11月2日に行われた藤井聡太四段VS脇謙二八段の対局結果をまとめています。
10月26日の15分対局銀河戦以来の対局なのでお久しぶりな感じですね(*''ω''*)
対局時間は各6時間。
70手まで。
藤井四段の勝利です。
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藤井聡太四段VS脇謙二八段対局結果と棋譜
先手番:脇謙二八段後手番:藤井聡太四段戦 型:相掛かり
本局は振駒ではなく、藤井聡太四段が後手番です。
脇八段は棒銀模様へ展開。
1手~20手目棋譜
1.▲2六歩
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11.▲2六飛
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2.▽8四歩
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12.▽7二銀
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3.▲2五飛
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13.▲1六歩
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4.▽8五歩
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14.▽1四歩
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5.▲7八金
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15.▲3八銀
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6.▽3二金
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16.▽6四歩
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7.▲2四歩
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17.▲7六歩
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8.▽2四同歩
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18.▽8六歩
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9.▲2四同飛
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19.▲8六同歩
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10.▽2三歩
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20.▽8六同飛
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21手~40手目棋譜
21.▲8七歩
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31.▲2五銀
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22.▽8二飛
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32.▽5二玉
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23.▲4六歩
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33.▲3四銀
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24.▽6三銀
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34.▽8八角成
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25.▲4七銀
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35.▲8八同銀
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26.▽7四歩
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36.▽2二銀
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27.▲3六銀
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37.▲4五銀
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28.▽8五飛
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38.▽7三桂
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29.▲2八歩
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39.▲6六歩
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30.▽3四歩
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40.▽6二金
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脇八段がうまく指されているという状況ですが、形勢判断はほぼほぼ互角。
藤井四段の26.▽7四歩は田村康介七段も以外な1手とのこと。
※その後、佐々木勇気六段も脇八段もそう感じたと思いますとのこと
37.▲4五銀、脇八段はじっくり指していかれたい様子です。
※攻める展開もありましたが駒組を入念に
41手~60手目棋譜
41.▲7七銀
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51.▲3六銀
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42.▽8一飛
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52.▽5六歩
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43.▲5八金
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53.▲5五歩
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44.▽5四歩
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54.▽3八歩
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45.▲6八玉
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55.▲3八同飛
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46.▽5五歩
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56.▽4九角
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47.▲6七金右
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57.▲3九飛
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48.▽3三銀
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58.▽6七角成
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49.▲5六歩
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59.▲6七同金
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50.▽4四歩
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60.▽8七飛成
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▽8一飛で大体後手陣の陣形は整った形。
藤井四段は歩得の先手陣の陣形が整う前にどこかで攻めていきたい展開。
脇八段は歩得なので、どこかで攻めたい展開ですが藤井陣が整っているところでなかなか難しい様子。
出典:連盟モバイル
藤井四段の46.▽5五歩が大胆かつ、かなり思い切った1手。
※この辺~流れが藤井四段へ変わっていきました
ここから数手で攻防へ展開していくと思われます。
※藤井四段の54.▽3八歩の時点で、Abema解説では佐々木勇気六段が6:4で脇八段優勢ではないかとのこと
※見解に色々差はあるようです
脇八段が約35分長考の末に55.▲3八同飛。
佐々木六段が解説交代後にパタパタと駒が進み・・・
藤井四段は角金交換の代償に60.▽8七飛成と飛車をさばきます。
ここまでの局面で、藤井四段が指せそうな予感もしますが形勢はまだ解りません。
出典:連盟モバイル
61手~80手目棋譜
61.▲8八歩
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71.▲
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62.▽8四龍
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72.▽
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63.▲5六金
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73.▲
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64.▽7五歩
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74.▽
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65.▲6七角
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75.▲
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66.▽6五歩
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76.▽
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67.▲2二歩
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77.▲
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68.▽2二同金
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78.▽
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69.▲4五歩
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79.▲
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70.▽6四銀
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80.▽
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この局面は藤井四段優勢だと思われます。
ただ、油断は禁物です。
出典:連盟モバイル
藤井四段62.▽8四龍の時点で、▽7八金で攻める手段はせず。
※この時点で持久戦が予想されたため、解説の佐々木六段によると解説陣からは悲鳴があがったそうです(^^;
佐々木六段の解説によると脇八段の63.▲5六金で歩を取りたい気持ちは解るけれども、他の指し手も考えられたかも・・・
※▲4七銀⇒▽4八金と金は打たれてしまうけれども、▲7九飛⇒▽4七金、▲2五角と角を打てば一応金と王取りなので、金を手持ちに何かすることができたかもしれない
藤井四段が65.▲6七角の後に、7六歩と取らずにもう一度66.▽6五歩としたのが上手かったそうです。
この辺りは、藤井四段が自陣形勢が良いのを提示していて、脇八段の指し手に委ねている状況とのことでした。
※委ねてられているものの攻める手段がない
順位戦はやはり攻めて勝利、というよりも手堅くいかれる印象です。
金を手持ちにキープしたままなので、いずれは指されるという先手陣へのプレッシャーもあり、その後迫る手段のない脇八段が潔く投了。
という感じだと思われます。。
70.▽6四銀で田村康介七段が藤井四段7:3で優勢と解説した時点で、脇八段投了となりました。
出典:連盟モバイル
急な投了でまた( ゚Д゚)驚かされましたね。
藤井四段も驚いたと思います。
小林九段依頼の早々投了でした。。
藤井聡太四段と脇謙二八段の対局前後のコメント
藤井聡太四段
『ここまで全勝で来ることができたので、残り4戦、全力を尽くしたい。順位戦に参加するからには昇級を目指すのは当然。全勝はもちろん難しい事と思いますが、そこを目指して一局一局、頑張っていきたい。』
『軽率な一手があり、苦しくなったが、中盤からは優勢とまではいかないけど、かなり盛り返せたかなと思います。』
※28.▽8五飛のことでしょうか(; ・ω・)
脇謙二八段
『具体的によくする手が難しかった。もう少し競り合いたかった。』
とコメントされていたようです(> <;)
次回の順位戦は高野智史四段との対局になります☆
脇八段、藤井四段お疲れ様でした(*''ω''*)
11月2日時点での6勝0敗の棋士
1位:増田康宏四段(現五段)
2位:藤井聡太四段
3位:今泉健司四段
※現時点ではこのようになっています。残す対局あと4局!
藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??
正式に公表されているものは以下のとおりです。
【11月21日】VS平藤眞吾七段【王座戦】
棋戦名 | 王座戦 |
対局日 | 11月21日 |
対局相手 | 平藤眞吾七段 |
対局場所 | - |
持ち時間 | 各5時間 |
開始時間 | 午前10:00~ |
★中継情報
- 未定