本日11月21日に行われた王座戦第一次予選。

藤井聡太四段の対局相手は平藤眞吾七段。

藤井四段とは3局目の対戦。

126手まで。

藤井聡太四段の勝利となりました。

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目次

藤井聡太四段V平藤眞吾七段対局結果と棋譜

先手番:平藤眞吾七段後手番:藤井聡太四段戦 型:その他

振り駒の結果、藤井四段は後手番となりました(^^;・・・

藤井四段は久しぶりの対局、平藤七段は藤井四段と3戦目。

ということもあり、双方気迫を感じられる対局となりました。

1手~20手目棋譜

1.▲7六歩
11.▲4六歩
2.▽8四歩
12.▽7四歩
3.▲7八金
13.▲4七銀
4.▽8五歩
14.▽7三銀
5.▲7七角
15.▲5六銀
6.▽3四歩
16.▽6四銀
7.▲8八銀
17.▲2六歩
8.▽3二金
18.▽7五歩
9.▲4八銀
19.▲7五同歩
10.6二銀▽
20.▽7五同銀

 
対局は先手の平藤七段は腰掛け銀、後手の藤井四段が早繰り銀模様へ展開していきました。

居玉のまま先に仕掛けたのは藤井四段(18.▽7五歩)

出典:将棋連盟モバイル

21手~40手目棋譜

21.▲2五歩
31.▲3五飛
22.▽7六歩
32.▽6四銀
23.▲2二角成
33.▲2五飛
24.▽2二同銀
34.▽5二玉
25.▲2四歩
35.▲7七歩
26.▽2四同歩
36.▽8六歩
27.▲2四同飛
37.▲8六同歩
28.▽2三歩
38.▽8六同飛
29.▲3四飛
39.▲7六歩
30.▽3三銀
40.▽7六同飛

 
この辺りで、平藤七段が上手く指している様子。

平藤七段としては『歩得』を生かす展開にしたい模様です(35.▲7七歩)
※この時点では、歩得の分先手持ちの局面

出典:将棋連盟モバイル

まだどうなるか解らない状況&難しい局面となってます。

形勢はほぼほぼ互角です。

40.▽7六同飛で、藤井四段は歩を取り返します。

出典:将棋連盟モバイル

41手~60手目棋譜

41.▲7七銀
51.▲6五歩
42.▽7四飛
52.▽5三銀
43.▲8五飛
53.▲7四歩
44.▽8四歩
54.▽8三飛
45.▲2五飛
55.▲6六銀
46.▽7二金
56.▽9四歩
47.▲9六角
57.▲2八飛
48.▽7三飛
58.▽9五歩
49.▲6六歩
59.▲8七角
50.▽5四歩
60.▽8五歩

 
平藤七段、王手飛車ラインに攻撃的な気合の入った一手(47.▲9六角)。

出典:将棋連盟モバイル

藤井四段としても厳しい状態が続きましたが上手に飛車を逃げ(48.▽7三飛)、粘ります(50.▽5四歩)。

そして、銀を引き(52.▽5三銀)・・・流れは藤井四段へ・・・

61手~80手目棋譜

61.▲7七金
71.▲6四同歩
62.▽4二玉
72.▽6四同銀
63.▲8八歩
73.▲5四銀
64.▽6二金
74.▽8七歩成
65.▲7八角
75.▲8七同歩
66.▽8六歩
76.▽4同角
67.▲6七角
77.▲6五歩
68.▽3一玉
78.▽5五銀
69.▲4五銀
79.▲5五同銀
70.▽6四歩
80.▽5五同角

 
81手~100手目棋譜

81.▲7三歩成
91.▲6四歩
82.▽7三同飛
92.▽5六歩
83.▲7六歩
93.▲5六同歩
84.▽3四歩
94.▽6四角
85.▲2四歩
95.▲5五銀
86.▽2四同銀
96.▽5五同角
87.▲3四角
97.▲5五同歩
88.▽3三銀打
98.▽5六歩
89.▲4五角
99.▲5六同角
90.▽2二玉
100.▽5七銀

 
101手~120手目棋譜

101.▲6四角
111.▲5六金
102.▽4六銀成
112.▽4七角
103.▲6五角
113.▲4六金
104.▽3一歩
114.▽8三角成
105.▲6七金
115.▲6三銀成
106.▽6三金
116.▽6七歩成
107.▲7三角成
117.▲6八歩
108.▽7三同桂
118.▽5七角
109.▲8三角成
119.▲5六金打
110.▽6六歩
120.▽5八歩

 
101.▲6四角で、▲7九角と打てば先手平藤七段もリードを維持できたようです。

出典:将棋連盟モバイル

104.▽3一歩で、藤井四段優勢。

出典:将棋連盟モバイル
※この受けが素晴らしい

さらに106.▽6三金が絶妙な一手で、勝勢へ。
※金と桂馬を活用可能へ

出典:将棋連盟モバイル

121.▲5八同金
122.▽3九角成
123.▲1八飛
124.▽5八と
125.▲5八同飛
126.▲3五銀

126.▲3五銀がまた渋く素晴らしい一手。

126手まで。

出典:将棋連盟モバイル

藤井四段の勝利となりました。

本局が終了したのは、22時半。

展開は序盤戦から平藤七段の作戦勝ちのような状況でした。

平藤七段の47.▲9六角から流れが藤井四段に傾きますが、終盤戦まで互いにリードを奪い合う互角状態。

終盤戦、藤井四段が104.▽3一歩の受け~きっちり寄せ切り勝利。

逆転という展開もあり、感想戦は平藤七段も納得できるまで、じっくりと時間をかけてされておりました(*''ω''*)

王座戦は、次戦で豊川孝弘七段VS村田顕弘六段戦の勝者と対戦となります。

藤井聡太四段と平藤眞吾七段の対局前後のコメント

藤井聡太四段

『全体的には自信のない局面が続いていた。』

『(50勝については)1局1局指してきたのが節目(せつもく)の数字となりました。』

平藤七段、藤井四段、熱戦ありがとうございました!(*''ω''*)

藤井聡太四段の次の対局予定はいつ??

11/23の銀河戦は事前収録済(藤倉五段と同日に終了)

生放送の対局は11/24の王位戦、北浜健介八段との対局になります。

【11月23日】VS上村亘四段【銀河戦】

 

棋戦名 銀河戦ブロック戦
対局放送日 11月23日
対局相手 上村亘四段
対局場所
持ち時間 各15分
開始時間 午後8:00~

 
※時間が切れたら30秒、10分間の考慮時間あり
★中継情報

  • ニコ生にて19:00~放送
  • ※有料(ニコ生会員費+銀河戦チケット購入)
    ※冒頭30分間(午後8:00~)のチラ見せ付きで有料です

  • 囲碁・将棋チャンネルにて午後8:00~
  • ※もちろん有料(^-^;スカパーetc

  • Abema、携帯アプリ共に放送ありません

 

尚、前日の22日は銀河チャンネルにて【めざせプロ棋士】藤井聡太四段トーク&解説番組が放送されます。
午後8:00~
『第59回三段リーグ戦19回戦 VS西山朋佳三段戦』を藤井四段が自戦解説☆
※超速▲4六銀戦法VSゴキゲン中飛車
※冒頭放送開始から20分間の無料チラ見せということで有料です(''◇'')ゞ