朝日杯本戦、1月14日、藤井聡太四段の対局相手は澤田真吾六段。

持ち時間は各40分、公開対局となっております。

前日、羽生二冠(現九段)がベスト4進出となりました。

54手まで

藤井聡太四段の勝利となりました。

午後~は佐藤天彦名人と対局となりました。
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目次

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藤井聡太四段VS澤田真吾六段、対局結果と棋譜

先手番:澤田真吾六段

後手番:藤井聡太四段

戦 型:角換わり

1手~20手目棋譜

1.▲7六歩
11.▲7七同銀
2.▽8四歩
12.▽2二銀
3.▲2六歩
13.▲3八銀
4.▽8五歩
14.▽6二銀
5.▲7七角
15.▲4六歩
6.▽3四歩
16.▽4二玉
7.▲6八銀
17.▲3六歩
8.▽3二金
18.▽7四歩
9.▲7八金
19.▲4七銀
10.▽7七角成
20.▽7三銀

 
20手目棋譜
20手目棋譜
出典:連盟モバイル

VS藤井戦では避けられる傾向が見られていた角換わり。

序盤戦から、後手の藤井四段から銀を繰り出して積極的に動く展開。

先手の澤田六段の腰掛け銀に対し、後手の藤井四段は早繰り銀で対抗。

21手~40手目棋譜

21.▲2五歩
31.▲7五同歩
22.▽3三銀
32.▽7五同銀
23.▲3七桂
33.▲4五歩
24.▽6四銀
34.▽4五同歩
25.▲4八金
35.▲4五同桂
26.▽5二金
36.▽4四銀
27.▲2九飛
37.▲2四歩
28.▽4四歩
38.▽2四同歩
29.▲5六銀
39.▲2二歩
30.▽7五歩
40.▽4五銀

 
40手目棋譜
40手目棋譜
出典:連盟モバイル
35.▲4五同桂で澤田六段は約25分もの長考へ。

41手目で澤田六段は1分将棋へ。
※藤井四段は約30分ほど

澤田六段の39.▲2二歩が分岐点となり戦いは一気に終盤戦へ。

感想戦でも『2二歩は敗着級』と述べておられました(^^;

41手~60手目棋譜

41.▲4五同銀
51.▲7七歩
42.▽4七歩
52.▽7七同歩成
43.▲3八金
53.▲7七同桂
44.▽4六桂
54.▽7六歩
45.▲6八玉
55.▲
46.▽3八桂成
56.▽
47.▲2四飛
57.▲
48.▽7六歩
58.▽
49.▲6六銀
59.▲
50.▽9五角
60.▽

 
投了図
54手目棋譜ー投了図
出典:連盟モバイル
藤井四段、41.▲4五同銀と食いちぎって54手まで。

澤田六段投了となりました。

41.▲4五同銀は一見見落とされそうな1手で、もしかしたらエアーポケットに入ってしまったかもと三枚堂六段解説

42.▽4七歩から読んでしまいがち

局後この1手はうっかりしていたとのことでした。

藤井四段、積極的な構想で快勝へ。

形勢判断
技巧の形勢判断は上のとおり。

澤田六段の2二歩~は藤井四段優勢となっています。

ご参考程度にどうぞ。

藤井聡太四段と澤田真吾六段の対局前後のコメント

藤井四段

『早指し棋戦らしく指せて良かったです。』

澤田六段

『酷い将棋で申し訳ありませんでした!』

『1手読み抜けがあり、結局それが大差になってしまった感じでした。』
※41.▲4五同銀

『本日は不甲斐なさすぎて、藤井四段の強さを感じることができる対局でなかった。』

対局後に2二歩~の感想戦がありました。

藤井四段の手順に『それはもう・・人間じゃないですね』と言われている澤田六段に会場からは笑いが。

中盤戦からいきなり終盤戦に。

強豪の澤田六段との対局で、本局は澤田六段のうっかりもありつつ、藤井四段快勝となりました。

澤田六段、藤井四段、お疲れ様でした。

藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??

※この対局に勝利したので午後から佐藤天彦名人と同日午後~対局

【1月19日】VS矢倉規広七段【順位戦】

棋戦名
順位戦
対局日
1月19日
対局相手
対局場所
持ち時間
各6時間
開始時間
午前10:00~

 
★中継情報

となっております.+:。(´ω`*)