9月9日決勝戦は、藤井聡太七段VS佐々木勇気六段に決定。

決勝3番勝負の内容をまとめています。

結果は、2勝1敗で藤井聡太七段優勝となりました。

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目次

藤井聡太七段VS佐々木勇気六段、対局結果と棋譜(1局目)

出典:AbemaTV先手番:佐々木勇気六段後手番:藤井聡太七段戦 型:角換わり

1手~20手目棋譜

1.▲2六歩
11.▲7七同銀
2.▽8四歩
12.▽2二銀
3.▲7六歩
13.▲4八銀
4.▽3二金
14.▽3三銀
5.▲7八金
15.▲4六歩
6.▽8五歩
16.▽6二銀
7.▲7七角
17.▲4七銀
8.▽3四歩
18.▽7四歩
9.▲6八銀
19.▲3六歩
10.▽7七角成
20.▽4二玉

 

21手~40手目棋譜

21.▲5六銀
31.▲6六歩
22.▽1四歩
32.▽6二金
23.▲9六歩
33.▲7九玉
24.▽9四歩
34.▽8一飛
25.▲1六歩
35.▲3七桂
26.▽6四歩
36.▽5四銀
27.▲6八玉
37.▲4五歩
28.▽7三桂
38.▽6五歩
29.▲5八金
39.▲6五同歩
30.▽6三銀
40.▽6五同銀

 

41手~60手目棋譜

41.▲6四歩
51.▲5六歩
42.▽5四銀
52.▽6四銀
43.▲5五銀
53.▲4六角
44.▽5五同銀
54.▽6三歩
45.▲6三歩成
55.▲3五歩
46.▽5一玉
56.▽3五同歩
47.▲4七金
57.▲3五同角
48.▽5四銀
58.▽3九角
49.▲6二と
59.▲3八飛
50.▽6二同玉
60.▽8四角成

 
佐々木六段、41.▲6四歩

出典:連盟モバイル
解説の渡辺棋王は、佐々木六段の研究手ですかね、見たことがないとのこと。

藤井七段(当時)は冷静に銀を引き上げて、決戦を回避(42.▽5四銀)。

出典:連盟モバイル
渡辺棋王が、佐々木六段の顔は、予定通りという表情でしょうか?とのこと。確かにそのように感じました(^_^;

佐々木六段が、45.▲6三歩成として、渡辺棋王がプロで言うところの、どっちかが倒れているという局面でしょうかとのこと。

そして藤井七段(当時)、顔面受け。46.▽5一玉と玉で受けます・・・と同時に佐々木六段の表情が一変・・・(^_^;解りやすかったです。

出典:連盟モバイル
先手の佐々木六段は攻め続けないとまずく、研究手に藤井七段(当時)にうまく対応され、歩がない状況。

藤井七段(当時)もいきなり攻めていくと、先手の反動が厳しそうで難しい局面。

61手~80手目棋譜

61.▲2五桂
71.▲5七金
62.▽6五桂
72.▽8四馬
63.▲3三桂成
73.▲6五銀
64.▽3三同桂
74.▽6五同銀左
65.▲6六歩
75.▲6五同桂
66.▽7七桂成
76.▽6五同銀
67.▲7七同桂
77.▲8二銀
68.▽3四歩
78.▽2一飛
69.▲4六角
79.▲3四飛
70.▽6六馬
80.▽6六桂

 

出典:連盟モバイル
終盤戦、藤井七段(当時)が佐々木六段の攻撃を受けている状況。藤井七段(当時)は全部させて駒を蓄え、手番がくれば持ち駒を活かして先手玉を寄せれば、とりあえず大丈夫な局面。

ただ、手が広く攻めるのか?受けるのか?⇒一番強い攻め、80.▽6六桂。

81手~100手目棋譜

81.▲6六同金
91.▲6九玉
82.▽6六同馬
92.▽7七桂
83.▲6四桂
93.▲7七同金
84.▽6四同歩
94.▽6八歩
85.▲6四同飛
95.▲6八同角
86.▽5二玉
96.▽7七銀不成
87.▲7三銀成
97.▲6二飛成
88.▽6七桂
98.▽
89.▲6七同金
99.▲
90.▽8八銀
100.▽

 
佐々木六段、83.▲6四桂。

出典:連盟モバイル
※終了後、この83.▲6四桂を読まれていなかったようです(^_^;・・ここから間違えてしまったとのこと

97手まで、藤井七段(当時)投了となりました。

投了図

出典:連盟モバイル

技巧2による形勢判断

※御参考程度にどうぞ

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藤井聡太七段VS佐々木勇気六段、対局結果と棋譜(2局目)

出典:AbemaTV先手番:藤井聡太七段後手番:佐々木勇気六段戦 型:その他

1手~20手目棋譜

1.▲2六歩
11.▲7七角
2.▽8四歩
12.▽7四歩
3.▲7六歩
13.▲3六歩
4.▽3二金
14.▽7三銀
5.▲7八金
15.▲3五歩
6.▽1四歩
16.▽1三角
7.▲2五歩
17.▲3七銀
8.▽6二銀
18.▽3五角
9.▲3八銀
19.▲4六銀
10.▽8五歩
20.▽4四角

 
佐々木六段は1三角~3五角で3五の歩をタダ取り、歩得、藤井七段(当時)は銀をで繰り出し(37⇒46⇒55)手得。

21手~40手目棋譜

21.▲5五銀
31.▲4八金
22.▽3五角
32.▽3四歩
23.▲6八銀
33.▲2四歩
24.▽1三角
34.▽2四同歩
25.▲1六歩
35.▲2四同飛
26.▽2二角
36.▽3三金
27.▲6九玉
37.▲2九飛
28.▽4一玉
38.▽2四歩
29.▲3七桂
39.▲4六銀
30.▽5二金
40.▽2三金

 
佐々木六段、36.▽3三金。

出典:連盟モバイル
解説の渡辺棋王はこれがどうだったか・・・とのこと。結果まとめ辛くなったのでは・・

その後40.▽2三金と立て直しを図りますが、藤井七段(当時)の41.▲3五歩~の追撃が始まります。

41手~60手目棋譜

41.▲3五歩
51.▲2七飛
42.▽7七角成
52.▽3四金
43.▲7七同銀
53.▲2二飛成
44.▽4四歩
54.▽3三角
45.▲3四歩
55.▲2六龍
46.▽3六歩
56.▽4五歩
47.▲2五桂
57.▲3五銀
48.▽2五同歩
58.▽3五同金
49.▲2五同飛
59.▲3五同龍
50.▽3二銀
60.▽4三金

 

出典:連盟モバイル


出典:連盟モバイル

61手~80手目棋譜

61.▲3六龍
71.▲
62.▽6四銀
72.▽
63.▲6一角
73.▲
64.▽3四歩
74.▽
65.▲2七龍
75.▲
66.▽4二飛
76.▽
67.▲2二歩
77.▲
68.▽5五角
78.▽
69.▲2一歩成
79.▲
70.▽
80.▽

 

出典:連盟モバイル

69手まで、佐々木六段投了となりました。

投了図

出典:連盟モバイル

技巧2による形勢判断

※御参考程度にどうぞ

藤井聡太七段VS佐々木勇気六段、対局結果と棋譜(3局目)

出典:AbemaTV先手番:佐々木勇気六段後手番:藤井聡太七段戦 型:その他(相雁木?)

1手~20手目棋譜

1.▲2六歩
11.▲4八銀
2.▽8四歩
12.▽4二銀
3.▲7六歩
13.▲4六歩
4.▽3二金
14.▽6二銀
5.▲7八金
15.▲4七銀
6.▽8五歩
16.▽4三銀
7.▲7七角
17.▲5六銀
8.▽3四歩
18.▽5四歩
9.▲6八銀
19.▲6九玉
10.▽4四歩
20.▽5三銀

 

21手~40手目棋譜

21.▲3六歩
31.▲2四歩
22.▽7四歩
32.▽2四同歩
23.▲6六歩
33.▲2四同飛
24.▽4一玉
34.▽2三歩
25.▲6七銀上
35.▲2八飛
26.▽5二金
36.▽5五歩
27.▲5八金
37.▲4七銀
28.▽7三桂
38.▽8四飛
29.▲2五歩
39.▲9五角
30.▽6四銀
40.▽8三飛

 

41手~60手目棋譜

41.▲5九角
51.▲2九飛
42.▽8四飛
52.▽9五歩
43.▲7七金
53.▲1六歩
44.▽3一角
54.▽7五歩
45.▲7八玉
55.▲1五歩
46.▽9四歩
56.▽7六歩
47.▲2六角
57.▲7六同銀
48.▽5三角
58.▽8六歩
49.▲3七桂
59.▲8六同歩
50.▽3三桂
60.▽8五歩

 
藤井七段(当時)、猛攻へ(58.▽8六歩)。

出典:連盟モバイル

61手~80手目棋譜

61.▲8五同歩
71.▲9六同金
62.▽8五同桂
72.▽8六歩
63.▲8六金
73.▲8六同金
64.▽9七桂成
74.▽2四香
65.▲8五歩
75.▲2五歩
66.▽8一飛
76.▽2五同桂
67.▲9七香
77.▲6九飛
68.▽9六歩
78.▽3七桂成
69.▲9六同香
79.▲3七同角
70.▽9六同香
80.▽7四桂

 

81手~100手目棋譜

81.▲9六金
91.▲7八玉
82.▽7五銀
92.▽2七香成
83.▲6七銀
93.▲4八角
84.▽7七歩
94.▽9六歩
85.▲7七同玉
95.▲9八歩
86.▽9五歩
96.▽8五飛
87.▲9七金
97.▲8七歩
88.▽8六銀
98.▽4二角
89.▲8六同金
99.▲7六銀打
90.▽8六同角
100.▽8一飛

 
佐々木六段、持ち時間も5秒ほどで、飛車も隠居状態。受けきるのが大変な状況で、渡辺棋王も泣きそうな局面・・・とのこと。

出典:連盟モバイル

佐々木六段、受けきりそう・・


出典:連盟モバイル
佐々木六段もこの辺りは盛り返してきたと思われたようです。

101手~120手目棋譜

101.▲7五歩
111.▲8八歩
102.▽8六歩
112.▽8六歩
103.▲7四歩
113.▲7六銀左
104.▽8七歩成
114.▽8七金
105.▲8七同銀
115.▲6八玉
106.▽7七歩
116.▽8八馬
107.▲7七同桂
117.▲7八香
108.▽9七歩成
118.▽7七金
109.▲9七同歩
119.▲7七同香
110.▽9七同角成
120.▽8七歩成

 
藤井七段(当時)、106.▽7七歩。

出典:連盟モバイル

※対局後、対局中は、8八玉にどうなるかまだ解りませんでしたが、結果こうできたのが勝因だったかと思いますとのことでした

渡辺棋王も8八玉でどうだったか?と解説で言われていましたが、その後感想戦で検討していたら、8七飛成で対応できることが解ったため、結果、この106.▽7七歩が勝因。

121.▲8七同銀
122.▽8七同飛成

122手まで、佐々木六段投了となりました。

投了図

出典:連盟モバイル

技巧2による形勢判断

※御参考程度にどうぞ(8一飛で形勢は確かに戻っていますが、その後藤井七段(当時)が攻め切って勝利)

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藤井聡太六段と の対局前後のコメント

 

コメント

  • 藤井聡太七段
  • 『佐々木六段は、非常に攻めが鋭く、早指しでも手がよく見えるという印象です』

    『終盤乱れたのが悔やまれます。最後6四桂を読んでいなくて、そこから間違えてしまいました。(1局目)』

    『繋がるかどうかきわどい攻めでしたが、攻めつなげることができて良かったです。(3局目)』

  • 佐々木勇気六段
  • 『四段の頃からと比べると、将棋の作りが変わってきています。成長している最中という印象。楽しみでもあるし、どうなるかという怖さもあります』

    『ずっと苦しくて逆転勝ちでしたが、受けが強くなっていて自分の攻めを受け止められてしまった。あまり勝てたという気がしません。(1局目)』

    『読みのスピードが速いと感じたので、それについていくしかない、1局目も何で勝てたのか解らないという感じ』

    『冴えない将棋を指してしまったので、3局目修正したいと思います。』

藤井聡太六段の次の対局予定はいつ??

【9月14日】VS山崎隆之八段【第60期王位戦】

棋戦名
第60期王位戦
対局日
9月14日
対局相手
対局場所
関西将棋会館
持ち時間
各4時間
開始時間
午前10:00~

★中継情報★

  • 携帯アプリは恐らく10:00~
  • Abematv9:30~
  • ※解説:中村修九段、高野秀行六段
    ※聞手:本田小百合女流三段、中村桃子女流初段

  • ニコ生9:50
  • ※解説:飯島栄治七段
    ※聞手:貞升南女流初段

となっております.+:。(´ω`*)