第33期竜王戦決勝トーナメント、藤井棋聖(当時)vs丸山九段の対局模様をまとめています。

勝者は1組2位、佐藤和俊七段との対局が決定しています。

竜王戦トーナメント現状はこちら
 

スポンサーリンク

目次

藤井聡太棋聖VS丸山忠久九段、対局結果

先手番:丸山忠久九段後手番:藤井聡太棋聖戦 型:角換わりその他

今期後手番角換わりは3-0
後(24勝6敗-勝率:0.8000)

藤井聡太棋聖の戦型データを確認する

~20手目

 

残:丸山九段⇒4:38 藤井棋聖(当時)⇒4:19

~40手目

21.▲15銀
22.▽45角打
23.▲68玉
24.▽73銀
25.▲38角打
26.▽22銀
27.▲24歩
28.▽同歩
29.▲同銀
30.▽23歩打
31.▲15銀
32.▽54角
33.▲78金
34.▽64銀
35.▲46歩
36.▽44歩
37.▲26銀
38.▽75歩
39.▲同歩
40.▽同銀

 
25.▲38角打まで、昼休へ。

丸山九段が棒銀を採用。

昼休前棋譜※25.▲38角打

残:丸山九段⇒4:12 藤井棋聖(当時)⇒4:07

藤井棋聖(当時)「肉豆腐弁当(ご飯少なめ)」、丸山九段「チキン南蛮弁当・肉豆腐弁当(大盛そうめん)」え・・( ゚Д゚)ダブル?

↓こういうことみたい、どういうこと?

出典:AbemaTV

※ハプニングがあり、食べることができなかったようで・・千日手の中休憩で食べることができた・・・?

AbemaAIは先手48%、後手52%、水匠(-18)。

仕掛けるなら後手は75歩、怖いけれども同歩⇒同銀、おそらく76歩と打つ手が後手は気になる手で、ここで86歩と76同銀と2通りの道がある。

三枚堂七段によると、86歩の場合、同歩⇒75歩と部分的に取ると87歩成で8筋突破されてしまって、悪くなりがち。

86同銀のとき、83歩と打つ手が厳しくて、77銀成⇒同桂、8筋、歩と銀の交換にはなるけども、後手の方が損害が大きい可能性がある、相手玉を薄くしたというよりも、逆に反撃されちゃうような・・・72飛と飛車を逃げるくらい、場合によっては82銀と打ってくるような手も・・左辺を攻めて行かれると、玉を33などに逃げたときに後悔・・壁が邪魔になって逃げきれないという展開も・・ある・・壁銀は悪い形とのこと。

実際に82銀とすぐされるかは不明、イメージとしてはあるそうです。

76同銀の場合、同角⇒65銀打、これでセーフ。同角として、65角、先手不満なし。

後手は、75歩を権利にして力を貯めて囲いを42玉、33銀とか整備する手が考えられるとのこと。

38.▽75歩で約80分の考慮。

40手目棋譜

残:丸山九段⇒4:03 藤井棋聖(当時)⇒2:23

~60手目

41.▲76歩打
42.▽86歩
43.▲同歩
44.▽同銀
45.▲83歩打
46.▽77銀
47.▲同桂
48.▽72飛
49.▲65銀
50.▽43角
51.▲74銀
52.▽54角
53.▲65銀
54.▽43角
55.▲74銀
56.▽54角
57.▲65銀
58.▽43角
59.▲74銀
60.▽54角

 
47.▲同桂まで、AbemaAI先手54%、後手46%、水匠(120)。。。55.▲74銀まで、(ё)ん?千日手?角と銀が行ったり来たり・・・

中座七段によると、丸山九段、1手損角換わり得意なので対策万全でしょうし、先後入れ替わっても不満ないのかもしれませんとのこと。

それと、丸山九段も26銀の負担が大きく千日手にした可能性もあり、後手も74銀の局面で良い手が指せないと辛い、金も上がり辛い。

60手目棋譜

残:丸山九段⇒3:59 藤井棋聖(当時)⇒1:34

~80手目

61.▲65銀
62.▽
63.▲
64.▽
65.▲
66.▽
67.▲
68.▽
69.▲
70.▽
71.▲
72.▽
73.▲
74.▽
75.▲
76.▽
77.▲
78.▽
79.▲
80.▽

 
千日手成立。先後入れ替わり、30分後~指し直し、残時間、丸山九段3:59、藤井棋聖(当時)1:34(;'∀')ギャー!!!

千日手棋譜

 

スポンサーリンク

藤井聡太棋聖VS丸山忠久九段、対局結果(千日手局)

先手番:藤井聡太棋聖

後手番:丸山忠久九段

戦 型:1手損角換わり
藤井棋聖(当時)⇒1:34
丸山九段⇒3:59

戦型は1手損角換わり
先(3勝0敗-勝率:1.0000)

~20手目

 
20手目棋譜

残:藤井棋聖(当時)⇒3:57 丸山九段⇒3:57

~40手目

21.▲77銀
22.▽94歩
23.▲96歩
24.▽32金
25.▲26銀
26.▽45銀
27.▲35歩
28.▽85歩
29.▲68金
30.▽42玉
31.▲46歩
32.▽同銀
33.▲34歩
34.▽同銀
35.▲56歩
36.▽33歩
37.▲48飛
38.▽45歩
39.▲38飛
40.▽74角打

 
夕休へ※31.▲46歩

残:藤井棋聖(当時)⇒0:35 丸山九段⇒3:31

夕食は共に鳩やぐらさん(ここのみ開いてるみたい)「チキンガーリックバター焼き弁当」丸山九段はご飯大盛・・

形勢は先手52%、後手48%、水匠2(150)。

40手目棋譜

残:藤井棋聖(当時)⇒0:20 丸山九段⇒2:36

AbemaAI先手54%、後手46%、水匠2(55)。

~60手目

41.▲28飛
42.▽56角
43.▲24歩
44.▽同歩
45.▲37銀
46.▽55銀
47.▲36銀
48.▽74角
49.▲24飛
50.▽23歩打
51.▲26飛車
52.▽46歩
53.▲88玉
54.▽95歩
55.▲同歩
56.▽97歩打
57.▲35歩打
58.▽43銀
59.▲75歩
60.▽65角

 
60手目棋譜

残:藤井棋聖(当時)⇒0:02 丸山九段⇒1:33

~80手目

61.▲97香
62.▽98歩
63.▲78金
64.▽99歩成
65.▲同玉
66.▽86歩
67.▲同歩
68.▽74歩
69.▲66歩
70.▽54角
71.▲67角
72.▽47歩成
73.▲同銀
74.▽75歩
75.▲88玉
76.▽65歩
77.▲同歩
78.▽73桂
79.▲56銀
80.▽同銀

 
65.▲同玉まで、AbemaAI先手51%、後手49%。。水匠2(22)、時間が・・・

丸山九段、66銀~の攻めが検討されていましたが、ひとまず見送り、72.▽47歩成。

80手目棋譜

残:藤井棋聖(当時)⇒0:01 丸山九段⇒0:44

~100手目

81.▲同角
82.▽55銀打
83.▲23角成
84.▽25歩打
85.▲同飛
86.▽36角
87.▲28飛
88.▽23金
89.▲同飛成
90.▽58角成
91.▲21龍
92.▽69角打
93.▲79金打
94.▽65桂
95.▲69金
96.▽同馬
97.▲31銀打
98.▽51玉
99.▲73角打
100.▽62金

 
81.▲同角⇒同飛の方が有力(悔やまれる1手)、そして丸山九段の手厚い82.▽55銀打、互角ペースでしたが、ここ~丸山九段ペース・・

藤井棋聖(当時)、83.▲23角成、AbemaAIは先手39%、後手61%。。(ソフト推奨は38角、45銀)

※82.▽55銀打や84.▽25歩打~86.▽36角の筋の見落とし?

91.▲21龍まで、AbemaAI先手20%、後手80%、水匠2(-926)。

藤井七段(当時)も97.▲31銀打と粘りますが、丸山九段は間違わず(51?52?)98.▽51玉。

~100手目

残:藤井棋聖(当時)⇒0:01 丸山九段⇒0:15

~120手目

101.▲55角成
102.▽77桂成
103.▲同馬
104.▽66金打
105.▲87馬
106.▽76銀打
107.▲42銀成
108.▽同玉
109.▲51銀打
110.▽52玉
111.▲96馬
112.▽85銀打
113.▲55桂打
114.▽78馬
115.▲同馬
116.▽87金打
117.▲
118.▽
119.▲
120.▽

 
113.▲55桂打、13手詰め。

116手まで、藤井棋聖(当時)投了。

投了図

※形勢図

※ご参考程度にどうぞ

※竜王戦現状

 

スポンサーリンク

藤井聡太棋聖と丸山忠久九段の対局前後のコメント

 

局後インタビュー
  • 藤井聡太棋聖
  • 『(対局前)丸山九段は序盤巧者なので、駒組負けしないように早い段階から集中して指したい。』

    『(対局後)早い段階で形勢を損ねてしまって、苦しい展開にしてしまったのかなと思います。』

    『(対局後)常に押されていたのかなという気がします。』

    『(対局後)こちらが千日手を許してもらえるかという感じになってしまったので、仕掛けがどうだったかという可能性はあるかなと思います。』

    『(対局後)時間の面では不利でしたけど、そうですね・・それは割り切って指そうという風に思っていました。』

    『(対局後)残念ではありますが、しっかり反省して来年また頑張りたいと思います。』

  • 丸山忠久九段
  • 『(対局前)藤井七段(当時)は、とても充実している大変な強敵です。得意戦法を改良して、精一杯指します。』

    『(対局後)最後までずっと解からなくて、最後残ってたのか・・残ってたかどうか分からないんですけど・・』

    『(対局後)千日手局は、端を突いた手(16歩)が、1手得なんですけど、むしろ角が出れなくて、マイナスになっちゃったんじゃないかと思って、それでしょうがないのかなと・・』

    『(対局後)時間はあったけれども、形勢が良いとは言えなかったので・・』

    『(対局後)今後強敵ばかりなのでベストを尽くして頑張ります。』

 

藤井聡太棋聖の次の対局予定※7/25 Abemaトーナメント

【7月25日】VSチーム天彦【第3回AbemaT本戦】

AbemaTVで17:00~生放送
※解説者:佐々木勇気七段
※聞き手:飯野愛女流初段
 

【7月29日】VS鈴木大介九段【第79期B2順位戦】

対局相手
クラス別戦績
過去対局
初手合
持ち時間
各6時間
時間別戦績
6時間棋戦通算57勝5敗(0.9193)
対局場所
開始時間
10:00~
リーグ表

中継情報

携帯アプリは10:00~
AbemaTV9:30~
※解説者:未定
※聞き手:未定
 
 
となっております.+:。(´ω`*)