藤井聡太四段の11月24日の王位戦対戦相手は北浜健介八段。

持ち時間は各4時間、関西将棋会館にて午前10:00~対局。

67手まで

藤井聡太四段の勝利となりました。
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目次

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藤井聡太四段V北浜健介八段対局結果と棋譜

先手番:藤井聡太四段

後手番:北浜健介八段

戦 型:ゴキゲン中飛車

振り駒の結果、藤井四段は先手番へ。

北浜健介八段のゴキゲン中飛車に対し、超速▲3七銀戦法で藤井四段は対抗です。

1手~20手目棋譜

1.▲2六歩
11.▲3六歩
2.▽3四歩
12.▽4二銀
3.▲7六歩
13.▲3七銀
4.▽5四歩
14.▽5三銀
5.▲2五歩
15.▲4六銀
6.▽5二飛
16.▽4四銀
7.▲6八玉
17.▲7八銀
8.▽5五歩
18.▽7二銀
9.▲4八銀
19.▲7七銀
10.▽3三角
20.▽6四歩

 

北浜健介八段ののゴキゲン中飛車に対して、藤井四段が超速3七銀戦法で順調に自陣を攻撃態勢へ構築。
2017-11-24-20手目棋譜
出典:連盟モバイル

21手~40手目棋譜

21.▲2四歩
31.▲4六銀
22.▽2四同角
32.▽3七歩成
23.▲6六銀
33.▲3七同桂
24.▽6三銀
34.▽3六歩
25.▲3五歩
35.▲4五桂
26.▽3五同歩
36.▽3七歩成
27.▲5五銀左
37.▲2四飛
28.▽5五同銀
38.▽2四同歩
29.▲5五同銀
39.▲3七銀
30.▽3六歩
40.▽4四銀

 

北浜八段がお昼休憩前に長考約50分。

指さずに休憩に入ると思われた中、11時51分に着手で24.▽6三銀。

昼食休憩後、藤井四段はそれに対し25.▲3五歩。

角の効きを遮断して後手からの反撃を少なくさせるのが目的。

その主張通りに、北浜八段は▽3五同歩。

ここまでの局面で若干藤井四段の方が指しやすそうな雰囲気ではあります。

形勢は、ほぼほぼ互角先手持ちの局面。
2017-11-24-40手目棋譜
出典:連盟モバイル

北浜八段は持ち駒の銀を投入して手堅く防戦。

41手~60手目棋譜

41.▲1八角
51.▲1一角成
42.▽6二玉
52.▽2六桂
43.▲2二歩
53.▲2七角
44.▽3二飛
54.▽2九飛
45.▲4八銀
55.▲1六角
46.▽4五銀
56.▽1九飛成
47.▲2一歩成
57.▲3三歩成
48.▽5四銀引
58.▽1四香
49.▲3四歩
59.▲4三と
50.▽5二飛
60.▽4三同銀

 
藤井四段の41.▲1八角が好手、この時点で先手良しの局面です。

50手目で、北浜八段が持ち時間1時間を切りました。
※対する藤井四段は1時間17分

61手~80手目棋譜

61.▲4三同角成
71.▲
62.▽4九龍
72.▽
63.▲5九金
73.▲
64.▽2九龍
74.▽
65.▲4四馬右
75.▲
66.▽5三歩
76.▽
67.▲3九歩
77.▲
68.▽
78.▽
69.▲
79.▲
70.▽
80.▽

 

67手まで。
2017-11-24-68手まで。投了図
出典:連盟モバイル

北浜八段投了となりました。

最後の67.▲3九歩が辛い一手。
※龍の利きを止めながら、▽3八桂成を防ぐ
※自陣の守りを更に堅く
※棋士室では驚きの声があがったそうです

本日は快勝となりました(*''ω''*)

序盤戦からリードを保ったまま、中盤戦で更にリード拡大。

終盤戦そのまま自陣を守り抜いて勝利となりました。

勝った藤井聡太四段は、準決勝で豊川七段-大橋四段の勝者と対局になります。

藤井聡太四段と北浜健介八段の対局前後のコメント

藤井聡太四段

『リーグに入れば、強い先生と沢山指せるので、そこを目指して頑張りたい』

『公式戦で長い時間を指すことで考える力がついたかなと思います。』

『デビューしてから今までにない経験が沢山でき、成長できた1年でした。』

北浜健介八段

『考えていた形ではありましたが、ここまで突っ張られるのは予想外。』

『この前(NHK杯)も今日も強いということにつきる。』

藤井四段、北浜八段お疲れ様でした。

昨日の銀河戦(完敗)は9月22日に録画されたものですが、本日は快勝でした(*''ω''*)

藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??

【11月29日】VS大橋貴洸四段【棋聖戦】

 

棋戦名 棋聖戦
対局日 11月29日
対局相手 大橋貴洸四段
対局場所 関西将棋会館
持ち時間 各1時間分
開始時間 10:00~

 
※チェスクロック使用
★中継情報