8/31の新人王戦で近藤誠也五段に勝利し、本局準決勝戦。

藤井聡太七段の次戦対戦相手は青嶋未来五段となっています。

持ち時間各3時間、両者初手合。

114手まで、藤井聡太七段の勝利となりました。

決勝戦は出口若武三段と三番勝負となります。

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目次

藤井聡太七段VS青嶋未来五段、対局結果と棋譜

先手番:青嶋未来五段後手番:藤井聡太七段戦 型:矢倉

1手~20手目棋譜

1.▲7六歩
11.▲5六歩
2.▽8四歩
12.▽3二金
3.▲6八銀
13.▲4八銀
4.▽3四歩
14.▽5二金
5.▲7七銀
15.▲7八金
6.▽6二銀
16.▽5四歩
7.▲2六歩
17.▲3六歩
8.▽4二銀
18.▽4一玉
9.▲2五歩
19.▲4六歩
10.▽3三銀
20.▽3一角

 
20手目棋譜

出典:連盟モバイル
青嶋五段、珍しく矢倉・・・

21手~40手目棋譜

21.▲3七桂
31.▲6六銀
22.▽4四歩
32.▽6四銀
23.▲4七銀
33.▲3八玉
24.▽8五歩
34.▽8六歩
25.▲2九飛
35.▲8六同歩
26.▽4三金右
36.▽8六同飛
27.▲4八玉
37.▲4八金
28.▽1四歩
38.▽4二角
29.▲1六歩
39.▲9六歩
30.▽5三銀
40.▽8二飛

 
青嶋五段は得意の右玉へ。

出典:連盟モバイル



 
40手目棋譜

出典:連盟モバイル

41手~60手目棋譜

41.▲8七歩
51.▲5七歩
42.▽3一玉
52.▽3五歩
43.▲5五歩
53.▲3五同歩
44.▽5五同歩
54.▽3六歩
45.▲5五同銀
55.▲8八角
46.▽5五同銀
56.▽7四歩
47.▲5五同角
57.▲4七金
48.▽5六歩
58.▽3七歩成
49.▲5六同銀
59.▲3七同玉
50.▽5二飛
60.▽7五歩

 
右玉対金矢倉。青嶋五段仕掛けたいところですが、後手陣もがっちりしているので、攻めが難しいところ。
※解説では、5五歩ですかねぇ?と検討されていましたが、その通り43.▲5五歩

48.▽5六歩まで、若干後手(藤井七段(当時))ペースといったところでしょうか。。

そして、同銀と敢えて取らせて50.▽5二飛と回り、56.▽7四歩~60.▽7五歩で歩切れも解消。

60手目棋譜

出典:連盟モバイル
青嶋五段も、どうにか良い攻め筋を探したいところですね。。

61手~80手目棋譜

61.▲1五歩
71.▲4四銀
62.▽1五同歩
72.▽1七歩成
63.▲1三歩
73.▲4七玉
64.▽5四銀
74.▽5五歩
65.▲3六金
75.▲4三銀成
66.▽1三香
76.▽4三同銀
67.▲1二歩
77.▲5五角
68.▽2二銀
78.▽4四桂
69.▲5五銀打
79.▲9一角成
70.▽1六歩
80.▽3六桂

 
↓ニコ生の形勢判断(62手目)

出典:ニコ生

藤井七段(当時)、64.▽5四銀、手堅い。

出典:連盟モバイル

71.▲4四銀まで。藤井七段(当時)が差をどんどん広げている局面。

80手目棋譜

出典:連盟モバイル

81手~100手目棋譜

81.▲5八玉
91.▲6三馬
82.▽2八と
92.▽4一銀
83.▲7九飛
93.▲3六馬
84.▽7六歩
94.▽8九歩成
85.▲6六歩
95.▲8九同飛
86.▽1九香成
96.▽5六飛
87.▲8一馬
97.▲5六同歩
88.▽8八歩
98.▽6五桂
89.▲4四桂
99.▲6五同歩
90.▽4四同銀
100.▽6六桂

 
・・・すでに局面は終盤。藤井七段(当時)の寄せの前に青嶋五段が形勢逆転の妙手が出せるかどうか?といった局面。

↓ニコ生の形勢判断(88手目)

出典:ニコ生


出典:連盟モバイル

92.▽4一銀の時点から飛車を捨てる構想だったであろう流れを考えると、藤井七段(当時)の大局観が素晴らしいとAbemaTVで大平六段がコメントされておりました。

出典:連盟モバイル


出典:連盟モバイル

100手目棋譜

出典:連盟モバイル

101手~120手目棋譜

101.▲5七玉
111.▲3七玉
102.▽7八桂成
112.▽3八金
103.▲3四桂
113.▲2六玉
104.▽7五角
114.▽4八角成
105.▲6六香
115.▲
106.▽4八銀
116.▽
107.▲4八同玉
117.▲
108.▽6六角
118.▽
109.▲4七玉
119.▲
110.▽4八金
120.▽

 
114手まで。青嶋五段投了となりました。

投了図

出典:連盟モバイル

早めに形勢を優勢にし、本日完勝。

決勝戦は10月10日、出口若武三段と三番勝負です。

本局の技巧2による形勢判断

※御参考程度にどうぞ

藤井聡太七段と青嶋未来五段の対局前後のコメント

 

コメント

  • 藤井聡太七段
  • 『最後の新人王戦であることは意識せず、いつもと同じように指したい』

    『公式戦の番勝負は初めてだが、落ち着いて指せると思う、全力を尽くしたい』

  • 青嶋未来五段
  • 『作戦失敗気味でした。銀交換の後、5六歩とされてからは厳しかったと思います』

昼休明けの43.▲5五歩から銀交換した後、48.▽5六歩~50.▽5二飛で一方的な展開になってしまったようです・・

96.▽5六飛と飛車を切り、98.▽6五桂と桂馬を捨て、最後は見事に寄せきり。

この対局藤井七段(当時)、疑問手はなかったと思います・・お見事。。

藤井七段(当時)、青嶋五段、対局お疲れ様でした。

藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??

決まっているものは、順位戦ですが他の棋戦が入る可能性があります。

対局者確定&日程が決定していない対局

【10月23日】VS千葉幸生七段【第77期順位戦】

棋戦名
第77期順位戦
対局日
10月23日
対局相手
対局場所
持ち時間
各6時間
開始時間
午前10:00~

★中継情報★