第34期竜王戦、藤井聡太二冠vs阿久津主税八段の対局模様をまとめています!

この対局の勝者は広瀬八段との対局が決定しています(日程は未定)

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目次

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藤井聡太二冠VS阿久津主税八段、対局結果と棋譜

先手番:藤井聡太二冠

後手番:阿久津主税八段

戦 型:横歩取り
先手横歩勝率:7勝7敗※0.5000

藤井聡太二冠の戦型データを確認する

~20手目

 
20手目棋譜
20手目
残:藤井二冠⇒4:26 阿久津八段⇒4:39

~40手目

21.▲77同桂
22.▽33桂
23.▲24飛
24.▽72銀
25.▲16歩
26.▽86歩
27.▲同歩
28.▽同飛
29.▲88銀
30.▽23銀
31.▲28飛
32.▽25歩打
33.▲38銀
34.▽14歩
35.▲87銀
36.▽84飛
37.▲66角打
38.▽74飛
39.▲68玉
40.▽52金

 
昼休前※23手目棋譜
昼休前棋譜
藤井二冠⇒4:20 阿久津八段⇒4:39

阿久津八段が長考中、30分以上消費したところで昼休に入られました。

昼食は両者共にイレブンの珍豚美人。

30.▽23銀まで。

消費時間の差はほとんどありませんが、互いに長考合戦が続いています。

阿久津八段の端歩(34.▽14歩※悪手ではありません)で形勢が少し藤井二冠ペースになってます※AbemaAIにて先手56%、後手44%、AI推奨は95歩

※感想戦にて、阿久津八段、この辺りが甘かった気がするとのことでした

解説、AIも24飛を推奨していましたが、阿久津八段38.▽74飛で、形勢が大分藤井二冠ペースへ。

※佐々木五段「86歩の含みを残して、▽86歩、▲同銀、▽76飛になれば、戦いが起きたときに飛車が裁けるということですね」

AbemaAI先手65%、後手35%・・佐々木大地五段と北浜健介八段は、AIの評価値を見て「それほど差があるようには見えない」とのこと。

藤井二冠39.▲68玉で手渡し、形勢はやや互角へ※悪手ではなく、AI推奨は17桂。

夕休前※39手目棋譜
39手目
残:藤井二冠⇒1:32 阿久津八段⇒1:49

夕食は藤井二冠がバターライス(イレブン)、阿久津八段がスタミナうどん(小雀弥)。

夕休後、動かす駒も難しい中、40.▽52金でAbemaAIが先手63%、後手37%へ・・AI推奨は44角や24飛

40手目棋譜
40手目
残:藤井二冠⇒1:32 阿久津八段⇒1:27

歩の交換だけで、駒はまだぶつかっていません。

~60手目

41.▲46歩
42.▽93桂
43.▲47銀
44.▽64歩
45.▲17桂
46.▽65歩
47.▲同桂
48.▽44歩
49.▲25桂
50.▽同桂
51.▲同飛
52.▽43角打
53.▲29飛
54.▽65角
55.▲56銀
56.▽同角
57.▲同歩
58.▽65銀打
59.▲35桂打
60.▽22歩打

 
AI推奨は17桂でしたが、ここは41.▲46歩※悪手ではありません。

お互い手渡し・・・

AIでは形勢差があるものの、解説の北浜八段はそんなに差があるようには見えないとのこと。

再びAI推奨17桂で、43.▲47銀※悪手ではありません、形勢はAbemaAI、先手58%、後手42%。

そして45手目でAIは再び17桂押し 笑。⇒45.▲17桂

佐々木五段「(深浦九段)含みを持たせる手を評価しますよね、形勢の良し悪し関係なく、いきなり駒を打ち込むのは単調すぎるというか、本局で言うと39.▲68玉とか41.▲46歩とかそういった手は師匠は大絶賛しますね、うまく手を渡せてとか含みのある手というのは・・AIだと決め打ち、含みを持たさない指し方の方がAIは評価するイメージですよね、渡辺名人とかはそういう手を好んでいるような気がします」

60手目棋譜
60手目
残:藤井二冠⇒0:31 阿久津八段⇒0:32

~80手目

61.▲23桂成
62.▽同金
63.▲75銀打
64.▽54飛
65.▲36角打
66.▽56飛
67.▲57歩打
68.▽46飛
69.▲72角成
70.▽86歩打
71.▲55角
72.▽87歩成
73.▲46角
74.▽78と
75.同玉▲
76.▽76銀
77.▲68玉
78.▽47金打
79.▲43歩打
80.▽同金

 
佐々木五段「藤井二冠から開戦するタイミングはいくらでもあったと思うんですけど、良いタイミングで開戦できたのではないかなと思います。17桂と跳ねて行ったのが開戦の合図になるんですけど、本譜の局面を見たときに、68玉と58玉ですと68玉の方がより安定しているので、生きている形ですよね。対する後手は、銀冠の形は作ってはいたんですけど、削り取られてしまって、現在はかなり空中分解というか・・駒がバラバラなので、駒の効率という部分に置いても差が広がっているのかなと・・」

66.▽56飛まで。

AI推奨は次手、44角なのですが、佐々木五段「並みの人だと、72角成、腰を落として考えられているのがすごいですね」⇒67.▲57歩打(AI次善)

80手目棋譜
80手目
残:藤井二冠⇒0:04 阿久津八段⇒0:17

~100手目

81.▲61馬
82.▽46金
83.▲62飛
84.▽33玉
85.▲43馬
86.▽同玉
87.▲32銀打
88.▽33玉
89.▲43金打
90.▽34玉
91.▲23銀不成
92.▽43玉
93.▲34金打
94.▽
95.▲
96.▽
97.▲
98.▽
99.▲
100.▽

 
84.▽33玉まで、後手玉23手詰み。

93.▲34金打まで、阿久津八段投了。

投了図
投了図


藤井 阿久津 形勢
※AIによる評価値は、とても人間には見えない着手も含む数字であることをご理解の上、ご参考程度にどうぞ

藤井聡太二冠と阿久津主税八段の対局前後のコメント

 

局後インタビュー
  • 藤井聡太二冠
  • 『横歩取りの将棋なんで、序盤から激しくなるような変化が多くて、常に難しい将棋だったのかなと思います。』

    『83.▲62飛と打って詰みが見えたので、そこは勝ちになったのかなと思いました。』

    『これからも強い相手と対局が続くので、1局1局集中して良い内容の将棋にしていければと思います。』

    『(広瀬八段)恐らく夕休のある長い将棋で指すのは初めてだと思うので、非常に鋭い将棋とうい印象なので、こちらもしっかり読みを入れて行きたいなと思います。』

  • 阿久津主税八段
  • 『お昼過ぎくらいまでは、どちらも手段の多い将棋だったと思うんですけど、少しずつジリジリ来られて、夕休の辺りは苦しくしてしまったかなと思ったので、途中の端歩(34.▽14歩)辺りが甘かったような気がしています。ちょっと、中・終盤が競った将棋にならなかったのが、悔やまれます。』

 

藤井聡太二冠の次の対局予定※2/9vs窪田七段戦(順位戦)

【2月9日】vs窪田義行七段【第79期B2順位戦】

対局相手
クラス別戦績
過去対局
初手合
持ち時間
各6時間
時間別戦績
6時間棋戦通算50勝3敗(0.9433)
対局場所
開始時間
10:00~
リーグ表

中継情報

携帯アプリ10:00~
AbemaTV恐らく9:30~
※解説者&聞き手:未定

となっております.+:。(´ω`*)