第33期竜王戦3組、藤井聡太七段vs高橋道雄九段の対局模様をまとめています。

勝者は千葉幸生七段vs千田翔太七段の勝者と対局になり、これが竜王戦3組右の山決勝戦です。
※3/16に携帯中継あり

左の山決勝は、菅井竜也八段vs杉本昌隆八段戦が決定しています。
※対局日はまだ未定
 
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目次

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藤井聡太七段VS高橋道雄九段、対局結果

先手番:藤井聡太七段

後手番:高橋道雄九段

戦 型:横歩取り
先手番横歩(3勝4敗-勝率:0.4285)
今期横歩0勝1敗(三浦九段戦ーJT杯)
敗戦は上村五段、大橋五段(2敗)、三浦九段
勝戦は佐藤(天)九段、三枚堂七段、西尾七段
横歩で3連敗が続いて3連勝、3連勝内1局は横歩得意の佐藤(天)九段に勝利後、三浦九段に敗戦みたいな感じです‥‥

藤井聡太七段の戦型データを見てみる

~20手目

20手目
残:藤井七段(当時)⇒4:58 高橋九段⇒4:45

金井六段「対局数がまもなく200に届こうかと言うところで、現在8割3分、8割より8割5分の方が近いと言う信じられない成績を残されていて、将棋でこんな成績が残せるんだって言うビックリする数字でして・・不調の時期がないんじゃないかと思わせる安定した内容の良い将棋ですよね」

~40手目

21.▲28歩打
22.▽85飛
23.▲38銀
24.▽82飛
25.▲37桂
26.▽44歩
27.▲35飛
28.▽54歩
29.▲96歩
30.▽62銀
31.▲77桂
32.▽86歩打
33.▲85飛
34.▽同飛
35.▲同桂
36.▽82飛打
37.▲93桂成
38.▽同桂
39.▲66角
40.▽85飛

 

29.▲96歩で昼休へ。

お昼は高橋九段「豚の甘辛スタミナ焼き」藤井七段(当時)「豚と厚揚げ玉子とじ」、共に鳩やぐら。

29手目棋譜
29手目
残:藤井七段(当時)⇒4:16 高橋九段⇒4:13

藤井七段(当時)ペース。
形勢は藤井七段(当時)ペース

約1時間の長考で、33.▲85飛。

金井六段「高橋九段は歩を予想されていたと思うので、意外だったと思います」

藤井七段(当時)ペース。

※藤井七段(当時)は多少駒損をしても指せると判断、そして37.▲93桂成~高橋九段にチャンスらしいチャンスが訪れず・・・

40手目棋譜
40手目
残:藤井七段(当時)⇒2:52 高橋九段⇒2:38

飛車ぶつけから桂成捨てが好手順で藤井七段(当時)ペースですが横歩取りなので、1手1手に重みのある将棋。

~60手目

41.▲88歩
42.▽87桂
43.▲25飛打
44.▽79桂成
45.▲同金
46.▽25飛
47.▲同桂
48.▽15角
49.▲16歩
50.▽26角
51.▲27歩
52.▽37歩打
53.▲29銀
54.▽38銀打
55.▲26歩
56.▽29銀不成
57.▲75角
58.▽38銀不成
59.▲48金
60.▽39銀不成

 
夕休へ、現局面は激戦模様で、互角よりの藤井七段(当時)ペース。

高橋九段は銀得ですが、忙しい局面。

高橋九段「肉野菜炒め」紫金飯店、藤井七段(当時)「カレー南蛮うどん」ほそ島や。

45手目棋譜
45手目
残:藤井七段(当時)⇒1:21 高橋九段⇒2:11

夕休前形勢。
夕休前形勢

藤井七段(当時)57.▲75角、優勢からの互角より先手ペースへ・・・どうなんだろうか・・読み切り・・・?

60.▽39銀不成まで、先手優勢。
60手目

~80手目

61.▲49金
62.▽48銀打
63.▲43桂打
64.▽同金
65.▲31角成
66.▽49銀不成
67.▲68玉
68.▽41金
69.▲24角
70.▽42桂
71.▲41馬
72.▽同玉
73.▲22飛打
74.▽52玉
75.▲42角成
76.▽同金
77.▲43銀
78.▽同玉
79.▲35桂
80.▽

 
終盤の寄せ合いへ。

詰みまで読んでいてもおかしくない局面かも・・

79.▲35桂まで、高橋九段投了となりました。

投了図
投了図

形勢判断(白ビール)
形勢図
※ご参考程度にどうぞ
 
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藤井聡太七段と高橋道雄九段の対局前後のコメント

 

コメント
  • 藤井聡太七段
  • 『激しい変化になったんですけれど、思った以上に成果が上がらなくて、苦しい展開になってしまったのかな、という気がします』

    『(1時間の長考)ちょっと思った以上になんというか、こちらの手が難しくなってしまったのかなと思いました。』

    『43桂で少し好転したのかなと思いました』

  • 高橋道雄九段
  • 『駒得にはなったものの形が良くなかったのであまり自信はありませんでした』

夕休明け~局面が動き出しましたが、序盤戦、飛車交換の後、高橋九段は自陣に攻防の飛車を打ちましたが、そこで桂を成り捨てる藤井七段(当時)の構想~は高橋九段にチャンスらしいチャンスは来ず、終盤は詰将棋のような11手詰で、79手まで高橋九段投了。

藤井聡太七段の次の対局予定※vs3/16阿部八段戦(王座戦)

【3月16日】VS阿部隆八段【第68期王座戦二次予選】

対局相手
B2級棋士との戦績
過去対局
王座戦戦績
通算13勝2敗(0.8666)
持ち時間
各5時間
5時間棋戦戦績
通算33勝6敗(0.8461)
対局場所
関西将棋会館
開始時間
10:00~

中継情報

携帯アプリ恐らく10:00~
AbemaTV9:30~
※解説者:未定
※聞き手:未定
Paraviで10:00~
※解説者:金井恒太六段(解説は16:00~)
※聞き手:飯野愛女流初段
※登録後2週間は無料体験あり

過去対局

藤井聡太七段の1勝0敗中
※※横にスクロールできます※※

日付 勝敗 対局時クラス 手番 戦型 手数 棋戦名 棋譜
2019/11/8 B2 角換わり腰掛け銀 117手 第91回棋聖戦二次予選 棋譜
2018/2/17 B2 相居飛車力戦形 127手 第31回竜王戦5組R戦 棋譜

 
となっております.+:。(´ω`*)