8月22日に朝日杯将棋オープン戦一次予選第3回戦で、藤井聡太四段VS竹内雄悟四段の対局がありました。
第2回戦の藤井聡太四段VS大石直嗣六段の対局は藤井聡太四段の勝利。
引き続き午後2時~竹内雄悟四段との第3回戦です。
関西将棋会館で10時~持ち時間は4時間。
勝者は激戦の末藤井聡太四段の勝利です。
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朝日杯将棋オープン戦第3回戦対局結果と棋譜
藤井聡太四段・・・また後手番!
対局は竹内四段、振り飛車穴熊VS藤井四段、居飛車左美濃の戦いへ。
序盤戦から飛車交換で打ち合う形になりました。
開始早々(50手台)に終盤戦なのでは??
という局面になりましたが、指してが進んでいくと竹内四段優勢になっていきました。
15:16に藤井聡太四段1分将棋へ。
竹内雄悟四段は残り6分ほど。
一進一退という感じで激戦が繰り広げられます。
そして極めつけの勝負手が。。
↓竹内雄悟四段95手目
出典:https://shogidb2.com
これに対して・・・
↓藤井聡太四段96手目▽1六同竜
出典:https://shogidb2.com
先手玉が見える形にしないと話にならないと思って勝負に出たようです。
対局後のインタビューではこれに対して竹内四段は・・・
『なるほどな・・・』
と思ったと言われていました。
まだここでは藤井聡太四段の方が劣勢なのですが、ここからかなりの激戦、攻防が続きます。
そして驚愕 です・・・
その後、146手で竹内雄悟四段投了となりました。
出典:朝日新聞DG
短期決戦になるかと思いきや、駒柱までできる長い長い対局になりました。
見ているこちらも生唾飲み込むような対局へ・・・
さすがに負けたと思う局面もありましたがさすがです。
あの形勢から、穴熊を潰す腕力。
形勢は二転三転し、ピンチの場面をなんとかしのいで藤井四段が連勝。
ピンチの局面に強い!
そして持ち前の終盤戦の強さを垣間見せたような対局。
本日藤井四段二連勝です。
自分の身の安全を常に頭に入れながら戦って竹内四段の穴熊を壊滅させるテクニックが素晴らしい限り。
豊島八段に何処まで食らいつけるか、楽しみですね!
2局とも本当に大激戦。
大石六段、竹内四段も本当にお疲れ様でした。。
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対局後のコメント
藤井聡太四段
『最初の飛車交換で形勢を難しくしてしまった。』
『苦しい将棋で、かなり負けに近づいた局面もあった。』
『粘りが奏功して幸運でした。』
『ここまで3敗で来られたことは自分の実力からすると出来すぎの結果だと思うので、結果や勝率を意識せず全力を尽くすことにこれからも集中したいと思っています。』
『連勝が止まっても、これだけ多くの方に駆けつけていただき、ありがたいです。』
次戦の豊島将之八段(現竜王)との対局については・・・
『A級の先生と実践で教わることができるのはとても楽しみです。いい将棋にできるように全力でいきたい。』
竹内雄悟四段
『良いながらもずっと難しいと思っていました。』
『いい局面が無かったので自分の実力不足だったかなと思います。』
『(自分が)読まれているし、(藤井四段の動きが)読めなかった。』
藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??
8月24日(木)棋王戦挑戦者決定トーナメント
対局日 | 8月24日 |
対局相手 | 豊島将之八段(現竜王) |
対局場所 | 関西将棋会館 |
持ち時間 | 各4時間 |
開始時間 | 午前10:00~ |
★中継情報
携帯中継が決まっています。
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