藤井聡太四段の第76期順位戦(C級2組)対局。
※2018年2月1日付でC級1組昇級決定、五段昇段となりました
第76期順位戦、結果は10勝0敗という結果となりました。
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藤井聡太四段順位戦対局相手&結果
C級1組昇級者は、藤井六段、増田五段、都成四段の3名
対局相手 | 前期順位 | 前期成績 | 対局日 | 結果 | |
瀬川晶司五段(47) | 24 | 後 | 5勝5敗 | 6/15 | 〇 |
中田功七段(50) | 41 | 先 | 3勝7敗 | 7/6 | 〇 |
高見泰地五段(24) | 9 | 後 | 7勝3敗 | 8/10 | 〇 |
佐藤慎一五段(35) | 31 | 先 | 4勝6敗 | 9/14 | 〇 |
星野良生四段(29) | 18 | 後 | 6勝4敗 | 10/12 | 〇 |
脇 謙二八段(57) | 35 | 後 | 4勝6敗 | 11/2 | 〇 |
高野智史四段(23) | 13 | 先 | 7勝3敗 | 12/7 | 〇 |
矢倉規広七段(42) | 33 | 先 | 4勝6敗 | 1/19 | 〇 |
梶浦宏孝四段(22) | 2 | 後 | 8勝2敗 | 2/1 | 〇 |
三枚堂達也六段(25) | 6 | 先 | 7勝3敗 | 3/15 | 〇 |
※対局日は2日に分けて大部屋での対局です
出典:AbemaTV
残り2枠は、都成四段と増田五段となりました。
※藤井四段は2月1日付で藤井五段へ、見事C級2組1期抜けが決定しました
出典:AbemaTV
順位戦とは??
- 50人参加のリーグ戦
- 10勝0敗でC級1組昇級決定
※10戦して上位3人に入れば、C級1組に昇級が決定
※同勝数のときは前期順位の良い人が昇級
※全勝もしくはそれに近い勝率が昇級には必要
藤井四段はプロ入りされたばかりなので、前期順位が45位となっています。
恐らく全勝という成績が必要になると思われます(^^;
C級からA級に上がるのは至難の業。
たとえC級2組で全勝してもいきなりA級といった飛び級はなく、C級1組に昇級となります。
C2→C1→B2→B1→A
と昇級していくのが決まり。
※ちなみに名人と対局できるのはA級棋士のみ
A級になるまでは最速でも5,6年はかかる
毎年昇級できるのは各組で2~3人
。
A級棋士になるまでは最速でも5、6年かかります。
C級2組は50人以上在籍。
厳しい道ではあります。
1年に1期行われ、順位が決定します。
※昇級・降級・降級点が決定
ちなみに羽生善治三冠(現九段)はは1993年にA級(八段)に昇級。
そのときには・・・
既に竜王(通算2期目)
王座(1期目)
棋王(連続3期目)
の3つを保持されていました。
ちなみにデビューから4年連続で昇級しA級まで昇った棋士は・・・
これまでに2人
加藤藤一二三九段
中原誠・十六世名人
だけです。
羽生三冠(現九段)でも7年かかっています。
さらりとまとめてみましたが・・・
どれだけ勝たなければいけないんだ・・・
ということです(^^;
過去C級2組、1期抜け棋士一覧
開催期 | 棋士名 | 現段位(4/1) |
---|---|---|
第75期(2016年) | 近藤誠也四段 | 五段 |
第74期(2015年) | 青嶋未来四段 | 五段 |
第71期(2012年) | 斎藤慎太郎四段 | 七段 |
第70期(2011年) | 船江恒平四段 | 六段 |
第48期(1989年) | 屋敷伸之四段 | 九段 |
第46期(1987年) | (故)村山聖四段 | 九段 |
第45期(1986年) | 所司和晴四段 | 七段 |
第44期(1985年) | 富岡英作四段 | 八段 |
第40期(1981年) | 南芳一四段 | 九段 |
第40期(1981年) | 中村修四段 | 九段 |
第40期(1981年) | 高橋道雄四段 | 九段 |
第38期(1979年) | 福崎文吾四段 | 九段 |
第36期(1977年) | 菊地常夫四段 | 七段 |
第29期(1974年) | 淡路仁茂四段 | 九段 |
第26期(1971年) | 佐藤義則四段 | 八段 |
第25期(1970年) | 田中魁秀四段 | 九段 |
第22期(1967年) | 石田和雄四段 | 九段 |
第21期(1966年) | 中原誠四段 | 十六世名人 |
第20期(1965年) | 桜井昇四段 | 八段 |
第18期(1963年) | (故)大内延介四段 | 九段 |
第18期(1963年) | (故)板谷進四段 | 九段 |
第17期(1962年) | (故)高島弘光四段 | 八段 |
第13期(1958年) | 吉田利勝四段 | 八段 |
第11期(1956年) | (故)長谷部久雄四段 | 九段 |
第09期(1954年) | 加藤一二三四段 | 九段 |
第08期(1953年) | 北村昌男四段 | 九段 |
第07期(1952年) | (故)橋本三治四段 | 八段 |
第06期(1951年) | (故)二上達也四段 | 九段 |
第04期(1949年) | (故)清野静男三段 | 八段 |
第04期(1949年) | (故)神田鎮雄三段 | 七段 |
第03期(1948年) | (故)下平幸男三段 | 八段 |
第02期(1947年) | 灘照一四段 | 九段 |
ちなみにですが名だたる棋士達がC級2組を何期抜けできたのか??
谷川浩司九段 2期
羽生善治二冠(現九段) 2期
森内俊之九段 3期
佐藤康光九段 2期
久保利明王将(現九段) 2期
渡辺 明竜王 3期
佐藤天彦名人 4期
菅井竜也王位 3期
豊島将之八段(現竜王) 3期
頭に浮かぶだけですが、ざっとこのような感じとなっております。
C級2組は総当たり戦ではなく、人数も多いので抽選で対局者が決まります。
運によるところも大きいかもしれませんが、1級昇級するだけでとてもすごいことなのですよね。
第76期順位戦、結果は10勝0敗という結果となりました。
戦績も気になるところであり、藤井六段らしい将棋ができることを祈り観戦し続けましたが、見事10勝0敗という結果となりました(*'ω'*)