8月10日C級順位戦で髙見泰地五段との対局がありました。
持ち時間は各6時間、チェスクロック使用。
対戦結果は藤井聡太四段の勝利となりました。
↓8大タイトル戦現状
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順位戦対局結果と棋譜
今日は大部屋での対局で、すぐ後ろでは三枚堂五段(現六段'17.11.24~) と八代六段が対局されているという状況でした。。
大部屋での対局は出入りも激しいですね。
恐らく同じ大部屋で5局?対局されている様子です。
先手は高見五段、後手藤井四段。
戦いは先手高見五段の得意とする矢倉戦の展開。
矢倉戦は将棋の純文学とも言われている伝統的なスタイル。
藤井聡太四段が後手番で矢倉戦を指すのはひふみんこと加藤一二三九段との第1戦以来です。
序盤戦から藤井聡太四段に少しペースを渡してしまったような状況でしたが形勢はほぼ互角。
残り時間4時間半の時点でもお互い大差はありません。
13時50分頃~(開始から約3時間後)若干藤井聡太四段の方が指しやすそうな展開へ。
形勢はまだ互角でした。
この時点ではまだ序盤戦で、攻防はありませんでしたが夕方頃~攻防戦開始。
17時10分時点(開始から約6時間半後)で藤井聡太四段優勢な状態へ。
残り時間藤井聡太四段3時間、高見泰地五段2時間32分。
矢倉のスペシャリストである高見泰地五段は、藤井聡太四段の盤石な指し回しになかなか攻撃ができない状態が続きました。
藤井聡太四段優勢には変わりなかったのですが、20時頃(開始から約9時間20分後)にいっきに藤井聡太四段優勢へ。
一瞬で差がついてしまったような状況です。
藤井聡太四段の攻めが始まってからは高見泰地五段、完敗・・・という感じです。
何か大きなことが起こらない限り逆転は難しい局面へ。
終盤戦では藤井聡太四段が攻撃に入ってからそのまま持ち時間1時間以上残して、藤井聡太四段勝利へ。
21時半ごろ(開始から約10時間20分後)に高見泰地五段投了となりました。
対局後のコメント
高見泰地五段の本来の力を出す前に藤井聡太四段によって抑えられたというような対局。
悪手も少なく藤井聡太四段の完勝、快勝でした。
藤井聡太四段コメント
『序盤は全くの手探り。攻勢を見せられたので、攻め合いの形でいこう・・・と』
互いの金銀を交換しながら、優勢を築き飛車交換へ導きました。
手中にした大駒を敵陣に深く打ち込む手順で少し指しやすくなったそうです。
『ずっと難しいかなと思っていましたが・・・』
『気負わずに普段通りに臨めればと思いまいした。(前回の敗戦)引きずらず、普段通りに指せました。』
『良いスタートが切れたと思います。これからも昇級を目指して頑張りたいです。』
とコメント。
髙見泰地五段コメント
『常に指しずらかった。自分とは全然読みが違う。』
『そっちの方がいい手だったか・・・と驚くばかり。』
とコメントされておりました。
両者ともにお疲れ様でした。。
記録係の方もお疲れ様でした・・
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順位戦C級2組について
C級2組は上位3名がC級1組に昇級できます。
勝数が同じならば前期の成績をもとに上位の棋士から昇級。
順位戦のしくみ
高見泰地五段は2勝1敗。
藤井聡太四段は3勝0敗。
1敗がすごく重い順位戦、どちらも昇級してもらいたいですよね(;人;)
全勝かそれに近い勝率でないと上位3名に入ることが厳しくなってしまいます。
特に藤井聡太四段は1期抜けも期待されていると思います。
藤井聡太四段の順位戦次は9月の対局。
佐藤慎一五段との対局になります。
ちなみに同大部屋で対局されていた三枚堂達也五段(現六段)VS八代 弥六段。
八代六段の勝利となったようです。
三枚堂五段(現六段'17.11.24~) は先日藤井聡太四段に勝利。
藤井聡太四段との対局がC級2組順位戦で決まっています。
余談になりますが、藤井聡太四段のネクタイ・・・
本日はパープルとネイビーのボーダーのようです✩
藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??
直近の対局は8月15日(火)です。
★王位戦予選第1回戦
対局日 | 8月15日 |
対局相手 | 小林健二九段 |
対局場所 | 関西将棋会館 |
持ち時間 | 各4時間 |
開始時間 | 午前10:00~ |
中継情報はこちらをどうぞ✩
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