
73.▲73桂成
64.▽55歩
74.▽73同桂
65.▲47銀引
75.▲71角
66.▽82飛
76.▽65銀
67.▲74歩
77.▲82角成
68.▽97角成
78.▽66銀
69.▲97同香
79.▲73馬
70.▽98角
80.▽67歩

 
70手、98角
出典:連盟モバイル

形勢は、藤井七段(当時)持ちの局面。

先手、村田六段の攻めが繋がるかどうか・・という局面ですが、形勢差は広がってきています。

※藤井七段(当時)優勢

80手目棋譜
80手目、67歩
出典:連盟モバイル

81手~100手目棋譜

81.▲58金寄
91.▲25歩
82.▽78飛
92.▽38桂成
83.▲84馬
93.▲38同玉
84.▽68歩成
94.▽54角成
85.▲66馬
95.▲56歩
86.▽58と
96.▽46銀
87.▲58同銀
97.▲69歩
88.▽46桂
98.▽45桂
89.▲67銀打
99.▲39桂
90.▽79飛成
100.▽65歩

 
100手目棋譜
100手、65歩
出典:連盟モバイル

じわじわと先手陣を追い詰めている局面、先手局は攻め手がありません。。

101手~120手目棋譜

101.▲48馬
111.▲28桂
102.▽25歩
112.▽27金
103.▲47歩
113.▲27同桂
104.▽35銀
114.▽27同銀成
105.▲36歩
115.▲39玉
106.▽36同銀
116.▽67龍
107.▲46歩
117.▲67同銀
108.▽77龍
118.▽36桂
109.▲45歩
119.▲58金
110.▽45同馬
120.▽28成銀

 
120手目棋譜
120手、28成銀
出典:連盟モバイル

121手~140手目棋譜

121.▲49玉
131.▲
122.▽48桂成
132.▽
123.▲48同金
133.▲
124.▽36桂
134.▽
125.▲58金
135.▲
126.▽46馬
136.▽
127.▲
137.▲
128.▽
138.▽
129.▲
139.▲
130.▽
140.▽

 
126手まで、村田六段投了となりました。

投了図
126手、46馬
出典:連盟モバイル

技巧2による形勢判断
形勢判断
※ご参考程度にどうぞ

竜王ランキング千4組、次戦は阪口悟六段VS畠山成幸八段の勝者と対局となります。

藤井聡太七段と村田智弘六段の対局前後のコメント

 

コメント
  • 藤井聡太七段
  • 『少し序盤の早い段階で間違えてしまって、それ以降自信のない形を強いられてしまったですが、70.▽98角辺りから盛り返せたかなと思いました。』

  • 村田智弘六段
  • 『57.▲97角上がった辺りでは、作戦勝ち、調子が良いと感じていたのですが、58.▽72飛に対し本譜の順でうまくいけそうな気がして突っ込んでいったのですが(61.▲65桂)、うまく対応されてしまって、誤算でした。』

早い段階で間違えてしまってと言われていましたが、そうは言っても手損したぐらいで、その後の局面が悪くなるほどのミスではありませんでした。

形勢グラフはずっと後手良しでしたが、解説では先手良しだったりとAIと人間での形勢判断の違いが現れた将棋でした。

ただ、藤井七段(当時)が70.▽98角と打ってからは解説陣も藤井七段(当時)ペース。

快勝だと思ったのですが、逆転と言われていたり・・・はて・・(゚Д゚)

結果、先手は61.▲65桂ではなく82歩の方が本譜は有力だったようです。。そこからは終始藤井七段(当時)ペースで勝利となりました。

藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??

【1月30日】VS中村亮介六段【第45期棋王戦予選】

棋戦名
第45期棋王戦予選
対局日
1月30日
対局相手
対局場所
関西将棋会館
持ち時間
各4時間
開始時間
午前10:00~

 
★中継情報★

  • 携帯アプリ恐らく10:00~
  • AbemaTV9:30~
  • ※解説:未定
    ※聞手:未定

  • ニコ生未定
  • ※解説:未定
    ※聞手:未定

となっております.+:。(´ω`*)