第77期順位戦、藤井聡太七段VS増田康宏六段の対局です(^▽^)☆

78手まで、藤井聡太七段の勝利となりました。

6-0全勝は、11/20時点で、近藤誠也五段、杉本昌隆七段(現八段)、藤井聡太七段の3名

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目次

藤井聡太七段VS増田康宏六段、対局結果と棋譜

先手番:増田康宏六段後手番:藤井聡太七段戦 型:中飛車

1手~20手目棋譜

1.▲76歩
11.▲77角
2.▽84歩
12.▽74歩
3.▲78銀
13.▲58飛
4.▽34歩
14.▽54歩
5.▲66歩
15.▲48玉
6.▽62銀
16.▽31金
7.▲67銀
17.▲38玉
8.▽42銀
18.▽41玉
9.▲56歩
19.▲28玉
10.▽85歩
20.▽32玉

 

出典:連盟モバイル

先手、雁木と思いきや・・増田六段公式戦初のまさかの振り飛車へ・・・

出典:連盟モバイル

対する藤井七段(当時)は、舟囲いに囲えずでしたが31金型という 現代風の構え最新型で対抗。

矢倉(雁木)と角換わりが主な増田六段が中飛車へ・・相手が藤井七段(当時)でなければ雁木を選択されていたのでは・・とも思います*_*;

20手目棋譜

21手~40手目棋譜

21.▲38銀
31.▲46歩
22.▽53銀右
32.▽46同歩
23.▲78金
33.▲46同角
24.▽14歩
34.▽64歩
25.▲16歩
35.▲45歩
26.▽52金
36.▽86歩
27.▲59飛
37.▲86同歩
28.▽44歩
38.▽86同飛
29.▲68角
39.▲87歩
30.▽45歩
40.▽82飛

 
28.▽44歩まで、お互い慎重に指している印象、もちろん互角です。

40手目棋譜

出典:連盟モバイル

41手~60手目棋譜

41.▲55歩
51.▲64歩
42.▽55同歩
52.▽64同金
43.▲55同角
53.▲56銀
44.▽55同角
54.▽73桂
45.▲55同飛
55.▲46角
46.▽63金
56.▽86歩
47.▲59飛
57.▲86同歩
48.▽43歩
58.▽86同飛
49.▲65歩
59.▲62歩
50.▽54歩
60.▽65桂

 
45.▲55同飛まで、解説の八代六段によると、先手は角交換に強い陣形になっていて、後手は金銀4枚が玉側に寄っていてしっかりしていて、飛車先も切れているので、お互いに主張があり互角とのこと。


出典:連盟モバイル

じわり、じわりと藤井七段(当時)がポイントを上げつつありますが(▲62歩~△65桂)・・

出典:連盟モバイル

互いに岐路にある場面・・59.▲62歩がどうだか・・

61手~80手目棋譜

61.▲61歩成
71.▲64銀
62.▽55歩
72.▽49桂成
63.▲55同銀
73.▲49同飛
64.▽58歩
74.▽59不成
65.▲79飛
75.▲59同飛
66.▽76飛
76.▽48金
67.▲5一と
77.▲77歩
68.▽57角
78.▽56飛
69.▲57同角
79.▲
70.▽57同桂不成
80.▽

 
夕休前にパッタパタと手が進み、このまま藤井七段(当時)が押し切るか・・局面は藤井七段(当時)優位です。

解説の中村七段と八代六段によると、後手に何かありそうだけれども、5一とまで見ると先手もまだまだどうにかできそうな局面とのこと。

出典:連盟モバイル

5一とがかなり厳しいと思われましたが、次手の5七角~がさらに厳しく藤井七段(当時)優勢へ。

夕休開~急転直下・・増田六段投了となりました。

出典:連盟モバイル

技巧2による形成判断

※ご参考程度にどうぞ

自身の対局は19時半ごろ終局しましたが、師匠の勝ちを見届けてから帰宅されたようです^^

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藤井聡太七段と増田康宏六段の対局前後のコメント

 

コメント

  • 藤井聡太七段
  • 『31金型の硬さが生きる展開になってきたので、難しかったですが、徐々に指しやすくなってきたかなとは思いました。』

    優勢を意識したところは?

    『65桂と調子はいいかとは思っていましたが、優勢と感じたところはなかったです。』

  • 増田康宏六段
  • 『序盤で、雁木を予定していましたが、42銀と上がられて、雁木を警戒しているようだったので中飛車を選択しました。』

    『中盤で良い手が指せなかった。』

    『劣勢を意識したのは65桂と飛ばれた手が、どうしようもなくなっているかなと思いました。』

    『今日の将棋は内容が悪くて完敗してしまったので、次回また良い将棋がさせるようにしたいと思います。』

増田六段の公式戦初の中飛車からの指し回し、工夫も見られましたが・・・おつかれさまでした(><)

潔い投了に思わず声を上げてしまいました(;'∀')驚きすぎて・・・

藤井七段(当時)の飛車捨てにえっ?と思いましたが増田六段の投了に更にえ???

▽39角から必死がかかるんですね。。短手数でしたが内容は濃密。

藤井聡太七段、6連勝おめでとうございます。

見事な読み切りと光速の寄せが素晴らしかったです。

藤井聡太七段の次の対局予定はいつ??

【11月23日】VS斎藤慎太郎七段【第4期叡王戦本戦】

棋戦名
第4期叡王戦本戦
対局日
11月23日
対局相手
対局場所
関西将棋会館
持ち時間
各3時間
開始時間
15:00~

★中継情報★

となっております.+:。(´ω`*)