4月30日に行われたエキシビジョンマッチの対局模様をまとめています^^

持ち時間30分・切れたら1手60秒未満の特別対局。

解説者が谷川浩二九段、佐藤康光九段、森内俊之九段(*´▽`*)豪華すぎる!!
 
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目次

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藤井聡太七段VS深浦康市九段、対局結果

先手番:藤井聡太七段後手番:深浦康市九段戦 型:矢倉

先手番矢倉(6勝1敗-勝率:0.8571)
1敗は2019年11月の第69期王将戦挑決L、広瀬竜王戦

藤井聡太七段の戦型を確認する

~20手目

20手目棋譜20手目

~40手目

谷川九段『藤井七段(当時)は対局が止まっているような状況ですよね、藤井七段(当時)の場合は逆に対局がないこの期間でもっともっと強くなっているんじゃないかなと、棋士仲間としては困ったなという感じですよね』

『藤井七段(当時)の場合は8割と言っても4勝1敗とかではなく、5勝1敗だとか6勝1敗の8割ですからね、これは他の人がなかなか経験できない世界ですね』

『当然、毎年段位やクラスが上がって、対戦する相手がトップ棋士になっている。研究会の仲間に菅井竜也八段や斎藤慎太郎八段がいますが、あの強い2人が最近、藤井七段(当時)にかなり痛い目にあっている。A級棋士の2人に五角以上だけでもすごいですよね』

40手目棋譜
40手目

~60手目

41.▲68金
42.▽94歩
43.▲16歩
44.▽14歩
45.▲96歩
46.▽64角
47.▲35歩打
48.▽同歩
49.▲同銀
50.▽34歩打
51.▲26銀
52.▽46角
53.▲同歩
54.▽75歩
55.▲同歩
56.▽64銀
57.▲15歩
58.▽同歩
59.▲同銀
60.▽同香

 
60手目棋譜
60手目

~80手目

61.▲同香
62.▽13歩打
63.▲12歩打
64.▽同玉
65.▲19香打
66.▽22玉
67.▲12歩打
68.▽47角打
69.▲11歩成
70.▽同玉
71.▲13香成
72.▽同桂
73.▲同香成
74.▽21玉
75.▲41角打
76.▽31玉
77.▲63角成
78.▽53金
79.▲74桂打
80.▽84飛

 

~100手目

81.▲62馬
82.▽73歩打
83.▲65歩
84.▽61歩打
85.▲71馬
86.▽74歩
87.▲64歩
88.▽42玉
89.▲21銀打
90.▽31金
91.▲23成香
92.▽62香打
93.▲18飛
94.▽86桂打
95.▲同歩
96.▽同歩
97.▲同銀
98.▽同飛
99.▲87歩打
100.▽76銀打

 
100手目棋譜
100手目

※局後感想戦で言われていましたが、82.▽73歩打のところは桂馬の方が粘れたかも・・とのこと

谷川九段『本譜は71馬入られて、金が助からなくなってしまったんでね、73桂と跳んでも苦しかったかもしれないんですけれども、勝負手としてはあったかもしれないような気がしました』

序盤~藤井七段(当時)ペースで進んでいましたが、この82.▽73歩打で藤井七段(当時)優勢へ。

~120手目

101.▲12飛成
102.▽22歩打
103.▲86歩
104.▽87銀打
105.▲79玉
106.▽67銀成
107.▲32飛打
108.▽同金
109.▲同銀成
110.▽52玉
111.▲51金打
112.▽
113.▲
114.▽
115.▲
116.▽
117.▲
118.▽
119.▲
120.▽

 
111手まで、深浦九段投了。

投了図
投了図

※形勢図(白ビール)
形勢
※ご参考程度にどうぞ
 
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藤井聡太七段と深浦康市九段の対局前後のインタビュー

 

コメント

  • 藤井聡太七段
  • 『あまり指したことない将棋だったんですけど、中盤以降積極的に攻めて行けたのが良かったかなと、はい、思っています』

    『83.▲65歩と突いたところで、攻めが繋がる形になったのかなと思ったんですけど、勝かどうかというのは最後までわかりませんでした』

    『82.▽73歩打にも83.▲65歩を考えていたんですが、それで成立するかどうかは少し解からなかったです』

    『(本局について)結構緊張していたんですが、楽しく対局することができたかなと思っています』

    『(普段はどんな風に?)用事があるとき以外は外出することがないので、普段と変わらず過ごしています』

  • 深浦康市九段
  • 『ちょっと作戦負けになってしまって、藤井さんの方に好形を組まれてしまったのがまずかったですね、ただ中盤以降46.▽64角とぶつけたんですけども、47.▲35歩と機敏に動かれて銀を繰り返られて、かなり厳しい将棋になってしまいました』

    『端攻めが厳しかったのが誤算で、追い込める瞬間を狙ったんですけども、ことごとくつぶされてしまったような気がします』

    『(82.▽73歩打ではなく73桂だったら・・?81.▲62馬のときに73歩打だと・・)桂馬も考えたんですけども、65歩、61歩、51馬というような順でしょうか?そのほうが粘れたかもしれませんね・・』

    『仕事が今、本の執筆をさせて頂いていまして、それに取り掛かっていたんですけれども、残念ながら振り飛車の本なので今回のような居飛車の研究はしていなかったので、そこで遅れを取ってしまったのかもしれません』

藤井聡太七段の次の対局予定は未定です

決定しているものは銀河戦、郷田九段戦になっています。
※将棋チャンネルの方で2021年6月23日放送と記載されているため放送日確認中

 
となっております.+:。(´ω`*)