C級2組順位戦第8回戦。

藤井聡太四段の対局相手は矢倉規広七段です。

対局は1月19日、10時~持ち時間各6時間と長い対局。

藤井聡太四段とは初手合となります。

77手まで。

藤井四段勝利となりました。

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目次

藤井聡太四段VS矢倉規広七段、対局結果と棋譜

先手番:藤井聡太四段後手番:矢倉規広七段戦 型:四間飛車

1手~20手目棋譜

1.▲2六歩
11.▲5六歩
2.▽3四歩
12.▽7二玉
3.▲7六歩
13.▲7八玉
4.▽4四歩
14.▽3二銀
5.▲4八銀
15.▲7七角
6.▽4二飛
16.▽4三銀
7.▲6八玉
17.▲5七銀
8.▽6二玉
18.▽8二玉
9.▲2五歩
19.▲8八玉
10.▽3三角
20.▽5二金左

 
20手目棋譜

出典:連盟モバイル
戦形は対抗形。

矢倉四段の四間飛車になりました。

変わった目新しい指し手はなく、よく見られる局面。

21手~40手目棋譜

21.▲9八香
31.▲6七金
22.▽5四銀
32.▽9四歩
23.▲6六歩
33.▲7八金
24.▽7二銀
34.▽4五歩
25.▲9九玉
35.▲3六歩
26.▽6四歩
36.▽9五歩
27.▲8八銀
37.▲2四歩
28.▽7四歩
38.▽2四同歩
29.▲5八金右
39.▲3五歩
30.▽7三桂
40.▽3五同歩

 
お昼休憩前棋譜

出典:連盟モバイル
矢野七段は穴熊かと思いきや、美濃囲い、藤井四段は居飛車穴熊。

対局はノーマル四間飛車。

※藤井四段、矢倉七段のノーマル四間飛車は少し意外だったそうです

藤井四段昼食後、約1時間の考慮で37.▲2四歩。

※感想戦では、穴熊の遠さを生かそうと無理気味かもと思ったものの踏み込んだとのこと

※5九角も検討していたそうですが37.▲2四歩

40手目棋譜

出典:連盟モバイル
藤井四段、2筋から手をつけ、駆け引きが始まりました。

41手~60手目棋譜

41.▲6五歩
51.▲7五角
42.▽6五同桂
52.▽6三銀上
43.▲3三角成
53.▲7九銀右
44.▽3三同桂
54.▽7二飛
45.▲6八銀
55.▲6六角
46.▽2五歩
56.▽3四金
47.▲7五歩
57.▲2四飛
48.▽7五同歩
58.▽2二飛
49.▲6六角
59.▲3七桂
50.▽4三金
60.▽2四飛

 
60手目棋譜

出典:連盟モバイル
角交換へ(43.▲3三角成~44.▽3三同桂)。

形勢はほぼほぼ互角。

矢倉七段46.▽2五歩で、約1時間半の大長考です。

※感想戦では、45.▲6八銀とされて解らなくなってしまった

※46.▽2五歩としたけれども、調べればもう少しましな順があったかもしれないとのこと

60手目で夕食休憩へ。

残り時間は藤井四段3時間程、矢倉七段2時間半ほどとなっています。

形勢はほぼほぼ互角。

これから終盤戦に入っていくと思われます。

難しい局面です。

61手~80手目棋譜

61.▲2五桂
71.▲5三成桂
62.▽7七歩
72.▽5二銀
63.▲6八金寄
73.▲5四成桂
64.▽2一飛
74.▽5九飛
65.▲5五歩
75.▲6四成桂
66.▽4三銀
76.▽6七角成
67.▲3三桂成
77.▲7四桂
68.▽2八飛成
78.▽
69.▲4三成桂
79.▲
70.▽8五角
80.▽

 
62.▽7七歩(先手陣の急所)の時点で、形勢ほぼほぼ互角、若干藤井四段持ちという局面です。

矢倉七段64.▽2一飛。

▽7七歩は好手でしたが、▲5五歩を軽視しました・・でしょうか?

※感想戦では、64.▽2一飛でもう少し粘る順があったかもしれない

※ただ、それでも自信はないとのこと

ここから形勢は一気に藤井四段の流れに。

戦いは終盤戦の終盤へ。

73.▲5四成桂(好手)はもう読み切っている1手で、形作り・・・?
※さすがの1手と解説
※解説では▲5四歩が検討されていました

投了図

出典:連盟モバイル

77手まで。

矢倉七段投了となりました。

これで藤井四段は8勝0敗。

次の順位戦対戦相手は梶浦宏孝四段となっております。

藤井聡太四段と矢倉規広七段の対局前後のコメント

藤井四段

『昇級はあまり意識せず、目の前の1局1局に全力をつくしたい』

矢倉七段

『途中から大差になってしまった。もう少し粘ることができる手があったかもしれない』

矢倉七段、藤井四段お疲れ様でした。

藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??

【1月25日】VS村田智弘六段【第66期王座戦】

棋戦名
第66期王座戦
対局日
1月25日
対局相手
対局場所
関西将棋会館
持ち時間
各5時間
開始時間
午前10:00~

 
★中継情報

となっております.+:。(´ω`*)