9月14日に行われた順位戦。
藤井聡太四段の対局相手は佐藤慎一五段。
持ち時間は各6時間。
午前10時~東京将棋会館にて対局です。
119手まで。
藤井聡太四段の勝利です。
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藤井聡太四段VS佐藤慎一五段対局結果と棋譜
本局は振り駒ではありませんので、先手番藤井聡太四段、後手番は佐藤慎一五段。
両者対局は角換わり模様に。
佐藤慎一五段は『銀』や『桂』を使い積極的に指していかれる狙いのようです。
定跡のない攻撃で、恐らく佐藤五段なりの対策のように思われます。
本日は長い対局なので、藤井聡太四段はじっくり堅く指していかれたい様子。
13手目の▲5八金で43分の長考となりました。
午前中~駒組の段階で、戦型は紆余曲折あり次第に矢倉模様へと展開していきました。
15:00頃棋譜
出典:日本将棋連盟
形勢はまだ序盤戦でほぼ互角です。
時間は40分ほど藤井聡太四段の方が多く消費されています。
その後藤井聡太四段▲4八銀。
佐藤慎一五段▽6四歩。
藤井聡太四段▲7六歩と相手の出方を見てみよう・・・
という状況です(15:43)。
50手目棋譜
出典:将棋連盟モバイル
形勢は見解に差があるようですが、中盤戦現在ほぼ互角という感じと思われます。
まだ50手なので、本日かなり長くなりそうです(^^;
19:30時点、まだ駒のぶつかり合いもなくほぼ互角・・・
55手目棋譜
出典:将棋連盟モバイル
藤井四段からの攻撃で、角交換。
少し攻防がありましたが、今現在20:25分落ち着いています。
現在68手目、時間差もあまりなく若干藤井聡太四段の方が指しやすそうな感じに見えますが、見解には差はあると思われます。
藤井聡太四段、本日は鉄壁です。
守りが堅い。
80手目棋譜
出典:将棋連盟モバイル
ようやく攻防開始。。
佐藤慎一五段からの攻撃を藤井聡太四段が受ける形になります。
形勢はほぼ互角。
本日は長い対局になりそうです(^^;・・・
93手目棋譜
出典:将棋連盟モバイル
ここに来て先手局の『馬』が働いてきた様子。
藤井聡太四段の方が指しやすいような局面ではあります。
※ここは見解に差はないように思われます
ただ、油断はもちろん許されない状況です(勿論ですが)。
22:30頃、持ち時間に大差はありません。
佐藤慎一五段の94手目玉頭の8六銀からの藤井聡太四段▲4五馬。
出典:将棋連盟モバイル
このあたりでは藤井四段恐らく後手の8六銀を早々に打ち歩詰めと読み切っておられたと思います。
99手目▲3三歩辺りでははっきりと読みきっていましたかね・・
と同時に藤井聡太四段が盤面を食い入るように見出しました。
119手まで。
佐藤慎一五段投了となりました。
投了棋譜
出典:将棋連盟モバイル
藤井聡太四段の『馬』が最後に効いてきました。
『角』と『馬』の差。
消費時間は藤井聡太四段5時間56分、佐藤慎一五段5時間44分。
どこが敗因か勝因なのか解りづらい対局でしたが、ねじり合いが続き藤井聡太四段の勝利となりました。
久し振りに藤井聡太四段らしい鮮やかな終盤力だったような気がします(o^^o)
戦績も気になるけれど、良い対局になるといいなと思っていましたが、なりましたね!(o^^o)♪
藤井聡太四段と佐藤慎一五段の対局前後のコメント
佐藤慎一五段のツイートより・・・
出典:https://twitter.com
対局前神社へ全力で良い将棋ができるように祈願へ行かれておりました。
対局後もお礼と変わらぬ祈願をされたようです。
たしかに44手目で▽7三桂は勢いのある攻め筋だったようです・・・
ここで11分ほど考慮後▽6五同銀を選択。
一気に攻めず歩交換後、自陣の体制をもっと整えるという選択をされたのですよね。。。
しかし、いち観戦者としましては、見ごたえある将棋だったと思っています。
藤井聡太四段
『少し作戦負けかなとは思ってました。』
『最後まで分からなかった。4連勝できたし昇級を目指して頑張っていきたい。』
『最初に幸運にも勝ちが続いたのが大きかった。実力で勝てるよう頑張りたい。』
どこまでも謙虚です。。
藤井聡太四段、佐藤慎一五段、記録係の方、お疲れ様でした。。
本局は恐らく藤井聡太四段の一番長い時間対局になったと思われます。
終局が11時頃でした。。
学校・・・行けましたかね・・・
藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??
対局日 | 9月20日 |
対局相手 | 小林健二九段 |
対局場所 | 関西将棋会館 |
持ち時間 | 各5時間 |
開始時間 | 午前10:00~ |
★中継情報