9月3日に行われたNHK杯。
藤井聡太四段の対局相手は森内俊之九段。
B級1組へなられてまもなくフリークラスへ転身されましたが、A級歴通算22期、永世名人の称号を持たれている凄腕棋士です。
持ち時間は各10分、チェスクロック使用。
結果は94手まで、藤井聡太四段の勝利となりました。
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藤井聡太四段VS森内俊之九段対局結果と棋譜
先手は森内俊之九段、藤井聡太四段はまた後手番です(^^;
戦型は矢倉戦。
10:21森内俊之九段が持ち時間を使い切ります。
※1分単位での10回考慮時間が用意されています
10:29に藤井聡太四段も持ち時間を使い切り、10分間の考慮時間へ入りました。
10:35頃棋譜
出典:将棋連盟モバイル
中盤戦、形勢的には藤井聡太四段の方が若干優勢。
森内俊之九段は『玉(王)』を動かしたいところですが時間がなさそうです。
本日は早指し戦。
このまま戦う局面にならざるを得ない状況です。
10:55頃56手目棋譜
出典:将棋連盟モバイル
森内俊之九段、ここで9回目の考慮時間。
さすがに『玉(王)』の頭上に『銀』はかなりの迫力・・
▲7八金寄で自陣の形勢を整えます。
この時点で藤井聡太四段は手が広そうです。
52手目棋譜(▽8八歩)
出典:将棋連盟モバイル
終盤に強い藤井聡太四段ですが鋼鉄の受けで有名な森内俊之九段。
62手目棋譜(▽8八歩)
出典:将棋連盟モバイル
11:05、69手目で先に森内九段が考慮時間を使い切り、藤井四段は2分残っています。
11:10頃75手目棋譜棋譜
出典:将棋連盟モバイル
藤井聡太四段も11:10に考慮時間をを使い切りました。
11:18頃棋譜
出典:将棋連盟モバイル
藤井聡太四段優勢な局面です。
94手まで。
藤井聡太四段が間違わずに指すのを見届けてからの森内俊之九段投了となりました。
出典:将棋連盟モバイル
解説では緩手と言われていましたが、結果囲わせずに2度(52手目、62手目)の8八歩で押し切る形に。
解説の佐藤九段は・・・
『ここで8八歩(62手目)が効いてきましたねぇ・・・これを読んでいて指したのなら凄いですが・・・』
と言われていましたが、結果最後にこれが生きた展開となりました。。
出典:NHK
藤井聡太四段の二度目の8八歩が勝利への布石となりましたね。。
昨日の敗戦を引きずらず快勝となりました!
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藤井聡太四段と森内俊之九段の対局後のコメント
森内俊之九段
『先手番になったら最近はあまり指さない戦型だけど、矢倉戦と決めていました。』
『藤井四段は落ち着いていて、自然な指し手を積み重ねられました。うならされる手があり、感心しました。』
藤井聡太四段
『(矢倉戦を)予想はしていて、是非森内先生の矢倉戦をから教わりたいと思っていました。』
『積極的に攻めていく方針でいったのが良かったかと思います。』
『永世名人の資格を持つ森内九段と対戦できてうれしかったです。』
森内九段、藤井四段お疲れ様でした。。
とても見ごたえある将棋対局でした(*''ω''*)
感想戦もお二人とも楽しそうでしたね。
負けた森内九段の笑顔と、少し自虐的な感想戦も森内九段の懐の大きさも垣間見れて面白かったです。
NHK対局後はインタビューに応えられていたようです。
プロになって1年について・・・
激動の1年で、名だたる先生方との対局という貴重な経験をさせていただいた年。
夏休みの宿題はかなり後手後手になっていた・・・(´∀`*)
高校の進学についてはきちんと考えてから結論を出したいと思っているとのことでした。
『高校進学』と『プロ棋士』どちらも大切だと現在は考えられているようです。
ネイビーですが少し同系色の格子柄が入っている光沢のあるネクタイでした✩
藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??
対局日 | 9月7日 |
対局相手 | 佐々木大地四段 |
対局場所 | 東京将棋会館 |
持ち時間 | 各3時間 |
開始時間 | 午前10:00~ |
★中継情報
- 将棋プレミアムにて10:00~放送決定
- AbemaTVにて9:30~放送
- ニコ生で9:50~放送
- 携帯アプリで10:00~放送
- 将棋チャンネルでは15:00~放送のようです
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