第33期竜王戦3組ランキング戦決勝、藤井聡太七段vs杉本昌隆八段の対局模様をまとめています。
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目次
藤井聡太七段VS杉本昌隆八段、対局結果
先手番:藤井聡太七段後手番:杉本昌隆八段戦 型:四間飛車
先(13勝1敗-勝率:0.9285)
1敗は銀河戦、久保九段戦
~20手目
~40手目
21.▲36歩
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22.▽74歩
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23.▲68金
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24.▽54歩
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25.▲46銀
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26.▽32金
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27.▲37桂
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28.▽52飛
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29.▲16歩
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30.▽42角
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31.▲26飛
|
32.▽64角
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33.▲24歩
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34.▽同歩
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35.▲同飛
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36.▽23歩打
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37.▲29飛
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38.▽33桂
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39.▲66歩
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40.▽51飛
|
25.▲46銀で、昼休へ。
残:藤井七段(当時)⇒3:48 杉本八段⇒4:36
美濃に組まない指し方、杉本八段が研究をぶつけてきた感じ。
昼前形勢
互角(110)、AbemaAI先手54%、後手46%。
杉本八段:うなぎ丼(ふな定)、藤井七段(当時):お弁当休日対応無しとのことで⇒天とじ丼+冷たいうどんセット(やまがそば)。
まだ駒がぶつかりそうもなく、長い対局になりそうです。
40手目棋譜
残:藤井七段(当時)⇒3:07 杉本八段⇒3:11
~60手目
41.▲65歩
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42.▽82角
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43.▲48金
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44.▽45歩
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45.▲57銀
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46.▽55歩
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47.▲同歩
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48.▽同角
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49.▲同角
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50.▽同飛
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51.▲56歩打
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52.▽51飛
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53.▲77桂
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54.▽82銀
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55.▲67金
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56.▽84歩
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57.▲68銀
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58.▽83銀
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59.▲86歩
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60.▽73桂
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夕食メニュー⇒杉本師匠がイレブンの珍豚美人Aセット(ライス・味噌汁)、藤井聡太七段がバターライス(マッシュルーム抜きの定跡(`-ω-´)✧)
52.▽51飛まで、AbemaAI先手58%、後手42%、先手若干指しやすそうな展開。
夕休前棋譜※52手目
残:藤井七段(当時)⇒2:03 杉本八段⇒1:38
60手目棋譜
残:藤井七段(当時)⇒0:45 杉本八段⇒1:28
AbemaAIは先手58%、後手42%、ほぼ互角です。
~80手目
61.▲66角打
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62.▽35歩
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63.▲26飛
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64.▽46歩
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65.▲同銀
|
66.▽75歩
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67.▲同歩
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68.▽54銀
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69.▲25桂
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70.▽同桂
|
71.▲同飛
|
72.▽65銀
|
73.▲同桂
|
74.▽同桂
|
75.▲74桂
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76.▽77歩打
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77.▲同銀
|
78.▽同桂成
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79.▲同金
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80.▽65桂打
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藤井七段(当時)、61.▲66角打、59.▲86歩で約35分の考慮、この66角を読まれていたのでは・・と三枚堂七段、決断の1手という感じ。
切り合いというよりも、徐々に圧力をかけて盤面を制圧して行くような手、AIも評価難しいのか更に互角へ。
65.▲同銀まで、AbemaAIは先手55%、後手45%、白ビールは146。
まだまだ中盤のねじりあいですが、佳境。
68.▽54銀でAbemaAI先手67%、後手33%、ちなみに白ビールは690。
藤井七段(当時)69.▲25桂、数手前の66.▽75歩⇒67.▲同歩の交換で桂馬の価値が上がることに・・一気に終盤戦かも、以降75.▲74桂が厳しい。
屋敷九段は、この構想に非常に柔軟とのこと。
AbemaAI先手83%、後手17%へ。
80手目棋譜
残:藤井七段(当時)⇒0:09 杉本八段⇒0:12
~100手目
81.▲62桂成
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82.▽同玉
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83.▲35飛
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84.▽77桂成
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85.▲同角
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86.▽34歩打
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87.▲44角
|
88.▽53桂打
|
89.▲54桂打
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90.▽72玉
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91.▲74桂打
|
92.▽35歩
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93.▲62桂成
|
94.▽73玉
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95.▲55角
|
96.▽
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97.▲
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98.▽
|
99.▲
|
100.▽
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95手まで、杉本八段投了。
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藤井聡太七段と杉本昌隆八段の対局前後のコメント
- 藤井聡太七段
- 杉本昌隆八段
『序盤失敗してしまったのかなという風に思っていて、中盤の辺りも自信がありませんでした。74桂と反撃した辺り~少し好転したのかなと感じました。』
『(師匠との対局)こういうランキング戦の決勝という大きな舞台で対局できることは、非常に楽しみにしていましたし、前回は3時間、今回は5時間ということで、より1手1手じっくり指すことができたかなと思います。』
『(4期連続)優勝できたのは嬉しいですけど、今まで本戦で結果を残せていないので、今度こそしっかり活躍できるように頑張りたいなという風に思っています。』
『(丸山九段について)丸山九段とは初対戦なんですけど、1手1手集中して指せればと思っています。』
『(タイトル戦)五番勝負なので、まだ始まったばかりですけど、良い将棋をさしてタイトルに近づけるように頑張りたいなと思っています。』
『(和装について)そうですね、何というかやはり、今日の将棋への思い入れというか、気迫というようなものを感じました。1日を通して、対局に向かう姿勢というのを教えて頂けたと思います。』
『予定の作戦ではありまして、まぁこれだけゆったりした進行になるとは思わなかったですね、全然ぶつからなくて、非常に長考もなりましたが・・まぁ予定の作戦でした』
『藤井七段(当時)との対局というのも、もちろんありますけども、まぁやはり竜王戦ランキング戦の決勝戦、非常に大きい舞台で対戦相手が藤井七段(当時)ということは、もう、自分の中では、あの、最高の舞台でしたので、まぁ良い将棋を指したいなというのはありました。』
『(和装)やはり竜王戦ランキング戦の決勝ということと、まぁ今タイトル戦をやっている藤井七段(当時)が相手ということで、まぁ実質わたしにとってはタイトル戦に近いような感覚で指していました。』
『(和装)ここで気合を入れなければ、入れる場所がないので、それが藤井七段(当時)に対する礼儀かなと思いました。』
『(藤井七段(当時)への期待)竜王戦はわたしも思い入れはありましたので、まぁ負けてしまったのは非常に悔しいです。まぁ今年の目標がひとつなくなりましたけど、替わりの楽しみがまたひとつ生まれたので、藤井七段(当時)の竜王戦の予選を楽しみに観ていたいなと思います。』
『(2組昇級)1回戦から、藤井七段(当時)含めて10代~3,40代の棋士とひとりずつ対局したと思うんですが、50代自分でもまぁ戦えているというのは収穫?(違うかも、ごめんなさい、あまり聞き取れない)でした』
『(藤井七段(当時))好調というか、まぁ順調なのかなというような気はしますね。着実に成長しているなというのを感じました。』
『(藤井七段(当時)へアドバイス)和服はすごく暑いから、対局中それを気を付けることと、将棋のことではありませんけど、後で和服のたたみ方でもアドバイスしようかなと思っています。』
『(タイトルについて)わたしの世代でタイトルというのはちょっと、おこがましいのかもしれませんけど、まぁ現役である以上、タイトルは目指していますし、今日は自分の目標に向かうための第1歩でもありました。結果は自分としては残念ですけど、今年の自分の目標がひとつなくなってしまいましたけど、隣の藤井七段(当時)がこの後予選でどれだけ勝ち抜いてくれるかというのを楽しみにしています。』
『(本日の初手)お茶を買いに行ったというのがひとつありまして、それは置いておいて、初手に時間をかけることは今までも良くありまして、改めて将棋盤の前に座って、気合を高めていくというのが自分のスタイルなので、藤井七段(当時)の初手を見てから一度席を外して気合を高めてからもう一度盤の前に座りました。』
『(藤井七段(当時)の成長について)持ち時間5時間で長かったので、自分も全力で力を出すことはできましたし、そう言った意味では、自分の攻めが届かなかったので、改めてどんな展開になっても対応できる藤井七段(当時)の成長ぶりというのは感じました。』
藤井聡太七段の次の対局予定※AbemaTvs羽生九段
【6月21日】VS羽生善治九段【第3回Abemaトーナメント大将戦】非公式戦
中継情報
は最終局のみ放送終了後
●AbemaTV19:00~
※解説者:戸辺誠七段
※聞き手:貞升南女流初段、鈴木環那女流二段
となっております.+:。(´ω`*)