8月24日棋王戦本戦第1局、藤井聡太四段の対局者はレーティング1位A級棋士の豊島将之八段(現竜王)。

関西将棋会館で10時~持ち時間は4時間。

結果は87手、豊島将之八段(現竜王)の勝利となりました。

↓タイトル戦以外(NHK杯など)の公式戦現状

こちら

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目次

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藤井聡太四段VS豊島将之八段(現竜王)対局結果と棋譜

藤井聡太四段先手、豊島将之八段(現竜王)後手です。

久しぶりの先手番だったのですが、千日手となりました。

ここから千日手含め、豊島将之八段(現竜王)の作戦勝ちと思われます。

本局午前中の戦型は角換わり腰掛け銀。

開始早々から早いペースで進みます。

先手の藤井聡太四段は序盤戦受けるよりも、豊島将之八段(現竜王)の出方を見るといった受けに。

開始50分ほどで▽6五歩で最初に仕掛けたのはやはり豊島将之八段(現竜王)。

ここで豊島将之八段(現竜王)は14分使いました。

それに対して藤井聡太四段は▲6五同歩。

形勢は11時現在ほぼ互角です。

その後、豊島将之八段(現竜王)はノータイム

仕掛けるのに14分だけの長考となっただけで、あとはノータイムです。

指す手が早い・・・迷いなし。

藤井聡太四段は後手の豊島八段の攻めがくる前に攻めきってしまおうという作戦。

午前中対局、同一局面4回となり千日手。

59手目▲6六同銀で千日手成立。

消費時間は藤井聡太四段1時間6分、豊島将之八段(現竜王)14分。

となりました・・・

豊島八段の時間消費から考えると、恐らく作戦通り・・・

↓千日手棋譜
8月24日千日手棋譜
出典:将棋連盟モバイル

昼食休憩後指し直しです。

指し直し局は先後を入れ替えて、豊島八段が先手になります。

藤井聡太四段は時間を消費&先手番、後手番入れ替わりです。

豊島八段の研究通りということでしょうかね。。
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藤井聡太四段VS豊島将之八段(現竜王)~千日手で指し直し~

午後~の戦型も角換わり腰掛け銀。

藤井聡太四段はやはり腰掛け銀での対局へ。

というか豊島八段に誘導されて・・・という感じかもしれませんが。

序盤戦はほぼ互角です。

16:00のころ、豊島八段と藤井四段の持ち時間の差がほぼなくなりました。

形勢はほぼ互角。

さすがに両者とも1局1局が長考に。

18:00頃まではっきりとした形勢はまだ出ていない状況。

急所も掴みづらい展開がずっと続きました。

8月24日62手目棋譜
出典:将棋連盟モバイル

↑62手目、藤井聡太四段▽3九角成が勝敗を分けることに

藤井聡太四段なりの策もあったかもしれませんが、銀を取られて歩を取り込む形へ

形勢は一気に豊島八段優勢に。

8月24日棋王戦79手目棋譜
出典:将棋連盟モバイル

↑79手目には形勢ははっきり先手優勢。

飛車が捕獲される寸前に潔く87手で藤井聡太四段投了。

豊島八段3時間37分、藤井聡太四段3時間53分。

8月24日投了図
出典:将棋連盟モバイル

豊島八段、やはり強いですね。。

8月24日棋王戦藤井聡太四段VS豊島将之八段(現竜王)
出典:将棋連盟モバイル

藤井聡太四段も強いのですが、豊島八段別格。

千日手含め全部折り込み済みと言わんばかりだった見事な完勝ぶりでした。

最初の先手番から、千日手により後手番へ。

千日手局で持ち時間を1時間以上消費していたことが響いた形

のようですが、恐らくこれも全て豊島将之八段(現竜王)の作戦の内かと。

先手番、後手番入れ替えて、更に藤井四段に時間を使わせる。。

8月24日棋王戦感想戦
出典:将棋連盟モバイル

午後~の対局では39手目以降藤井聡太四段はノーチャンスだったようです。

豊島八段は序盤戦で作戦勝ちし、指しやすいと思われていたようですね。

豊島八段の勝負術により、藤井聡太四段完敗という形です。

実はこの2人は過去に非公式戦以外でも対局したことがあります(;^_^A

藤井初段と豊島七段
出典:https://twitter.com/tokai_okushige

藤井初段(当時)と相矢倉戦で豊島将之七段(当時)が勝利。

師匠の計らいで対局が実現したようですが、豊島将之七段(当時)は自分が初段のころと比べると遥かに強いと言われていたようです。

そしてこの数年後、互いに勝率争いをしているとは・・・

いつか勝って欲しいですね(*''ω''*)

豊島八段は次戦で森内俊之九段と対戦のようです。

非公式戦でのVS豊島将之八段(現竜王)との対局の戦型とコメント

非公式戦では、先手の藤井聡太四段が腰掛け銀、後手の豊島将之八段(現竜王)が角換わり早繰り銀で勝利しました。

対局後に『A級棋士の力を感じました。でも、課題は見えたので反省して生かしたい。

とコメントされていたんですよね。

そして本局の戦型も角換わり腰掛け銀です。

前回の朝日杯対局後は、豊島八段との対局に対して・・・

A級の先生と実践で教わることができるのはとても楽しみです。いい将棋にできるように全力でいきたい

とコメントされていました。

※デビューから1年経過後、この対局について、内容含め力の差を一番実感した対局となったそうです
出典:産経ニュースより

藤井聡太四段と豊島将之八段(現竜王)の対局後のコメント

藤井聡太四段

『A級棋士の読みの深さ、実力の差、壁の高さを改めて感じました。』

『まだまだタイトルには実力不足。これから一歩一歩強くなっていきたい』

豊島将之八段(現竜王)

『こちらが嫌だなと思う手を指され続け、強いなと思いました。』

とコメントされていました。

しかし、ほんと放送して欲しい対局でした。。

豊島八段がノータイムで指しているときモバイル中継サイトの時計表示が壊れてるのかと思いました・・・

藤井四段、豊島八段お疲れ様でした

まだまだこれからですよね。

まだ15歳です(*''ω''*)

豊島八段とは一回り違うのですが、藤井四段の10年後が楽しみです。

藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??

加古川青流戦準々決勝戦
 

対局日 9月2日
対局相手 井出隼平四段
対局場所 東京将棋会館
持ち時間 各1時間
開始時間 10:00~

チェスクロック使用
 
★中継情報
AbemaTVにて9:30~放送決定。

ニコ生にて9:50~放送決定。

将棋プレミアムにて10:00~放送決定。

将棋チャンネルにて9:50~放送決定。

携帯中継も決定しています。

勝てば準決勝進出

長谷部浩平三段対稲葉聡アマの勝者との対局になります。

恐らく同日(14:00~)対局になります。

※14:00~の放送は将棋プレミアム、ニコ生、将棋チャンネル、携帯中継での放送決定しています。
恐らくAbemaTVでも引き続き放送されると思います。

いったいどんなチャンネルで視聴できるの!?
↓詳しい視聴方法まとめ記事
こちら

勝てば準決勝進出

長谷部浩平三段対稲葉聡アマの勝者との対局になります。

恐らく同日(14:00~)対局になります。

↓8大タイトル戦現状

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