12/9に開催された将棋プレミアムフェス、藤井七段(当時)VS佐藤天彦名人の対局をまとめています。

持ち時間は各15分、10回(10分)の考慮時間あり。

結果は120手まで、藤井聡太七段の勝利でした。
スポンサーリンク  

目次

閉じる

藤井聡太七段VS佐藤天彦名人、対局結果と棋譜

先手番:佐藤天彦名人

後手番:藤井聡太七段

戦 型:角換わり腰掛け銀

1手~20手目棋譜

1.▲26歩
11.▲同銀
2.▽84歩
12.▽22銀
3.▲25歩
13.▲48銀
4.▽85歩
14.▽33銀
5.▲76歩
15.▲36歩
6.▽32金
16.▽62銀
7.▲77角
17.▲46歩
8.▽34歩
18.▽14歩
9.▲62銀
19.▲78金
10.▽77角成
20.▽42玉

 
対局は最新形の角換わりへ。

21手~40手目棋譜

21.▲47銀
31.▲96歩
22.▽14歩
32.▽72金
23.▲16歩
33.▲37桂
24.▽73桂
34.▽54銀
25.▲66歩
35.▲29飛
26.▽64歩
36.▽61飛
27.▲56銀
37.▲58玉
28.▽63銀
38.▽94歩
29.▲48金
39.▲68銀
30.▽81飛
40.▽81飛

 
解説の斎藤七段によると、佐藤名人(後手)VS豊島二冠の対局で見たことのある局面とのこと(2か月以内)。

流行の最先端、角換わりとなりました。

39手目、68銀が佐藤名人による用意の1手なのではとのこと。
39手目

41手~60手目棋譜

41.▲67銀
51.▲45歩
42.▽62金
52.▽35歩
43.▲77桂
53.▲44歩
44.▽44歩
54.▽36歩
45.▲68玉
55.▲45桂
46.▽86歩
56.▽44銀
47.▲同歩
57.▲24歩
48.▽同飛
58.▽同歩
49.▲87歩打
59.▲同飛
50.▽81飛
60.▽35角打

 
41手目
41手、序盤の分岐。

攻めを急ぐか?守りを強化するか?

斎藤七段の解説通り、金を玉に寄り守りを強化されました⇒42.▽62金。

この辺り~互角で細かい応酬が続きます⇒51.▲45歩、52.▽35歩。

両者互角で、1分の考慮時間に入っています。

この53.▲44歩の取り込みがどうだったか・・・と最後感想戦で言われていました。
53手目

この辺り~藤井七段(当時)がペースを握りだします。

61手~80手目棋譜

61.▲43歩打
71.▲36歩打
62.▽同玉
72.▽57角成
63.▲34角打
73.▲同玉
64.▽42玉
74.▽34歩
65.▲29飛
75.▲46歩打
66.▽24歩打
76.▽23金
67.▲47金
77.▲58玉
68.▽37歩成
78.▽43歩打
69.▲同金
79.▲48玉
70.▽33歩打
80.▽13桂

 

81手~100手目棋譜

81.▲47金
91.▲25歩
82.▽25桂
92.▽同歩
83.▲95歩
93.▲同飛
84.▽同歩
94.▽24歩打
85.▲同香
95.▲53桂成
86.▽同香
96.▽同銀
87.▲26歩打
97.▲95飛
88.▽17桂成
98.▽55歩打
89.▲同香
99.▲45桂打
90.▽97香成
100.▽26角打

 
佐藤名人は待望の飛車回り・・
97手目

101手~120手目棋譜

101.▲37金
111.▲48玉
102.▽同角成
112.▽87成香
103.▲同玉
113.▲91歩成
104.▽91香打
114.▽78成香
105.▲53桂成
115.▲92飛成
106.▽同金
116.▽52歩打
107.▲92歩打
117.▲81龍
108.▽56歩
118.▽37金
109.▲同銀
119.▲58玉
110.▽25桂打
120.▽68金

 

120手まで、佐藤天彦名人投了となりました。

投了図
120手目

技巧2による形成判断
形勢判断
※ご参考程度にどうぞ

藤井聡太七段と佐藤天彦名人の対局前後のコメント

 

コメント
  • 藤井聡太七段
  • 『1手1手が難しい将棋でしたが、自玉の安全度を目指して勝つことができました。』

  • 佐藤天彦名人
  • 『序盤戦は水面下で駆け引きが続き、互角を保っていましたが、途中から攻めさせられる忙しい場面になりました。』

    『飛車の大転換で、なんとか1手違いまでは持っていけましたが・・・』

解説の斎藤七段は、いずれ取られる駒を、取られる前に一仕事させるタイミングが絶妙と言われていました(*'ω'*)⇒72.▽57角成

藤井七段(当時)の指し手をかなりの確率で当てられていて、驚きました(;'∀')・・斎藤七段の解説通りに進んでいきました。。

最新形の角換わりで、今日の公開対局でこれを見れるとは・・とのこと。

各15分対局でしたが、見ごたえのある対局でした(#^^#)

藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??

【12月18日】VS門倉啓太五段【第77期順位戦】

棋戦名
第77期順位戦
対局日
12月18日
対局相手
対局場所
持ち時間
各6時間
開始時間
午前10:00~

★中継情報★

※解説:矢倉規広七段
※聞手:山口絵美菜女流1級
となっております.+:。(´ω`*)