2018年初対局は同日プロ入りした大橋貴洸四段。

持ち時間各4時間、本日で4対戦目。

104手まで。

大橋四段勝利となりました。
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目次

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藤井聡太四段VS大橋貴洸四段、対局結果と棋譜

先手番:藤井聡太四段

後手番:大橋貴洸四段

戦 型:横歩取り
なんと解説が菅井王位(; ・`д・´)・・からの稲葉八段・・からのW解説・・

豪華(◎_◎;)

そして大橋四段は気合の入ったワインレッドのスーツ( ゚Д゚)です。
大橋四段ワインレッドのスーツ
出典:AbemaTV
その後メディア報道の写真を拝見しましたが、照明の関係でしょうか?

ほぼ、赤でした(◎_◎;)

1手~20手目棋譜

1.▲2六歩
11.▲2四同飛
2.▽3四歩
12.▽8六歩
3.▲7六歩
13.▲8六同歩
4.▽8四歩
14.▽8六同飛
5.▲2五歩
15.▲3四飛
6.▽8五歩
16.▽3三角
7.▲7八金
17.▲5八玉
8.▽3二金
18.▽5二玉
9.▲2四歩
19.▲3六歩
10.▽2四同歩
20.▽7六飛

 
20手目棋譜
20手目棋譜
出典:連盟モバイル
菅井王位が藤井四段は相手の得意戦法を避けることなく飛び込む棋風だと解説。

本局も大橋四段の誘導で自身(大橋四段)も得意とされる横歩取りとなりました。

対局としては互いに研究しつくしているような雰囲気。

藤井四段が横歩と予想して、準備し対応しているという展開のように感じます。

21手~40手目棋譜

21.▲7七角
31.▲2五飛
22.▽2六歩
32.▽2四金
23.▲8四飛
33.▲2六飛
24.▽8二歩
34.▽2五歩
25.▲8三歩
35.▲2八飛
26.▽7二金
36.▽8三歩
27.▲3三角成
37.▲3八金
28.▽3三同金
38.▽3三桂
29.▲8五飛
39.▲6六角
30.▽7四飛
40.▽3二銀

 
40手目棋譜
40手目棋譜
出典:連盟モバイル
大橋四段が30.▽7四飛と飛車を引きます。
※稲葉八段、恐らく前例がないのでは?と解説

大橋四段の研究と思われますが、約20分考慮後に藤井四段31.▲2五飛。

7四の飛車引き~2四金まで(大橋四段研究)が本局のポイント
※この2四金がその後大活躍

研究通りの手順か、その後数手パタパタと進みますが36.▽8三歩で藤井四段長考に入りお昼休憩となりました。
※消費時間、藤井四段1時間23分、大橋四段15分

時間差も気になるところ。

この局面で後手番ながら主導権は大橋四段。

菅井王位「後手の大橋四段を持ちたい」

形勢はまだ互角。

次手(37手目)予想で・・・

菅井王位『6八玉、7七角では?』

稲葉八段『8八銀?』

という予想に反して3八金でした(^^;

ここから藤井四段の39.▲6六角で大橋四段37分考慮後3二銀。
※研究筋から外れましたか?

※藤井四段が対局後感想戦にて、この勝負手6六角が最後まで働かなかったと言われてました

対局後、同じことを菅井王位も解説。。

その後角が働くことがないよう、大橋四段が上手く指していきました。

この辺り~流れは大橋四段。

41手~60手目棋譜

41.▲7七桂
51.▲5五歩
42.▽6二銀
52.▽7四飛
43.▲6八銀
53.▲5七角
44.▽5四飛
54.▽4五歩
45.▲2二歩
55.▲4八銀
46.▽4四歩
56.▽6一玉
47.▲3七金
57.▲7六歩
48.▽6四歩
58.▽3四金
49.▲5六歩
59.▲6六歩
50.▽6五歩
60.▽4四金

 
60手目棋譜
60手目棋譜
出典:連盟モバイル
45.▲2二歩で持ち時間差は、約1時間

形勢は互角。

ただ、藤井四段は忙しい状況。

今後の展開として、持ち時間少ない状況&形勢厳しい状況は避けたいところですが・・・

大橋四段は指し手が早い。
※直感でパシパシ指されている印象です

解説の菅井王位は54.▽4五歩辺りで藤井四段は持ち直したと思っていたとのこと。

ただ、ここ~数手からがあまり良くなかったかも・・と。

※自分の急所からいった57.▲7六歩etc

※ちなみに菅井王位はここで、6九玉~の筋から玉を固めた方が何かできたかも・・・と解説

61手~80手目棋譜

61.▲2一歩成
71.▲7五同歩
62.▽2一同銀
72.▽3九角
63.▲6五歩
73.▲3一飛
64.▽5五金
74.▽8二玉
65.▲7五角
75.▲1八飛
66.▽7一玉
76.▽7六角
67.▲5七銀右
77.▲5九玉
68.▽6六歩
78.▽5七角成
69.▲5六歩
79.▲5七同銀
70.▽7五飛
80.▽6七歩成

 
80手目棋譜
80手目棋譜
出典:連盟モバイル
形勢は大橋四段良しの局面。

64.▽5五金と序盤戦、大橋四段構想の2四金が活きてます。

序盤から大橋四段ペースで差がどんどん広がっていったような形。。

更に手堅く66.▽7一玉。

81手~100手目棋譜

81.▲6七同金
91.▲3八金
82.▽6七同角成
92.▽3八同金
83.▲5五歩
93.▲3八同飛
84.▽4九金
94.▽5六銀
85.▲6九玉
95.▲5六同角
86.▽5七馬
96.▽5六同馬
87.▲6八金
97.▲5七金打
88.▽6六馬
98.▽4九角
89.▲6七角
99.▲6一銀
90.▽4八金
100.▽3八角成

 
この辺りは大橋四段がどう勝つか?という局^^;

藤井陣はかなり厳しいですね。

大橋四段の86.▽5七馬で、菅井王位は6八歩の方が明快という解説。

一瞬、藤井陣に元気が見られます(87.▲6八金)が、大橋四段優勢のまま。

91.▲3八金で視野が広いと解説されますが、依然大橋四段優勢。

※時間があるので、意表はつかれるも見抜かれる1手と菅井王位解説

101.▲7二銀成
102.▽7二同玉
103.▲5六金
104.▽4七馬

投了図
投了図
出典:連盟モバイル

104手まで藤井四段投了。
王位戦トーナメント表
大橋四段は次戦、谷川九段との対局となります。

大橋四段、完勝。

藤井四段、最後粘りますが及ばず・・・

大橋四段の研究に嵌った形と思います。

悪手なく素晴らしい寄せで勝ち切りました。

形勢判断
6六角打~大橋四段が上手に指されて、差が広がっています
ご参考程度にどうぞ

藤井聡太四段と大橋貴洸四段の対局前後のコメント

藤井聡太四段

『序盤で失敗してしまった、完敗だったかなと思います』

藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??

【1月11日】VS中田功七段【第31期竜王戦】

棋戦名
第31期竜王戦
対局日
1月11日
対局相手
対局場所
関西将棋会館
持ち時間
各5時間
開始時間
午前10:00

★中継情報

となっております.+:。(´ω`*)